働くママのバイリンガル子育てブログ -157ページ目
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0歳~6歳まで(バイリンガリズム前夜)・共働き夫婦の場合

娘が生まれる前から共働きだった私と主人。


娘が生まれた後も、家や車のローンの関係で、私が主婦になることはありませんでした。


生まれてから、主人の会社の中にあるデイケア(保育園)に通っていた娘は、100%英語環境で育ちました。


周りの街には、日本人が多い場所もあり、時折「お話会」「公園で遊びましょう」「日本語保育園」といった日本語環境のサークルも会ったのですが、そこは、共働き夫婦。月~金の昼間は参加することができず、かといって、週末行なうサークルもなく・・・・・


日系の雑誌や新聞をむさぶり読む私・・・


週末の日本語イベントはないか~~




では、働くママたちはどうしているのか?


職場の人たちに聞いてみたところ、


「うちは両立は無理だから、英語だけにした」


という人が多く、


「そうか、そうか、そうだよね。共働きで2ヶ国語教えるなんて無理だよね」ニコニコ


と、人の意見にすぐ従う私(笑)。


やはり、言語取得は、話しかけるのが一番。共働きは、子供に会う時間が少ないから、無理だ・・・・

あきらめよう・・・


と、楽なほうに流された・・・・と思いきや・・・・・・



「日本語を教えないのは、親失格」パンチ!

「後で後悔する」ドクロ

「なぜ教えてくれなかったか、と子供が大人になった後言われる」叫び


と、厳しい声を投げかけられたこともありました。


そこで、また迷う私(笑)。





育児なんて、後悔先に立たず。返品不可能。

今、やっていることを信用するしかない。


で、今、私は娘になにをやっているのだろうか?


高い学費(1ヶ月約14万円!)の保育園に入れているではないか。


それだけでいいのか?



悩んで、鬱にまでなりそうなときもありました。



あんな悩んでて、「給料低いから、共働きで、娘も私の言葉しゃべれないんじゃないっ!!!」

と怒りをぶつけたこともありました。


今考えると、ジーンとします。


ペタしてね

言語の習得・秘伝~これに尽きる!~

この3~4年、娘に日本語を習得してもらいたい一心で、毎日色々試行錯誤してきましたが、


言語習得に必要な条件は、これ一つに尽きます。



「ポジティブ」音譜



褒めて、育てる。

褒めて、話す。

褒めて、聞かせる。

褒めて、勉強させる。



「褒め」のパワーメラメラメラメラ



子供はそれぞれ性格によって、どのように「やる気」を出させるかは違うと思います。


子供も大人も、「がんばっていることを褒められる」パワーはすごいものがあると思います。



宿題をしない、日本語を話さない、などに対して叱っても、褒めるほどのパワーはありませんでした。



日本人は一般的に、アメリカ人より「褒めベタ」ショック!かと思います。


「すごいね~」

「いいね~」


くらいしか褒める言葉が見つかりません(汗)


しょうがないので、


「すばらしいね~」

「すごいでござる!」

「天才!」

「秀才!」

「がんばりや!」

「いいぞ、いいぞ~、もっとやれ~」


などなど・・・・


などなど・・・・「ちょっと変かな」と思っても、「褒める言葉の種類」を増やして、それも日本語習得の一つとしちゃいましょ!


褒められる言葉はあっという間に覚えちゃいますよ~。

日本語習得、はじめの一歩。

アメリカの現地校は、幼稚園の年長さんから、小学生になります。


となると、長~いアメリカの夏休み。

働くママには、頭痛の種。


子供をどこに預けようか、サマ―キャンプ?


自宅から車で20分程のところに、日系幼稚園が小学生用にもサマ―キャンプをはじめ、遅くまで見てくれることになったので、ここに入れていただきました。


その幼稚園では、「バイリンガル教育」をモット-としているため、英語オンリ―の娘も心良く、受け入れていただけました。


その夏にお習字やら、着物やら、竹馬やら・・・やさしい先生に囲まれて、十分日本の文化を吸収しました。


が!初日は、本人も私もドキドキしたものです。


自分が新しい学校に入学するかのごとく・・・・・


1日行って「もう日本語なんか嫌い!」といわれたらどうしよう・・・・


トイレに行きたい、も日本語で言えないんだろうな・・・・


何をしていいかわからないでうろうろしているかも・・・・



気を揉んで、長い1日のあとお迎えに行ったら、


「結構楽しかったよ」


「明日も行きたい?」「うん」


ほっ・・・・・


やさしい先生たちのおかげで、「日本語との出会い」の第一関門を突破したのです!



この年の子供は、先生に話しかけられたり「特別扱い」されるとうれしいものですが、日本の幼稚園の先生は、日本語がわからない娘を特に注意してみていてくれたらしく、それが嬉しかったようです。


この日が、娘のバイリンガル化、最初の日でした。

ペタしてね

このブログをはじめたきっかけ

はじめまして!バイリンガ~ルです。音譜



私は1992年にアメリカに渡り、1995年でアメリカ人男性と結婚し、現在9歳になる娘がいます。


海外に住む日本人にとっては、子供の日本語習得、保持については少なからずとも悩むものです。


私も、娘が話し始めて、6歳になるまで、「こんにちわ」も言えないほど、英語100%の生活。日本に住んだこともなく、お母さん(私)は、フルタイムでお仕事。保育園や学校もアメリカの現地校ですから、当たり前です。


周りの人々に「日本語を教えないのは日本人であることを否定する」、「今教えないときっと大きくなって後悔する」などと聞き、悩むこと多々・・・・


しかし、ある日「コンニチワ!」といっても、もちろん「コンニチワ!」と返事が返ってくることもなく・・・(当たり前ですが)しょぼん


はてなマーク「アメリカ人として英語だけでよいか」

はてなマーク「日本語を教えたいけど、母親が働いていたら無理だ」

はてなマーク「将来アメリカに住むなら日本語はいらない?」


などなど・・・・悩みぬいた上・・・・


今では、私の娘は9歳。


生まれてからアメリカに住んで9年、日本の小学3年生の漢字はほぼOK。日常会話にも困らなくなりました!教科書も読めます。


何よりも、娘との親子の会話が日本語で出来るとは、3年前までは思いませんでした・・・涙涙。


これから、海外に住むお子様の日本語化を目指すママ・パパのお役に少しでも立てば・・・・とブログを立ち上げることにしました。あせる


よろしくお願いします。



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