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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

アリスインプロジェクトさんとは長いつきあいに思えますが、実は直接仕事したのは今回の「ヴェッカー1983」が初めてです。

「SIGHT」は「鬼切姫」のダブルフォックスさん、「ヴェッカーχ」シリーズは実際にはワークショップをやらせて頂いていたサラエンタテインメントさんとの仕事でした。


主催者Sさんとは、今回はじめてがっぷり四つに組んだ事になります。

カプセル兵団とのコラボを決めたのもSさん、同時に僕に演出をやらせないと決めたのもSさん。

結果的には、それは成功だった(でしょ?)と思います。


そして公演をご覧になった方が作中に畑澤イズム?らしきものを感じてもらえたとしたらそれもSさんのお陰です。

「演出」は「技術」である、もちろんそれに魂は込めなければいけないが。作品の「心」は「演出」でなくても伝えられる!という事で、いろんな形(いつもより詳細な設定作り、キャラデザイン、キャスティングなど)で「注入」させてもらいました。


また公演までにいくつも「アリスインプロジェクト」の舞台DVDを見せてもらい(実際に観劇したのは殆んどない)、フィールドは違ってもずっと伝えたい事ややりたい事は同じだったんだと気付かせてもらいました。

僕は「女の子しか出ない」事にコダワリはないんですが、女の子を非日常空間に置き、可愛くカッコよく見せる!というのはすごく共感するコンセプトです。


この間、(「ヴェッカー1983」の打ち合わせのために)何度か中国にも来てもらい、その副産物?として、アリスイン・チャイナプロジェクトが始まろうとしています。


ずっと「嫌中国ムード」が高まる中、Sさんは僕が驚くぐらい中国の女の子たちにハマってくださった(笑)。

年間500人近いアイドルを見てきているSさんが見て(会って)魅力を感じたんだから、きっと彼女たちにも「何か」あるんでしょう。


中国人は怖くないよ!中国人も可愛いよ!


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…という事(笑)で、中国の可愛い女の子(アイドルという概念はまだない)を日本に紹介したり、中国に日本のアイドルを呼んだり…


最終目標としてはアリスインプロジェクトの舞台中国公演を目指します!…そうです。


僕としても、冗談半分で書いていた「ヴェッカーinチャイナ」を実現させたいと再度思っています。


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実現したとして…


観に来れますか(笑)!?




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今、中国で大人気の子供番組を紹介します!
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『快来酷宝』

僕が中国で企画・原案・総監修をさせてもらった実写×CG特撮作品です!

近く日本で公開される「ドラゴンフォース」の次に手がけた作品で、原作・総監督にとどまらず、全話プロット作成、脚本監修、キャスティング等、ほぼすべての工程に携わりました。


中国のテレビ番組制作に外国人は基本関与出来ないのでノンクレジットで、ココでも今まで書けませんでしたが、製作会社社長から日本向けのメディアには出してもいいと許可を頂いたので初公開!です。


監督ブログ  wecker 普段は玩具サイズの異世界から来たロボット生命体が監督ブログ  wecker 等身大サイズに変わり、さらにリアルロボットに変形して同じ異世界から来る悪ロボに立ち向かい、人間の子供との友情を深めていく…
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ロボットホームドラマです。キャラクターを着ぐるみやミニチュアを使わず、すべてCGで表現、全編の80%が合成画面(!)という日本ではありえない、世界でも類を見ないテレビドラマです。


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子供による子供のための子供番組として企画・製作しました。

今日本では作られにくくなっている、中国でも珍しい登場人物のほとんどが子供の子供社会中心のドラマです。
イケメンとかは出てきません(笑)
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こういう畑澤作品らしいキャラも出てきます(笑)が、平山亨の弟子を名乗り始めて20年、はじめてちゃんと平山イズムを継承した子供番組を作れたと思いました(異国の地で、ではありますが)


これは一番お見せしたかったなぁ…

天国でもし会えたらいちばんにお見せしたい自信作です。(俺が天国へ行けるんだろうか…?)

監督ブログ  wecker 敵は人間の持つ喜怒哀楽といった感情をエネルギーに変え、集めようとする(故に人間を怒らせたり笑わせたりする、というのは「キョウリュウジャー」と同じですが、こっちのほうが早いんですよ!)。

そんな中で「良い心とは?」「悪い心とは?」を子供達に投げかけています。


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悪ボス。そのまま「アクボス」と発音します。

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最後はロボット主人公らしく(?)アクボスを道連れに空の彼方で自爆します。もちろん主人公(の子供)の制止を振り切って、です。


この作品は昨年秋からローカルネットで放送され、もう6回目の再放送をしているぐらいの人気作になりました。

もうすぐ中国の全国ネットであるCCTVでも放送が始まり、3億人の子供達が観る事になります。


街中に(偽物も含め)キャラクターの玩具が並び(この玩具も僕の会社が作っています)今も品切れ続出の大人気です。


毎日テレビから番組が流れ、街には玩具がたくさん売られていて、それをねだる子供達や「ごっこ」遊びをしている子供達…

…自分が作った(もちろん自分だけで作った話けじゃない。本当にこの作品を作ったのは中国のスタッフ。キャストです)キャラクターが街にあふれている…



こんな光景をどんなに夢見た事か!!!




遥か異国で、名前も出ないけど、こんな作品を作れてよかったです。


先日帰国した際、お土産にこの玩具をたくさん持って帰ってきたんですが、「ヴェッカー1983」の楽屋で「興味があったらあげます」と言って紹介したら、瞬く間になくなってしまった。

日本の女の子にも「可愛い」と言ってもらえて嬉しかったです。


「ドラゴンフォース」に続いて、この作品も日本で観てもらえるようにがんばりたいです。

その為の記事なんですが(笑)。


特に子供たちに観て欲しいです!


ご興味をもたれた方はご一報ください!!


現在、早くもこの作品のpart2を製作中!!です。

昨日中国人の知人に「ヴェッカーとは何デスカ?」と聞かれた。

「う~んと、10年ぐらいやってる僕の作品で…」

その先がうまく説明できなかった。


原作漫画や小説がある訳でもなく、僕は「何の」原作者なのか?

「ヴェッカー1983」のパンフレットを見返してみると、いろんな人が「ヴェッカーになりたかった」「ヴェッカーシリーズに出演出来て嬉しい」「ヴェッカー戦士」(これは初めての表現)になれて嬉しいby栞菜…

と、とても嬉しい事をコメントしてくれているが…


「ヴェッカー」とは何か?

皆さんにとっても「ヴェッカー」とは何だったか?


1.時空警察ヴェッカーは

①特撮ヒーローものである。

特撮?は殆んどないような…

②アクションものである。

本格的アクションものとは言えないなぁ

③ヒロインものである。

これはそうかな。ヒーローものでもあるけど。

④時間もののドラマである。

ときどき忘れそうになるけど

⑤舞台がいい

ですか?

⑥映像がいい

ですか?



2.ヴェッカーの要素として大きいもの

①アイドル 可愛い女の子

やはりそうか…やはり…可愛い男の子は?

②制服・ヴェックフォーム

ぱ○ちら見せないとヴェッカーになれませんか?と聞かれた事も(;^_^A。

③アクション

女子でも出来る、じゃなくて女子だからできる、女子じゃなきゃ出来ないアクション

④特撮・CG

「1983」でのパフォーマンスも。CGバリバリなのもやりたい!

⑤時間もののストーリー

つい毎回同じ展開になりがち。「泣き」のポイントは毎回変えてますが。

⑥声優

ひそかに必須要素のひとつかと


答えられたら各項目2つずつお願いします。

追加事項もありで。


公式HP、猛烈修正更新中です。

年表更新済み。ちゃんと古池純子も歴史の1ページに。

「ヴェッカー名鑑」にサナやレイ、リリーズ達も入る事になりますが

エクストリームは…


きっと名を残す事はないでしょう。

タックルが「仮面ライダータックル」にならなかったように…





日本滞在中に観ようと思っていた日本語吹替版「パシフィック・リム」は結局観れず、中国で中国語吹替版(笑)を観た。ついでにまだ日本で未公開の「MAN OF STEEL」も観た。

スター・トレックはなぜか近くの映画館ではやってない。


スーパーマンはカッコつけてみてもスーパーマンでしかなかった(いい意味で)、「パシフィック・リム」は…

僕は「クローバーフィールド」がダメな方だったので…期待もしてなかったけどがっかりもしなかった、という感想。怪獣映画や巨大ロボットものに必要なのはリアリティではなく…モゴモゴ…


巨大ロボットが謎の怪獣と戦う!…という映画に巨額を投じれる(そしてそれを受け入れる環境もある)ハリウッドがやっぱり羨ましい。


今回紹介したいのは中国映画「変身超人」


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このルックを見てるだけで日本では上映できそうもない(´_`。)が、台湾スター チェン・ボウリン主演で、例えば小栗旬が変態仮面を演じる(演じなかったけど)ぐらいのインパクトがあった。中国では。


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仮面ライダーなルックだけど実は巨大ヒーロー。近年日本で見なくなった立派なセットが組んである。
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こういう特撮も。
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懐かしい「アジト」と戦闘員。


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この映画はこういった「特撮ドラマ」の裏側のメイキング風映画なのである!

主人公鉄男は10年この特撮ヒーロー「宇宙超人FLY」を演じ続けている俳優(中の人もやっている)。

しかし近年低視聴率に喘ぎ、日本から(!!)真田(!!!)という特撮監督が招聘され、新ヒーロー「FACE」に変えられてしまう。


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新ヒーロー「FACE」エンジン音が聞こえてきそう…


壮絶な最期を迎え(させられ)る「FLY」。

鉄男は止む終えず、バラエティ番組やエロ映画、通販番組などに出演するが、どこへいっても「FLY」のイメージとヒーロー芝居が抜けず、落ちぶれていく…


鉄男には子供の頃難病で幼くして死んだ弟との約束があったのだ。

「ヒーローは死なない。必ず蘇る!!」



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鉄男が通う「怪獣ラーメン」店。元怪獣スーツアクターが経営(奥さんは日本人のよう)している。監督ブログ  wecker

「FACE」ショーを襲う強盗犯の前に「FLY」のコスチュームを着て立ちはだかる鉄男。

「ヒーローは死なない!撃ってみろ!」



…そして撃たれる鉄男。


鉄男がその後どうなったかは、出来たら実際に映画を観て欲しいですね。


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あまりにも日本のヒーロー(てか仮面ライダー)そっくりすぎて「またもや中国人め!」と思われるでしょうが、映画には昭和(日本)ヒーロー愛が満ち充ちています。もう、むせ返りそうになるぐらい。


中国人もずっと幼い頃から日本のヒーローと共に育ってきた。

30年以上前の「文革」以前のヒーロー(「太空戦士」とか「インフラーマン」とかあった)は歴史から抹消されてしまったから、彼らの心の中にいるヒーローは日本の昭和ヒーローなのです。

この姿(右)は彼ら(中国人)の心の中にいるヒーローの姿なんですよ(でも納得できん?)


こういった作品をちゃんとスター主演の大作映画として作られていて、ちゃんとヒットしているのが…嬉しいやら悔しいやらです。


日本でなら藤岡弘と平山亨の仮面ライダー物語とか、ちゃんとした「事実」をもとにした、こんな熱い本当のヒーロー物語が作れるのに…とも思いました。





「ヴェッカー1983」の余韻からまだ覚めない畑澤ですが

中国へ戻り、もう一度日本に凱旋(?)するための準備を再開しています。


畑澤原作・総監督 日中合作フル3Dアニメーション映画「ドラゴンフォース」がついに完成!

世界に先駆け日本上映の前の「前夜祭」が開催される事になりました。

詳しくは公式HPhttp://dragon-force-movie.com/ まで。


チケット発売も「ヴェッカー1983」終演と同時に始まっているようです!


HP内で「龍の道」と題した僕のコラムも連載されています。

ココでは書けなかった僕が中国へ亘った経緯や、中国での作品について書いています。

…が、ココではソコでも書けなかった事をいろいろ書いていこうかな、と。


「ヴェッカーシリーズ」をはじめとする「美少女ヒロインものの人」として知られる(笑)畑澤ですが、本作は王道中の王道の変身ヒーローものです!

もともとこういう作品が創りたくて上京してから25年、ようやく夢が叶った作品。


いつも「俺に予算をくれればもっと凄いものを作ってやる!」と密かに思っていた(小心者なんで口には出さない)のも叶った、億単位の予算をかけた大作です。


そして一番近くて遠い「日本が一番嫌いな」中国で作られ、中国の商業アニメとして歴史上初めて日本で公開される作品です。


日本の特撮ヒーローもののコンセプトを借りながら、ハリウッド映画に負けないスケールとスペクタクル、アクション映画をアジア人にだって創れるんだ!という事に挑戦した作品でもあります。


出来たばかりの劇中シーン画像を少し公開。公式HPやチラシにも載ってない素顔の戦士たちのビジュアルです。


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「CGのキャラはちょっと…」と思われる(僕もそのひとり)方たちに彼ら彼女らを「人間」として「キャラクター」として観てもらう為に、最新技術を惜しみなく使って何度も作り直しました。


「キャプテンハーロック」には負けないぞ!


この作品の成功が…私的な思いとしては「ヴェッカー」の最映像化に、そして大きな夢としては日中の関係正常化、ハリウッドへの挑戦!…につながると思います。


応援してくださいっっ!!!