『快来酷宝』
僕が中国で企画・原案・総監修をさせてもらった実写×CG特撮作品です!
近く日本で公開される「ドラゴンフォース」の次に手がけた作品で、原作・総監督にとどまらず、全話プロット作成、脚本監修、キャスティング等、ほぼすべての工程に携わりました。
中国のテレビ番組制作に外国人は基本関与出来ないのでノンクレジットで、ココでも今まで書けませんでしたが、製作会社社長から日本向けのメディアには出してもいいと許可を頂いたので初公開!です。
普段は玩具サイズの異世界から来たロボット生命体が
等身大サイズに変わり、さらにリアルロボットに変形して同じ異世界から来る悪ロボに立ち向かい、人間の子供との友情を深めていく…
ロボットホームドラマです。キャラクターを着ぐるみやミニチュアを使わず、すべてCGで表現、全編の80%が合成画面(!)という日本ではありえない、世界でも類を見ないテレビドラマです。
今日本では作られにくくなっている、中国でも珍しい登場人物のほとんどが子供の子供社会中心のドラマです。
イケメンとかは出てきません(笑)
こういう畑澤作品らしいキャラも出てきます(笑)が、平山亨の弟子を名乗り始めて20年、はじめてちゃんと平山イズムを継承した子供番組を作れたと思いました(異国の地で、ではありますが)
これは一番お見せしたかったなぁ…
天国でもし会えたらいちばんにお見せしたい自信作です。(俺が天国へ行けるんだろうか…?)
敵は人間の持つ喜怒哀楽といった感情をエネルギーに変え、集めようとする(故に人間を怒らせたり笑わせたりする、というのは「キョウリュウジャー」と同じですが、こっちのほうが早いんですよ!)。
そんな中で「良い心とは?」「悪い心とは?」を子供達に投げかけています。
悪ボス。そのまま「アクボス」と発音します。
最後はロボット主人公らしく(?)アクボスを道連れに空の彼方で自爆します。もちろん主人公(の子供)の制止を振り切って、です。
この作品は昨年秋からローカルネットで放送され、もう6回目の再放送をしているぐらいの人気作になりました。
もうすぐ中国の全国ネットであるCCTVでも放送が始まり、3億人の子供達が観る事になります。
街中に(偽物も含め)キャラクターの玩具が並び(この玩具も僕の会社が作っています)今も品切れ続出の大人気です。
毎日テレビから番組が流れ、街には玩具がたくさん売られていて、それをねだる子供達や「ごっこ」遊びをしている子供達…
…自分が作った(もちろん自分だけで作った話けじゃない。本当にこの作品を作ったのは中国のスタッフ。キャストです)キャラクターが街にあふれている…
こんな光景をどんなに夢見た事か!!!
遥か異国で、名前も出ないけど、こんな作品を作れてよかったです。
先日帰国した際、お土産にこの玩具をたくさん持って帰ってきたんですが、「ヴェッカー1983」の楽屋で「興味があったらあげます」と言って紹介したら、瞬く間になくなってしまった。
日本の女の子にも「可愛い」と言ってもらえて嬉しかったです。
「ドラゴンフォース」に続いて、この作品も日本で観てもらえるようにがんばりたいです。
その為の記事なんですが(笑)。
特に子供たちに観て欲しいです!
ご興味をもたれた方はご一報ください!!
現在、早くもこの作品のpart2を製作中!!です。