引き続き「トワイライト」は日本海縦貫ラインを快走中。



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いやぁ、もう。漠睡。そして朝になっても回りを気にせずダラダラ過ごせるのはこれまた実に贅沢なひと時でもあります。終点の大阪到着は昼過ぎだから、もう一眠りしてもよさそう。

なお朝食は前夜までに時間を予約しなければならないため、今朝は無理に起きねばならないことを嫌ってパス。その意味では「北斗星」や「カシオペア」みたいにフリータイム制の方が有難いです。一応簡易な食料は用意してあります。




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サロンカーに来てみると、やはりもうギッシリ満員状態。でもゆったりとしたツインの自室の方がはるかに居心地がよく、それならば部屋でゆっくり過ごした方がよさそうです。




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敦賀では機関車交換のため16分間の停車。たくさんの人がホームに出てその様子を窺います。たまにはこうして外の空気が吸えるのもいいですね。




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ベッドをソファに戻し、最後の走りを部屋から堪能。こうして誰にも邪魔されずに景色を独り占めできるところがたまりません。




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そして昨日札幌を出てからはるばる22時間48分。ついに終点の大阪に到着です。何だか降りるのが名残惜しく、もっと乗っていたかったというのが正直な感想でしょうか。来年には廃止になってしまうというのが何とも惜しく、できれば廃止は考え直してもらいたいというのが切なる願いです。




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その後は新大阪へ出て、「のぞみ」に乗って一気に東京へ。「大人の休日」はまだ今日一杯使えるから、引き続き上越方面へでも行ってみようかと思ったけど、モトは十分過ぎるくらい取ったことだし、やっぱりもういいかな、と。
今回はかなりの出費となってしまったけれど、満足度は数倍以上。やっぱり旅はやめられませんね。

切符はまだ明日まで使えますが、今日中に北海道から離れます。



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昨夜は東室蘭に泊まったこともあり、今朝は何となく室蘭まで来てみました。




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かつての室蘭駅はさらに1キロほど先に進んだ場所にあり、現在の駅は平成9年10月1日に開業したモダンな建物です。この場所に移転してからは初めて訪れました。




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せっかくなので、かつての室蘭駅にも足を運んでみました。おお、この重厚な造り。確かにこの駅舎でした。懐かしい。




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旧駅舎は登録有形文化財に指定され、多目的ホールとして活用されています。少々イメージは変わったけど、もうこのまま取り壊されることなく後世に受け継がれて行くのでしょう。




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その後は室蘭本線を引き返し、札幌へと向かいます。




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そして昼過ぎには札幌へとやって来ました。




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そしてしばらくのインターバルの後、ゆっくりとホームに入って来た「トワイライトエクスプレス」。ジャーン、ナントこれからこれに乗るのです。




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実は一ヶ月前、知人がいわゆる『10時打ち』を狙った際、保険を賭けて2ヶ所で申し込んだところ、2ヶ所とも取れたので1枚は不要になったというので、ならばと有難く譲り受けた次第。ツインの部屋なので特急券と寝台券は2人分必要になるけれど、今や滅多なことでは乗れなくなってしまった列車なだけに、金額以上の価値は十分あるでしょう。ということで、今回北海道を訪れた最大の目的はこれでした。


原則一人用のシングルツインに比べると、部屋はとても広くゆったりとしていて、これなら2人分払った価値はありそうです。大阪までのはるばる22時間余りの旅を優雅に楽しむことにします。



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フリースペースのサロンカーは出発早々早くも埋まってしまったみたいです。でも正直ツインの部屋の方がはるかに居心地いいですね。




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夕方に到着した洞爺では、すれ違いのため10分少々の停車。ホームに降りて一服する人が多く、こういった小休止は気分転換にいいですね。なお列車はもうこの先明朝まで運転停車を除き停まらないため、しばらくは外の空気も吸えなくなります。




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ディナータイムはさすがに高価過ぎて元々眼中になく、食堂車は一般に開放される21時からのパブタイムを利用してみました。でも「北斗星」や「カシオペア」のような、ビーフシチューだのハンバーグだのといった本格的な食事のメニューはほとんどなく、ピラフがやっとといったところ。大半がつまみのようなメニューばかりなのは惜しまれます。雰囲気は素晴らしいけどね。




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夜も更けるとさすがにサロンカーもまばらに。終点の大阪着は明日の昼過ぎとまだまだはるか先だから、明日は思い切り朝寝坊をしてみるのもいいかも。興奮は未だ治まらず、幸せをかみ締めて最高に贅沢な一夜を過ごします。本当に夢のような列車です。

網走監獄でも見学してみようかと思い、差し当たり網走方面へ向かうことにしました。



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北見を8時7分に出る網走行は、通学の高校生対策として4両も繋いでいます。それでも車内はかなり混雑し、大量輸送が可能な鉄道の頼もしさを見せつけられた思いです。




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しかし2つ目の愛し野で高校生は全員が降りてしまい、後はもうがら空きのまま終点へと進みます。4両も繋いでいるため、ここまで贅沢な思いができる列車も珍しいかもしれません。



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窓を全開にして大地が続く北海道らしい景色を満喫。これぞまさしく鈍行ならではのいわば究極の贅沢ですかね。



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「鉄子」や「極旅」でもたびたび訪れた懐かしの西女満別。周囲に人家はほとんどなくまさに『秘境』と化していますが、女満別空港から歩いて30分の所です。




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途中ほとんど乗り降りのないまま網走に到着。でもこの先、釧網本線側は旅行者が多いみたいです。




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以前「鉄子」でも訪れた網走監獄へやって来ました。この前はあまり時間がなく、かなり慌しい見学となってしまったため、今回はもう一度じっくり見てみようとの試みです。




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当時の監獄の様子がリアルに再現されていて、相当悲惨な状況下に置かれていたことがわかります。自分にはちょっと耐えられそうにないような…




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食堂では実際に出されたメニューが体験できるというのでそれを注文してみました。麦飯が中心のヘルシー食は特別美味くもなく不味くもなくといった平凡な味で、かなり物足りない気が。毎日こんなのが続いては、さすがに萎えてしまいそうです。




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たっぷりと監獄を見学し、駅へと戻って来ました。当初は釧網本線へ進むつもりでしたが、どうも旅行者でかなり混んでいるようなので、結局そのまま特急に乗ってそっくり折り返すことにしました。




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昨日訪ねた一連の「白滝シリーズ」を次々と通過。機会があったらまたじっくり回ってみたいものですね。




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札幌へと戻って来ました。今夜は札幌周辺に泊まりたかったのですが、近郊のホテルはほぼ全滅に近く、「スーパー北斗」に乗り継いで道南方面へ。どうやら北海道は今がシーズンなのですね。




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ということで、東室蘭まで移動。何とかここに宿が取れました。

今日は道東まで足を伸ばそうかと。



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当初は「おおぞら」に乗って帯広回りで行くつもりでしたが、ふと北見回りもいいかな、と思い立ち、札幌を7時21分に出る網走行の特急「オホーツク」で旅立つことにしました。乗り放題の切符だと、こういうケースにすんなり対応できて便利ですね。




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旭川を過ぎて石北本線に入ると、グンとのどかな風景となります。そして旭川までは「スーパーかむい」の役割も担っている関係で混んでいましたが、旭川を過ぎると気の毒なくらいがら空きに。すこぶる快適なのはいいけれど、先行きが心配になってしまうほどです。




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偶然にも先月江差線で知り合った年配のテツ氏と車内にて再会。すっかり意気投合してしまい、せっかくだからとしばらく一緒に行動させてもらうことに。ということで、予定を変更して遠軽にて下車。




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名寄本線がなくなってからは随分と寂しくなった遠軽駅ですが、駅舎は昔ながらの木造で今でも風格が漂っています。




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昨冬放送された僕が出ている「土曜スペシャル」の「極旅」にて、「白滝シリーズ」を扱った回があり、それに感化されて各駅を回ろうとここからレンタカーを予約していたという年配のテツ氏。あまり詳しいことはわからないということなので、ボクがナビを務めることになりました。




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ということで、さっそく上川方面を目指して車を走らせます。近年になって石北本線と並行する形で無料の高速道路が開通したため、とても快適なドライブが望めます。しかしこんないい道路ができてしまっては、とても鉄道は太刀打ちできないような。




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一旦上川まで戻り、旧道にあたる一般道を引き返す形でしばらく走行。まず訪れたのは2001年に廃止となった旧中越駅。駅が廃止されてからは初めて来ましたが、当時の駅舎はまだそのまま残っていて、信号場として使われています。
待合室は入れなくなっていたものの、さほど変わった様子は見られず、苦労して乗り降りした時のことを懐かしく思い出します。何しろ現役当時は停まる列車が一日に上下各一本ずつしかなく、隣の駅からも離れている関係上全駅乗下車においては全国で最も困難な駅だったので。
あの頃はまだ駅前にパラパラと建っていた廃屋も、今はもうすっかり無くなっていてその痕跡すらわからず、とてもここに集落があったとは思えないほどです。




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山道をさらに奥へと進み、錆び付いた橋を渡った所には上越信号場があります。ここも1970年代までは一般の駅でしたが、一足先に信号場へと格下げになっています。峠に近い深い山中にポツンとあり、人家どころか廃屋さえ見かけない全くの無人地帯ですが、かつては集落があり、駅も有人で普通に切符も売っていたというのだから驚いてしまいます。できれば現役当時に訪れてみたかったですね。




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道路はこの先、カーブが連続する峠越えとなります。かつてはメイン国道として多くの車が行きかったものですが、無料の高速道路が開通してからは往来がほとんどなくなり、まるで廃道のような寂れ具合です。




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峠を越えると、やがてこちらも2001年に廃止となった旧奥白滝駅に辿り着きました。こちらも待合室は閉鎖されているものの、当時の駅舎はまだそのまま残っていて、信号場として使われています。ここも現役当時は停まる列車が一日に上下各一本ずつしかなく、列車を使っての乗り降りはとてつもなく大変でした。
20年前に訪れた時は、既に周辺は無人地帯になっていたものの駅前にまだ廃屋がパラパラと散見し、集落があった痕跡が見られたものでしたが、今は全てなくなっていて、駅があったことに違和感を覚えてしまうほどです。




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奥白滝を過ぎてしばらく行くとだんだんと人家が現れ出し、上白滝に到着。似たような駅舎が建っていますが、こちらは現役。駅前には商店もあり、雰囲気がこれまでとは全然違いますね。




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待合室も手入れが行き届き、居心地は上々。やっぱ現役の駅はいいですね。




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列車は一日に上下各一本のみ。こんな駅は今や全国でもここだけです。




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隣の白滝にも立ち寄ってみました。大きな町ではありませんが、これまでがあまりに何もなかっただけに、かなりの都会に思えてしまいます。ちょうど遠軽行の列車が出て行くところで、やっぱり列車はいいなあ、としみじみ。




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さらに車を走らせると、道路沿いに見えてくるのが旧白滝。木造の待合室がいい雰囲気を出しています。僕が実際に降りた20年前は2人の高校生が通学に使っていましたが、今はもう定期的な利用者は居なくなったみたいですね。



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さらに進み、「白滝シリーズ」最後の駅となる下白滝。ここは駅前に大規模な牛舎があるため、それほど寂れた感じはないよう。今は上り列車が一日に3本停まりますが、僕が訪れた20年前は1本しか停まらず、上白滝同様列車を使っての乗り降りは困難を極めました。




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窓口は板で塞がれているものの、出札口や荷物台はまだその痕跡が残っていて、かつては駅員が居たことを物語っています。当時のことを知る貴重な駅舎なだけに、いつまでも残っていてもらいたいものです。




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ホームは2面2線となかなか立派な造りでかつての栄華が偲ばれます。




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楽しいドライブを満喫し、遠軽へと戻って来ました。とても有意義な時間を過ごさせていただき、誠に有難うございました。是非またどこかでお会いしたいものですね。


ということで、列車の旅を再開させます。ちょうど生田原行の列車があったのでそれに乗車。学校帰りの時間帯なのにがら空きです。




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窓が開く40系なので全開にして自然の風を思い切り取り入れてみます。初夏の風が最高に心地良く、まさに至福のひと時です。




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通過列車が多く、乗り降りがとても困難な生野に停車。ここも今はもう定期的な利用者は居ないようですね。




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その後も大地が続く北海道らしい景色が続きます。何という贅沢なひと時!




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生田原止まりの列車なので、終点の生田原でとりあえず降ります。




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図書館が併設された立派な造りの駅です。でも列車を利用する人は多くないようですね。




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生田原で待つこと約40分、やって来たのは特快「きたみ」。特急券ナシで石北本線を横断できる貴重な列車です。




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SL時代はかなりの難所だった常紋峠も軽快な足取りで難なく越えて行きます。




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北見までやって来ました。まだまだ先へ行けるけど、今日はここまででいいかな、と。



札幌 7:21(特急「オホーツク1号」)→ 10:55 遠軽 ⇒ 中越 ⇒ 上越 ⇒ 奥白滝 ⇒ 上白滝 ⇒ 白滝 ⇒ 旧白滝 ⇒ 下白滝 ⇒ 遠軽 16:34 → 16:56 生田原 17:35 → 18:24 北見

「大人の休日」はまだ今月いっぱい使えるため、後半は北海道版を使わせてもらうことに。



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そんなわけで「はやぶさ」使ってバビューンと一気に新青森へ。毎度のことながらこのスピードには驚くばかりです。




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新青森から「スーパー白鳥」に乗り換えると、早くも北海道へ行くといったゾクゾクとした気分になります。



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途中の景色もすっかり見慣れ、少しばかり飽きた感じはしますが、それでも北海道へ行くという意識は特別な感情のようで、何度通ってもゾクゾクしてしまいます。




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青函トンネルに突入。毎度のことならがやっぱりこの瞬間はちょっと緊張しますね。




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長い長いトンネルを抜けると、まさしくそこは「北の大地」。再来年にはこれを新幹線から体験することになるのですね。




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車窓右手に函館山が見えてくると、函館に来たな~っと実感が湧いてきます。でも新幹線はこのルートを通らないからこの景色は見られず、また違った捉え方になるのでしょう。




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函館に着きました。先月も来ていて、正直「またか」といった気はしますが、今日はさらに北へ向かうため、ワクワク感が募ります。




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函館では駅前の朝市食堂にて「函館丼」をフンパツ。税込み1728円と少々値が張るものの、生ウニ・イクラ・カニがどっさり乗ってこのボリュームならお値打ちもの。普段はコンビニ弁当あたりで済ますことが多いけれど、たまにはこういった豪勢な食事も悪くないかと。




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「スーパー北斗」でさらに先へ進みます。指定席は全て売り切れとのことで自由席もかなりの混雑が予想されますが、列車は一時間近く前から入線しているので余裕で座席は確保できました。




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七飯からは下り列車のみが走る「藤代線」に入りますが、新幹線がやって来る渡島大野駅を通らないため、新幹線開業後は旅客列車はここを通らなくなるかもしれません。




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内浦湾を豪快に駆け抜けます。




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秘境駅で名高い小幌も一瞬で通過。




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札幌へとやって来ました。列車で来る北海道はやっぱり遠いですね。そりゃ鈍行に比べれば圧倒的に早いけど。
まだ早いですが、今夜は札幌に泊まります。できれば旭川あたりまで行きたかったのですが、今日の旭川周辺のホテルはやたらと混んでいて断念。



東京 8:20(新幹線「はやぶさ5号」) → 11:19 新青森 11:30(特急「スーパー白鳥5号」) → 13:42 函館 15:13(特急「スーパー北斗11号」) → 18:43 札幌

切符の最終日となった今日は、もう特に行き先は決めてなく、思い付きで行動してみようかと。



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何となくのと鉄道へでも行ってみようかと思い立ち、七尾線の列車に乗り込むことにしました。




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田畑が中心ののどかな風景が続きます。来年春には金沢-津幡間が第三セクターに移管されるため、七尾線にもいろいろと影響が出てくるのでは。




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終点の七尾で、のと鉄道に乗り換えます。なお次の和倉温泉まではJR西日本の管轄でもあります。




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「大人パス」はのと鉄道では使えませんが、土日祭は千円で一日乗車券を売っていて、今日は土曜日ため、有難くそれを活用させてもらうことにします。




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海沿いを走るイメージが強い路線ですが、ちょっとした山越えもあったりします。




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せっかく乗り放題の切符が手に入ったのだから、どこかで降りてみようと思い、まずは西岸を選んでみました。




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元々は国鉄七尾線ということもあり、その頃のイメージをそのまま残す木造の駅舎が今も使われています。JRとして引き継がれていたら、あるいはこの駅舎は取り壊されていたかもしれませんね。




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駅舎内は、取れたての地元野菜の販売所にもなっていました。基本は無人駅ですが、そのおかげで駅には販売のおばちゃんが居て、それだけで心温まる気がします。




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アニメの中の駅として使われたようです。すみません、どうもこういうのは疎いものでして。




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一駅戻る形で隣の能登中島でも降りてみました。




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ここも昔ながらの木造駅舎が残っています。一見してかなり風格が感じられます。




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ホームには廃車となった郵便車が。かつて甲駅に留置されていた車両ですね。




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どっしりとした駅舎からは、国鉄時代からの威厳が放たれているように感じます。今はとてもひっそりとしているようですが、昔はさぞかし賑わったのでしょう。




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七尾側から来た列車で再び折り返し、さらに先を目指します。




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終点が近づくにつれ、次第に海も寄り添ってきます。




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現在の終点、穴水に着きました。この先の能登線が廃止されてからは初めての訪問となります。




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ホームの先端にある0番線には、かつて「のと恋路号」として活躍していたNT800形の車両が留め置かれていました。人気のあった列車なだけに、こうして動かなくなった姿を見ると、とても切なく思います。




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今はここまでの営業ですが、かつてはまだこの先、輪島方面と蛸島方面の2方向へ線路が伸びていました。ガランとした広い構内に当時の名残が偲ばれます。




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のと鉄道も十分堪能できたことでもあるし、そろそろ帰ろうかと。




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和倉温泉で特急「しらさぎ」に乗り換え。せっかく特急が使える切符なので、こういう場合はどんどん利用した方がいいですね。




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来た時と同じ景色ですが、大きな窓の特急列車の車内から見るのとは気分的に違います。少なくとも金沢まではがら空きなので、快適さも全く違います。




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金沢からは「はくたか」と新幹線を乗り継いで東京着。東北から北陸までを駆け巡った豪快な旅も無事終了。のと鉄道を除く4日間の交通費はこれだけ乗り回してもたったの1万7千円。「大人」ってホントいいもんですねえ。



金沢 7:42 → 9:16 七尾 9:51 → 10:18 西岸 10:31 → 10:39 能登中島 11:33 → 11:52 穴水 12:48 → 13:23 和倉温泉 13:30(特急「しらさぎ12号」) → 14:38 金沢 15:12(特急「はくたか19号」) → 17:52 越後湯沢 18:12(新幹線「Maxたにがわ424号」) → 19:40 東京

バイキングの朝食をたらふく食べた後は、部屋で優雅にサッカー観戦。その後もう一度温泉に浸かり、最高に贅沢な朝を迎えております。これぞ本当の「大人の休日」!



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今日の出発は9時52分とかなり遅め。でも切符のモトはもうとっくにとっていることでもあるし、たまにはこんなのんびりとした旅立ちも悪くないかと。




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昨日も見た景色ですが、あまり来ない所なだけに、よく見ておきたいところですね。




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盛岡から「はやぶさ」に乗りたかったけど、軒並み満席とのこと。仕方なく「やまびこ」の自由席にしましたが、同じE5系でこっちはがら空き。多少時間はかかるけど、この方が落ち着けていいかも。




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この後の予定はまだ特に決めていなかったけれど、もっともっと乗っていたくなり、この際だから切符を最大限に活かして北陸へでも行ってみようか、という気になり、大宮から上越新幹線に乗り換え。車両は引退もそう遠くないオール2階建て車両のMaxです。




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そして越後湯沢から「はくたか」に乗り換え。このルートも来年春で終わりになるはずです。




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列車は日本海側へと抜け、一路北陸へと目指します。




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金沢までやって来ました。ほぼ一日ずっと乗りっ放しだったのにちっとも飽きることなく、やっぱボクは根っからの「乗り鉄」なんだろうと。



湯瀬温泉 9:52 → 11:39 盛岡 12:07(新幹線「やまびこ46号」) → 14:58 大宮 15:06(新幹線「Maxたにがわ415号」) → 16:08 越後湯沢 16:36(特急「はくたか18号」) → 19:18 金沢

昨日は「南リアス線」を行ったので、今日は「北リアス線」を訪ねてみようかと。



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早起きして八戸を5時35分に出る八戸線の一番列車に乗ることにしました。さすがにまだ乗客は少なく、2両編成の40系気動車はすこぶる快適です。




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鮫を過ぎると車窓左手には太平洋が姿を現し、しばらくは海に沿って走行します。一見すると穏やかな海ですが、3年前には猛威を振るった海です。




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終点の久慈に近づくにつれ、車内は通学の高校生で満員に。最初の方は全く乗客を見かけなかっただけに、何だかホッとした気分になります。




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久慈で高校生が一斉に下車。こういった活気溢れる朝の通学風景は結構気に入っています。




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久慈からはすぐに北リアス線が接続。どうやら団体は入っていないようで、さらに2両繋いでいることで座席にはかなり余裕がありそうです。




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絶景区間では、徐行&一時停止のサービス。これぞ北リアス線のハイライト。何度通ってもこの素晴らしい眺望には圧倒されてしまいます。



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一時間半ほど揺られ、終点の宮古へ。ここもすっかりお馴染みの場所となりました。




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来た道をそのまま引き返し、八戸まで戻って来ました。帰りも空いていたためのんびりと景色を眺められ、優雅なひと時を過ごせました。単に宮古まで往復してきただけですが、ちっとも飽きないですね。



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八戸からは新幹線に乗り換え、盛岡まで移動。こんな風に手軽に新幹線に乗れるのだから実に便利な切符です。




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盛岡からは、IGRいわて銀河鉄道のホームから発車する花輪線へ乗り換え。好摩まではIGRですが、持参の「大人パス」はIGRも乗り放題となっています。



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さっきまでは海がメインでしたが、今度は山の景色を堪能。どちらも素晴らしい眺めです。



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秋田県との県境を越えた所にある湯瀬温泉で降ります。



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駅舎は昔ながらの造りでいい感じです。



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まだ早いですが、今日の行動はここまでとし、駅から歩いてすぐの所にそびえ立つ「湯瀬ホテル」に今日は宿泊します。




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中に入ると、かなり豪華な造りに驚いてしまいます。




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露天風呂もある大きな温泉は24時間入浴可能。ちなみに宿泊料は素泊まりだと5千数百円という信じられない安さ。これなら都心のビジネスホテルに泊まるよりいいかも。これぞまさしく「大人の休日」ですね。


八戸 5:35 → 8:00 久慈 8:05 → 9:40 宮古 11:03 → 12:42 久慈 12:53 → 14:43 八戸 15:06 → 15:44 盛岡 16:36(快速「八幡平」) → 湯瀬温泉 18:12

50歳以上の特権でもある「大人の休日倶楽部パス」が今夏も解禁日を迎えたので、さっそく使わせてもらうことにしました。



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この前「新・鉄子の旅」絡みで訪れた三陸鉄道ですが、一人でもう一度じっくり乗ってみたくなり、まずは朝イチの「やまびこ」に乗って新花巻へ。新花巻からは釜石線の快速「はまゆり」に乗り換えます。元は急行だっただけに、シートは二人掛けが基本の長距離仕様となっています。




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釜石線自体訪れるのは実に久々のこと。ローカル風情たっぷりの車窓に次第に興奮を抑え切れなくなってきます。やっぱり旅はいいなあ、と。



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そして釜石からはいよいよ三陸鉄道南リアス線に乗り換えます。なお持参の切符は三陸鉄道も全線乗り放題となっています。




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編成は1両しかなく、団体客も乗っていて立ち客も出る盛況振り。活気溢れるこの状況は頼もしい限りですが、年配の旅行者が多い中、座れないのはややキツイかもしれません。




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途中の恋し浜では、雰囲気を味わってもらおうとの配慮から3分間停車します。待合室にはメッセージが書かれたホタテの貝殻が多数飾られています。




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とりあえず終点の盛まで乗り通し、昼食を取った後また「南リアス線」で折り返すことにしました。




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途中でどこか降りてみたくなり、ダイヤの関係もあって三陸にしてみました。南リアス線の復活を祝う横断幕に思わず胸が熱くなります。




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駅舎は売店や喫茶も兼ねていて、列車待ちの時間も退屈せずに済みます。地元住民の社交場としても機能しているみたいです。




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しかし津波は駅ギリギリのところまで押し寄せたらしく、駅前は何もかもなくなっていて、改めて津波の恐怖には戦慄が走ります。とりあえず鉄道は復旧したけれど、町の復興にはまだまだ時間がかかりそうです。




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反対方向の列車に乗って、次は恋し浜で降りてみます。今度もやはり3分間の停車時間があり、多くの乗客がパラパラと降りてきてホームの散策を楽しみます。




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しかし列車が行ってしまうと残った人は一人もなく、とても静かな所であることがわかります。




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待合室にはメッセージが書かれたホタテの貝殻がビッシリと飾られ、今やこの駅の名物となっています。




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高台にある駅から坂を下りるようにして5分も歩けば港に突き当たります。3年前にはここも津波が牙をむいたはずですが、少なくとも今はそんなことが信じられないくらい平和な時間が流れているように思えます。




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次に来た列車は新型のレトロ調車両。今度は団体の乗車はなく、ゆったり座ることができました。




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釜石からは再び釜石線に乗り換え、来た道を折り返します。




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山を行く釜石線の景色も魅力に満ち溢れています。




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盛岡に着く頃にはすっかり陽も暮れ。今日はこの後さらに新幹線で八戸まで行って泊まることにしました。



東京 6:04(新幹線「やまびこ41号」) → 9:07 新花巻 9:20(快速「はまゆり1号」) → 10:51 釜石 10:57 → 11:56 盛 13:40 → 14:08 三陸 14:40 → 14:53 恋し浜 16:34 → 17:13 釜石 17:47 → 20:42 盛岡 21:38(新幹線「はやぶさ33号」) → 22:06 八戸


この前「さゆみん」連れて旅に出たけれど、
http://ameblo.jp/bigtetu/day-20140423.html
今度は桃ちゃんを誘ってみました。



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一応「いーだろ」ショットも撮ったけど、今度もやっぱり「一人旅」という設定なので、実際には二人一緒の写真は登場しません。てか、オイラ現場には居ないことになっているはず(笑)

夏くらいの発売目指しています。さて、詳細は今しばらくお待ちを。