青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

【片恋物語】高校生編①出会いなんてロマンチックなものじゃない。

【片恋物語】高校生編②変化は突然やってくる。望もうと望むまいと。

【片恋物語】高校生編③落ちるのは簡単。免疫ができてないから。

【片恋物語】高校生編④止める術はない。加速するだけ。

【片恋物語】高校生編⑤錯覚しても仕方ない。誰も咎めなかったから。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

あれはバレンタインの数日後。

 


学年末テストを2週間後に控え、
そろそろテスト勉強の計画を
立てなければいけなかった頃だ。

 


なぜかSとデートをする約束をしていた。

 


今では信じられないことだけど、
どうやら自分から誘ったらしい。

 


誘い文句も、Sの返事も、
何にも覚えてない。

 


ただ、
初デートの場所が図書館だったのは、
本好きの私達らしい選択だったと思う。

 


もしかしたら、他にゆっくり話せる
場所がなかっただけかもしれないけど。

 


そんな目的だから、
当然ながら中に入ることはせず、
ロビーでひたすら喋っていた。

 


学校のこと、部活のこと、趣味のこと、
他にも色々、色々。

 


この時を前後して、
Sの書いた小説を読むだけでなく、
私の書いた小説も読んでもらっていた。

 


自分の書いた文章を人に
読んでもらうのも初めてだったから、
最初はすごく緊張したけど。

 


Sは、
「共感できるところがある」とか、
「考え方が好き」とかよく褒めてくれ、
この頃からより創作意欲が
沸くようになった。

 


図書館のロビーで2人並んで座り、
お互いの文章を通して価値観や思いを
ああでもないこうでもないと
話し合っているのが何より楽しかった。

 

 

 

 

 

男友達と一緒にいてこんなに
楽しいと思ったことは初めてだった。

 

 

 

 

 

記念すべき図書館デートが終わった後も、
私達はデートを重ねた。

 


Sの家に遊びにいったことが1回、
私の家にSが遊びにきたことが1回。

 


異性を自分の家に招いたことなんて
なかったから何となく落ち着かなかった。

 


でもやっぱり2人でいると話が尽きず、
あっという間に時間が過ぎた。

 


私の中でSの存在が少しずつ大きく
なっていっていたのは確実で、
Sの方も私の存在がくっきりと形を
作っていたのは間違いないと思う。

 


だから真実が見えていなかったのだ。

 

 

 

 

 

ある1通のメールが来るまで。

 

 

 

 

 

⑥に続きます。↓

 

【片恋物語】高校生編⑥気づいた時には同じ土俵にすら立ってない。

 

 

 

 

 

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