予感 & 『北東アジアの中の弥生文化』6 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

今日は久しぶりに補習無しのオフ日、更に2週間ぶりに夜はsalson爆笑爆笑  


そんなわけで、寝床の中でblogアップ中てへぺろ




<私の嗅覚に引っかかった本>

『北東アジアの中の弥生文化』を読み上げ、次に手に取ったのが去年2023年に出たばかりの本(原著は2022年)、『経済成長の起源』というもの。最初の60ページ程度を読み、これは間違いなく新たな正真正銘の「お薦めの一冊」になると予感

 

前書きで、この本がコロナの隔離中に2人の著者がアメリカの東と西海岸に隔てられながらも書き上げられたことが記されている。p17 


そう、コロナは我々の日常を変えた。戻すべき日常もあるが、「変わるべき日常」もあるはず。

 

この本は、これまでの様々な経済成長に関する歴史経済学を幅広く紹介するという建前から、出来るだけ自分たちの考えから離れ、中立的に書き上げられたものだとか。


紹介する学説の中には、あの『10万年の世界経済史』を書いた、グレゴリー・クラークや、p31

 

『国家はなぜ衰退するのか』(残念ながら記録は昔のteacup blogと共に失われた)ほか、『自由の命題』の著者、ダロン・アセモグルが、p36  

 

更に『銃、病原菌、鉄』で有名な、ジャレット・ダイヤモンドがふくまれている。p47 (残念ながらこの記録も、teacupと共に失われた) いずれもblogで正真正銘の『お薦めの1冊』として紹介したもの。 

 

この本のいいところは、図表を持って説明しているところ、決してトッドやピケティの書籍に比べれば多くはないが、適切にデーターを示して議論する形はまさに私好みチュー爆笑ラブ照れ

 

著者らは、1つの要因が経済成長を促す場合もあれば、逆に抑制する場合もあることを示している。決して経済成長を決めるのは単純な1対1の関係ではないらしい。1つだけ先走りして、その例を示す図表を紹介したい。

 

それは、都市化に関して。1995年段階での都市化は一人当たりGDPに正の相関を示すが、1500年時点では相関が認められないか、逆に負の相関と捉えられなくもないという事実。これはもしかすると疫病の発生に関係するかも? 著者は序文では何もこれについて語っていないが、予想しておく爆笑ウインクニヤリ)p39

 

久しぶりの大著であるが、同時に楽しみな読めそうな1冊を見つけた口笛ニヤリラブ

 

因みにアマゾンのレヴューでは4.5の最高クラス。さもありなん! それと訳者の秋山氏はあの『クレプトクラシー』も訳している。

 

 

 

 

 

 

<デジタルマネーだから出来ること>

利便性:様々な限定利用=地域限定、期間限定、使用目的限定が可能。また記帳が同時に行われる。

犯罪防止:現金と違い完全にトレース、紐付けできるので犯罪に使われ難い。

安全性:現金と違い保管不要

 

ちょっと気が付いただけでもこれだけ利点が頭に浮かぶ。

 

欠点はOff Lineで使えないことだが、これは解決策がある。スタバやイオンのプリペイドカードみたいな機能を付加すればいい。犯罪防止のため低額までの制限をつければいい。使われても限度額、例えばイオンだと2万円までの損失。

 

今後、中央銀行がデジタルマネーをいつ出すかが焦点。数日前タイはスタートした。次は中国かな? そうそう、スウェーデンのe-クローネはその後、どうなった?

 

 

 

 

<12か月点検>

車の定期点検終了。エンジンオイル&フィルター交換。ワイパーラバー交換。タイヤローテーション。ブレーキ調整。ハイブリッドシステム点検。定期点検セットに入っているので追加費用なし。

 

平成20年(2008年)から乗っている、既に16年モノのプリウスだが、別に問題はない。確かに車は耐久消費財。実は東日本大震災を機に電気、ガス(対象区として水道)を記録していたが、車も遅れて2014年から記録を取っている。それで分かることは若干、燃費が落ちている。季節で変動があるが、3km/L程度の低下? 原因は不明、バッテリーの劣化かな? いつまで乗れるのか? これも『数字でナンボ』の世界。

 

次は軽かEV予定、あるいは車なし?

 

 

 

 

『北東アジアの中の弥生文化』6

倭人伝によれば対馬国一千戸、一支国三千戸、末廬国四千戸、伊都国一千戸、奴国2万戸、投馬国五万戸。邪馬台国七万戸。p166

 

著者は伊都国1千戸は伊都国1万戸と考えたほうがいいという。p205

 

これは外交拠点だったからか? 伊都国は帯方郡からの使者が止まる場所=後の太宰府のような外交出先機関。p174

 

倭人伝には地理的記載には間違いが多いとか。著者はこの倭人伝が何故書かれたのか、その外交面に注目するとか。特に詔書は中国の詔書に則った、正式な内容だとも。p168〜170

 

卑弥呼が使いを出した景初三年〜正治元年の年号を刻んだ銅鏡が東は群馬から中国地方の西の端まで広範に出土していることから邪馬台国の近畿説が妥当とする。p171

 

もう1つ注目する点は倭国大乱と邪馬台国出現時代に武器が発達し、石鏃が2gから3〜4gに重くなる。これは狩猟用から戦闘用への変化と考えられるとも。p172

 

倭人伝は全部で二千字で奴国は23字、伊都国は111字。

 

ここでも西新遺跡から鉄素材が出土していることが書かれている。p193 当時鉄鉱石は半島だけに見つかっている。更にここには朝鮮の土器も多数出土していることから、朝鮮半島との交易基地と考えられている。