獅子舞の閑話休題 -7ページ目

前回の続きです。

日本はとかく酒に甘いと言われています。酔っ払い運転しても事故さえ犯さなければ良いとか、めでたい席だから未成年の飲酒も大目に見るとか。考えられない常識(!)がまかり通り、酒の上での失敗を笑い話で平気で語る。
アルコールとニコチンの精神に及ぼす作用を比較検討してみれば、決して笑い事では済まない事は一目瞭然だと思うのですが。

様々な事件が交錯するなか、政治家達の一番の関心事は何でしょう?やはり選挙ですか?

選挙で選ばれた人が国民の事を真剣に考えて政策を行ってくれれば良いのですが、どうにも善意を感じられない。
職業として政治を行うんでもいいですよ、あくまでもプロとして振る舞ってくれるのであれば。

無差別殺人の際よく聞かれるのが被害者の孤独感、という言葉。でも、もっと根本には、自分の未来に対する不安と絶望が有ると思うんです。それは則ち、日本の将来に対する不安と絶望に他ならないと、獅子舞は考えているのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。

目の前の成すべき事を眼を逸らし大事を語る声の虚しき

国会は参議院の問責決議案、衆議院の内閣信任決議案と双方共保身に走り、国民の支持などは関係無い、と言わんばかり。
同じく新聞やニュースを賑わすオリンピック、四川地震の方が重要なんでない?と、ツッコミを入れたくなるのは獅子舞だけでしょうか。どうせなら、仮設住宅早建競争とか被災地整備コンクールとかをオリンピックの種目に入れれば良いのに。

ニュースといえば秋葉原。警察官の数を十倍にでも増やさない限り、この手の無差別事件は対応のしようもないとも言われています。

昨日新聞に煙草の増税を考える、という話が出ていて、獅子舞もヘビースモーカーなので、またか!とため息が出るのですが、そういえばタスポはどうなった?一部では効果も疑問視され、700~800億円の無駄遣いとも言われている。その費用を例えばナイフの購入に対する登録制度とかに廻して置けば、少なくとも事件の抑止に幾らかの効果は在ったのではと思います。

同じく昨日の新聞でサントリーがウイスキーの値上げを発表してましたが、なんと、24年ぶりだそうで、とかく健康等で煙草ばかり悪者扱いされてますが、依存症や事故等で他人に与える被害は酒の方が大きいと思いますが??

雨と陽と繰り返しつつ紫陽花の色を塗り替え時は過ぎ行く

カレンダーに天気を丸ばつで書き込むと、仙人が碁を指しているのか、或は鬼の相撲の星取り表か。まあ、よくも交互に並ぶこと。

気楽に書きたいところなんですが、ニュースは気の滅入る話題ばかりで、何処から手を付ければいいのやら。秋葉原、後期年金、バラバラ殺人…

不思議なもので、これだけ殺伐としていながら、チャンネルを替えると相変わらずどうでもいい番組が大手を振って放送され、漫画や映画ではばら色の未来が描かれている。まるで、全ては人事の様に。

………怖くは無いですか?