皆さま、おはようございます!!

コラムニストの尾藤克之です。

 

3月30日(水)イベントをおこないます
場所:サンクチュアリ出版 イベントホール

 

『ちょっとしたことで差がつく 最後まで読みたくなる 最強の文章術』を出版。

著者19冊目です。2月28日(月)発売。

 

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■バブルってどんな時代なの?

皆様はバブル時代をご存知ですか。絶頂期の1989年12月29日、日経平均株価は終値で、38,915円87銭を記録し、誰もがこの好景気の拡大を疑いませんでした。

 

私は学生でしたが、銀行に就職した大学のOBに「賞与が立つ」という話をされたことがあります。これは「賞与が札束で支給されるので封筒が立つ」という意味です。

ある大手不動産会社の入社案内の表紙はギリシャのパルテノン宮殿でした。ページをめくると「100億円を動かす男」と称して新入社員が紹介されています。就職活動の選考ではタクシーチケットが配布されました。

 

その後、バブル経済の崩壊は突然やって来ます。とはいっても、ある瞬間に発生した現象ではありませんので、「バブル崩壊を体感」できたわけではありません。誰もが、バブル崩壊と気が付かず、数年間を掛けて生じてきた社会現象だったのです。
 

バブル崩壊からほどなくして、日本は高齢化社会に突入します。社会保障費などの国民負担は年々増加していきます。賃金は2002年を境に下がり始め、日本は「失われた30年」と呼ばれる経済の低迷期に突入します。


バブル経済を知っている管理職は、今の若者を「やる気がない」と揶揄します。私たちも、同じように言われてきました。熱があって会社を休もうものなら、「やる気がない」と言われます。会社に出社して上司チェックのもと、体調が悪いと認められたときのみ早退ができました。

 

しかし、風邪を治す期間の猶予は与えられません。翌日は平常出勤です。翌日までに治っていなければ「あいつはやる気がない!」とさらに評価が下がります。


残業で遅くまで残っているのも当たり前でした。仕事があるとか効率性の問題ではなく、上司より先に帰ることができないのです。上司から「よし、これから一杯いくか?」と言われたら、時間にかかわらず付き合うのが当たり前でした。TVでは「24時間戦えますか」というCM(時任三郎のリゲイン)が人気でした。


しかし、バブル時代のサラリーマンにあって、現代のサラリーマンにないものもあります。それがキャリアビジョンです。バブル時代は多くの企業でビジョンが共有されたものです。

入社3年以内にリーダーに昇格して、30歳代前半でマネジャーか課長に昇進しチームを任される。30代後半で部長に昇進して、子会社の役員に出向。もしくは本社の事業本部長を目指す。接待費で銀座で飲み、タクシーチケットも使いたい放題…バラ色の人生です。


今のサラリーマン、とりわけ若い世代はこのようなビジョンを描ける環境には置かれていません。将来が見えにくいですから、やる気も踏ん張りも利かなくなっています。成果主義、長時間労働、滅私奉公を要求されるなかで、燃え尽きてしまうのです。しかし、会社に在籍するなら、期待される成果を出し続けなければ会社には残れません。

 

■どんな人が生き残るの

会社にいる40代以上の人は、上からガツンと怒鳴られ怒られダメ出しされて育ってきた世代です。上司にかなりキツいことを言われながら仕事をしてきています。しかし、今の若手は怒鳴られた経験がありません。パワハラが問題になり、上からガツンと怒鳴ったりダメ出しばかりするのはよくないという風潮になってきたことも影響しています。

 

草食系と呼ばれている世代と上司の世代には、ジェネレーションギャップが存在します。理不尽な上司と対峙するために「メンタルを強くしたい」と言う人がいます。筆者は人事の専門家として多くのアセスメント開発に関わってきました。その経験から話すと、メンタルはいくら鍛えても強くはなりません。鍛えようと頑張ることでストレスを抱えてしまったら逆効果です。


上司が変わることに期待したいという人もいるでしょう。しかし、あまり期待しないほうがいいでしょう。人を怒鳴る行動は反射的に起こるものです。熱いものを触ったら「アチっ」と手を離すことと同じです。そのまま触っていたら大やけどをして命を危険にさらします。怒鳴るのも同じと言えます。「瞬間スイッチ」ですから防ぐことはできません。


最近、怒りを感じたら6秒数えようというアンガーマネジメントの「6セカンズ」理論が流行っていますが、これでは瞬間スイッチを抑えることはできません。上司が理論を学ぶことで知性が豊かになることは考えられますが、それに伴い怒鳴る行動が改善するとは思えません。
 

ではどうすればいいのでしょうか? それは怒鳴られないための行動を取る以外にありませ
ん。それが「すぐやる」ことです。すぐやることで上司のストレスから解放されます。仕事のスピードもアップします。あなたがすぐやれば、上司の行動も変わるはずです。

 

・人の怒鳴る行為は簡単には抑えられないもの。
・上司のストレスから逃れる有効な方法はすぐやること。
・すぐやることは、仕事のスピードもアップにもつながる。

 


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ちょっとしたことで差がつく「最強の文章術」セミナー

■イベント概要
◎日時:2022年3月30日(水)
18:30オープン(入場開始) 19:00開始~20:30終了
◎会場:サンクチュアリ出版 地下1Fイベントホール
(東京都文京区向丘2-14-9)http://bit.ly/2rKhlUH

※なお、当日は私の本を担当した編集長も出席します。面識になりたい方はぜひ。

会場参加の方にはプレゼントをご用意します。
献本されたもので良著のものを人数分持参します。あとは、男性からよく聞かれる眼鏡。私はすべて伊達メガネとして使用しています。新品2本と、泰八郎謹製の眼鏡の合計3本(オンライン購入したのですがサイズが合いませんでした)。こんなデザインです↓↓

 


 

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