ブリーブ・ラ・ガイヤードからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。
ご縁をいただき、ありがとうございます。
さて、早速ですが、今日は毎週土曜日にお贈りする
スピササイズ
初めての方の為に、スピササイズとは…
毎日の暮らしの中で、ひらめきと行動を意識すると共に、スピリチュアリティー(精神性)を高め、見えない世界とのつながりを深めていくエクササイズです。
フィットネスエクササイズのようにコツコツ続けていき、人生を思いきり楽しめるようになることが目標です。
できれば、1から進めていただくことがお勧めです🔽
スピササイズ19より、「手放し」をテーマにお送りしています。
私は、2004年に父の介護から他界を経験しました。
最も身近な人との死別を経験して初めて「人は死してどうなるのか」「なぜ生まれ、そして死ぬのか」に興味が湧き、精神世界の本を読むようになりました。
当初、「死」について知ることが、運気を上げるコツに繋がっているとは思いもしませんでしたが、結果として、そうなっていました。
人生は自分次第で、良くも悪くもできます
「運気を上げる」ためには、「引き寄せの法則」を理解し、実践するのが、一番確実かつ楽しい方法です。
自分と全く同じものが引き寄せられるので、自分が良い状態でいることが大事です。
ネガティブな思いやモヤモヤがあると、どんなに小さくてもそれらが引き寄せられてしまうため、ここしばらく、色々なものの「手放し」をスピササイズのメインとして、お伝えしています。
これまでに取り上げた「手放し」は
スピササイズ28は
「無駄な気遣い」を手放す
私が「無駄な気遣い」と感じるのは、気遣い過ぎて、言葉の足りないコミュニケーションです。
前回の「本音と建前を手放す」にも書きましたが、日本人は小さい頃から「他人に迷惑をかけないように」「空気を読むように」言われて育ちます。
が、実はこれ、コミュニケーションを取る上で、とても高い能力を求められていると思います。
言葉を交わさず、自分の頭で相手が何を言おうとしているのか、この場はどうすべきかなどを考えて、「気」を読み取り、その全てを瞬時に行い、乗り越えようとしているのですから、それはなかなか難易度の高い作業だと思います。
フランス人の中にも気を遣う人はいますが、いわゆる日本人的な「空気を読む」という感覚はなく、フランス語にもぴったり当てはまる単語がありません。
思っていること全てを話しているのでは?と感じるフランス人は、よく会話するため、空気を読む必要がありません。
フランスにいて、本当に楽だなぁと感じる、一番好きな所です。
一説には、狩猟民族である欧米人は、狩りに出ると様々な部族と遭遇するので、笑顔と会話で敵意がないことを示すことが、身の安全につながり、それが現代まで習慣として残った。
一方、農耕民族であった日本人は、農作業中、身内同士は「阿吽の呼吸」で、意思疎通を図ることが多かった。
また、初対面の人に遭遇する機会があまりなかった為、表情が乏しくなったのではないかとのこと。
表情については、感情を表に出さないことを美徳とする文化もあり、「気を読む」同様に、教育されてきたことだと思います。
「気」を読む上で、大事な手掛かりとなる表情さえ乏しいのですから、日本で当たり前に求められている「空気を読む」ことは、かなりレベルの高い感知能力が求められていると思います。
古代、農耕をしていた時代には、狭い社会で一定の場所にいて、長い時間を共に過ごすうちに、「阿吽の呼吸」で通じ合えるようになっていったのではないかと想像します。
でも、現代は皆、忙しく、大量の人が行き交い、日常が騒がしく、社会通念や生活環境も大きく変化しました。
そんな中で、子どものうちから「空気を読む」ことを求められるのは酷だと思います。
「阿吽の呼吸」も、じっくり時間を費やして、互いの理解を深めて築いた、信頼関係という下地があってこそ為せる技。
何の関係性もないまま、「気」を読むのは不可能で、「言わなくてもわかるはず」は、はっきり言って幻想、思い込みです。
気を遣い過ぎるあまり、言葉が足りず、いざこざやもやもやの原因になっているのを、ドラマでもよく見かけます。
特に恋愛ドラマは、昔から「どれだけ、すれ違わせるか」にポイントがあったと思います。
携帯電話の登場で、だいぶ作りづらくなったと聞きますが、今だに、ある人が言った一言に「あれは一体どういう意味?」と、あれこれ気を巡らして、モヤモヤする場面をよく見かけます。
自分一人で、あるいは本人以外に相談して、ああでもないこうでもないと散々モヤモヤした挙句、本人に聞いて「なーんだ」とホッとする・・・
私はその悶々とする時間が苦手で、面倒臭ーいと感じてしまいます。
その場で解決することが出来た可能性もあったのに、良くも悪くもあらゆる可能性に妄想を巡らせ、モヤモヤする時間が無駄に思えてなりません。
日常的にも「私と同じ考えだと思っていた」「言ってくれたら良かったのに」など、会話をしてさえいれば、避けられるトラブルが少なくないと思います。
無駄な気遣いを手放すには、何と言っても、会話を増やして、明確にわかるコミュニケーションを取っていくことです。
人の気持ちは、はっきりしたコミュニケーション無しには、知り得ることはできません。
会話が足りなければ、必ずモヤモヤするし、モヤモヤすればするほど、あなたにはモヤモヤが引き寄せられてしまいます。
良い関係を築きたい人とは、出来るだけ実際に会って、出来るだけ正直な気持ちで大いに会話して、一緒に過ごす時間を重ね、関係性を築いていくことが大切です。
家族内でも同じこと。
そっとしておく為に話しかけないのではなく、出来るだけ会話することが大事です。
両親を亡くして、既に10年以上になりますが、もっと会話しておけば良かったなと思います。
生きているうちにしか、出来ないことを大切に
まともに話せる時間も大切に
無駄な気遣いを手放して、明確な形で、より良い関係性を築いていきましょう。
無駄な気遣いを手放すと、あなたの心は何倍も軽くなると感じられるでしょう
ではまた次回、À la prochaine !(ア・ラ・プろシェンヌ!)