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今日のテーマは
美容室専売5社のカラー剤をアッシュでいろいろ比べてみた
です。
最終的な結論を今日は深く書いているので長いですが最後までお読みいただけたらと思います。
最近流行の外国人風カラー!?ブルージュ!?グレージュ!?
それに対しての基本ベースとなるのがアッシュですので単色で1色ピックアップしてみて色だけでなく質感・香りなども比べてみました。
アッシュと言っても各メーカー何種類も出していますし色味的には一概に評価できませんがスタンスは理解できますのでその辺を少し解説します。
見ている方の固定観念が出るのも嫌なので色味は見にくい写真ではありますがフラットな状態で見ていただき単純に感じてもらえればと思います。
尚、手触り・質感・香りなどは写真ではわからないので私の感想を一意見として聞いてください。
使用メーカーは私自身が固定観念を持たないようにメーカーからの講習などを聞いていないメーカー(使用したことはある)としました。
講師として携わったメーカーもあるのでそこも外しています。
あと今現在販売されていますがその中でも昔からあるカラー剤から新発売カラー剤までをピックアップしています。
時代に応じてのスペックの違いなどもありそれも楽しいかなと。
最初はメーカー名も品番も出さずに写真をあげて私の見解を話していきます。
あくまでも私の見解です。
書いている時点では私自身もどれがどこのメーカーかは知りません。
スタッフに協力してもらい伏せてもらっています。
最初にベースの毛束。

13~14トーンで実際は少し赤みかかってます。
アミノ酸系シャンプーで洗った後に濡れた状態ですべてのカラー剤を塗布します。
間の工程の写真もありますがあまり意味無いので省略します。
すべて同一の方法で放置時間も25分で統一しています。
使用するカラー剤のトーンは全て各メーカー基準の8トーンの6%です。
では仕上がり

左から①②③④⑤とさせていただきます。
まだメーカー名などは伏せておきます。
写真では色味しかわかりませんがどうぞ固定観念を持たずに見てください。
色味が良い悪いとか好き嫌いとかでもなく見てくださいね。
少し違う角度からも


↑この画像は下から①②③④⑤です。
見ている画面で色味は少し違うとは思いますが大まかにはわかると思います。
まず色味
①は染料が比較的強いですね。ブルーが強く入っていると思われます。
入りも良く13トーンベースでかなり沈みます。
8トーンより沈んでいます。
新生毛にはこれくらいブルーの染料が入っている方がアッシュのくすみは出ますね。
しかし既染毛や退色した部分にはそこがハイトーンであれば単体で使用するとなると結構沈むと思います。
コントロールが必要ですね。
タイムコントロール、オキシコントロール、ミキシングコントロールなどのコントロールが必要なので難しいですが。
その代わり新生毛へのアプローチは簡単ですし結果も出ると思います。
少し時間はかかりそうですが。
②はまぁまぁ染料が多いといったところでしょうか。
①ほどでもないですがそこそこ沈みます。
でも沈みすぎては無くきれいな発色はしています。
新生毛にも退色部分にも単体で使えて比較的バランスがいいブルーの濃度なのかも。
赤みが強すぎない新生毛であれば単品で綺麗にアッシュが発色すると思います。
退色部分にも沈み過ぎずはいるので必要であればタイムコントロールのみで大丈夫かと。
③は13トーンに8トーンのアッシュを入れればまさにこれっていう仕上がりですね。
計算が簡単そうです。
10トーンくらいのアッシュに綺麗に染め上がっています。
沈みはありません。
しかしこの染料の強さだと赤みの強い新生毛には少しきついかも。
アクセントカラーのブルーでミキシングコントロールが必要ですね。
既染毛へのアプローチは計算しやすいので魅力的です。
④と⑤は①と同様にブルーの染料が強めに入っており沈んでいます。
④の方が若干沈みが弱いかなという感じですね。
でも②よりは完全に沈んでいます。
⑤はほぼほぼ①と同じくらいに沈んでいます。ブルーの強さが伺えます。
若干①より沈んでいるかな。
ブルー染料の濃さで言えば
⑤①④②③
ですね。
それに応じての色味の出方だと思います。
あくまでも色味や染料の話なのでどれが良いとか悪いとかではなく特徴です。
アッシュ系の場合はブルー染料が強ければ強いほど新生毛へのアッシュ発色はいいのですが既染毛へのアプローチ時にコントロールが必要になります。
弱ければ逆パターンということです。
まぁどちらにしてもコントロールは必要と言うことで簡単に考えることはやめましょう。
最近というか10年ほど前からケミカルを簡単にという傾向が強まっていますが。
まずケミカルは基本的に簡単なものではないですし
簡単な物には裏の難しさがある
ということですから。
簡単だとか楽の副作用っていろんな意味で必ず何事もありますからね。
簡単にという傾向に私は凄く違和感を感じています。
美容師の存在・技術・知識を薄めるだけですからね。
逆にそこを深めていき美容師の存在感を出していかなければいけない時代なのに。
簡単がすべて駄目だとは言いませんが無駄がなくなる分はいいとして必要な部分がなくなるのはまずいと思います。
そして意外と無駄や昔からの習慣は残っていると言う業界ですしね。
すみません話がそれました。戻します。
次は香り
①はこれは本当にカラー剤なのか?というくらいツンとしたカラー剤独特の刺激臭がありません。
そして塗って流しても同様。
もちろん無臭ではないですが通常のカラー剤と比べれば無臭に近い仕上がりです。
②は若干ケミカル臭がしますが昔のものに比べれば強くないです。
カラー剤臭はあるので決していい香りとはいきませんがカラーをしたという事実があるので許せる範囲です。
③は従来のツンとした感じがまったく無く少しフルーティで甘みのある香り。
流したあとも同様な感じなので臭いがあるが嫌な感じはまったくしません。
1日あれば消える香りです。実際ほぼ消えていましたし。
④は従来どおりのカラー剤の刺激臭。
①③と従来とは違う香りだったので『おーこれこれ』って感じですが従来の臭さ(笑)
そして私には少し草のような香りがしました。よく言えばハーブっぽい香り。
でも基本はカラー剤独自のケミカル臭であることは間違いありません。
⑤はそのまんまカラー剤臭。ザ・ケミカル臭って感じ。
香りなんで個人差はあると思いますが一般的には
①③②④⑤
かな。
次に粘度。
いきなり結果だけ言うと柔らかい順に
①②③④⑤
かな。
施術には粘度は塗りやすさに通じるので。
まぁオキシ粘度での調整は出来ますがね。
印象的には②③④は普通の範囲。
①は普通よりユルイです。場合によってはちょっと緩過ぎて塗りにくい場合も出てくるかも。
⑤は完全に硬いです。問答無用に塗りにくいとは思いますが場合によってはこれも塗りやすくもなるのかな。飛び散りにくいですし。
次は手触りと質感
これはアルカリの強さや配合成分で複雑に変わってくるところ。
あとカラーとして重要な部分。
正直①②③はサラッといい感じ。④⑤は軋みが出ています。
⑤に関しては見た目でも少し痛みが出ているのがわかるくらい。。。
⑤は色味の沈みも強かったので染料プラスアルカリの強さなどで色味が強く入るのかなと。
同じくらい沈んだ①はこの質感であれば決してアルカリは強くなく単純に染料で強く入れているのかなと感じました。
あくまでも私の見解ですが。
以上です。
これは良い悪いではなくあくまでも特徴です。
薬剤の特性がわかった上で自分の技術と知識にどう乗せていくかが美容師として重要なだけなので。
さぁお待たせいたしました。(私も待っていました)
セレクトは私がやっていたのでまず何をセレクトしていたかの発表です。
どれがどれだったのかは基本的には知りません(香り時点で薄々気づいたものはありましたが)
ホーユープロマスター(アッシュ)
ナプラナシード(メロウアッシュ)
デミミレニアムX(ブルー)
フォードルーチェントプレミアム(サファイアアッシュ)
モルトベーネスロウ(アッシュ)
でした。
ホーユープロマスターのアッシュは15年以上前からあるカラー剤ですがアッシュが綺麗に発色する走りのカラー剤ですね。
当時の美容室業界のカラー剤市場はウエラが独占状態でしたが外資メーカーということもありアッシュがどうしても弱くその時に登場したのがプロマスターでした。
アッシュを綺麗に発色させるにはプロマスターって感じで業界でも浸透していきましたしその名残は今でも続いておりファンは多いです。
15年以上経過した今でも売れ続けているのが何よりも証拠です。
デミミレニアムXも10年以上前から存在しており現在は廃盤なんだけどレジェンドシリーズのような形で一部残ってある状態です。
そして今回のブルーもレジェンドとしてコアなファンの為に残っています。名前はブルーですが用途としてはアッシュですね。
このくらいの時期からカラー剤も簡単に簡単にと傾向が出始めてラインナップが豊富になってきていました。
カラーブームのような時代です。
Wカラーも全盛期だったかな。
そんな中、色味重視で基本的に混ぜ合わせて作り上げると言う概念で発売されていたのがこのデミミレニアムX。
たぶんだから名前もエックスという掛け合わせたと聞いていますが。
私もそうでしたがこれはかなりコアなファンがいたはずですしコントロールさせ出来ればこんなに使いやすく狙った色味がでるカラー剤はなかったですね。
ということでセレクトしてみました。
ナプラとフォードは昔からあるメーカーでカラー剤も出していましたがリニューアルを繰り返して進化していった雰囲気。
特にナプラは現在の美容室市場でシェアNo1を誇るようになっており新色もあるのでセレクト。
フォードは関西での知名度はそこそこですが関東では一応知っている程度。
スプレーの会社っていうイメージが強い人も多いはず。
カラー剤に関してはかなりニッチな部類に入るくらい知名度は低め。
だけど知られていないだけで最近なかなかものがいいということでセレクト。
最後は販売前だが話題性が抜群のモルトベーネのスロウ。
詳しくはわからないがこだわりがかなりあると言われている注目のカラー剤。
特にアッシュ系を打ち出しているのでセレクト。
モルトベーネ自体もフォード同様にカラー剤の知名度はそんなに高くは無いはずだが今回のこのスロウの企画により跳ね上がった感じ。
知名度にはブランディングやマーケティングが絡むので物づくり自体が良い悪いでは無い部分も多々ある話。
意外とニッチなメーカーの方が物づくりにこだわっていたりもするから結局は使ってみることが大事で周りの人や広告文章に踊らされてはいけないということ。
まぁ今日はだいぶん伸ばしましたね(笑)
これで公開なしで終わったら皆さん怒るんでしょうね。(笑)
では公開
①モルトベーネスロウ(アッシュ)
②フォードルーチェントプレミアム(サファイアアッシュ)
③ナプラナシード(メロウアッシュ)
④ホーユープロマスター(アッシュ)
⑤デミミレニアムX(ブルー)
です。
比較的時代が新しい順になってるのかな。偶然ですが。
①②③と④⑤の時代の開きはかなりありますが。
もちろん④⑤のメーカーも新しいラインや色味も出しています。
今回は出す数に限りがあるのでこのようなセレクトをしただけなので。
でもこうやってみてみると何だかいろんな事が見えてくるような感じがします。
時代とかメーカーのスタンスだとか。
いろんな色味があるので本当に一概には言えないんですがね。
もちろんメーカーもまだまだたくさんありますし。
どれを選んで自分の技術・知識に乗せるかということ。
私の感想をまとめると(今までの知識や理論も含めて)
今回の実験で改めて再確認できたのはまずカラー剤の品質・手触りなどは時代と共に進化していっており刺激を抑えた低アルカリ傾向になっていっているということ。
なので質感・手触り共に向上してきている。
香りに関してもかなり進化を遂げていて①に関してはほぼ無臭に近い状態にまでなっている。
おそらく無臭及び③のような刺激臭の無い香りが主流になってきてカラー剤が臭いということは遠い昔の話となる。
そして最後にカラーだけに一番重要な『色味』『発色』ですが。
これは色の深さ(配合量)とアルカリのバランスで形成されているのは今も昔も変わらないということ。
なので結局ラインナップの問題だったりメーカーのスタンスによるものが大きいのかなと。
カラー剤及びカラーリングは『色味』『発色』『質感』『手触り』というバランスが全てであり(香りは今後どうにでもなる)そのバランスをどうとっていくかがメーカーとして重要。
そしてそれをどう使いこなすかが美容師として重要。
でも
でもね
メーカーがどんなバランスで作ったとしても『色味』『発色』『質感』『手触り』を美容師側がコントロール出来る力(知識)を持つことが一番大事だと私は思うのです。
簡単に楽にという傾向がその力を削っているのが現実。
どんなメーカーのカラー剤であれ
『色味』はアクセントカラーコントロール
『発色』はオキシコントロール・タイムコントロール
『質感』はオイルコントロール
『手触り』はトリートメントコントロール
ですべて美容師側でコントロールできるものだと私は思っています。
もちろん勉強も経験も必要になってきますがそれって美容師をやっている以上当たり前の事じゃないんですかね。
極論、科学的にどうなるかは未知な部分ではありますが人の技術・知識・経験などまったく必要じゃなく完璧で究極なカラー剤が開発されたとします。
例えば1種類のカラー剤を使用すれば新生毛も既染毛も白髪も黒髪もすべて狙い通りの色に染めあがるとか。
今現在だと科学的にも絶対に無理なことですが何だか美容師ってそこを求めてきてはいませんか?
簡単で楽で考えなくてよくて知識も経験も要らなくて結果も出るカラー剤やパーマ液を。
他力本願と言うベースの考えでメーカーに。
もし究極のカラー剤が開発されると塗ること意外にカラーリングにおいて美容師の存在は必要ですが?
塗ること自体もベタ塗り一辺倒でやっててホームカラーとの圧倒的な差は出せますか?
サロンで使用するカラー剤自体がホームで使用する市販カラー剤とは品質レベルがまったく違うから。市販品は傷むから。
と本気で思っていませんか?
美容室で使用するカラー剤が10年20年でこんなに進化をしているんですよ。
市販カラー剤も同じく進化しています。
そもそも言ってしまえばサロンレベルのカラー剤はいつでも市販カラー剤で出せますからね!
だってメーカーによってはどちらも出しているわけですから。
ホーユーだったりウエラだったり。昔から両方やっています。
それがどんな意味かはわかりますよね?
カラー剤を作る工場だってベース処方だってそんなに変わりません。
アルカリで髪を染めるという原理は一つしかないんですもん。
サロンで他人が塗って染めるのか、自宅で自分で塗って染めるのか、そして原価、宣伝費、卸値などなどで処方は変わっていますが。
正直、今市販カラー剤を販売していないメーカーだっていつでも市販品は販売できるノウハウは持っていますからね。
ビジネスとしてやるかやらないかで。
ビジネスとしていけると判断した場合は美容師や美容室のことなんて無視して絶対にやりますよ(笑)
だってそれが彼らのビジネスですから。
儲かると判断すれば『美容師さんの為にやらない』なんてあるわけないじゃないですか(笑)
時代や状況が変われば一気に各社がガンガンやっていく可能性だってありますからね。
店販商品見てりゃわかるでしょ?(笑)
美容室の中に居るとあまり感覚はないのですがサロンカラーってヘアカラー市場の20%以下って言われていますからね。。。
実はほとんどホームカラー。。。
美容師やっていると逆に80%くらいがサロンカラーだと思いがちですがそれはサロンにいるから当たり前(笑)
世の中のヘアカラー全体で見ると我々がやっているカラーリングって市場規模が小さいのです。
メーカーにとってもね。
しかもますます。
それって何を意味するかはわかりますよね。
美容室のカラーリングっていろんな意味で結構窮地に立たされているんですよ。
のんびり簡単で楽なものを求めてていいのでしょうか?
結局その果ては自分たちの仕事をどんどん奪っていくことになるのに。
まぁそんなに簡単には究極に近いカラー剤は出ませんけどね。
でも一歩づつ近づいているのは確か。
そんな中、美容師はどうあるべきか?
知識・経験・勉強によるカラー剤のコントロールは当たり前として
やはり絶対的な違いを見せれるのは
技術
ホイルワークなどを含めた
カラーテクニック
まず日本人らしいと言えば日本人らしいのですが根元から毛先まで白髪から黒髪まですべて一緒の色にしたいと言うカラーの概念がおかしい。。。(一部を除いて)
特にサロンカラーで。
欧米のサロンではそんな概念があまりないですからね。
なのでホイルワークも盛んです。
そしてホイルワークの技術・知識・経験も豊富です。
世界最高峰のホイルワークカラーリストとアメリカで一緒に仕事をしてきて感じたことです。
カラーリングの世界は本当に深い。
日本に戻ってきて浅さに改めて驚きました。。。
それが約18年前。
カラー剤自体は進化したもののテクニック・知識はそんなに状況が変わっていない現実。
本当に危機感を覚えています。
一時は国内有名メーカーのカラー外部講師として(8年間くらいかな)そのイズムを伝えようと必死に動いたが限界を感じたのも事実。。。
日本の美容業界がまったく違う流れを作りだし始めて自分はメーカーの外部講師として伝えていくことを諦めました。
でもそこから約7年。
やっぱりこれじゃこの業界が良くならない。
このままの流れは美容師が潰れる。潰される。と本気で考えるようになってきました。
今回の最終結論は
カラーの知識・テクニックを含めた
技術
が絶対的に必要であり
カラー剤に関しては
コントロール
さえしっかり出来てば
ある程度
何でもいい
ってことかな。
正直今回のテーマや実験は私の中ではこの事を伝えたい『フリ』でした。
少しわかりやすく伝えれるかなという思いで。
先ほど話した
『色味』はアクセントカラーコントロール
『発色』はオキシコントロール・タイムコントロール
『質感』はオイルコントロール
『手触り』はトリートメントコントロール
というコントロールが出来ればある程度のラインナップがあればどこのメーカーでもいいのかなと。
もちろん簡単にっていう感じで選ぶのなら選択肢は絞られてくるとは思いますが。
こんなご時勢ですし高いカラー剤を選ぶ必要はあるのかなと感じます。
知識やテクニックやコントロールと言う
技術
でどうにでもなるはずなのに。
言い換えればその技術でお金や利益が買えるということですし。
RR美容商社でナプラとフォードが安く買えるのであれば十分だと認識しています。
ちなみに一番色味の深さがなかった③のナプラは6月後半にブルーアッシュというブルーを濃くしたラインを出すそうです。
こうなってくると新生毛にブルーアッシュ、既染毛にメロウアッシュでもいいのかなと。
細かいラインナップがあるからこそのコントロール。
まぁ個人的な見解ですがベースとなる色味は既染毛に対してしっかり発色して狙った結果が出やすいもので新生毛にはアクセントカラーでお客様のメラニン色素量に対してコントロールするというのがいいのかなと。
狙いにくく難しいのは新生毛ですからそここそ技術の見せどころですし。
既染毛の色味は狙いやすくして質感・手触りにもウェートを置いて。
その考えからいくとナプラでいいのかなと。
逆の考えになると色味が深いメーカーの選択となるので今回使った中でバランスがもっとも良かったのは①のモルトベーネスロウ(アッシュ)かな。
既染毛へのアプローチは少し考えないと沈む可能性は出てきますが。
そのちょうど間くらいが今回で言えば②のフォードルーチェントプレミアムかなと。
定価はナプラ80g600円、スロウ100g680円、フォード80g640円。
定価のグラム計算だと最新のスロウが6.8円で一番安いですね。
80g計算で544円ですから。
定価ならね。
ナプラはRRで390円なのでその差1本154円と考えるとやはり大きいですね。
スロウが35%offとかになれば別ですが。かなり広告費をかけているようなので今後も難しいのかなと。
でも定価設定が比較的安いのは賞賛を送りたいと思います。
単体の質感はかなり優れていますし臭いもないし。
先ほども言いましたが色味の部分はどこのメーカーであれどうにかできますからね。
ちなみに使用感・質感は
オイルコントロール
で調整することも可能です。
もちろんアルガンオイルでも。
オイルは混ぜると緩くなっていきますから。
使用感をオキシコントロールで調整しようとするとやはり色味は薄れますからコントロールが難しくなります。
それに比べてオイルコントロールですと色味を薄れさせない程度での配合で済みますしオイルを入れることによる頭皮への刺激軽減にも繋がります。
オイルの質にもよりますが。
配合量はベースのカラー剤の固さにもよるので一概には言えませんが1剤量に対して10%以下というところでしょうか。
アルガンオイルなら単価を上げてもいいくらいのメニュー化も図れますしね。
仕入れ値200g3000円なら経費的負担よりも返ってくるものの方が大きいですし。
とにかく知識・テクニックを含めた
技術
を向上させた美容師や美容室がこれからの厳しいカラー市場の中で生き残れるのだと思います。
敵は近隣のサロンっていう小さな規模ではないですから。
ヘアカラー市場すべてです。
今日はフリも含めたんでかなり長くなりましたが最後まで読んでいただいた皆様には感謝いたします。
どこかでこんな考え方もあるんだよって感じで広がってくれることを願っています。
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カラー剤などの商材を破格で仕入れたい人。(サロン価から35%引き)
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私が外部相談役についているカラー剤を激安で降ろしてくれる美容商材物流会社
RR美容商社へ直接連絡を入れることも出来ます。
http://rr-biyou.com
特約サロンになるとカラー剤が35%offで仕入れることができます。
詳細はホームページをご覧ください。
特約サロンは基本的に紹介制ですので『網野の紹介』『網野のブログを見て』などとおっしゃっていただければ大丈夫になっています
『タイガーマスクから』でも大丈夫です(笑)
美容室業界を経営者の集まりで変えていくプロジェクト
美容室経営者友好秘密結社【ヘアーメイソン】への加入希望は網野参吉FB個人ページで友達になってからメッセージをください!
メンバー以外からは見れないFBグループで作られていますので。
出来るだけ早く返信を心がけていますが無料コンサルということもあり
問い合わせが多数でしてタイミングによっては返信が遅れることもあり
ますのでご了承ください。
ちなみに毎月50名ほど相談や問い合わせがあり10名ほどの方と対面でも
お会いしてお話をさせていただいています。
時期やタイミングにもよりますが出来る限りの方のお力に少しでもなれたらと
思っています。