皆さま、おはようございます!!コラムニストの尾藤克之です。
『最後まで読みたくなる 「アクセスを稼ぐ 文章術」』を出版。
著者19冊目です。2月28日(月)発売。
3月30日(水)にイベントをおこないます。
場所:サンクチュアリ出版 イベントホール
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次はデータを効果的に活用した事例です。この記事は、大学生の学力低下を唱えるオピニオンに対しての反論です。私が実際に調査をしたところ、上位の学生の偏差値は、いまも20 年前も変わらないことが明らかになりました。
大学の入学定員が変化しないで少子化が進んでいる以上、どの大学においても学力が低下したと感じるのは当然であることを、文科省や厚労省のデータを交えて論考しています。
しかし、18歳の受験生の学力レベルは、1990年と2010年を比較してそれほど変化はありません。大学の入学定員が変化しないで少子化が進んでいる以上、どの大学においても学力が低下したと感じるのは当然です。
学力が低下して見えるのは少子化に連動して大学の数や定員が減っていないからです。1990年と2010年を対比させても低下しているとはいえないのです。
2000 年のはじめ、日本では子供の学力低下が問題視されました。文部科学省は「学力低下」の原因とされた「ゆとり教育」からの政策転換をおこない、新学習指導要領が実施されるに至っています。
「学生の質が低下している」という話をよく聞きます。学生の質の定義をどのようにとらえるかですが「学力(偏差値)」という観点で見るなら学生の学力は低下しているわけではありませんでした。偏差値については、1990 年と2010 年を比較すると、偏差値が低くなるほど1990 年と
比較してギャップが大きくなり下がっているます。
これは、少子化により18 歳人口が減ったにも関らず、大学進学率は高まり大学の数も増えた結果、1990 年当時であれば大学進学をしなかった層が大学に進学していることが要因です。さらに、学生の能力低下の根拠として指摘されている、PISA 調査の問題点も指摘しました。
データや分析結果を交えた論考は説得力があります。さらに反論するには、根拠のあるエビデンスを用意しなければいけなくなるからです。エビデンスとして評価できる上質な情報(公的機関、シンクタンクなど)のデータを活用し、自分の意見を明確に主張することで重みが増してきます。反論をする際には上質な情報を活用することが大切です。
<お知らせ>
「枠にとらわれるな!最後まで読みたくなるアクセスを稼ぐ文章術」
■イベント概要
◎日時:2022年3月30日(水)
18:30オープン(入場開始) 19:00開始~20:30終了
◎会場:サンクチュアリ出版 地下1Fイベントホール
(東京都文京区向丘2-14-9)http://bit.ly/2rKhlUH
※なお、当日は私の本を担当した編集長も出席します。面識になりたい方はぜひ。また、ご参加いただいた皆さまにはプレゼントを用意いたします。詳しくは後日発表します。
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