今日2回目の投稿:
<地方の生き残り>
内田氏の意見は正しいと思うが、それでこれからやれるのか?
http://blog.tatsuru.com/2023/03/03_1605.html
最近そんな反応をすることが多い。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12789139765.html
日本の自治体では住民1人あたりの歳出は年間50万円程度だが、人口密度が極めて薄い=限界集落ではその歳出が極端に高くなる。その域値はどうやら1平方キロあたり100人くらいからみたいだ。1人あたり700万円もかけている村落もあるみたいで、東京でも奥多摩だと120万円。テレビ番組に「ポツンと一軒家」というのがあるが、その背景を考えると深刻な問題だ。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12727410819.html
地元の自治体はというと、1人当たり32万円程度で実はなかなか良い。これは福岡市のベッドタウンということがあるのだろう。
<DAO>
先日話題にした「情報を全員で共有化し、それぞれがその情報に従い自由に活動できる」公民館管理システム。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12791174126.html
このことを最近の言葉でDAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)というらしい。そんな言葉がない時代から動かしていたシステムなのだが、響きがカッコイイ〜ね(笑) 早速使わせてもらおう(爆)
https://coincheck.com/ja/article/513
<中国の地形と火山地帯>
AK氏のところで重慶に温泉があることを話題にしたが、ついでに調べてみた。やはり中国語で検索すると全然違うね。日本語ではでてこないサイトがぞろぞろ見つかる。
実際には重慶はやや火山地帯からは外れるが、それでも温泉があるのは事実。より集中しているのは成都。四川盆地の西側の山脈に沿って火山地帯が走る。
中国话动构造图
http://www.hydropower.org.cn/showNewsDetail.asp?nsId=4544
中国地震和火山分布图
https://blog.sciencenet.cn/blog-107667-425791.html
こちらがわかりやすいかな?
https://blog.sciencenet.cn/home.php?mod=space&uid=278395&do=blog&quickforward=1&id=425982
『人はなぜ憎しみ合うのか』13
会話あるいは初声:
脳スキャンを使った面白い事例が紹介されている。それはある映画(様々な解釈が可能なストーリー)を見ている人の画像を調べると最初人それぞれだったのが、被験者が会話をしながら観ると大脳資質の活動が同期化したということ。これから『こうした交流が社会的世界を作り出し共有する機構を持つ』とした。p244
著者はこの体験を狩猟採集民が(そしておそらく太古の我々の祖先が)夜通し様々会話する光景を思い浮かべたようだ。
合図あるいは記号:
同胞と異邦人をヒトは3歳以降区別することが可能になるらしい。p252
その典型例に日本丸や星条旗があり、ダビデの星やハーケンクロスがあってもいい。実際後者のイメージを見てナチスの若者が純心な気持ちで忠誠を誓ったもの事実。
こうした記号は時として明確でない場合も機能することを著者は有名な「One drop rule」で示す。つまり1滴でも黒人の血が混じれば見た目が白人でも黒人に分類されるかつてのSWAPのアメリカ社会。p253
映画『白いカラス』を思い出したが、これも昔のblogと共に記録が失われた。
それは兎も角、著者はユダヤ正統派の指導者とイスラーム教のグルは遺伝的にも同じ系統から来ていることが知られているのに彼らは(わずかなシグナルで)綺麗に分割されているという。p254
それは「微妙な差」にヒトは敏感だからだと言いたいようだ。例えば子供にライオンからトラへ変化していく映像を見せるとどちらか一方だと理解するらしい。p255 そしてそれにはおそらく微妙なシグナルがその子供に効果的に働いているのだろう。
他者にあったとき、ヒトはどのような反応をするかで面白い実験結果があるらしい。それは注射針で刺された人の映像を見せたとき、自分と同じ人種より違う人種の場合、発汗量が少なく、脳の両側全頭皮質の活動が減ったとか。これは共感が低下したことを示す神経生理学的反応だ。p260
「体は嘘つかない」ということか。
ミラーニューロン仮説と関係ありそうだ?
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12755678926.html
こうした反応はヒトがステレオタイプを予め用意することで、脳の余計な負担を低下する仕組みに関係しているかもしれない。1つ1つ分類解析していたら脳が疲れるということか? つまり深く考えずに即断して疲労を最小化する。こうした反応にかかる時間を著者は0.1秒という。p265(*ところで別の箇所では0.001秒という p270)
*もしかすると英語であれば分かるかも? 著者はもしかすると、コンマセコンドとミリセコンドを「瞬間」という意味で厳密に区別せず使っている可能性もある。