「月刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載中の「鉄子の育て方」がテレビドラマ化されることとなり、関係者を集めたWEB上の番宣を撮影することに。



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私自身はドラマに出ませんが、全駅乗下車を達成した「横見浩子」なる人物が登場。それに絡めて自ずとトークもヒートアップ。ついつい余計なことを喋り過ぎたような。うまく編集してくれないと、ちとヤバイかも(笑)




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主演を務める女優の小林涼子チャンです。一応「いーだろ」ショットはいただきました。

「横見浩子」との絡みは果たして…




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他にも、“鉄分”の濃いメンバー同士による熱いトークを繰り広げたりと、何かとハチャメチャな内容になったかと。みんながみんな勝手気ままなことを罵り… いーんでないかい、お互い気心の知れたメンバーなのだし(笑)

もう帰ろうかとも思ったけど、切符は明日まで使えるので、もう少し活用させてもらうことに。



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今朝もホテルにて無料の朝食をたっぷりいただいた後、のんびりと北上をスタート。とりあえず東北道を上ります。




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引き続き一ノ関からも701系ロングに乗り換え、さらに南下。




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小牛田からは石巻線に乗り換えます。国鉄仕様の40系に俄然テンションが上がります。




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田畑が主体の車窓は平凡ですが、窓を開ければ春風がほほに心地良く。




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終点近くの海沿いを行く区間は、頑丈な堤防でしっかりガードされていました。




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万石浦に到着。現在列車はここまでの運転となっています。




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万石浦の駅周辺はそれほど震災の影響は見られないようですが、この先の線路は分断されたままです。




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女川方面へ歩いて行ってみると、途中から一切の建物がなくなっていて、改めて震災の凄まじさを思い知らされることとなります。所々家屋の基礎の部分は残っているので、この辺りも家々が建ち並んでいたことがわかります。




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港まで来てみると、その変わり果てた光景には唖然呆然。本当に言葉を失うほどです。海のそばには女川の駅もあったはずですが、今はもう跡形もなくなっています。瓦礫こそなくなったものの、復興にはまだまだかなりの年月が必要でしょう。




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被災を免れた高台には「復興食堂」が営業していたので、唐揚定食を頼んでみました。500円と格安です。




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他にも仮設の喫茶店があったりして、あちこちから多くの人が訪れています。今はすっかり何もなくなってしまった港周辺ですが、5年後10年後にはきっと大きな変化を遂げているのでは。




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帰りもまた歩いて女川を離れます。少し行くと普通の町並みが広がり、被災現場とのあまりの激しい差に愕然としてしまいます。




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万石浦からは列車に乗ってここを離れます。何だかんだ言ってもやっぱり列車は心強いですね。




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小牛田からは東北本線を乗り継いで、今日は郡山まで移動。切符はまだ明日一日使えるから、明日は少し寄り道でもしながらのんびりゆっくり帰路に着くつもり。今回も実に充実した旅になったかと。



北上 8:56 → 9:41 一ノ関 9:45 → 10:31 小牛田 11:17 → 12:20 浦宿 ⇒ 女川 ⇒ 浦宿 16:39 → 17:50 小牛田 18:00 → 19:16 岩沼 19:26 → 20:26 福島 20:36 → 21:23 郡山

今朝はホテルでのんびりゆっくり朝食を摂っての出発です。



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青森を9時4分に出る弘前行にて本日の行動開始。これから目指す五能線は極端に本数が少なく、早く出ても結局は同じ列車になるため、必然的にこんな時間となります。




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川部からの五能線の接続はよく、2両繋いだ40系のディーゼルカーに乗り換え。窓も開く国鉄タイプの車両に早くもウキウキしてしまいます。




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しばらくすると、周囲は一面リンゴ畑と化し、列車はその中を走る形となります。車窓左手には「津軽富士」の異名を取る岩木山の雄姿がくっきりと。今日も天気は良さそうです。




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鯵ヶ沢に着く直前あたりから海が見え始め、以後しばらくはずっと海が続きます。五能線と言えばやはり海。何度も乗った路線だけど、天候に恵まれた穏やかな今日の眺望はまた格別です。




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今年の始めに「土曜スペシャル」のロケで訪れた千畳敷。あの時は極寒の中ここで3時間以上過ごしました。懐かしいナ。




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やがて海は岩場から砂浜と化し、車窓ギリギリまで近づいてきます。この迫力はホントたまりません。




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こちらも「土曜スペシャル」のロケで訪れた驫木。すっかり雪はなくなりましたね。




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その後も海は砂浜と岩場を繰り返し、同じ海でも所によって全く雰囲気が変わります。




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広戸から深浦にかけての眺めは、巨岩や奇岩がゴロゴロする五能線の中でも特に景色のいい所として知られています。「リゾートしらかみ」に乗っていると、徐行しながら車掌さんが解説してくれますが、一般の列車では注意していないと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。




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深浦に到着。乗り換えのためしばしここで休憩となります。




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駅を出て海沿いの国道を少し歩くと、海辺に浮かぶ巨大な岩に遊歩道が取り付けられているのが遠目に確認でき、とても興味をそそられます。以前訪れた時にとても気になったものの、時間の都合で行かれなかったので、今回リベンジしてみます。




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巨岩を目指す形で遊歩道が完備され、途中で岩盤をくり抜いたようなトンネルを抜けたりして、なかなかスリルのある道が続いています。




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その巨岩のてっぺんまで登って行くことができ、上からの眺めは目もくらむほど。眼下に砕け散る荒波はまさに迫力満点ですが、高所恐怖症の人にはちょっとキツイかも。




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てっぺんにはベンチも設置されていて、深浦の町並みを一望することができます。




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昼食を摂るため駅の方まで戻り、「土曜スペシャル」で食べたお店に入ってみました。




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せっかくなので、大きく宣伝されていた「深浦マグロステーキ丼」をフンパツ。1350円と少々値は張りますが、それ以上の価値はありそうです。




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ようやく列車が動く時刻となり、さらに先へ進みます。乗ったのは「18」利用と思われる若者が数人のみ。がら空き40系2両編成はまさに贅沢そのもです。



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今度もまた様々な角度から日本海を望みつつ。




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途中のウェスパ椿山で降りてみました。




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平日のせいか、観光客はほとんど見かけず、駅前はガランとしています。人が居ないレジャー施設というのは随分と侘しいものですね。




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駅前にあるガラス工房は無料で中を見学することができます。その見事なまでの器用な手さばきにはとても感心させられます。自分には絶対無理そう。




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数少ない貴重な列車の到着を待ってさらに先へと進みます。ナント乗客は他にナシ。完全な貸切状態です。空いている列車は嬉しいけれど、これでは将来が不安になってしまいます。




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その後もまた変化に富んだ日本海の眺望を独り占め。あまりに贅沢過ぎます。




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東能代まで行ってもその先の乗り換えは同じ列車になるため、一つ手前の能代で降りることにしました。




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バスケの街能代を象徴するバスケットゴールがホームに設置。こんな駅は全国でもここだけだったような。




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東能代へ出て奥羽本線に乗り換え。701系ロングに乗ると、現実の世界に戻ったような気に。




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秋田からさらに奥羽本線を上ります。車両は引き続き701系ロング。




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横手から北上線の最終に乗り換え。乗客は他に3人しか乗ってなく、これがローカル線の現状なのでしょうか。




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北上に着きました。今夜は北上に宿泊。まだまだ旅は続きます。



青森 9:04 → 9:41 川部 9:44 → 12:09 深浦 13:35 → 13:53 ウェスパ椿山 14:58 → 16:36 能代 17:13 → 17:18 東能代 17:23 → 18:31 秋田 18:39 → 20:04 横手 20:10 → 21:25 北上

懲りずにまた江差線を行きます。



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スタートは函館を6時53分に出る江差行。この列車も何度お世話になったことか。毎度のごとく木古内までは一般の乗客で賑わいましたが、木古内を過ぎて乗っているのは明らかにテツと思しき人達ばかり。




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散々見慣れ、正直もう「お腹いっぱい」といった車窓ですが、間もなく見納めと思うと、やはりしっかり見ておかねば、という気になります。この迫力のある峠越えは何度通っても興奮します。




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湯ノ岱におけるスタフ受け渡しは特にしっかりと目に焼き付けます。なおここで上下の列車が交換するのは朝の便だけ。




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峠を過ぎると雪もほとんどなくなり、もうすっかり春です。




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終点の江差に到着。この時に限り駅はちょっとだけ賑わいます。




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窓口には記念切符等を求めるテツの皆様がチラホラ。廃止間際にはここも長蛇の列になるのでしょうか。




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この時間帯は折り返しまでに一時間以上あるのでいつものごとく町中を散歩。もう雪はきれいサッパリ、かけらさえもなくなっています。




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駅前には「ありがとう江差駅」のモニュメントが。セメントの乾き具合からして、まだできたばかりのようです。




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帰りは反対側のボックスに移り、双方の車窓を堪能。発車後しばらくは日本海が望めます。




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そして悠々と流れる天の川




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木古内に戻って来ました。




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一旦改札を出ると、待合室には「ありがとう江差線」と題したお知らせがいっぱい。いよいよ最後の時が迫ったことをひしひしと感じます。




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再び江差方面へ折り返し。今度は2両繋いでいましたが、ご覧の通りの混雑。新幹線を飛ばせば、今朝東京を発ってもこの列車に間に合います。




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途中の神明で降りてみます。下車客は他になく、車内から他の乗客の視線を一斉に浴びる形となりちょっと恥ずかしかったです。




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板張りのホームに板張りの待合室。周囲に人家は僅かしかなく、秘境ムードも漂っています。これはたまらないッス。




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隣の湯ノ岱までは3キロもなく、散歩がてらに歩いてみることにします。駅前の道は寂しげで車の往来もほとんどありません。




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でもすぐに大きな道路(道道5号線)に合流し、後はもうこの道路に沿って進むだけです。




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30分も歩けば湯ノ岱の町が見えてきます。こうして歩いてみると、町の様子がよくわかってなかなか面白いですね。




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湯ノ岱と来れば、やっぱりここへ行かねば。




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もはやすっかりお馴染みとなった源泉掛け流しの湯ノ岱温泉にやって来ました。神明の駅から歩いても40分くらい。ちょっと汗をかいたので、一風呂浴びるにはちょうどいいタイミングです。




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休憩室には懐かしの江差線関連の写真展が。館内には食堂もあり、ここはまさにオアシス的な存在です。




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帰りは最寄の湯ノ岱駅に出て、そこから列車に乗ります。いつもながらきびきびとした駅員さんの応対が清々しいです。




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そしてまたまた江差へと到着。相変わらず見かけるのはテツばかり。でもこれでテツも居なかったらそれこそ寂し過ぎるのでは。その意味では「枯れ木も山の賑わい」かと。失礼!(笑)




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ここに足跡を標した証しとして自分撮りもしてみました。




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テツ列車に乗って江差を離れます。突然現れる幻の駅「天ノ川」も、さすがにこれだけ何度も通っていれば写真を撮るタイミングも自ずとわかってきます。




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そしてまたまた木古内へと舞い戻り。




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もう一度江差方面へ折り返そうか迷いましたが、何だかきりがないようにも思え、今回はもうこれで切り上げて本州方面へ引き返すことにしました。ということで「スーパー白鳥」に乗って北海道から引き上げます。




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青函トンネルを抜けて本州へ。蟹田に着く頃にはすっかり陽も暮れて。




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特急券節約のため、蟹田からは701に乗り換え。




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青森に到着。まだもっと先まで行けるけど、今日はここまで。



函館 6:53 → 9:17 江差 10:27 → 11:30 木古内 11:48 → 12:19 神明 ⇒ 湯ノ岱 15:23 → 15:54 江差 16:16 → 17:22 木古内 17:45(特急「スーパー白鳥38号」) → 18:33 蟹田 19:02 → 19:44 青森

今日はホテルで無料の朝食をのんびりいただいてからのゆっくりとした出発。急ぐ旅ではないし、このくらいのゆとりがあると、疲れも溜まらず心底リフレッシュできますね。



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今日は移動が中心。というわけで、北上から東北本線を北上。車両はIGR仕様で、一部クロスシートを配置。これだけでもオールロングに比べて随分と雰囲気が変わります。




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盛岡からはIGRに乗り換え。「18きっぷ」では乗れないけれど、「北・東パス」ならフリーパス。




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そのまま青い森鉄道に直通し、八戸からは、大湊線に乗り入れる快速「しもきた」に乗り換え。




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この先の時間調整を兼ねて、三沢で降ります。




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向かった先は、隣接して建っているかつての十和田観光電鉄三沢駅舎。




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電車は来なくなったけど、中で営業を続ける名物のソバ屋は今も健在。ちょうど昼食時ということもあって、店内は多くの人で賑わっていました。せっかくなので、ちょっとだけフンパツして天ぷらそばの大盛とおにぎりを注文。この、懐かしいような独特の雰囲気がたまらんのです。




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再び電車に乗ってさらに北へ。




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そして青森の一つ手前、ほんの10日余り前に開業したばかりの新駅、筒井で降ります。




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高架線上にホームを取り付けた都会風のシンプルな駅で、青森高校の最寄駅ともなり、通学の便は大幅に改善されるでしょう。なお、ここで下車することにより、またまた全駅乗下車のタイトル奪回となりました。今度はしばらく新駅の開業はなさそうなので、当分タイトルは維持できそうです。




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時間が余ったので、反対方向へ来る電車に乗って隣の東青森まで引き返し。




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さらに折り返し、青森へ。これから北海道へ渡るべく津軽線に乗り換えます。車両は三厩直通の40系。




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50分余り走り右手に海が見えてくると、乗り換えとなる蟹田はもうすぐです。




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そして蟹田からは北海道に渡るべく「スーパー白鳥」に乗り換え。このルートも新幹線が開業すると大きく変わることとなりそうです。




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青函トンネルをくぐり、木古内下車。またまたやって来ました、北海道。




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コンビニ等をほとんど見かけない木古内駅前ですが、海側へ向かって右方向へ5分くらい歩くと大型のスーパーがあります。21時50分まで営業しているので食料の調達には何かと重宝します。江差線への乗り換えには時間があったのでいろいろと物色。




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新幹線の工事が急ピッチで進む木古内駅構内。




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夕方の便で江差線を訪ねます。さすがにこの時間まで残っているテツは少なく、たった1両での編成でも1人で楽々ワンボックス占拠が可能。




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ひと頃に比べ陽もだいぶ長くなり、発車後もしばらくは外の景色が楽しめます。




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以前この列車に乗った時、ここはもう真っ暗でしたが、今の時期はまだまだ明るいですね。




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さすがにここまで来ると、もうほとんど陽は暮れました。




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そして当たり前のように行なわれる湯ノ岱におけるスタフ受け渡し。




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江差に到着。待ち受ける人はほとんどなく、鉄道ファンと思しき人達が数名うろうろするだけです。




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そしてここまで乗ってきた人がそのまま折り返す形で寂しげに江差を発車。




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そのまま函館まで乗り通し、今夜は函館に泊まります。



北上 9:08 → 9:57 盛岡 10:20 → 12:08 八戸 12:13(快速「しもきた」) → 12:31 三沢 13:02 → 14:08 筒井 14:45 → 14:47 東青森 15:07 → 15:14 青森 15:24 → 16:18 蟹田16:25(特急「スーパー白鳥19号」) → 17:13 木古内 17:51 → 18:58 江差 19:07 → 21:24 函館

今日はBRTの視察兼ねて三陸地方を訪れてみます。



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仙台を6時ちょうどに出る一ノ関行でスタート。車両はセミクロスシートの719系で、寝不足気味の早朝にも関わらず旅の気分を盛り上げてくれます。




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小牛田からは石巻線に乗り換え。一部の車両は石ノ森章太郎作品のキャラクターを施したラッピング車でした。




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前谷地からは同一ホームにてすぐに気仙沼線に乗り換え。




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田畑を中心としたのどかな車窓が続きます。この辺りは特に変わった様子はなさそう。




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現在列車は柳津までの運転となっています。昭和52年に気仙沼線が全通するまでは、柳津線としての終着駅だったので、当時の運行形態に戻った形ですかね。




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柳津から先は震災の影響により不通になっているため、BRT(バス高速輸送システム)による運行となります。列車の到着に合わせるように駅前には大型のバスが待機。




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引き続きバスに乗り換えたのは「18きっぷ」利用と思われる旅行者が数人のみ。鉄道の頃に比べ本数は倍増し利便性は格段に向上したはずですが、利用率はあまり芳しくないようです。




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しばらくは他の車と一緒に一般道を走っていましたが、途中から線路跡を舗装したBRT専用道を走行。元々は線路だったため道幅が狭くバス一台がやっと通れるくらいなので、所々すれ違い用の待避所が設けられています。




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30分程で志津川に到着。バスはここからさらに本数が増えるので、ここで一旦降りてみることにしました。




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この辺りは確か家々が建て込み大きな町が形成されていたはずですが、もはやその面影はなく、何もない広大な空地が広がるばかりとなっています。けれども所々に建てられた仮設の店舗に復興への意気込みが感じられ、鉄道の復旧にも期待がかかります。




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30分後に出るバスでさらに「気仙沼線」を走行。専用道を走る区間が多くなり、トンネルが多かった気仙沼線の線路跡をそのまま進んでいる様子がよくわかります。




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バスの中から見た限りでは、海に近かった陸前小泉駅は完全に崩壊してしまったみたいで、改めて津波の凄まじさには戦慄を覚えます。本当に一日も早い復興を願うばかりです。



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本吉からは30分間隔の運転と、都市路線並みの本数となるため、ここでも一旦下車することにしました。




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ここは高台にあるため津波の影響を受けず、駅もそのままの形で残っています。




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駅窓口も普通に営業。待合室はそのままバスの待合室として使われています。バス接近に際してはその旨の案内が流れ、また現在バスがどの場所を走っているのかがひと目でわかるようになっています。




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さらにBRTにて「気仙沼線」を走行。他の車は走行できず、またバスの時間は決まっているため、鉢合わせになることはなく、スムーズに走行できます。




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次の小金沢で降りてみました。この辺りは一般道の走行となります。




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駅があったと思われる場所は、津波で根こそぎ持って行かれたみたいで、痛ましい残骸がくっきりと。まさに津波の破壊力は想像を絶するほどです。




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すぐそばには穏やかな海が広がっています。この海が牙をむいたとはにわかには信じられない思いです。




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次のバスにて隣の大谷海岸でも下車。




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確か駅の裏手にはきれいな海水浴場が広がっていたはず。




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ズタズタになったホームには「あの日を忘れない」と書かれた献花台が。こういうのを目の当たりにすると、本当に胸が締め付けられる思いです。




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その後もバスは専用道となった線路跡を走行する区間が多く、踏切があった所では注意を促す表示が印されています。




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陸前階上の駅が見えてきました。今走っている道路が確かに元々は線路だったことがよくわかります。




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一般道では市内の渋滞に巻き込まれることもあり、そうなるともうお手上げです。便数はグンと増えて利便性は格段に向上したものの、信頼度となると、やはり鉄道に軍配が上がりそうです。




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南気仙沼でも降りてみます。ここは被災現場から少し離れた所にバス停が設けられていて、震災の爪あとはないようです。でも海側へ少し歩いてみると、たちまちにして一切の建物がなくなり、ほんの僅かの差が天と地ほどの明暗を分けたことが窺えます。




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専用道ではバス同士がすれ違うだけの道幅はないものの、バスの時刻は決まっているため、道路上で鉢合わせになることはありません。ダイヤが乱れた場合でも、所々に設けられた待避所でうまう交わせるよう工夫が凝らされているようです。




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気仙沼駅へとやって来ました。ここは以前と特に変わった様子は見られません。




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一ノ関方面へ行く大船渡線の列車は動いていて、駅窓口も通常通り営業しています。




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ホームは、バスも直接乗り入れられる形に改良する工事が進行中。




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今度は大船渡線のBRTに乗って盛方面へと向かうことにします。




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しばらくは特に変わった様子のない市内を進行。




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しかしすぐに家一軒なくなったむき出しの更地へと変貌。本来なら家々が建て込んでいたはずで、変わり果てた光景は本当に胸が痛みます。




14.3.25-52 14.3.25-53

陸前高田で乗り換えてさらに先へ。瓦礫こそなくなったものの、復興への道のりはまだまだ先になりそうです。




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こちらも途中から線路跡を舗装したBRT専用道を走行。そう言えば列車から眺める景色は確かこんな感じでした




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こうして見ると、ここが線路だったことがよくわかります。




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大船渡に到着。ここで一旦降りることにしました。




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シブめの駅舎と活気のある駅前。大船渡の駅といえばそんなイメージがありましたが、もはや想像もつかないような見るも無残な状況になっていて、さすがにこれには唖然呆然。頭ではわかってはいたものの、いざ現実を目の当たりにすると、居たたまれない気持ちでいっぱいになります。




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そして大船渡線の終点、盛へとやって来ました。




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ここはバスがそのままホームに横付けできるように改良されていて、列車とバスが同じホームを共有することになります。ここからは三陸鉄道が鉄道で一部開通しているので、列車との乗り換えはスムーズに行なえます。




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駅は窓口も通常通り営業。バスはホームから発車するため、時刻に合わせ、改札も行なわれます。




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三陸鉄道はここから途中の吉浜まで運行。列車の姿を見ると何だかホッとしてしまいます。なお、右端の舗装道路は大船渡線の線路をBRT化したもの。



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跨線橋で構内を眺めていると、岩手開発鉄道の貨物列車が長い貨車を引いて通過して行きました。人は乗れないけれど、やっぱり列車はいいものだな、としみじみ。




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今は貨物専用となった岩手開発鉄道ですが、22年前の平成4年3月末までは僅かながら旅客列車も運転されていました。当時のホームは今でも残っていて、旅客列車廃止間際には何度も訪れた当時のことを懐かしく思い出します。




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夕方のBRTで盛を後にします。バスがホームに入線します。




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気仙沼からは本日久々となる列車に乗って大船渡線を上ります。2本のレールにガッチリ守られている鉄道は、やっぱりバスより安心できる気が。確かにコストの面では効率が悪そうだけれど、信頼度は全く違いますね。




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一ノ関からは東北本線に乗り換え、今日はまだもう少し北へ向かいます。




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21時52分北上到着。今夜は北上に宿を取りました。



仙台 6:00 → 6:44 小牛田 7:11 → 7:30 前谷地 7:33 → 7:56 柳津 8:07 ⇒ 8:35 志津川 9:05 ⇒ 9:48 本吉 10:21 ⇒ 10:28 小金沢 10:58 ⇒ 11:03 大谷海岸 11:33 ⇒ 11:53 南気仙沼 12:23 ⇒ 12:33 気仙沼 13:29 ⇒ 14:02 陸前高田 14:32 ⇒ 15:09 大船渡 15:39 ⇒ 15:43 盛 16:45 ⇒ 16:54 下船渡 17:24 ⇒ 17:56 陸前高田 18:06 ⇒ 18:39 気仙沼 19:42 → 21:05 一ノ関 21:13 → 21:52 北上



★★★--- お知らせ ---★★★

横見浩彦ラジオ鉄道 公開録音2014(伊藤桃主演モーニングコールCD化記念)


ラジオドラマ「モーニングコール」(伊藤桃主演)CD化を記念して、昨年同様 「横ラジ」の公開収録をやっちゃいます。

ゲストには昨年同様「鉄女育成スクール」の二人(堀込聖美&山本紗由美)をお迎えします。


日時: 4月29日(火・祝)14:00ー
場所: 大森バーディー第4スタジオ(JR大森駅から徒歩5分くらいの所です)

料金: 無料

内容: 番組2週分(30分×2本) CD即売会&アトラクション【CD代は\2.000(握手会有)】

定員: 50名

応募方法: yokoraji@birdy.co.jp までメールで応募下さい。件名に公開録音入場希望と記入して、本文に氏名を書いてお送り下さい。折り返し、入場メールをお送りします。

今日は午後からヨコラジの収録。そしてしばらくはヒマになりそうだったので、そのまままた旅に出ることにしました。



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切符は、北海道と東日本、それに一部の三セクも乗り放題となる「北海道&東日本パス」を使用。夕方からの旅立ちとなり、もうあまり遠くへは行けないけれど、ラジオの収録現場へ行くまでに使った切符がそのまま使えるので却ってトクした気分に。それに朝からずっとロングシートの鈍行乗り継ぎというのも意外と疲れるもので、それにこの時間からなら旅行者の姿もほとんど見かけず、それなりに快適な道中が望めます。


本日の移動は仙台が限界。本格的な旅は明日からですかね。



上野 16:36 → 18:21 宇都宮 18:34 → 19:26 黒磯 19:43 → 20:44 郡山 20:55 → 21:41 福島 21:53 → 23:15 仙台



★★★--- お知らせ ---★★★

横見浩彦ラジオ鉄道 公開録音2014(伊藤桃主演モーニングコールCD化記念)


ラジオドラマ「モーニングコール」(伊藤桃主演)CD化を記念して、昨年同様 「横ラジ」の公開収録をやっちゃいます。

ゲストには昨年同様「鉄女育成スクール」の二人(堀込聖美&山本紗由美)をお迎えします。


日時: 4月29日(火・祝)14:00ー
場所: 大森バーディー第4スタジオ(JR大森駅から徒歩5分くらいの所です)

料金: 無料

内容: 番組2週分(30分×2本) CD即売会&アトラクション【CD代は\2.000(握手会有)】

定員: 50名

応募方法: yokoraji@birdy.co.jp までメールで応募下さい。件名に公開録音入場希望と記入して、本文に氏名を書いてお送り下さい。折り返し、入場メールをお送りします。

とうとう「あけぼの」が最後の運転となる日を迎えてしまいました。最後は上野駅から見送りです。



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少し早めに13番ホームにやって来ると、ちょうど「北斗星」が発車を待っているところでした。たくさんの人がカメラを構えていますが、「あけぼの」のついでに撮っている人が大半でしょう。




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まるで今日「北斗星」が消えるかのごとくです。でも実際に「北斗星」の最後の日は、この程度では済まなくなるかもしれません。何と言っても最後のブルートレインになるわけですから。




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中央改札の前あたりでは「あけぼの」の記念グッズが売られていて、買い求める人の長蛇の列となっています。随分と人気があるようです。




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「あけぼの」の記念弁当が売っていたので、ついつい買ってしまいました。



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13番線は、「あけぼの」の入線までまだ一般の普通電車の発車も少しあり、帰宅の通勤客で込み合います。普段とは違うこの異常なまでの混雑に、いったい何事か、とさぞかし驚いたことでしょう。




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ラストとなる通勤電車が行ってしまうと、13番線に下りる中ほどの階段が規制され、入場制限が行なわれるようになりました。でもどうやら規制されたのは中ほどの階段部分のみで、頭端式となる地平ホーム側は自由に行き来できたみたいです。




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やがて電光掲示板に「あけぼの」の文字が。これが見られるのもいよいよ本日が最後となります。




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そして「あけぼの」入線の放送が入り、一気に緊張が走ります。




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ゆっくりと「あけぼの」が入線してきました。たちまちにしてホームは大混乱に陥ります。特に先頭の方は物凄いことになっているようです。




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それでもホーム中ほどは比較的余裕があり、見送る人、見送られる人、想い想い名残を惜しむ姿が目立ちます。停車時間は15分くらいあるので、最後のこのひと時をしっかりと堪能したいところです。




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最後部も凄い人だかりとなっていますが、万全な警備体制が取られているせいか、目だった混乱はないようです。でもこんな想いをするのも今日が最後。これだけたくさんの人がアツイ視線を送っているのを見ると、思わず熱いものが込み上げて来るのを感じます。




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ついに発車時刻を迎えました。いよいよお別れです。




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さようなら「あけぼの」。そして「ありがとう」。44年もの長きに亘る活躍、本当にお疲れ様でした。




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本日宝島社より発売されました。私が「カシオペア」の乗車記を、相方の木村裕子ちゃんが「あけぼの」について書いています。是非手に取ってご覧になってみてください。

今日はもう帰路に着きますが、真っ直ぐは帰りません。



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本日の始まりは兵庫駅から。朝のラッシュと共に行動を開始します。



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兵庫に来たのは通称「和田岬線」に乗るためです。乗り換えには鶴見駅における鶴見線のように専用の改札を抜ける必要があります。




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電車は朝と夕方のみの運転と、完全な通勤ダイヤとなっています。電車は6両編成と結構長く、会社勤めの通勤客が次から次へと押し寄せてきます。




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終点となる隣の和田岬までは僅か一駅。3~4分で到着です。終点に着くと一気にドドドッと出口目指して大勢の通勤客が殺到。なお、駅の無人化に伴い、以前はなかったホームの中ほどにも所々出口が設けられていました。




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レールはここでぷっつりと途切れ、いかにも終着駅といった風情です。




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駅舎がなくなってからは初めて訪れました。かつて駅舎があった所にはコンビニができていて、完全に無人駅となったホームはそのまま通路の役目も兼ねているようです。ここは最後まで旧型客車が残った区間ということで、いろいろと思い出が多く、この変わりようには複雑な想いに駆られます。




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しばらくするうちに、また兵庫側から電車が到着。たちまちにして一気に人が押し寄せ、あっという間に大混雑となります。周囲は工場ばかりではなく、住宅街でもあるので、昼に電車を動かしてもそれなりに需要はあると思うのですが。




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帰りの電車はご覧の通りがら空き状態。夕方はこれと正反対の状況になります。




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兵庫に戻って来ました。まだラッシュは続いていますが、ひとまずここからは退散。




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そして山陽・東海道の快速に乗って山崎まで来ました。




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JRの山崎駅から歩いてすぐの所にある阪急の大山崎から阪急京都本線に乗り換えます。




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大山崎から京都側へ一駅、長岡天神との間にこれまた昨年末に開設された新駅、西山天王山で下車。これでめでたく全駅乗下車のタイトル奪回となりました。でも10日もしないうちに青森でまた新駅が開業するのですぐにまたタイトル返上となりそうですが。




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その後はひたすら東海道を上ります。何十回、いや、それこそ何百回とも思えるくらい頻繁に通ったルートですね。




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切符は今日いっぱい使えるので、そのまま上野駅まで直行し、ラストランの迫った「あけぼの」を見送り。まだあまりピンと来ないけれど、最後の日は確実に迫って来ています。たぶんもう乗ることは叶わないだろうけれど、出来る限り見送りには来たいものです。