《あなた》のところに急にお客さんが来なくなったのは

「それに見合った価値を……」

すでに起業している方で、

割とスムーズに起業できた

っていう人もいると思うんですけど。

そうでない人でも

起業して

しばらく活動していると

必ず経験することっていうのが

いくつかあるんですね。

その中で

《急にお客さんが来なくなった》

っていうことがあります。

これ、

必ず来ます。

絶対来ます。

たとえ

”今”《あなた》のところに人が集まっていたとしても

どこかのタイミングで

来なくなるってことが起こるんです。

売上が下がる時期っていうのが。

こういう時って

不安ですよね。

怖くなりますよね。

そういう

今まで人が集まってたのに、

急にお客さんが来なくなったっていうことで

”今”不安を感じている《あなた》へ。

ウエダミツトシです

こんにちは

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いくつか理由はあると思うんです。

例えば、

マンネリ化してきた

だとか

同じようなことをやっている競合が増えた

だとか

提供している商品やサービス自体が古くなってきた

だとか

まあ

原因を挙げていったらキリがないんですけど。

そのどれもが当たっている可能性は

きっとあると思うんですね。

ビジネスをしていて

日々

色んなことが起こるわけですけど、

たった一つの原因だけで起こることって

ほとんどないので、

様々な要因が複雑に絡まり合って

色んな事が起こると。

それで

明確な

とってもわかりやすい原因があったとしたら

それを改善すればいいとは思うんですけども。

起業して

何十年もやってきたっていうキャリアがなかったら、

《急にお客さんが来なくなった》ら、

そりゃ当然

不安になるじゃないですか。

誰しもがなるってもんじゃないですか。

そういう時に

「飽きられてきたのかな」とか

「あの人のところの方がなんか良さそうだしな」とか

「時代の流れに合ってないのかな」とか

って思って

感情的に不安定になってしまうことってあると思うんです。

当然だと思います。

じゃあ

そういう時に

どうすればいいかってことなんですけど。

勿論

自分の目の前で起きている現象っていうのは

事実なので、

たしかに

《お客さんが来なくなっている》ことから

目を背けたらいかんのですけど。

その事実ばかりに意識を向けていても

状況っていうのは改善していかないばかりか

どんどん不安になっていくだけなので、

そうなると

勝手に

頭の中で

どんどん妄想が膨らんでいって潰れてしまうと思うんで。

ちょっと

視点をズラしてみるといいんじゃないかなと思うんです。

”今”目の前で起きている現象というのは、

全部が全部

”結果”なので、

その中から

その”結果”になった

という”原因”を探ろうとしても

それはすべて”後付けの理由”なんですよね。

（だからといって間違っているとかそういうことじゃない）

たしかにそれはそうかもしれないんだけど、

じゃあ

全員がそうなるかっていったら

そうとも限らない。

その”原因”らしきものはあるけど、

きっとそれだけじゃないはずなんです。

なので、

目の前の現実を直視して

そこから改善できるポイントを探るってことは

当然していかないとってところではあるんですけど、

そんなことよりもまず、

《あなた自身がそれやってて楽しいか？》

ってところがとっても重要だなと思うんです。

事業として

カウンセリングなり

セラピーなり

コーチングなり

そういう活動をしていくと

自分でも気が付かないうちに

いつのまにか

《お客さんのために》

っていう意識が出てきちゃうものだと思うんですね。

それって

とっても大事なところなんですけど、

それをやってて

同時に

《自分が楽しいかどうか》

ってところが

抜け落ちちゃう可能性があるんです。

そうなると

当たり前の話しなんですけど、

自分の中で

それやっててなんか楽しくない、

違和感がある

ってことが起きてきます。

でも、

その時は

まだ自分のところにお客さんが来てくれているから

その小さな”違和感”をスルーしちゃうんですけど、

心の中では

なんか疲れている……

なんか違う……

みたいな感覚があって。

それを

そのまま放置し続けると

その時は

”たまたま”かもしれないんですけど、

急にお客さんが来なくなった時に

どうしていいかわからんくらい

めっちゃ不安になるもんなんですよこれが！

僕の経験でいうと

《読演会》というお話会をやってるんですけど、

一時期値上げしたときがありまして。

《値上げ》自体がどうこうって話しじゃないんですけど、

その時に

僕は

心の何処かで

《値上げしたからには、それ相応の価値を提供しなければならない》

みたいな意識が芽生えちゃってたんです。

別にそれが悪いってわけじゃないんですけど。

そこに

《自分がやってて楽しかどうか》

っていう視点が

完全に抜け落ちちゃってた時があって。

そうすると

実際にやっていることは変わってなかったので、

やってる時は楽しかったんですけど、

気分がね

なんか違うんですよ。

なんか変……。

不思議なもので、

そういう気分になってる時って

ほんとに面白いんですけど

現実的に

全然人が集まらなかったんです。

それで

「あれー、なんか変だな」

って思って、

色々と考えてみたんですけど。

自分では全然わからなくて。

不安だけが大きくなっていく感じ。

オレ、今ヤベえぞっていう。

僕の場合は

やっぱり人に恵まれてるなっと思ったんですけど、

すごく良いタイミングで

ある人から

アドバイスをいただきまして。

「今、楽しくないですよね？」

って。

「読演会をやり始めた時の意識、今、全然”ない”ですよね？」

って言われて。

「ぬ、ぬ、ぬおおおっ！！」

ってなって。

こ、これはいかんと思って、

元の料金に戻したんです。

ここで大事なのは、

《値上げ》がとうとか

《値下げ》したらいいとか

そういう

目に見えるようなことでは全然なくて。

それをやってて、

自分がどういう気分になっているか。

居心地はどうか。

そもそも楽しいかどうか。

そういう

《自分を自分で楽しませているか》

ってところが大事だっていう話しなんです。

そこから

少しずつ

自分の中で

そのポイントは外さないように

続けていった結果が

”今”です。

すぐに改善したわけじゃないし、

すぐに”どんっ”て人が増えたわけじゃない。

ほんとに

少しずつだったけど、

”今”の状態になってきたわけで。

はじめは

《好きな本の話しを色んな人とできたらいいな》

っていう程度の想いだったんです。

そこを忘れてというか、

それを

わざわざ

人に価値あるものを提供しなければならない

という意識に

誰からも頼まれてもいないのに

勝手にそれをやろうとしてたんです。

そりゃ

誰も来ねえわと。

余計なお世話だもんね。

こういうことを言うと

安易に

《じゃあ、値下げすればいいのか》

ってなる人もいるんですけど、

それは完全に間違いです。

ただ

僕の場合は

自分の気分を元に戻すというか、

居心地よくするために

《値下げ》したってだけの話しです。

これは人によっては

逆に

《もっと値上げする》

ってことかもしれないし、

《他の人とコラボする》

ってことかもしれません。

ほんと人それぞれです。

《何か》をやれば《必ずこうなる》

ってことはひとつもないので。

特にビジネスなんて

日々の状況によって

それも目まぐるしいスピードで

色んなことが変化していくので、

昨日やってうまくいったからって

今日同じようにやればうまくいく

なんてことは言えないわけです。

だからこそ、

《あなた自身がそれやってて楽しいか？》

ってところを

常に意識しておくといいんじゃないかなと思います。

売り上げがどんどん上がっている時期は

上手くいっているので、あんまり上手くいっていない部分に目が行きません。

売り上げが上手く行かない時期だから

どこが上手くいっていなくて

何に余分な経費がかかっていっているかを確認しやすくなります。

そのとき、大事なのは自分の感情です。

売り上げが下がっている

ダメだ。

このまま下がったらどうしよう。。。

みたいな感じだと思考も前向きになれませんし

仲間や従業員にもそういう感情が伝わり全体が良い方法に進みません。