獅子舞の閑話休題 -5ページ目

船酔いも降りればやがて過ぎるよに災いも又忘れ去るのか

14日朝東北を襲った地震は、千葉でもハッキリと感じる事が出来ました。
此処数年、大きな地震が国内外で頻発しています。そろそろ限界なんですかね、やっぱり。

地球をひとつの生命と考えるのを「ガイア理論」といい、ギリシャ神話の大地の女神に例えているのですが、確かに地球の現状は人間に置き換えるとかなり病状が進んでいる訳で、それを患者の苦痛に耳を貸さずに適当に診察して「もう少し様子を見ましょう」、等と言われた日には、獅子舞なら「訴えてやる!」と癇癪を起こす訳で、恐らく地球もさぞストレスが溜まっているのでしょう。

さて、この「ガイア」なる女神。自分の子供達がやがて自分を殺すと知った夫「ウラノス」(天の神)に食べられたと知って末息子「ゼウス」を夫から隠し、ゼウスに兄弟を助けさせるという、なんとも凄い母親でして、こんな母ちゃんを怒らせたらそりゃあ無事では済まないだろうと容易に想像はつきます。
で、いま人間がやっている事がまさにこの母ちゃんを怒らせているのでは。

蚊や蚤に喰われりゃ寝返りもうてば痒いとこを掻いたりする訳で、虫がどうなろうと知ったことじゃ無いし虫には「死んで貰いたい」ですものね、僕等だって。

夏バテに土用の牛の日の鰻幻の字の付く日も近い

牛肉騒動以降様々なメニューの増えた牛丼屋、今ではすっかり定着し、互いに新メニューの開発に余念がありません。
で、老舗吉野家では期間限定で鰻丼を始めました。

ところでこの鰻、未だ謎が多いそうで。産卵場所も未だ判明せず、養殖もまだ一部でしか成功していないとか。
そうなんです。よく「養殖鰻」といいますが、その大半が「海で捕った稚魚」を「育てた」もので、完全に一から生産されたものではないんですね。しかも日本で高く売れるという理由で中国等でこの「鰻の稚魚」が乱獲され、自然界に於ける個体数の減少が問題になりつつあるそうです。

元々夏場に鰻の売上が落ちる事から始まったと言われるこの「土用の鰻」、実際夏バテ予防には持ってこいなんだそうですが、マグロといい鯨といい、日本の食文化が広まると同時に問題も引き起こしていて、企業も単に売上を伸ばす事だけでなくその影響力も考慮して貰いたい。
ところで「牛」の方ですが、日本はこちらでは妥協せず外圧にも負けず「食の安全」を守るべく頑張っておりますが、お隣りの韓国ではこの「牛肉問題」で政府が安易にアメリカにいい顔をしたために問題が拡大し政府の支持率が低下したそうです。

ふらふらと歩きながらに呑む酒は少量ながら早く廻りて

え~と、前回煙草に税金掛けるなら酒はどうなんだ!、と書いた獅子舞ですが。

酒は百薬の長という言葉もあって、加減さえ間違えなければ健康にはむしろ酔い、じゃなくて善いという事はちゃんと書いておかないと片手落ちですよね。
それでも、酒盛りするために万引きした中学生。みたいな話は煙草ではあまり耳にしないので、やっぱり酒は怖い?

今日はほろ酔い加減(冒頭の歌のように安上がりの酒です)なので、自己弁護した獅子舞でした。