夏バテに土用の牛の日の鰻幻の字の付く日も近い | 獅子舞の閑話休題

夏バテに土用の牛の日の鰻幻の字の付く日も近い

牛肉騒動以降様々なメニューの増えた牛丼屋、今ではすっかり定着し、互いに新メニューの開発に余念がありません。
で、老舗吉野家では期間限定で鰻丼を始めました。

ところでこの鰻、未だ謎が多いそうで。産卵場所も未だ判明せず、養殖もまだ一部でしか成功していないとか。
そうなんです。よく「養殖鰻」といいますが、その大半が「海で捕った稚魚」を「育てた」もので、完全に一から生産されたものではないんですね。しかも日本で高く売れるという理由で中国等でこの「鰻の稚魚」が乱獲され、自然界に於ける個体数の減少が問題になりつつあるそうです。

元々夏場に鰻の売上が落ちる事から始まったと言われるこの「土用の鰻」、実際夏バテ予防には持ってこいなんだそうですが、マグロといい鯨といい、日本の食文化が広まると同時に問題も引き起こしていて、企業も単に売上を伸ばす事だけでなくその影響力も考慮して貰いたい。
ところで「牛」の方ですが、日本はこちらでは妥協せず外圧にも負けず「食の安全」を守るべく頑張っておりますが、お隣りの韓国ではこの「牛肉問題」で政府が安易にアメリカにいい顔をしたために問題が拡大し政府の支持率が低下したそうです。