年3回発売となる「18きっぷ」が解禁日を迎えると、それだけでついついどこかへ行きたくなります。



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というわけで、何となく下呂温泉にでも行ってみようかと思い立ち、東海道を下って岐阜へ。岐阜から高山本線に乗り換えます。でも残念ながら車両はロングシートになっていて、旅情と言う点では今ひとつ。もはやボックスに足を投げ出してのんびり寛ぐ旅のスタイルは、次第に遠のいて行く傾向にあるようです。




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美濃太田を過ぎるあたりから、車窓には飛騨川の流れがぴったりと寄り添うようになり、素晴らしい渓谷美を楽しませてくれます。空いているのでロングシートからでも十分堪能できますが、でもやっぱりちょっと惜しいような。




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そして温泉で有名な下呂へとやって来ました。




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名高い温泉地であることを象徴するかのように、あちこちで温泉が湧いているのを見かけます。




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飛騨川沿いに湧いている無料混浴露天風呂は橋の上から丸見え。でも今は水着の着用が慣例となったみたいで、実際利用者はみんな水着を着ていました。


ということで、まだ早いけれど、今日の「乗り鉄」はここまでにして、のんびりゆっくり温泉に浸かろうかと。これでも切符のモトは十分に取ったことだし、たまにはこんな贅沢な過ごし方もアリかと。

スーパーベルズが、JTBの時刻表とコラボしたニューアルバムを発売。それを記念して秋葉原の書泉ブックタワーにてライブ&トークイベントを開催。



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曲の一部には、ボクもリアルに登場するシーンもあり、今回はゲストとしても呼んでいただきました。それにしても、よくあんな歌詞思いつくよな~と感心することしきり。これは是非とも聴いてみる価値あり。大いに笑えますぞ。

2年前にJR全線の完全乗車を果たした相方が、今度は私鉄やケーブルカーなど日本の全ての鉄道の完乗を達成することとなったので、やはりこれは立ち会うべきと、現地におもむくことに決めました。


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最後となる路線は、福岡の平成筑豊鉄道と遠く、前日はテレビのロケが遅くまであり、立ち合いは厳しいかな、と思ったものの、北九州空港行の飛行機は、夜の10時過ぎまであり、結果楽々その日のうちに遥か九州まで到達することができたのでした。


ということで、さっそく行橋へとやって来て、平成筑豊鉄道に乗り込みます。切符は車内にて、一日乗り放題となる「ちくまるキップ」(1000円)を購入。




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相方が乗っている列車を捕まえるべく、直方方面へ向かって進んで行きます。適度にカブリツキもしながら車窓を堪能します。この列車自体には、達成イベントに参加する人達は乗っていないようで、とても静かな、酷くのんびりとした時間が過ぎて行きます。




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この列車の終点となる金田で降ります。これより先に行ってしまうと、途中で相方が乗っている列車とすれ違ってしまうため、ここで直方方面からの列車を待ちます。差し詰め、今は「嵐の前の静けさ」といったところでしょうか。



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待つことしばし、直方方面から列車がやって来ました。よく見ると、前面カブリツキスペースには、例の赤い制服を着た相方の姿がくっきりと(笑)。



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乗り込んでみると、既に多くのファンに囲まれて何やら楽しそうな相方。表情に余裕が感じられるのは、まだこの列車で到達というわけではないからでしょうか。




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ファンとの談笑を続けることしばし、やがて列車は勾金に到着し、ここで相方は一旦降ります。ここから次に降りるべく赤駅までが未乗区間とのことで、各々コンビニに立ち寄ったりして、次の列車を待ちます。




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そして一時間後、完乗達成のゴールへと導く「祝 日本全線完乗」と描かれた本人の写真入り特製ヘッドマークを掲げた列車が入線。さあいよいよカウントダウンに入ります。




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いよいよラストとあって、さすがの相方もそわそわと落ち着かない様子。周りもあまり話しかけることなく、固唾を呑んでその様子を見守ります。




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そしてついに列車は相方の完乗達成となる赤駅に到着。ホームには地元テレビ局や新聞社など様々なメディアが待機していて、何やら凄いことになっている模様。




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そして花束を受け取った相方がゆっくりとホームに降り立ちます。鉄道アイドル木村裕子、日本の鉄道全線完乗達成の瞬間です。



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駅前がこれまた凄いことになっていて、先行したファンや地元住民が、列車から降りて来る相方を待ち受けます。




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相方がホームから外へと出てきました。やや緊張しているようにも見えますが、これだけの歓迎を受けるとは本人夢にも思っていなかったみたいで、さすがに感極まったのかもしれませんね。




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大勢のファンが見守る中、感動のゴールへと飛び込みます。おめでとう、ゆゆちゃん。そしてお疲れ様でした。




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しばし達成の余韻に酔い痴れます。




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駅前はちょっとした特設会場となり、華やかなセレモニーが続きます。マスコミのインタビューにも臆することなく流暢に受け答えをする姿はさすがです。




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最後に、ファンを交えての記念撮影。東京、名古屋、大阪など、遠路はるばる駆け付けたファンも多く、やはりそれだけの魅力があの子にはあるのでしょう。




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その後は二次会へと移行すべく、列車に乗ってゾロゾロと「源じいの森」へと移動。




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二次会は、みんなで会費を出し合ってのバーベキュー。ファン同士でもお互い仲がいいのが特徴で、ワイワイガヤガヤ楽しく宴が続きます。あの子には、周りを幸せにさせる不思議な魅力がありますね。自分自身大いに楽しませていただきました。




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やがて陽も暮れて、最後は適度に流れ解散。みんなそれぞれ有意義な一日となったようで満足そうです。お疲れ様でした。




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本日配られた記念のプレート。大事にしますよ。

テレビ東京が、2時間スペシャルの鉄道番組を作成する運びとなり、ゲストとしてスタジオに呼ばれることに。



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ロケの場所は、鉄道学校として知られる上野の岩倉高校です。初めて来たけど、実際に車両が置かれたりしていて何ともスゴイで学校です。




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ザキヤマさんに矢作兼さん、それに写真には写っていないけど、松井玲奈ちゃんという豪華メンバーで司会進行。




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ボクと市川紗椰さんがゲストという立ち位置。

詳しいネタバレはマズイので、後は見てのお楽しみ、ということで。

鉄道づくしの2時間スペシャルです。お見逃しなく!


「鉄道バラエティ 乗ってけ天国!」
http://www.tv-tokyo.co.jp/notteke_151208/
12月8日(火)18時57分~20時54分

切符の期限も今日がラスト。最後までしっかり活用させていただきます。



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今朝もゆっくりしたスタートで、「北斗」に乗って長万部へ。指定席は満席だったけど、自由席はかなりの余裕。これなら指定席で窮屈な思いをするより、自由席でのびのびした方がいいですね。




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長万部からは函館行の鈍行に乗り換え。40系の単行はローカルムードたっぷりで、特急よりも旅情を感じます。でも乗客は他に2人しかなく、先行きが不安になります。




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やって来たのは八雲の一駅手前、鷲ノ巣です。ここも今度のダイヤ改定で廃止が予定されている駅です。




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駅の構造は、取って付けたようなホームが上下それぞれ1本ずつ。信号場としての役割も兼ねているので、駅の廃止後も状況はさほど変わらないかもしれません。ただしホームは撤去されてしまうでしょうけれど。




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上りホームを出た所に、簡素な駅舎が建っています。実際に降りてみないとちょっとわかり辛いですね。




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駅舎の扉を開けてみてビックリ。中は一人分のプライベート空間と呼びたくなるような待合室になっていて、トイレまで完備。さらには毛布や枕まで用意され、まさに駅寝してくださいと言わんばかりの装い。


ここを訪れるのは、それこそ全駅下車の時以来だから、もうかれこれ20年振り以上になるけれど、こんな素晴らしい環境だったことなど久しく忘れていました。ここをなくしてしまうのはあまりに惜しく、もっと何度も訪れるべきだったと激しく後悔してしまったほど。




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駅に続く唯一の道は、車一台がやっと通れるくらいの粗末なダート。もちろん人家など全く見当たらず、ここだけ見ると、かなりレベルの高い秘境駅に思えます。




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次に鷲ノ巣に停まる列車はしばらくないので、隣の八雲まで歩いてみました。駅前のダートを少し行くと大きな道路に出て、後はそのまま一直線。歩道もあって歩きやすく、3キロちょっとの道のりなので、40分程度で着きます。




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八雲は特急も停まる主要な駅で、売店もあって賑わっています。でもいずれ開業が見込まれる新幹線はここを通らず少し離れた所に「新八雲」として駅が新設されるはずだから、その時はここも大きく変貌するかもしれません。




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ここからは一気に帰路に向かいます。まずは「スーパー北斗」に乗って函館を目指します。




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函館からは「スーパー白鳥」に乗り換え。ここからはもうお決まりのルートです。




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新青森到着です。一昔前なら、ここからまださらに丸一日かかる行程でしたが、今はもうここまで来ると、早くも「帰って来た」という気になります。




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新幹線の時間まで少し余裕があったので、構内の食堂で「ほたての貝焼みそ定食」(990円)を食べてみました。コンビニ弁当よりもいいですね(笑)。




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「はやぶさ」に乗ってしまえば東京まではもうあっという間。
行く前は、2万5000円という価格自体、ちょっと痛い出費かな、と思ったけれど、終わってみれば、あまりの安さに大満足。今回巡った駅は、廃止前にもう一度くらい再訪してみたくなりました。



苫小牧 8:18(特急「北斗4号」) → 9:49 長万部 10:26 → 10:59 鷲ノ巣 → 八雲 12:54(特急「スーパー北斗8号」) → 13:54 函館 14:03(特急「スーパー白鳥28号」) → 16:08 新青森 17:22(新幹線「はやぶさ30号」) → 20:32 東京

今日もかなりのんびりとしたスタート。天気は一転し、爽やかな青空が広がり出しました。



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まずは「スーパーかむい」を使って札幌へと出ます。この旭川-札幌間は、特急で移動する分にはとても便利です。




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札幌からは、すかさず「スーパーとかち」に乗り換え。特急券を気にせずにこうして特急に気軽に乗れるところが嬉しいです。




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やって来たのは新夕張。規模の大きな駅で駅員も居ますが、ひと気はあまりないようで、ここも随分と寂しくなった気がしてなりません。今日はこの付近をあちこち巡ってみることにします。




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まずは夕張方面へ行く列車に乗り込みます。独立した線名がなく、石勝線の一部ということになっているため、運賃計算上は幹線扱いとなっていますが、実態は完全なローカル線で、この列車も乗客は他に1人いるだけ。かなり悲惨な状況ですが、フラリと訪れる分には最高の環境と言え、ちょっと複雑な心境です。




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途中の清水沢で降りてみます。少々気になったことがあったので。




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駅舎の外観自体はこれまでと特に変わった様子はなく、昔ながらの駅舎がいい味を出しています。




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だいぶ前に棒線化はされたものの、時間帯によってはまだ駅員が配置されていましたが、それも先月1日で完全無人化。窓口は板で塞がれてしまい、何とも痛々しい姿に。かつては売店もあって随分と活気のある駅だったイメージが強かっただけに、とても切なくなります。




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かつては構内に何本もの側線を有し、タブレット交換も行われ、貨物列車も多数発着し、かなりの活況を呈したものでしたが、今は僅かに単線の線路が1本残るのみ。はがされた線路跡に当時の賑わいが偲ばれます。駅が立派だっただけに、なおさらこの光景は寂しく思えてなりません。でもこうして鉄道と駅が残っているだけまだここは恵まれているのでしょうか。




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商店が立ち並ぶ駅前通りも、これまた随分と寂しくなった気がしてなりません。




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清水沢を一通り散策した後は、折り返しの列車で新夕張を通り越し、十三里で降ります。この駅も今度のダイヤ改定で廃止が発表されています。




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ここはホームからそのままダイレクトに外へ出られるシンプルな構造の駅で、駅舎はありません。




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すぐ前を国道274号線が走り、車がビュンビュン通り過ぎて行きます。周囲に人家はほとんど見当たりませんね。




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跨線橋から見下ろしたホーム。北海道らしい真っ直ぐな線路が続いています。




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駅舎はないものの、跨線橋の出入口に小さな待合室があり、雨露はしのげることができます。




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ここは駅廃止後も、そのまま信号場として使われそうですが、ホームは撤去されてしまうのでしょう。




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この駅名板も間もなく見納め。貴重なものになりつつあります。




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反対側のホームにも出入口があり、駅の跨線橋が線路を横断する役割も兼ねているため、駅廃止後も、列車が停まらなくなるだけで、あるいはこのままの形で残るかもしれません。




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次の列車で十三里を後にします。ここを訪れることはたぶんもうないでしょう。




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次に降りたのは東追分。ここも今度のダイヤ改定で廃止が発表された駅です。




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ここもさっきの十三里同様、ホームからそのまま直接外へ出られるシンプルな構造で、駅舎はありません。ただ大きな道路からは離れているため、十三里と違って静かです。




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十三里同様、こちらも真っ直ぐな線路が続いています。




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周囲には広大な牧草地が広がり、これぞ北海道といった景色が望めます。ホームからこれだけの大地が望める駅というのも珍しく、その意味では最も北海道らしい駅とも言えそうです。




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十三里同様、跨線橋の出入口に雨露をしのげる小さな待合スペースがありますが、ベンチはありません。




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列車が来たので東追分を退散します。ここももうこれが最後の訪問になりそうです。




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夕張支線の終点、夕張まで来てみました。行き止まりとなる単線のホームが1本あるだけで、終着駅としては随分と素っ気ない造りです。でもこれは25年前に町の中心から現在地に駅が移転したためで、今は駅前に建つリゾートホテルの玄関駅としてのイメージが強いです。




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駅に隣接して大きな屋台村、通称「バリー屋台」が建っていて、列車を1本遅らせて「夕張ラーメン」を食べてみました。味といいこの雰囲気といい、これはクセになりそうです。




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列車が来たので折り返すことにします。夜の寂しげな雰囲気がまた何とも言えませんね。




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もう一度清水沢で降りてみることにしました。夜の様子も見ておきたかったので。




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夜になると、また一段と寂しさが増すようです。駅員が多く詰めていたかつてのあの賑わいは全く想像もつかないほど。




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折り返しダイヤの都合上、もう一駅行けるので、隣の鹿ノ谷でも降りてみました。




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古い駅舎は今でも残り、有人駅時代の名残がくっきり。駅舎が立派なだけに、余計寂しさが引き立つようです。





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外灯のない駅前は真っ暗で、まるで深夜のよう。まだ夜の7時半を回ったばかりだというのに。




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折り返しの列車で新夕張方面へ抜け、追分乗り換えで苫小牧へ。今夜は苫小牧に泊まります。都会のネオンがやけに眩しく感じられ、でも何だかホッとしたりなんかして。



旭川 8:25(特急「スーパーかむい12号」) → 9:50 札幌 10:18(特急「スーパーとかち3号」) → 11:29 新夕張 11:56 → 12:08 清水沢 12:42 → 13:10 十三里 13:59 → 14:19 東追分 15:26 → 16:20 夕張 18:15 → 18:26 清水沢 19:06 → 19:18 鹿ノ谷 19:31 → 20:22 追分 20:28 → 21:04 苫小牧

まだ11月の半ばだというのに、朝晩の冷え込みは半端なく、既に真冬のごとくです。



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北見の朝です。網走方面から列車が到着すると、通学の高校生を中心にドッと人が吐き出され、大量輸送が可能な鉄道の頼もしさを垣間見た思いです。
入れ違う形で乗り込むと、まだ多くの高校生で混んでいて、朝のラッシュはもう少し続くみたいです。




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西留辺蘂で残っていた高校生を含む全ての乗客は降りてしまい、そのまま終点の金華へ。この駅も来年3月のダイヤ改定時に廃止が予定されています。




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ここは昔ながらの木造駅舎が今も壊されずにそのまま残る数少ない貴重な駅の一つ。この形こそまさに北海道の駅を代表する駅舎と言えるでしょう。




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窓口は板で塞がれているものの、切符売場やチッキを扱っていた荷物台に有人駅だった頃の名残が。壁に沿ってくくり付けられた長イスも、これまたとてもいい味を出しています。




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ナントこんな物騒な貼り紙も。でも実際に遭遇するのはイヤだけど、列車の中からそ~っとなら見てみたい気も...




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構内には貨物ホームも残っていて、かつては荷物の積み下ろしも盛んに行われていたことが窺えます。




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駅前及び周辺には家屋が結構たくさんあり、駅を中心に集落が形成されているのがわかります。でも今はもうそのほとんどが廃屋のようです。




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遠軽方面へ向かう特快「きたみ」が来たので、それに乗って金華を離れます。できればここは廃止前にもう一度くらい来てみたいですね。でもまだ住んでいる人も居るみたいだから、やっぱり廃止は早計過ぎるような。




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峠に差しかかる頃には雪が激しくなってきて、まだ11月だというのにすっかり冬です。




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途中通過する下白滝や旧白滝、上白滝などをしっかり眺め、峠を越えて上川までやって来ました。駅員もいる比較的大きな駅で、駅に人がいるだけで何だかとても心強く思います。




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でもすぐに特急に乗って来た道を引き返すことにします。




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対向列車行き違いのため、中越信号場に停車。2001年に駅から信号場に格下げとなり、待合室は閉鎖されましたが、駅舎は今でも残っています。金華もこんな形になるのでしょうか。




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再び峠を越えて、丸瀬布で「オホーツク」を乗り捨てます。




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丸瀬布は図書館が併設された駅で、列車待ちには重宝します。近くにコンビニもあるので、食料の調達にも便利です。




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白滝行の列車がやって来たのでそれに乗り、またまた反対方向へ向かいます。列車の本数が少ないので、上下の列車をうまく組み合わせるのがコツですね。




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乗客は、地元民と思しき年配の男性が1人と、明らかにテツと思われる青年が他に3名いるだけ。どうやらこの列車は今度のダイヤ改定にて削減の対象となっているらしく、でもこの現状を見れば仕方がないことなのかもしれません。




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やがて列車は、これも来年3月に廃止を発表している下白滝に停車。駅前に農家が一軒ある他は、ほとんど人家は見当たりません。交換設備があることから、信号場となり駅舎もそのまま残りそうですが、待合室は閉鎖されてしまうでしょう。




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旧白滝では2人のテツが下車。ここも来年3月に廃止予定となっています。木造の待合室がいい味出していますが、恐らくここはホーム共々全て撤去されてしまうと思われます。




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白滝に到着。駅舎はとんがり屋根の洒落た建物で特急も停まる白滝村を代表する駅ですが、無人駅となって久しく、ここも随分と寂しくなりました。




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隣の上白滝を目指して歩いてみます。その距離は3.3キロとたいしたことなく、また歩道もあって歩きやすく、散歩がてらにちょうどいいくらいです。駅に近づくにつれ、人家もポツポツと見え始めてきました。




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40分程で上白滝に到着。ここも昔ながらの木造駅舎が残っていて、それだけで何だか胸が熱くなる思いがしてしまいます。




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待合室はゆったりとしていて、いつまでも佇んでいたくなります。昔はこうして列車を待っている間、お客さん同士の、あるいは駅長さんとお客さんによる何気ない会話が交わされたりして、ほのぼのとした日常が繰り返されていたのでしょう。




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今や全国でもここだけとなった、一日に1往復計2本のみの時刻表。これから乗るのは17時8分の列車です。




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ホーム側から見た駅舎がまたいい感じです。でもここは棒線で信号場としての機能がないため、廃止後はかつての天幕駅同様、駅舎は撤去されてしまいそうです。




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待っている間、特急「オホーツク」が凄いスピードで一気に通過して行きました。




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続いて特快「きたみ」も一気に駆け抜け。停まってくれないのがいささか恨めしく思えたりして。




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陽はとっぷりと暮れ、夜の雰囲気がまたたまらなく幻想的だったりします。でも陽が暮れると急激に冷え込み、列車が来るのが待ち遠しくなります。




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そして上りの一番列車兼最終列車が到着。ホッと安堵する瞬間です。




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峠を越える貴重な鈍行にも関わらず、乗客はほとんどなく、2両も繋いだがら空き40系の車内は、実に贅沢な寛ぎ空間となります。こんな環境なら、いつまでもずっと乗っていたくなりますね。




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一気に大都会となった旭川に到着。今夜はここに宿を取りました。



北見 7:40 → 8:18 金華 9:42(特快「きたみ」) → 11:34 上川 12:01(特急「オホーツク3号」) → 13:03 丸瀬布 13:50 → 14:16 白滝 → 上白滝 17:08 → 20:05 旭川

今朝はのんびりホテルのバイキング朝食を楽しんでからおもむろに駅へ。もう若くないせいか、朝はこのくらいゆっくりとした始まりがベストのように思ってしまったりして。



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まずは釧路を8時過ぎに出る「花咲線」の列車でさらに東へと向かいます。乗客は数人程度で、一見したところ、そのほとんどが「大人の休日パス」利用者と思われます。つまり通常の地元利用者はほとんど居ないという状況に、危機感を抱かずにはいられなくなります。




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人工物のほとんど見当たらない原野の中を、真っ直ぐにレールが続きます。この、いかにも北海道らしい風景がまたたまりません。




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厚岸の駅を前後して、車窓右手に広がる厚岸湾の眺望。これぞまさに「花咲線」最大のハイライト。




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終点の根室を目前にして、途中の花咲駅で降ります。来年3月に廃止が予定されている駅です。




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北海道ではすっかりお馴染みとなった、車掌車を改造した所謂「貨車駅」です。




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「貨車駅」の中はとても居心地がよく、ワンルームマンションとでも言いたくなるほど。一人分の長イスがベッド代わりにちょうどよく、若かりし頃はよくこういう駅で駅寝したものです。




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置かれていた「駅ノート」によると、この駅を目指してやって来る旅行者が随分と増えた様子。駅の廃止を気にしている人は予想以上に多そうです。




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駅前には、広い牧場を持つ農家が一軒あるだけで他に民家は見当たらず、やはりもうこの駅を定期的に利用する人は居なくなってしまったのでしょうか。
こんな駅でもかつては立派な駅舎があり、駅長さんも常駐し、それなりに活気があったはず。現状からはとても想像できないけれど。




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折り返しの列車で花咲駅を後にします。恐らくもう訪れることはないでしょう。




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ここでの目的は果たしたけど、ダイヤの都合上まだ他の駅でも降りられるので、秘境駅で知られる初田牛にしてみました。




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ここは見渡す限り周囲に人家一軒見当たりません。駅舎はカプセルタイプの粗末な建物になっていますが、こんな駅でもかつては立派な駅舎を有し、貨物の取り扱いもしていたというのだから、にわかにはちょっと信じられませんね。




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駅前から続く道は全て未舗装。まさに原野の中へと続いている感じです。




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こんな寂しい所で列車が来なかったら、それこそ途方に暮れてしまいそうですが、やはり時間になれば必ず列車はやって来ます。ということで、初田牛を脱出。




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釧網本線に乗り換えるため、東釧路で下車。




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僕が最初に降りた20年余り前は、まだ駅は有人で2人の駅員の姿を確認しましたが、今はもう完全な無人駅。駅舎は当時のままですが、窓口は板で塞がれ、随分と寂しくなりました。




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網走行の列車がやって来ました。まだ午後の4時を回ったばかりだというのに、もうほとんど夜に近い感じです。夏と冬で日照時間が極度に違う北海道ならではの特徴ですね。




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釧路湿原の辺りで野生のシカと衝突するというハプニングに見舞われ、列車は遅れ気味。さらに標茶では時間を調整して対向列車とすれ違うこととなり、ざっと30分くらいは遅れることに。なお、通学の高校生の話によると、シカとの衝突は結構頻繁にあり、特に珍しいことではないとのこと。運転士の苦労が偲ばれます。




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結局そのまま30分くらい遅れたまま終点の網走に到着。接続する石北本線は発車を遅らせて待ってくれていました。すかさず乗り換え。




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下校の高校生をたくさん乗せて、列車は真っ暗な中を走行。走ること一時間余り、北見に到着。本日の行動はここまでです。



釧路 8:11 → 10:41 花咲 11:53 → 12:29 初田牛 14:12 → 15:47 東釧路 16:09 → 19:50頃 網走 19:55頃 → 21:05頃 北見

来年3月のダイヤ改定において、JR北海道から駅のいくつかを廃止予定との発表があり、今のうちにしっかり見ておこうとの想いから、「大人の休日倶楽部パス」を使って、北海道へ旅立つことに。



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そんなわけで、東京駅より「はやぶさ」に乗って本州の北の果てを目指します。あと4ヶ月余りで、ここから北海道へ直通する新幹線が発車して行くことになるのですね。まだ実感は湧かないけど。




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乗ってしまえばもう新青森まではあっという間。青森はもう完全に日帰り圏内なのですね。



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すかさず「スーパー白鳥」に乗り換え。この乗り継ぎルートもあと4ヶ月余りとなりました。




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函館からは間髪を入れずに「北斗」へ乗り継ぎ。そしてこの並びが見られるのもやっぱりあと4ヶ月余り。




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「北斗」は苫小牧まで利用し、室蘭本線の鈍行に乗り換え。ずっと特急に乗り続けてきたせいか、鈍行の車内がとても落ち着き癒される気が。




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追分からはさらに「スーパーおおぞら」に乗り換え、釧路へ。
いやあ、さすがに遠いですね。今朝方東京を発って14時間近く。鈍行乗り継ぎならそれはそれでアリかもしれないけれど、ずっと特急に乗りっ放しというのは何だかもうあまり現実的とは言えず、時代遅れの感が否めません。
でも、はるばる来たな~。という実感は湧いてきます。今夜はこのままゆっくり休み、明日からの行動に備えます。旅はこれからが本番なのです。



東京 8:20(新幹線「はやぶさ5号」) → 11:19 新青森 11:30(特急「スーパー白鳥5号」) → 13:42 函館 13:54(特急「北斗9号」) → 16:47 苫小牧 17:06 → 17:44 追分 18:15(特急「スーパーおおぞら9号」) → 22:01 釧路

昨夜から今朝にかけて激しい雨になったけど、何とか昼前には止んでくれてまずは一安心。



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今日は昼過ぎから30分くらい、「鉄道チャンネル」のPRステージを行います。午前中は天候が思わしくなく、集客は見込めないのでは、と心配だったけど、ご覧のように大盛況。今年もここに立つことができて、感慨無量。でも1年なんて早いものですね。



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この後、ちょっとしたハプニングが起こりますが、観覧した人のみが知るということで。

(罰ゲームで、ほっぺにチュッ!)アハハハ、知ーらネ。



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その後はまたブース前から生放送。今日はダーリンハニーのお二人と、オオゼキタク氏と菅原雪ちゃん、それに昨日と同様鈴川綾子ちゃんとボクというメンバーでお送りしました。盛り上がりは昨日以上だったかも。たくさんの人に来ていただいて、最高に楽しいひと時を過ごさせていただきました。これにて二日間のイベントは無事終了。来年も呼んでもらえるといいなあ。