*スピササイズ30: 「不足感」を手放す2 | *Blay典子の世界日記*

*Blay典子の世界日記*

四半世紀のリゾート暮らしを卒業後、ディープなフランスで生活しています。父が他界した2004年から始めたスピリチュアルな学びや、浮世離れした日常から見えて来た世界、多文化の中で学んだ事、フランスの田舎暮らしなどなど、私の世界のお話を綴っています。

 マンサックからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。

 

ご縁をいただき、ありがとうございます。

 

いつも懇意にして頂いている大家さんが、約10日間のクルーズ旅へ船

 

彼らの犬デュックと一緒に、一昨日から大家さん宅でお留守番中🐶

 

ちなみに、ローマやシシリー島、スペインなどを廻るそうです。

 

 

驚くのが、船の大きさ🚢

 

 

全長約340mx幅約40mポーンポーンポーン

 

東京タワーが確か330m強🤔だから、それより大きいポーン

 

最高で乗客5,632名+乗員1,648名、計7,280名ポーンポーンポーン

 

7千人以上も乗れる船・・・想像を絶します滝汗

 

何はともあれ、天気予報も良さそうで、いい旅になるよう祈っていますお願い

 

 さて、今日は毎週土曜日にお贈りする

スピササイズ

 

 

初めての方の為に、スピササイズとは…

 

毎日の暮らしの中で、ひらめきと行動を意識すると共に、スピリチュアリティー(精神性)を高め、見えない世界とのつながりを深めていくエクササイズです。

 

フィットネスエクササイズのようにコツコツ続けていき、人生を思いきり楽しめるようになることが目標です。

 

できれば、1から進めていただくことがお勧めです🔽

スピササイズ19より、「手放し」をテーマにお送りしています。

 

 

 

 

これまでに取り上げた「手放し」は

 

 

スピササイズ30

 

  「不足感」を手放す2

 

 

不足感を手放す2つ目の方法は「物に振り回されていないか意識して、物集め以外の目標や娯楽を持つ」

 

欲しい物を引き寄せる為に、「買いたい」「欲しい」という気持ちを手放すことが大切です。

 

ちょっと矛盾しているように思われるかもしれません。

 

が、「買いたい」「欲しい」という気持ちには、今それを持っていないことを認めている気持ちがあります。

 

その「無い」現実を認めている気持ちの方が引き寄せ力が強く、更に「無い」を引き寄せてしまうので「欲望」を手放すことが大切です。

 

物が有り余る日本は、物に振り回されてしまいがちです。

 

前回のスピササイズでもお伝えしましたが、日本は万人の欲を満たす物が揃っている、物質的にとても豊かな国です。

 

物がある分、買い物も楽しいと思います。

 

が、消費欲、購買欲が絶えず刺激されていて、日常的に「欲しい」「買いたい」という気持ちが抜けにくい状況にあると感じています。

 

私が孤島にいた頃。

 

物が限られている島では、買いたいと思うような物もお店も無く、買い物と言えば、食品と生活必需品のみで、楽しいショッピングではなかった為、次第に買い物への興味が薄れて行きました。

 

島では満たされない購買欲を、休暇先の日本やその他の国で、満たしたい気持ちはもちろんありましたが、季節が違ったり、お気に入りの物が見つからなかったり、期待を裏切られることもあり、次第に購買欲が弱まっていきました。

 

幼い頃、父から「典子はお金を使うことしか考えてない」と言われ、バブル期もどっぷり経験した私にとって、自分でも驚くべき変化でした。

 

フランスに引っ越して以来、多少は戻ったと思いますが、お財布を開ける機会は、日本よりも圧倒的に少ないと思います。

 

その理由として🔽🔽🔽

 

🇯🇵日本🇯🇵

  • とにかく店舗数が多い
  • 住宅街にもコンビニや自販機がある
  • 365日ほぼ休みなく、長時間営業している

🇫🇷フランス🇫🇷

 

まずコンビニがありません。

 

日本ほど治安がよくないし、コンビニがないので、夜中にちょっとコンビニに行ってこよう…とはなりません。

 

自販機も駅やサービスエリアで見かけるくらいで、一般的ではありません。

 

近年大型スーパーが夜9時まで、営業するようになりましたが、家で調味料やじゃがいも、玉ねぎなどを切らしたり、買い忘れたりした時、わざわざお店には行かず、ご近所に借りに行くのが普通です。

 

近年、タバコの平均価格が1ケース(20本)11€(約1600円強)と高くなった為、減ったかもしれませんが、タバコの自販機も無いので、喫煙者が近所にもらいタバコに行くのもあるある。

 

同じく、レストランやバーで、喫煙者に貰いタバコをするのもあるあるです。

 

夜や日曜・祝日など、商業施設が閉まっていることで、必然的に消費活動から、完全に離れる時間を持つことができます。

 

 

🇯🇵日本🇯🇵

  • 100均に代表されるような、安くても質の良い品が多い為、お金を使うハードルが低い
  • 安いので、古くなれば買い替えが当たり前
  • 手頃な値段で買える便利グッズがたくさんある
🇫🇷フランス🇫🇷
 
「安かろう悪かろう」が、今も存在しています。
 
2€(約300円)ショップがある街もありますが、100均ほどの安さと質を兼ね備えたお店はありません。
 
けちって安いものを買うと、あっという間にダメになります。
 
近年のエコロジーの観点からも、少し高くても、長持ちするものを使おうという人の方が多いと感じます。
 
衣類だけでなく、家具、生活用品をリサイクル、リユースする仕組みができていて、たくさんの人が活用しています。
 
便利グッズもほとんど見かけません。
 
 
🇯🇵日本🇯🇵
  • 期間限定、新商品の発売が絶えない
  • 流行り物やスイーツが毎年変わる
 
🇫🇷フランス🇫🇷
 

フランスではあまり見ない現象です。

 

 

🇯🇵日本🇯🇵

  • ブランド好き
🇫🇷フランス🇫🇷
 

フランスは、言わずと知れた多数のハイブランド発祥の地です。

 
が、フランス人は、日本人が買い求めるようには、ハイブランドを買いません。
 
ハイブランドは、生活全般にトータルリッチな背景があって、初めて映えるファッションで、小金持ちが中途半端に身につけるのは俗っぽい、という感覚があるようです。
 
大人がそうなので、若い世代のファッションも、手頃そうな物を着ていて、ブランド品を持ち歩いている子など見たことがありません。
 
パリのハイブランドのブティックに並んでいるのも、ほとんど観光客がメインです。
 
フランス人は、マークを見て、一目でわかるような物を嫌う傾向もあります。
 
 
🇯🇵日本🇯🇵
  • メディアのお金持ちの取り上げ方が異常
🇫🇷フランス🇫🇷
 
フランスには、路上生活者が33万人を超えていて、人口の約15%強が貧困層だと言われています。
 
そんな環境で、メディアがお金持ちや、その持ち物を取り上げることはありません。

 

また、フランスでは、文化や知性、人となりが重んじられ、おバカを売りにしている人はいず、金銭的に裕福なだけの人は、全然良く思われない傾向にあります。

 

そのせいもあってか、フランスで高級車を見かけることは他国よりも少なく、政治家は特に批判の対象となりやすい為、マクロン大統領でさえ、乗っているのはプジョー5008という約3万5千€(約530万円)です。

 

また、治安の問題もあります。

 

日本は治安が良いので、巨万の富を持っていることを、メディアで取り上げられても大丈夫なのかもしれませんが、フランスでは犯罪者のターゲットになる可能性があります。

 

それともう一つ。

 

年間休暇が5週間あるので、ブランドよりも休暇に費やされているものと思われます。


 さて、Yahoo!のトップページを比べてみましょう。

 

残念ながら、日本のYahoo!は、ヨーロッパでは閲覧できなくなってしまったので載せられませんが、フランス、アメリカのYahoo!のトップページはこんな感じです🔽

 

 

🇫🇷フランス🇫🇷

 

 

🇺🇸アメリカ🇺🇸

 

 

日本のYahoo!は買い物情報、買い物アイコンが満載だったと記憶しています。

 

インスタやブログをはじめとしたSNSから受ける影響も、甚大です。

 

 物質に焦点が当てられれば当てられるほど、物欲は刺激されます。

 

日本にいると、それが普通なので、ほとんど意識されないと思いますが、物に振り回されていないか、少し考えてみましょう。

 

「買いたい」「欲しい」という気持ちが、小さくても慢性的にあると、それは無意識のうちに「無い」という現実を強め、更に「無い」を引き寄せます。

 

消費生活から距離を置くコツは🔽

 

*買い物に関係することが頭に浮かんだ回数を意識して、その思いを「キャンセル・キャンセル」「無し・無し」などとつぶやいて、消してみる

 

*買い物をメモして、「今日、この帰りに何買うんだっけ?」「明日これ買わなくちゃ」という考える回数を減らす

 

まとめ買いで、買い物に費やす時間を減らす

 

*自分へのご褒美を物以外にする

 

それには、物を買う、物集め以外の娯楽を持つことが大切です。

 

物を目標にしていると、何かを得たら、また次は・・・とキリがありません。

 

買い物依存症という病気があるとおり、物では心の不足感、空虚感を埋めることはできないことに気づきましょう。

 

物集めはほどほどに、自分の心が本当に求めていることは何か、時間をとって、じっくり考えてみましょう。

 

 ではまた次回、À la prochaine !(ア・ラ・プろシェンヌ!)