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Hiroshiのブログ

今後不定期投稿となります

<原発を無くすための10年間の試行錯誤>
その前の阪神淡路の記憶も鮮明にあるが、私の中では東日本大震災は明らかに違うものとなっている。その違いは原発事故の存在。あれは天災に人災が加わったものとして大きな違いがある。そこから何を行動に移すべきかを考えた。具体的には原発を日本から無くすための行動変異を起こさせた。

この10年間で電気やガスの使用量はそれぞれ7割から8割くらいに減らす事ができた。様々な試みを行い、あるものは効果が確認され、あるものは効果がないと判断できた。例えば、鳴り物入りで全ての照明をLEDに換えたがエコ効果はなく、太陽熱温水器の効果の方が絶大だったとか。夏季のクーラーの効率を上げるための朝夕の熱交換器への散水はそれほど効果がないこと(職場では大きかったが、規模の違いがある?)等。此処の事例ごとに数字でエコを考えることが大切で、「気分だけエコ」「思い込みエコ」は役に立たない。
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<腐敗の構造>
それにしても東電は日本航空のように一度破綻させて国有化すべきだった。JALが見事に再建できたのに、いまだに東電は以前のままの存在であり続けている。

以前、2012年の段階で「これでは東電は変化しないだろう」と予測したが、見事その予測は当たった。いまだに株価は300円台だとか。株を売ってそれで事故費用に当てるとした目論みは完全に失敗したが素人でも十分予測できたこと。本当に馬鹿じゃないかと思う。
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原発についても、

「一旦、原発事故が起こったら株はゼロになり、紙屑になる」

この事を株主が経験しない限りモラルハザードは継続し、いつまでも尻拭いは国民に任せて原発継続の方針を続けることは当然だろう。その背景には政治家、企業そして科学者の癒着の構造が見られる。
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追伸:
原発事故について当時の民主党政権の瑕疵を指摘する声がある。確かにそれは事実だが、根本問題はそれまでの自民党政権が築いてきた汚職の構造が危機意識の欠如がある。それに気がつかないのか、気がつかないふりをしているのか、前者であれば愚か、後者であれば悪質。

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
黒曜石リーグ +73XP,24249XP,十六分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=svq8CaeWyqU&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=8
HSK3~4 ~#8 背了四十一分钟单词。

https://www.youtube.com/watch?v=ldein-p-biU
Mimi in Shanghai,三分钟

https://www.youtube.com/watch?v=LkGctiKan6s
https://www.youtube.com/watch?v=FVN7KEM3OyY
Miho'movie, 四分钟。 

https://www.youtube.com/watch?v=mte-uoUqLhQ&list=PL2qMvlnKBIIwrGoCeopBqn7Dn7f0izPum
チャイナ道場, 背了九分钟[一語一会1]

https://www.youtube.com/watch?v=dADTBoYH6Fo&t=3444s
Eko 57min~1h6min, 二十四分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=b4AjKtN4GCw&list=RDCMUCqYlZBjsGZFX3Ia0IyaT0cQ&index=5
中国語基本会話フレーズ2000,#5,9 作文三十二分钟 。

https://www.youtube.com/watch?v=UCwSihRuOSg
ヤンチャンCH/楊小溪, 看十三分钟杨频道

https://www.youtube.com/watch?v=dADTBoYH6Fo&t=4582s
Eko 1h16min~1h42min, 几乎听写三十三分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=4lg9BXL2RI4&t=41s
#ChineseClass101, ~13min, 背了十三分钟五十单词。一共三个小时八分钟。

运动;一个Salsa课。




『「信」無くば立たず』
フランシス・フクヤマ著、三笠書房、1996年初版。原著名は「Trust」 1995年。近隣図書館からの取り寄せ本で貸し出し延長は不可なので最優先での読書となり。先の本を中断して読む。

此の本は先の『ソーシャル・キャピタルの経済分析』で引用された本で、ソーシャル・キャピタルと企業の関係についてごく簡単に引用されたものだが、合点が行かない部分を感じた。特に中国のような不信が蔓延している国では社会資本の蓄積ができないので資本主義は成功しないとしていたが。しかし、現在の中国企業は大成功していて、彼が予想しているようにはなっていない。

何故、予想が違えたのか?それをこの四半世紀前の本を読むことで理解したいと考えた。そしてそれはおそらく彼の別の有名な本『歴史の終わり』の予想が違えたことと同じ原因ではないかと予想したから。こうした<ひねくれ読書>も重要だと思っている。

もとより全部読むつもりはない。彼が否定的に捉えた第二部の『「低信頼社会」の限界』だけを読む予定。

著者は新規のビジネスは家族企業としてスタートするにしても、それが発達するには非個人的な法人組織をとる必要があると述べる。p118 ところが中国系企業の持つ特有の構造、即ち家族中心(=外部に対しての低信頼性)及び、平等相続(p140)により限界を迎えるとする。だから、企業の数は増えても規模は逆に小さくなるという。それに対し日本や韓国は逆だとも。p128 また専門経営者による経営に移行しないと家族経営は長続きしないとも。

中国の土壌を「砂でできた脆い盆」とすら表現する。p133 日本の企業はそれに対し、「花崗岩」だとも。p134 勿論、これは日本が高度成長期末期(1995年)に書かれた本で、日本企業の限界を見誤った点はあるだろう。

こうした中国企業が発展するための道は3つあると著者はいう。
1)ネットワーク化。
2)外国からの直接投資。
3)国家による育成・保護。 

確かにそれらは当たっている面があると思う。3)などはむしろここで指摘された中国系企業の体質に対する有効な強制力かもしれない? それが成功した?

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
黒曜石リーグ +50XP,24080XP,十九分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=RBvTiSELGqs&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=6
HSK2~3 ~#6 背了四十一分钟单词。

https://www.youtube.com/watch?v=Sd-lWo_qE-I
看了二十分钟李频道。

https://www.youtube.com/watch?v=9tV62gfUtEQ
看四分钟李ちゃん频道。

https://www.youtube.com/watch?v=3ZT54M1OuV0
中国語の耳を作るリスニング・入門会話編。1h1min~end,听写五十六分钟

https://www.youtube.com/watch?v=jWzQdXZ2zeY&t=1s
听了十三分钟ゆうきの中国語。

https://www.youtube.com/watch?v=Qp5mFPN9VXU&t=28s
学了十六分钟汉语。

https://www.youtube.com/watch?v=HWkG9pkHpmc&list=RDCMUCqYlZBjsGZFX3Ia0IyaT0cQ&index=3
中国語基本会話フレーズ2000,#10+#3 作文二十二分钟。一共三个小时十一分钟。

运动;爬山散步 3.4km,5511步,7楼。




<最終講義>
研究室の後輩M君が定年を迎えるので最終講義をオンラインでやるとか。 最終講義となると学外からも普通人が集まるものだが流石にこの時期、人を集めるわけにはいかない。数年前には考えられなかったこと。それにしてもギリギリでやるのだね。私は結構早かったが。
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…彼の世代までは大抵どこかの教授になれたが、数年後からポストが削減され。未だに准教授や助教すらもいる。色々、挫折を重ねたとはいえ、どこかに拾ってもらえた世代としては幸運だったというほかない。




『阿片戦争』(前)2
林則徐が江蘇巡撫になった時の俸給
棒食(本棒)銀~200両
養廉(ようれん)銀1万2000両
公金 銀~60両
合計で銀1万2300両程度 p049

昔の中国の官僚が本給だけで生活できないことは有名で、これが腐敗や賄賂を引き起こしたとよく聞く。清潔な官僚でもそれゆえ、様々な給与以外の収入がある。「三年清知府、十万雪花銀」と言われるのもそれを示す。
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それが形式的には今でも続いていると聞く。最近は官僚の給与も上昇したとも聞くが、10年前(2011年時点)までは中国の官僚の年収は20万元を超えない。それはありえないことだが、これにはカラクリがある。

例えば上海の超有名大学の教授の給与も本給は少なく月額5000元以下だと聞いて驚いたことがある。ただし手当が5倍近くになる場合がある。特に医師の場合はそれが大きい。これは診療費の割合で決まる。数年前の話だが、教授、准教授等で割合も変わってくるとか。例えば教授本給は5,000元程度だが、ボーナスは給料の約5倍。治療費の17%がボーナスとなる。故に実際の収入は30万元以上の年収になる。現在ではさらに上昇しているはず。
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科挙で落ちたが、それなりに有能な者は「幕友」になることもある。これが私設職員と言うもの。p051 有能でも落ちるのは「字が汚い」とか「詩を創作するのが下手」だということらしい。如何にも科挙的選別試験からくる原因。

清代の北京の街の南方は当初、漢族が住むので看板は字看板(招牌)。北方には満州族が住んだので漢語のわからない人のために絵看板(幌子)が多かったらしい。p068
https://www.tenri-u.ac.jp/topics/oyaken/q3tncs00000gd453-att/q3tncs00000gd4c8.pdf

マカオと香港の間にアヘン密売用の島があったらしい。p091 実際Google mapで調べてみると実に多くの小島がありどれがそれに相当するのかはわからないほど。当時のマカオは海外貿易が広州のみに制限されていたのでその意味では寂れていたが、外国人居住地が租借地としてあったので妻子の住む居住区としてあったよう(妻子は広州に住めない規則)。特に冬季は外国人は広州からでないといけなかったらしく(実際には緩い規制)その間はマカオ在住だったとか。広州~澳門間は陸路ではほぼ福岡~熊本の距離。海路でいけばかなり近い?

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
ダイヤモンドリーグ +30XP,24000XP,八分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=GAlv_aVMdIU&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=4
HSK1~2 #2~#4 背了三十五分钟单词。

https://www.youtube.com/watch?v=q1UX5OmijHs
看了九分钟李频道。

https://www.youtube.com/watch?v=wzMO1HfETmE
ひびさん、学习二十分钟汉语。

https://www.youtube.com/watch?v=3ZT54M1OuV0
中国語の耳を作るリスニング・入門会話編。23min~1h1min,听写五十分钟

https://www.youtube.com/watch?v=1WH-v7ronuY&t=21s
中国語初級者リスニング&聞き流し音源, 二十三分钟

https://www.youtube.com/watch?v=7Jq9y6x0mDQ
くまちゃん、八分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=akIEkUW1RHU
Kazu 二十分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=dADTBoYH6Fo&t=1619s
Eko 48min~57min,几乎听写半小时 。一共三个小时二十三分钟。

运动;爬山散步 6.7km,8745步,26楼。

今日はまだ明るいうちから反対側の丘から見えていた森の中の墓所を訪れる。急な坂道を上り詰めると町営の立派な墓所が広がる。人気のない場所にしてはよく手入れされて取り囲む樹木の枝とかも綺麗に伐採されている。昔からの地元のお墓ということだろう。場所はここ。周りを森に囲まれて下からは見えない。反対側の丘陵から見える。
https://www.google.com/maps/@33.558193,130.5229998,136m/data=!3m1!1e3



<お前のことだ!!>
『激論 クロスファイヤー』で官僚の腐敗を聞く。いい加減、嫌になるが、何故こうしたことがいつまでも行われるのか?

『李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず』ということが何故できないのか? 非常に不思議だが。きっと「こんなもんだ」。「そんなものが世間だ」と考える者たちがいるからだ!

マスコミや野党が追及するのを冷めた目で見る人間、お前のことだ!! 




<日曜夕方『世界遺産』を観る>
オランダの19基の風車が立ち並ぶキンデルダイク。
https://www.tbs.co.jp/heritage/list/15.html#n15_3

オランダは本当にすごいと思う。国土の2割以上が干拓地。それを守るために排水に風車を使う。本当の意味で自然と戦った人びと。自然を受け入れた国、日本と対局にあると考えるがどうだろう?




『阿片戦争』(前)
中国ライブラリー1、陳舜臣著、集英社、2000年初版。

厚さが4センチもある分厚い本で、前後に分けられている。持ち運びは大変なほどの大作。元々、気分転換用の本として借りたのだが中身がすごく濃い! 読み流すつもりで借りた本なのに内容を書き起こしたり、事件や事項、地理上の位置をwebで調べたりするので時間がすごくかかる。しかしこれは嬉しい誤算、予想外の掘り出し物。

何時ものように最初と最初の紹介文や添付文書(対談集)を読む。冒頭で解説者の林望氏は終戦直後の思い出が語られる。玉音放送直後にそれまで極端な物資不足だったのが、『どこらともなく色々なものが現れた』という。p08 同氏は台湾出身で敗戦で所属が変わり=台湾人となり、大学教員の道が閉ざされたと感じたらしい、何故なら当時教授、助教授は公務員で、日本人でないといけなかったから(いまは違う)p10 この話が、どのようにこの本に関わるかというと、彼の知人やその祖先がこの本の登場人物だからだ。この本はドキュメンタリーでもある。

この本は小説の体裁をとっているが、歴史書とも言える。そこらの判別が難しく、どこまでが史実でどこから著者、陳舜臣氏の創作なのか不明な部分がある。

<データーベースとして>
乾隆22年(1757年)に人口は1億9034万人。道光10年(1830年)が3億9478万人。70年で倍増。p041 これは別のデーターとほぼ一致する。それによれば、この時代に少し外れるが、同じく50年で『人口は1億4,000万人(1741年)から、3億人(1790年)』に倍増したという。このような人口の爆発はその後に大きな影響を与えることは色々な歴史的事例で見られる。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4401/trackback

上記のURLで引用したデーターが既に削除されていた。しばしば起こる事でそれ故重要な記載はこのサイトに書き残しておかないといけない。ネット時代の注意すべきことか? 初期のコロナウイルスの報告も同じ、どこかの国に都合の悪い記録は削除されてしまったが、幸いスクリーンショットで残していた。
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日曜はオフ日で朝から報道番組を観るというのが日課だが、流石に同じ話(コロナ関連)の繰り返しで無駄だと感じたので、屋外読書に徹する。暖かくなってきたと思い、セーターを洗濯にだしてトレーナーで過ごしたらまだ結構肌寒い。

それは兎も角、朝から『「信」無くば立たず』の中国、イタリア企業の特徴とその限界についてのフランシス・フクヤマ氏の解説を読む。そこで気がついたのは。彼の経済予測が間違った理由の1つに、彼が基本的に思想家で、数字を大事にしないのが理由かと感じた。

素人が傲慢な言い方だが、この分厚い本の中に図表が1つしかない。それもほとんど意味のない表1のみ。唯々議論が続くのみ。勿論凄い博学者であることは分かるが、イデオロギーが先にあって目の前の資料から<都合のよい数字だけを拾い上げる>から予測を違えるのだろう。

そうした間違いは自分にも経験がある。大量のデーターをそのまま解釈することは難しい。従って我々はその中でノイズと思われるものを無理やり消して、数量化し、モデル化し、言語化していくが、その過程で消してきた情報の中に実は非常に重要なものがあったことを後で知ることになる。   …気がついていたらNatureくらいに論文を出せたかも?という重要なデーターをそうして見落とした。 数年後にイギリスの研究者が新たなタイプの反応として正にそのNatureに報告していた(涙)
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『片付ける能力を持つと同時に、そこで豊かさが失われることの痛みを知っている人だけが科学者、技術者たりうる』

という言葉の持つ意味は大きい。




<公民館使用実績>
区長さんから今月末の総会で報告する資料作りのための公民館使用実績記録を求められる。

最初の緊急事態宣言解除後の6月から今月第一週までの9ヶ月間の使用実績117回、延べ人数616人(月1回の役員会を除く)。 大部分は住民のサークル活動での使用が多い。基本無料なので1つの社会資本と云える。文字通りの「ソーシャル・キャピタル」。

9ヶ月で117回の利用申し込みが全て電話連絡だったとするなら大変だったろう。これまで公民館長を担当された方はご苦労さまです。予約のクラウド化を進めたので、ほとんど電話連絡はなく、精々数回程度で済んだ。 全員がスケジュールを共有できていたので重複予約もなく、2回目の緊急事態宣言時の予約訂正などもすべてクラウド上で修正できた。




『唐代伝奇』
内田泉之助・乾一夫著、明治書院、平成8年初版。

Blogを検索すると2019年に一度読んでいるが何も感想として残していない。それどころか、『「唐代伝奇」の方は取り立ててのことはない』とまで書いている。しかし、今回読んでみたら色々気になるところ、納得できたところ、他の本と繋がったところが色々出てきた。やはり本は受け取る側にそれだけのものがないと受け取るものも少ない。
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この本によれば中国における創作は唐代に「伝奇」をもって最初とされるらしい。そしてその創作者は科挙出身のものたちであったらしい。これは合格した者も、不合格で出世できなかった者(こちらの方が勿論多い)も含めてのこと。彼らはそれまでの六朝文化の担い手であった門閥貴族に対する新興集団だとされる。p4 彼らを取り立てたのはあの則天武后で、彼ら新興勢力を使い門閥貴族の勢力を削ごうと考えていたらしいことは先の本、『中国文明史6、隋唐』で書かれていた。
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まず最初に、白居易のすぐ下の弟である、白行簡の李娃伝を読む。白行簡は「排行」が23というから、大家族であることが分かる。「排行」というのも最近知ったこと。ということは白居易は22。p7

科挙に受験するために長安に出てきた主人公が、遊びに東市に行くということから、西市の方に居を構えていたことが分かる。p151 実際東市は官僚などの住む高級住宅地で旅行者などは西市近くに住んでいたと、ここに記録を残していないが先の『中国文明史6、隋唐』で書かれていた。

また、主人公が見染めた女性の家に泊まりたいと思い、ワザと帰宅を遅らせ、「時を知らせる太鼓が鳴って」手遅れになったと述べる当たりも、p154 日没には外出が禁止の規則があったことと符号する。
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さらに、急ぎの使者がフェルガナ産の駿馬に乗って駆けつけるというのも、p159 当時ウイグルとの交易で大量の軍馬を調達したということと符号する。
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「南柯太守伝」は異類交婚説話の一種であるが相手は庭に巣をつくる蟻で一時の睡眠の間に数十年を蟻の世界で過ごす話。道家的逸話。注目したのはこの作者である李公佐が呉から洛に行く途中(呉とは江南の地で洛は洛陽か?)淮浦に滞在した時に収録した話としている。このとき彼が船で移動したことが『船をとどめて宿泊した』p134 と書かれていることからわかる。どうやら運河を使ったということのよう。

それ以外の話は唐代の事柄と直接関わるような情報は載せておらず、興味を唆らなかった。その中には有名な芥川龍之介の「杜子春」の元となったものもある。そういえば、冒頭、その話の中で長安の西市にペルシャ人屋敷があるとの記載があった。p222

ところで、この本には著者についての紹介は全くない。それで検索してみると、内田泉之助氏は漢文学者。(1892年6月-1979年)福島県生まれ。1926年東京帝国大学支那文学科卒、武蔵大学教授、二松学舎大学教授。1962年「秦漢文学形体考」で東大文学博士。63年定年退任、名誉教授とある。計算すると定年が71歳。私立文系は定年が遅いのでいいですね~(汗)