青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

【片恋物語】高校生編①出会いなんてロマンチックなものじゃない。

【片恋物語】高校生編②変化は突然やってくる。望もうと望むまいと。

【片恋物語】高校生編③落ちるのは簡単。免疫ができてないから。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

ある日、部室でMちゃんとAちゃんが
Sを囲んで何かを熱心に読んでいた。

 


B「何読んでるの?」

 

M「Sが書いた小説だよ」

 

B「……小説書いてるの?」

 

S「うん」

 


私はSの言葉にひどく驚いた。

 


なぜなら私も小説を書いていたから。

 


身近に同じ趣味を持つ人物が、
しかもそれが男子だと思ってもみなかった。

 


初めて知る事実に衝撃を受けながら、
一方でSとまともに喋ったのはこの時が
初めてだということに戸惑いながら、
Sにお願いして私も読ませてもらった。

 


面白かった。わくわくした。

 


すぐに続きが読みたくなった。

 


人の書いた文章を直に読むのが初めてで、
自分と全く違う視点や感性を入れた
物語にとにかく夢中になった。

 

 

 

 

 

この出来事をきっかけに、
私はSや他のメンバーと一気に
距離が縮まり仲良くなった。

 

 

 

 

 

それまで中学の延長線上でしか
なかった部活が一気に色を変え、
部室で皆に会うのが毎日の楽しみになった。

 


1人だけクラスの違う私は
圧倒的に退屈な時間の方が多かったけど、
部室に行けば先輩含め誰かしらいるし、
クラスでは感じない安心感や
幸福感を覚えるようになった。

 


もうこの時には、
私にとって部室は特別な場所で、
部活メンバーは特別な存在になっていた。

 


特に、小説を通じてSの性格や
考え方を徐々に知るようになり、
実際に話してみても気さくで、
その度に共感できる部分があったり
新しい見方に出会ったりした。

 


物心ついてから、こんな風に
男子と話をすることがなかったから、
とにかく新鮮な気分だった。

 

 

 

 

 

Sとの距離が更に縮まったのは、
年が明けてからのことだった。

 

 

 

 

 

④に続きます。↓

 

【片恋物語】高校生編④止める術はない。加速するだけ。

 

 

 

 

 

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