昨日買った「津軽フリーパス」は、今日もまだ使えるので、もう少し活用させてもらいます。
今朝はは比較的ゆっくり目のスタート。青森から川部へ出て、五能線に乗り換えて五所川原へとやってきました。
JRに隣接して建つ津軽鉄道の駅舎はとても風格のある年季の入った造り。何度かロケをしたことがあり、様々な思い出が懐かしく甦ってきます。
持参の切符は津軽鉄道も一部、途中の金木までがフリー乗降エリアに入っています。ということで、さっそく津軽鉄道に乗車。
すぐに降りてしまうので、座席には座らず運転士横のカブリツキを堪能。真っ白な平原に線路だけが伸びているといったおもむきです。
3つ目の津軽飯詰で降ります。ここなら持参の切符でそのまま下車できます。
初めて降りた時は有人駅でしたが、その後棒線化によって無人化されました。でも待合室にはストーブが焚かれ、有人駅のような雰囲気です。
木造の駅舎がいい味出しています。『鉄子』でも訪れているのでとても懐かしいです
折り返しの列車で津軽飯詰を後にし、五所川原方面へ戻ります。
今やここでしか見られなくなった現役の腕木信号機をしっかりと確認。いつまでも残ってほしい昭和の鉄道風景ですね。
津軽五所川原に戻って来ました。後方には名物の「ストーブ列車」を連結。でも以前はそのまま乗れたけど、今は特別料金が必要です。
五能線に乗り換え、来た道を引き返します。
青森に戻って来ました。「津軽フリーパス」の旅はひとまずここまでとします。
青森ではお気に入りの「末廣ラーメン」で腹ごしらえ。コラーゲンたっぷりの濃厚スープがたまらず、またカウンターにうず高く積まれたネギが好きなだけ入れ放題というのも魅力です。
後半は「函館フリー乗車券」を使って北海道へと渡ります。青森から乗った津軽線は、三厩へ直通する40系を使用。通常はロングシートの701系がメインなだけに、何だか嬉しくなります。なおこの切符は当日の発行ができないため、昨日のうちに用意。
右手に海が見えてくると、間もなく北海道への乗り換えとなる蟹田です。
ということで、蟹田に着きました。
そして蟹田からは「スーパー白鳥」に乗り換え、北海道へ渡ります。今は蟹田-木古内間のみを利用する場合、特急料金はいらないけど、新幹線開業後はどういう扱いになるのか気になるところです。
中小国を過ぎたあたりで開業を控えた北海道新幹線の線路が合流する形となりますが、蟹田からの扱いがどうなるのか、これも気になるところです。
そして青函トンネルをくぐり抜け、またまたやって来ました北海道。この瞬間はやっぱりたまらないですね。
新幹線がやって来るここ木古内駅は、日増しにその姿を変えつつあります。新しい駅舎もだいぶ形が見えてきました。
木古内からは、いよいよ廃止が迫った江差線江差行に乗り換えます。ひと頃に比べ、だいぶ陽も長くなってきました。
発車する頃にはすっかり陽も暮れ、昼間は混雑したであろう車内もさすがにもうがら空きです。景色は楽しめないけれど、このマッタリ感はたまらず、江差線本来の雰囲気を味わうにはこれが理想でしょう。
板張りのホームと古い木造の待合室が特徴の神明。こんな時間に降りてみるのも味わい深いかもしれません。
スタフの受け渡しが行なわれる湯ノ岱では、乗降客が居なくても駅員がきびきびと対応。思わず目頭が熱くなる想いです。
夜の「貨車駅」も意外と風情がありますね。
終点の江差に到着。でも待ち受ける人はなく、駅はとっても静か。規模の大きな駅なだけに、いっそう寂しさが募ります。
この時間はもう駅も無人化され、待合室もガランとしています。でも最後を迎える日だけは大混雑になるのでしょう。
折り返しの列車に揺られ、函館へとやって来ました。今夜は函館に宿を取っています。