昨夜はいつもより1時間ほど長く踊りまくりました![]()
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実はいつもの時間に帰ろうかと準備していたら美人の昔のクラスメイト(今は上級クラスへ進級)がやってきて、それではということで延長した次第。曲がちょっと複雑で難しかったのが残念。
途中、MDさんのblogで興味深いことが書かれていてスマホから投稿もしたりと忙しかった。←休憩の隙間時間にスマホする悪い癖![]()
そんなこんなでヘトヘト状態で帰宅。
『古代中国説話と真相』を半分くらい読んだところで『洛陽伽藍記』が手に入った。そうなると以前から気になっていたこの本をすぐ読みたいと思うようになって、前者は中断することにした。
「あとがき」のところを読むと、この訳者が『東京夢華録』との比較をしている文章があった。あの本も非常に面白く、ここでも数回にわたり紹介したくらいだ。
『東京夢華録』が太平の世を過ごす宋代の人々の記録なのに対し、この『洛陽伽藍記』は戦乱で廃墟となった洛陽を著者の楊衒氏が懐かしさと悲しみを込めて綴る記録である。
面白いことを1つ先走りして書くと、北魏時代、江南の人が優遇され(何故優遇されたかは不明)大挙して都やってきて、洛陽の南の呉人坊と呼ばれる地区に集まって住んでいたとか。多少、北魏人からは彼等は差別されていたようで、その冷やかしに言われていたのが「茶を飲む」という習慣を挙げられたみたいだ。
当時、北魏では「酪」ヨーグルトが主要な飲み物で茶葉を乾燥させて飲むのは原始的と思われていたよう。p103、p127 時代が変われば価値観も変わるもの。![]()
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それと1つ不満を言うと、本に出てくる沢山の寺院や邸が巻末の地図で探すのがとても大変。そもそも地図がとても小さい。幾つか分割して図示してもらえたら良いし、地図に番号なりを振って文章と位置を相互確認できるようにした方がわかりやすいのでは? 特に城内、城東、城西、城南、城北と5つに分けて章が書かれているので、それに対応した図を示しても良かったのでは? ←色々うるさい読者![]()
<保険料特別徴収の怪>
先日、国民保険料が前年度の2倍近く跳ね上がっていることに気づいて、早速Data Drivenとばかりに役場に行き理由を確認した。
結論から言うと、別に保険料は変わらず。これまで年金振込通知書をちゃんと確認したことがなかったので、今回たまたま気がついただけのこと。
要は前年度の最終月(2月)の徴収金額を元に仮徴収するので、確定してから不足、あるいは取りすぎに気がつき10月以降に調整するみたいだ。
こうしたズレが起こったのは平成31年まで遡れる。原因は、リタイヤして健康保険を国民健康保険に替えた時点で起こったことなのか? しかし、それなら年度途中からと言うのも不思議。それが何故起こったのか役場の人もよく分からないようだった。
何年も毎年、「取りすぎ」あるいは「不足」を繰り返しているようだ。何だがバカみたいなシステム。下に私が理解した範囲でこうしたことが起こる理由を図式化してみた。
将来マイナンバーと口座が完全に紐付けされてリアルタイムで収入が確定出来れば無くなる話。いつまでも確定申告が必要な時代はこうした二重手間はなくならない。
『世界大異変』
ジム・ロジャーズ著、東洋経済新報社、2022年初版
冒頭、『お金を印刷し続ければ続けるほど、次のクラッシュはより酷いものになる… 一番ダメージを受けるのは日本になる。何故なら日本の出生率は低く〜』と続く。p12
投資については『失敗した人に関してはあまり知ろうとしないだけだ』ともいう。p19
この2つだけで投資家ではあるが、マトモなことを語る人に違いないと勝手に推察した![]()
ロジャーズ氏はウクライナ侵攻が終わっても、世界的金融緩和が食料や資源価格の上昇を後押しするという。特に同氏が注目しているのは金属資源のよう。
EVは従来車に比べ鉛を4〜5倍使用し、大量のリチウムを必要とするが、その鉱山は限られているとも。p28
ちなみにEVシフトが起こっているのは何も環境の為ではない。真の狙いは日本車潰しだと考える。
安い化石燃料の前提があるから、多少コスト高になってもEUはEVシフトを進めて来たが、ウクライナ情勢を経て、ロシアからの安いエネルギー資源が得られなくなって本音が出てきただけの話。
その事が分かっていないから、「最近になりEUが EVは環境にいいわけではない事に気づいた」など真顔で議論する、自称評論家は山ほどいる。馬鹿、アホだと思う。
そういえば、最近もAK氏がそのことを指摘していたね。
また中露と西側諸国の間でデカップリングが起これば、中国の製造業、ロシアのエネルギー、食料に先進諸国がどれほど支えられていたか気づくことになるが、その時は手遅れだとも。p30
少なくとも現状ではロシアからの資源、食料はかなり厳しいことになるだろう。
『いくら頑張っても努力が報われないようなら失敗が待っている』
として共産国家の失敗をロジャーズ氏は指摘するが、p33
同時にこれは現代の中国の「躺平」、先進国で進む格差拡大は同じではないか? これにつての指摘はない。
同士はMMTをMore Money Todayという。これについては先に述べたので繰り返さない。p34
意外なことに同氏はロシアは欧米や日本、中国に比べ政府債務が少なく、国民の借金も少ないので冷静に考えれば欧米日中よりまともなファンダメンタルズだという。p47
また同氏も、ウクライナをNATOに取り込もうとしたことがそもそもの原因だという。p48
こうした視点は最近の「ウクライナかわいそう。ロシア酷い」一辺倒のマスコミの視点にはない。
1980年代のイギリスの復活は新自由主義ではなく、北海油田だとする。p60
これについては日本も資源の問題がなくなれば強国になると思うし、是非メタンハイドレイトや、直ぐにエネルギーになる海洋風力や潮力発電の開発が不可欠だと思う。共に技術はすでに実用化されている。あとは経済性だけだが、これは技術革新で何とでもなく。例えば風力はコストが過去30年で1/7に激落したではないか! 太陽光発電も同様。ついでに言えば、不思議な事に最近原発のコストの数字で共に足踏みしている? ハッキリ言う! これには裏がある‼️‼️
ちなみに核燃料サイクルは技術的に完成もしてないし、廃棄物は10万年保管が必要。この事は政府のHPにも書かれているが、都合の悪い事は気がつかないふり![]()
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アメリカの株価は実態を反映していないという。p67 これは先にも日経平均の比較で指摘されていた点。
90年代にスウェーデンで金融危機が起こったが、政府は多くの企業を破綻させたことで数年苦境に喘いだが、その後回復した。p84
『誰も苦しみを味わわないで再生することは不可能』だという。p85
これは日本が反省すべき点。ゾンビ企業を生きながらせてろくなことはない。
彼も『日本株に投資しているが、「その時」が来た時は無事に売却できていることを願っている』という。p116
「投資の神様」にこんなこと言われて大丈夫か?!
外に出ようとしない日本の若者は日本の世界的地位がこの失われた30年の間に限りなく低下している事に気がつかない。おじさん、おばさん達は半世紀前の記憶から意識が更新されていない。これは為替だけの問題ではない。学問も技術もだ。
最後に『大学や大学院で学べることはあるかもしれないが、投資や事業で失敗する方がよほど人生の勉強になる』とした点は流石だと感じた。p125
以上、簡単に読める本だが、まともな話ばかりで得るものは多かった。









