固定観念 & 『マネーの魔術史』12 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

今夜はSalsonの代わりにPachangeの日、salsaの時間は少ないけど、タンゴやフラメンコもあるので楽しみニコニコ

 

 

 

<財政法第5条>

この件について調べてみた。政府答弁は以下の通り。

 

財政法(昭和二十二年法律第三十四号)第五条本文においては、「すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。」とされており、これに抵触する日本銀行による公債の引受け等については禁じられているが、日本銀行が自らの判断により、金融政策の目的で、市場で流通している国債を買い入れることは、同条に抵触するものではないと考えている。

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/189/touh/t189056.htm

 

あるいはこれ。ここでは特に、

https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/op/f09.htm

 

この規制が「長い歴史から得られた貴重な経験」だとしている。先の本と同じ意見だ。

 

ならば、上記の政府答弁が理解不能。私の解釈能力の問題か、それとも誤魔化しなのか?

 

 

 

 

 

<固定観念は変えられない?>

以下のサイトでの先の兵庫知事選に関する意見。



こうした人たちは一定程度いるのがこの社会。情報が内側で閉鎖し反響する「エコー効果」が出ている例。


こうした集団は外の情報は考えは受け付けない。コメントで指摘、反論されてもコビリついた思想から自由になれない。

 

経験済みです。かつて「中国で乞食でもQRコード示してお金を強請ることができる」ので『キャッシュレスにはお金がかからない例」を示しても、頑として受け入れらない頭。或いは認知症の予兆? いずれにせよ困ったものです。

 

 

固定観念を人は簡単に改められないのはMDさんも述べていたこと。

 

 

 

 

,,それは兎も角、今回の兵庫知事選の結果を如何にとらえるのかで、全く正反対のグループが形成される。

 

人を選ぶ、現在の間接民主主義では、完璧な人などいないから <人を選ぶ現行の制度> では如何してもこのようなことは起こるだろう。

 

では、pol.isやQVを駆使したAI支援の直接民主主義で解決するかとなると、また全く別の問題も出てくるに違いない。

 

それでも民主主義に希望を託すしかないと腹をくくるしかない。

 

 

 

 

<三抵三少>

最近の中国の通り魔事件。中には仇日・愛国宣伝に唆されて、無関係の子供まで襲う事件が起こっている。

 

これらの事件の背景には現在の中国の経済的問題があると自称専門家は口を揃えて言う。しかし本当だろうか?

 

そもそも情報統制が行なわれている国のことなのでこうした通り魔事件、犯罪率の推移などは不明だが、习さんが特別に指示をするくらいだから事実の一端はあるだろう。 

 

中国国家統計局のデーターが紹介されている。

 

不思議な話である。高度成長期にも関わらず2001年から増加しほぼ倍増している。

 

 

尤も、全く逆の報告もある。ここでは凶悪犯罪が減ったとのデーター。どちらが事実かはわからない。

 

凶悪事件は減ったが、犯罪は増えた? ま、凶悪か普通かは定義によりますがキョロキョロウインク爆笑 またこの直近のデーターは無いですしグラサン

 

それはともかく、そんな中で「三抵三少」という言葉がSNSで流行っているらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/62fcdca81096fc95bdd61da53df1458261a3428b

 

「三低」というのは、所得、社会的地位、社会的人望が低い。

 

「三少」というのが、人との付き合い、社会と触れ合う機会、不満を口にできる機会が少ないと上では説明されている。別の中国語サイトによれば、

 

经济收入低、权利地位低、社会声望低、

人际交往少,流动机会少、疏导管道少

https://chinadigitaltimes.net/space/三低三少

 

なので、「三少」は、

 

<人的交流、社会流動性支援が少ない>

 

ということだろうか? 中国語に堪能な方のコメント希望てへぺろ

 

 

 

<好像好的消息?>

 

 

 

 

『マネーの魔術史』12

再び、読み始める。前回返却日が迫っていたので、最後の章、8章の1節、「戦費調達に苦しんだ明治政府」を日本関連事項なので、その前のソ連関連を飛び抜かして読んだ。今回は改めて順番通りにソ連の章を読む。

 

この最後の「戦争とマネー」の章はおそらくこの本の中で一番重要だと感じるし、終章でもそれを元に現在の日本の財政のあり方が批判されているので重要だとは思うが、なかなか老化し、基礎知識のない者には理解が難しい。

 

わかったと思った分で纏めるが間違いもあるやもしれず、あればコメント希望。

  

ソ連革命政府は計画経済を標榜する以上、貨幣は不要だったはずだが、実際には逆に紙幣増発で財政支出を賄った。これは経済がついていかない限り当然インフレを引き起こす。そもそも革命後に経済は停滞したのだからそれに輪をかけた。

 

小売物価は1914年比で1924年までに171億倍!になったとか!p231 ハイパーインフレである。これで貨幣経済は破綻し、物々交換が行われるようになる。p231 

 

都市の労働者は食料を確保するため農村に出向きアルバイトをして食料を確保した。1918〜1920年の間にペトログラードの人口の75%、モスクアの50%の人口が農村に流出したとか。そして各地に闇市が生まれた。勿論こうしたことはソ連の経済、特に工業生産を混乱させ、1920年の重工業は1913年の20%まで落ち込んだとか。p232

 

その後、1921年に部分的に市場原理を導入するNEPを導入し、農民は収穫の一定割合を納めれば残りを自由市場で販売することが認められた。更に小売業やサービス業にも私的営業の自由が与えられた。p239

 

1927年に農作物価格が下落したため、農民が「生産スト」を行い混乱したが、これは体制への宣戦布告と捉えられ、スターリンによる30年代の「大粛清」が始まる。これには「富農を絶滅する」とのスローガンが掲げられた。これに対して反乱が起こり、飢餓が始まる。p245

 

何だか、文革の歴史に重なる話。こうした実態は外の世界には全く紹介されることはなかったとか。

 

私も初めて聞く話だ。1932〜1936年にかけて農村では集団農場化された。この頃ソ連の食料全体の25%が面積では僅か5%の自宅菜園で生産されたとか。247

 

つまり農民は強制労働より、農民自身の利益を優先するということだ。

 

この中で、先に先走って紹介した『ウクライナ大飢饉』が生じる。1932〜1933年にかけてスターリンは農作物生産地であるウクライナに対して収穫量の42%に当たる770万トンの供給を強要し、翌年も同じ数字が要求され、農民の70%がコルホーズで働いていたこの地で飢餓が始まった。

 

 

 

これは工業化のために外貨を獲得する目的で過剰な農作物輸出を行う目的で行われたという。しかしこの事実は長期にわたり闇に葬られたとも。p249

 

いやはや、初めて聞く話。世界史でコルホーズやソホーズという話は習ったが、具体的な内容は殆ど知りことなく、漠然とあまり上手くいっていない程度しか聞かなかった。勿論、ソ連の崩壊(1991年)の20年も前の話。