切符の期限も今日がラスト。最後までしっかり活用させていただきます。



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今朝もゆっくりしたスタートで、「北斗」に乗って長万部へ。指定席は満席だったけど、自由席はかなりの余裕。これなら指定席で窮屈な思いをするより、自由席でのびのびした方がいいですね。




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長万部からは函館行の鈍行に乗り換え。40系の単行はローカルムードたっぷりで、特急よりも旅情を感じます。でも乗客は他に2人しかなく、先行きが不安になります。




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やって来たのは八雲の一駅手前、鷲ノ巣です。ここも今度のダイヤ改定で廃止が予定されている駅です。




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駅の構造は、取って付けたようなホームが上下それぞれ1本ずつ。信号場としての役割も兼ねているので、駅の廃止後も状況はさほど変わらないかもしれません。ただしホームは撤去されてしまうでしょうけれど。




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上りホームを出た所に、簡素な駅舎が建っています。実際に降りてみないとちょっとわかり辛いですね。




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駅舎の扉を開けてみてビックリ。中は一人分のプライベート空間と呼びたくなるような待合室になっていて、トイレまで完備。さらには毛布や枕まで用意され、まさに駅寝してくださいと言わんばかりの装い。


ここを訪れるのは、それこそ全駅下車の時以来だから、もうかれこれ20年振り以上になるけれど、こんな素晴らしい環境だったことなど久しく忘れていました。ここをなくしてしまうのはあまりに惜しく、もっと何度も訪れるべきだったと激しく後悔してしまったほど。




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駅に続く唯一の道は、車一台がやっと通れるくらいの粗末なダート。もちろん人家など全く見当たらず、ここだけ見ると、かなりレベルの高い秘境駅に思えます。




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次に鷲ノ巣に停まる列車はしばらくないので、隣の八雲まで歩いてみました。駅前のダートを少し行くと大きな道路に出て、後はそのまま一直線。歩道もあって歩きやすく、3キロちょっとの道のりなので、40分程度で着きます。




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八雲は特急も停まる主要な駅で、売店もあって賑わっています。でもいずれ開業が見込まれる新幹線はここを通らず少し離れた所に「新八雲」として駅が新設されるはずだから、その時はここも大きく変貌するかもしれません。




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ここからは一気に帰路に向かいます。まずは「スーパー北斗」に乗って函館を目指します。




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函館からは「スーパー白鳥」に乗り換え。ここからはもうお決まりのルートです。




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新青森到着です。一昔前なら、ここからまださらに丸一日かかる行程でしたが、今はもうここまで来ると、早くも「帰って来た」という気になります。




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新幹線の時間まで少し余裕があったので、構内の食堂で「ほたての貝焼みそ定食」(990円)を食べてみました。コンビニ弁当よりもいいですね(笑)。




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「はやぶさ」に乗ってしまえば東京まではもうあっという間。
行く前は、2万5000円という価格自体、ちょっと痛い出費かな、と思ったけれど、終わってみれば、あまりの安さに大満足。今回巡った駅は、廃止前にもう一度くらい再訪してみたくなりました。



苫小牧 8:18(特急「北斗4号」) → 9:49 長万部 10:26 → 10:59 鷲ノ巣 → 八雲 12:54(特急「スーパー北斗8号」) → 13:54 函館 14:03(特急「スーパー白鳥28号」) → 16:08 新青森 17:22(新幹線「はやぶさ30号」) → 20:32 東京