车到山、Meta分析 & 『ゲノムでたどる古代の日本列島』7 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=gKUoka-HWPA&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=13

HSK4 #11~#13 背了四十一分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Jlr6y7EmBTI

中国まる見え情報局。二十分钟频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=cH2A6HvfA-Q

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,0~34min。做一个小时作文和听写。

 

https://www.youtube.com/watch?v=p42WTRafwBM

OrientalDS オリエンタルDS0~19min 看了二十分钟的频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,1h3min~1h11min,背了半小时单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=1OoNcrYuTKs&list=PLZI8vVTxzS7nKaKQAZl7DfB-Pf9HoON3A&index=12

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル,12,0~30.2min半小时。一共三个小时二十一分钟。

 

何とか復帰?

 

运动;爬山散步 0.45km, 795步, 2楼 (计划)

 

ちと、足らないな。明日取り返そう。

 

 

 

 

 

今朝のWorld Newはいつもより30分遅れ、その前に観た「地球タクシー」でハイチからカナダ、モントリオールに来たタクシードライバーの女性が最後に言った言葉。『私の国では…』と述べてインタビューアーが『私の国とはどの国?』と聞いた時、『ハイチだけど、今まで考えたことなかったわ』と答える。

 

20年以上住み、カナダで家庭も持った彼女の戸惑い、ちょっと感じるところがあった。日本人には分からない感覚?

https://www.nhk.jp/p/ts/YXZNQMZVRM/episode/te/N8Q8J6RWL3/

 

<今朝のWorld Newより>

イギリスBBC:イランを含む4カ所(イラク、シラク、イエメン)からイスラエルへ報復。飽和攻撃。イランは一応終了と付け加える。400発近い無人機、ミサイル等。

ドイツZDF:戦争拡大が起こるか? 夜10時攻撃の99%迎撃したというが? ドイツ、シュルツ首相重慶訪問

カタール、アルジャジーラ:イランは国連憲章の法的根拠を示す=自衛権の行使。インフラ、住民地域は標的にしていない。 アメリカは戦争拡大を望まない。

オーストラリアABC:シドニーで無差別殺人事件、6人犠牲者。 親中に転換したソロモン諸島総選挙へ。

シンガポールCNA:イラン、イスラエル紛争の今後に注目。中国沈静化を呼びかける。中国も中東にエネルギーを依存する(2023年原油の半分)。

https://oilgas-info.jogmec.go.jp/info_reports/1009585/1009665.html

中国香港TVB:香港ペット事情。

 

イスラエルとイラン踏み越えてはいけない線を双方超えた。戦争拡大が今後起こるか? そして日本はどのように対応するか? 

 

シンガポールCNAを除きアジア、中東情勢に対して意外に無関心??

 

 

 

 

<车到山だが>

80年没落周期説が囁かれる昨今、

日本の今後は如何? 外圧でまた変わるか? 外圧=目前に壁が現れると自然と人は変身するものだと思う。只、今はその壁を認識していないだけでは? 「看」と「看见」は別物だからね。

 

蒸気船と敗戦は誰の目にも明らかだったが、今の日本の衰退はそれ程明らかな姿をとるものではない。しかしいずれにせよ、

 

「车到山必有路」を信じたい。

 

 

 

 

拔火罐>

AK氏が「拔火罐に凝っているよう。

 

見た感じ、皮下の内出血のようで、毛細血管が破れるのはあまり良くなさそうと感じたが、一方で献血で赤血球産生が促進されることも聞いたことがある。それで実際の所、どの程度医学的根拠があるのか調べてみた。

 

すると、以下の様な最近、2018年の論文が見つかった。メタ分析なのである程度信頼できそうだ。しかもBMJ(British Medical Journal)とそこそこ有名誌。

 

因みにメタ分析とは、

 

複数の研究結果を統合し、より高い見地から分析すること

 

つまり、拔火罐自体の医学的根拠を検討するのではなく、医学的根拠を検討した論文を横(=meta)から眺め、その信憑性を評価するもの。

 

ま、当事者はどうしても「色メガネをかけて」データーを見る傾向があるので、そこは第三者の視点が重要ということかな?

 

論文表題: Is cupping therapy effective in patients with neck pain?  A systematic review and meta-analysis.

https://bmjopen.bmj.com/content/8/11/e021070

 

最近流行のオープンアクセス誌なので、上記のURLから13ページの全論文がダウンロードできます。私はダウンロードしたけど結局難しく、ちゃんと読めませんでした。興味がある方はお試しあれ。

 

因みに、BMJ Openの最新のIFは2.9で専門誌としては悪くない

https://www.bioxbio.com/journal/BMJ-OPEN

 

但し、某大学の教授選ではオープンアクセス誌は「参考資料に止める」とは暗黙の了解事項。

 

それは兎も角、内容は以下の通り。

 

結論:

Cupping was found to reduce neck pain in patients compared with no intervention or active control groups, or as an add-on treatment. Depending on the type of control group, cupping was also associated with signi cant improvement in terms of function and quality of life; however, due to the low quality of evidence of the included studies, denitive conclusions could not be drawn from this review. Future well-designed studies are needed to substantiate the effectiveness of cupping on neck pain.

 

ま、献血で造血機能活性化したり、敢えて寄生虫食って免疫機能増進したりするのと変わらないんじゃね? とは信奉者、AK氏には言わないつもり 哈哈哈 てへぺろ口笛ニヤリ

 

 

 

 

『ゲノムでたどる古代の日本列島』7

次世代シークエンサーを1回動かすと数十万円かかる。p266

 

これは湯水のように使う試薬費がべら棒に高いから。だから古代人のDNAがきちんと回収されないと成果ゼロとなる。これは我々が普通にDNAを扱いっていたレベルとは段違いに難しい。

 

機械にかける前にDNAがちゃんと取れているか予め調べれば済むことだと言われそうだが、問題はそこではない。 実は古代人のDNAは極微量なのでコロナウイルスでも使われたPCRという遺伝子増幅技術を使う。(コロナの場合はRNAウイルスなので正確にはRT-PCRだが)それでDNAが回収されても、それが古代人ものとは限らない。実験者のフケの一欠片が混ざり込んで得られたものかもしれないし、(それなら実験者失格)あるいは骨の近くにいた微生物のDNAかもしれないのだ。それは実際解析しないとわからない。出たとこ勝負

 

これまで縄文人、弥生人、アイヌ*、沖縄人、日本人、中国人との比較が行われた。

 

*最近はある程度知られるようになったが、アイヌ人が中世になってのオホーツク文化人の遺伝的要素が大きい

 

その結果は意外で、縄文人は孤立した存在だった。269ページの図7にそれが示されている。

 

結果、縄文人は現在の東アジアとは独立した、古い分岐を持つもので、分岐は南アメリカの先住民=1万数千年前にベーリング海峡(当時は陸地)を渡って行った人々よりも古いと出た⁉️ p271

 

但し、ここまでの研究は縄文人の4%のゲノムしかまだ解読されていない段階での解析結果。それでも4%とは膨大な情報量、30億文字の4%だから。
 

そしてついに先日のテレビでも紹介された船泊遺跡からの縄文人DNAの解析に入る。p272

 

ここは北海道で寒冷地であるためDNAの保存状況が良かったらしい。

https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/150678.pdf

 

ここで増幅されたのは8割がヒト由来だとか。通常縄文人の骨から回収されたDNAの99%がゴミ=微生物DNAに比べると驚異的である。p272

 

そこでの結論は上のpdfに詳しい。

 

最後に著者は「現場に行こう」と述べている。今、私も俄か古墳マニアとなってあちこち地元の古墳があったと言われる現場を見て回っているが、そこで得られるものは大きい。

 

勿論、一千数百年前の現場とは同じではないが、それでも大きな地形とかはそれ程かけ離れたものではないだろう。多くの古墳が高台の、下に水田を見晴らせる場所に位置していることは象徴的。

 

多くの小規模なものは山の尾根伝いにある。ここまで巨石を人力だけで運び、積み上げるというのは大変な労力なはず。それでも彼らはそれを行った。それを現場で感じることができる。彼等の心性がわかるような気がする。

 

この本は2018〜2022年にかけて5年間の新学術領域研究「ヤポネシアゲノム」の成果の1つ。p280

 

但し、学術的というよりは、より裏話的、しかし十分にハードサイエンス的。間違いなく『お薦めの1冊』。