獅子舞の閑話休題 -3ページ目

雲間より覗き見る月いと白く辺りを照らす梅雨の間の夜

19日も昼間小雨がぱらつき、週間予報では金曜から火曜まで雨と曇り。未だ片付けも終わらぬ被災地の方々も大変だと思いますが、頑張って下さい。

此処十年、自殺者が三万人を超えて、昨年は史上二番目の多さだったとか。特に高齢者と働き盛りの30~40代の自殺が目立つそうで、30代では死亡の理由の一位だとか。

仕事が忙しければノルマとプレッシャー、睡眠不足に体調不良。暇だったら経済的不安。どっちに転んでもストレス過多。獅子舞も働き過ぎで身体を壊しました。

人間たまには立ち止まって空を見上げる位の気持ちの余裕は必要ですね。見える事を期待していなかった月が、そう教えてくれました。

食不足売れず喰わずに食べ残し六百万トン無駄に棄てつつ

6/19付読売新聞から。
日本の食糧時給率は現在39%なんだそうで、ようはそれだけ海外から食糧を買っている。で、読売新聞に因ると、日本の食糧の廃棄率は25%(だとか。その内には、売れ残りや食べ残しは勿論、家庭で買われながら手付かずに棄てられるものもかなりあるそうで、「エコ」が盛んに唱えられていても、実態はこんなものですね。
ちなみに、それら残飯の一部は家畜の餌や肥料として再利用されては要るそうです。

同じ日。将来の年金制度維持の為にも消費税引き上げやむなし、の記事も載ってました。ただし、現在の物価やガソリンの高騰を踏まえ慎重に議論していくと。

民主党の小沢さんなんかも「まず緊縮や見直し等やるべき事をやってからだ。」と言ってますが、それは当然の事。そこで獅子舞はひとつ提案をしたいです。まず選挙の運動資金を止めたら、と。

ポスターやビラの節約で資源節約になるし、接待や運動員への弁当等で食糧の節約、さらにそこで浮いた金で赤字の解消と、随分いろんなところで助かると思います。

日本の赤字が700兆円を超えるなかで選挙対策費が議員一人当たり一億円て、おかしいですよね。まず隗より初めよ!

持たぬ国日本に眠る金の山無節操さも時によりけり

6/17付の日経新聞の一面に面白い記事が載ってたので取り上げてみました。

国内でマグロの完全養殖に成功。周回魚と呼ばれ飼育も難しいマグロを卵から完全養殖に成功したということで、絶滅も危惧され水揚げ量の制限も囁かれていたけれど、これで一安心?

日本の金の埋蔵量は世界のそれの16%。といってもこれ、携帯や電子機器等に用いられ廃棄されたゴミの山に眠る量の話。その他にもレアメタルなんかも豊富なんだそうで、中国や韓国、他のアジア諸国との資源分捕り合戦のなか、なんとも心強い話です。

資源といえば、日中合同で天然ガスの発掘に合意したとかで、アメリカでは大規模な風力発電所の計画がスタートするなど、石油高騰が刺激となって一気に代替エネルギーの話が進展しています。自動車業界でも水素を動力とするものや電気自動車の早期の市場投入に向け開発も佳境に入り、早ければ数年以内にも市販される見通しだとか。

エネルギー問題や環境、食糧問題等で人類がこのまま現状を放って置けば後三十年位で滅亡の危機に曝される、等の恐ろしい話もある中、今日はちょっと明るい話題でした。