今年もバレンタインにまた
練と麻生の関連本を再読しました。
2月が近づくにつれて
早く読みたい気持ちがどんどん強くなり
ウズウズしてました(笑)

いくつかのシリーズをまたいでいますが
時系列順に読んでいっています。
たぶんハナちゃんシリーズが
時系列では一番新しいはず…。

1冊読了するたび読メに感想をあげてましたので
こちらではまとめて再読記事にしたいと思います。
感想は全て読メからのコピペです。
冊数が多いので2つに分けてのupとなります。

なお、読メでつぶやいたものも
関連つぶとして記事に入れています。

【関連記事】
聖なる黒夜(上)   聖なる黒夜(下)
所轄刑事・麻生龍太郎
私立探偵・麻生龍太郎
★RIKOシリーズ
 RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠―
 聖母(マドンナ)の深き淵  月神(ダイアナ)の浅き夢
★ハナちゃんシリーズ
 フォー・ディア・ライフ  フォー・ユア・プレジャー
 シーセッド・ヒーセッド  ア・ソング・フォー・ユー

所轄刑事・麻生龍太郎 著者:柴田よしき
新潮文庫 非BL作品 2009年8月
★★★★
所轄刑事・麻生龍太郎 (新潮文庫)/新潮社
¥594
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
麻生龍太郎は、二十五歳の新米刑事。 
下町を管轄する高橋署の刑事課強行犯係に配属され、ささいな障害や器物破損事件にも、
犯人の心に深い闇が潜み、傷つき泣く人がいることを知ってゆく。 
そして次々に起きる事件は、恵まれた警官人生を歩みながら、人には明かせぬ秘密を抱えて生きる麻生自身をも変えていった――。 
のちに凄腕刑事となる男の「それ以前」を描いたミステリー連作短編集。 ◆


今日は聖なる黒夜の日なので
聖黒再読する前にこちらも再読。

新米刑事としての麻生龍太郎が描かれるこの本、
自分自身を掴みかねている若き日の彼には
聖黒および他のシリーズでの麻生像の片鱗がそこかしこに。
流され侍といった印象の彼は
自身のセクシャリティについても曖昧である。
それが及川との関係性によって表現されていて、
麻生の心情を読むと及川が不憫に感じてしまう。
及川、切ない……。
では、続けて聖黒読みます!
(読了日2015/2/14)

聖なる黒夜(上) 著者:柴田よしき
角川文庫 非BL作品 2006年10月
★★★★★涙
聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)/角川書店
¥885
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
東日本連合会春日組大幹部の韮崎誠一が殺された。
容疑をかけられたのは美しい男娼あがりの企業舎弟……それが十年ぶりに警視庁捜査一課・麻生龍太郎の前に現れた山内練の姿だった。
あの気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。
幾つもの過去に追いつめられ、暗い闇へと堕ちていく――。 
ベストセラー「RIKO」シリーズから生まれた究極の魂の物語、ついに文庫化! 
上巻に本書サイド・ストーリー『歩道』を書籍初収録。 ◆


今年は2月14日に再読開始。

事件の真相も物語の展開もわかっているけど
濃厚な聖黒の世界にぐいぐいと引き込まれて読みふけった。

バレンタインデーの夜が明ける頃、
自分自身と自分の人生に愛想が尽きた
山内練が横たわった小田急線の線路。
そのフェンス脇で韮崎の通夜をする
練と麻生のシーンが胸に来る。
麻生の台詞、練の台詞に、涙がじわり。

そして巻末に収録されてる番外編がまた切なくて…。
読めば読むほど練が愛おしくなる。
(読了日2015/2/15)

聖なる黒夜(下) 著者:柴田よしき
角川文庫 非BL作品 2006年10月
★★★★★涙
聖なる黒夜〈下〉 (角川文庫)/角川書店
¥802
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
聖なる日の夜、一体何が起こったのか。 
ひとつの事件を通して暴かれていく麻生龍太郎と山内練に秘められた壮絶な過去。 
さらに事件は新たな殺人事件を招き、人間の愛憎、傲慢、悲痛な魂の叫びを曝け出していく。 
二人はこの暗黒の絶望の淵で何を決断したのか。 
息をもつかせぬストーリー、幾重にも張られたミステリ、そして人間の罪と罰を描破した孤高の大長編!! 
下巻に本書サイド・ストーリー『ガラスの蝶々』を書籍初収録。 
解説・三浦しをん ◆


本年度の聖黒再読完了(笑)

起点はあれど、交わり紡がれることはなく
小田急線の線路上で消え去るはずだった物語を繋げたのは
韮崎の気まぐれ。
まさしく運命の聖なる夜。

上巻で麻生が韮崎を
「ひとりだけ先に楽になったずるい奴」
と表現しているけれど、
韮崎にしてみれば練の心の中から
麻生を追い出すことが出来ないまま戦線離脱させられて
さぞや口惜しかったのではなかろうか。

下巻終盤の
「生き残ったらあんたの夢を継いでやる」
という練の韮崎への想いを
あの世の彼はどんな顔で聞いていただろう。

そしてラストの練の麻生への問いが深く重い。

関連つぶ:聖なる黒夜〈下〉 >>
聖黒を再読し終えたら
続けて二人が出ている他作品も再読したくなるやもと
密かに予想してたけど案の定、
二人をまだまだ追いかけいたい気持ちになってます。
未読の1月新刊も残り1冊だし読んじゃおうかな。
積読の山からは目をそらして(笑)
(読了日2015/2/15)

私立探偵・麻生龍太郎 著者:柴田よしき
角川文庫 非BL作品 2011年9月
★★★★
私立探偵・麻生龍太郎 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥802
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
「わたしの宝石を探して貰いたいの」 
刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。
東京地検の元検事で弁護士を営む早坂絹子とは旧知の仲だったが、叔母から譲り受けた指輪が盗まれたという。 
唯一の手がかりである叔母のかつての婚約者を訪ねた麻生は、やがて予想外の事実に突き当たり……。
(「CARRY ON」より) 
麻生龍太郎と山内練の宿命――「RIKO」シリーズへと連なる魂を揺さぶる連作ミステリ。 ◆


練と麻生追っかけでこの本も再読。
なので感想は二人についてだけ(笑)

量的には少ないけど聖黒後の二人の様子が読めて嬉しい。
麻生が練を通い猫のようだと思っているのがなんだか微笑ましい。
少し寂しさも感じるけれど。
でも彼らの間には重い問題が横たわっていて…。

変われると言う麻生と
変われないと言う練。

そもそも練を変えてしまった元凶が麻生なわけで。
だからこそ麻生は練を
なんとか日の当たる場所へと必死なのだろうけれど。

聖黒終盤の命の危機にさらされながら
「生き残ったら…」という練の意志が思い起こされる。
あの時から練は決めていたのだろうか…。

関連つぶ:聖母(マドンナ)の深き淵 >>
練と麻生追っかけで『私立探偵・麻生龍太郎』再読し終えて、
今度はこの本を再読し始めました。
どこまで追いかけるんだろうな、私(笑)
(読了日2015/2/17)

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