廃人化中に考えた事 & 『曼荼羅の人』上 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>

https://www.duolingo.com/learn
エメラルドリーグ+20XP,57139XP,学了十一分钟汉语。

 

https://www.youtube.com/watch?v=GAlv_aVMdIU&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=4

HSK1~2 #2~#4 背了三十七分钟的单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=vvkbLEhM4F4

王陽のほぼ毎日中国語#20,学习十六分钟频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,28min~55min,背了一个小时二分钟单词,再三刻苦!

 

https://www.youtube.com/watch?v=38iHkM1mK0o

OrientalDS オリエンタルDS看了十二分钟的频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=-0Lgw8cFruA&list=PLX5jhIuWaM7gkN2-iTCRDLqf-XqXbhCcf&index=21

【青島日美】再三开始中級14~21学了三十三分钟汉语。

 

https://www.youtube.com/watch?v=BRwRBI27M1w

ヤンチャンCH/楊小溪看了九分钟的频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=6EdmkSku8_4

毎日中国語,~6,十五分钟。一共三个小时十五分钟。

 

运动;一堂Salsa课

 

 

 

 

<廃人化中に考えた事>

昨日は絶賛廃人化中で勉強も読書も出来ず、ボンヤリとYoutubeとテレビ見て過ごす。その中で考えた色々な事。

 

都城のマイナンバー取得率は8割を超えた:

https://www.youtube.com/watch?v=yLnHQjK5iZI

 

デジタル化で業務のコストダウンが図れる >しかし、効果が出来るまで時間掛かる

現場の意見を積み上げ >課題解決型。 よく分かる、公民館のクラウド予約、リモート解鍵がそれだった。

成功体験を積み上げる。 > よく分かる、成功体験があれば次に動ける。

一番の壁は「リスクを取れるか。 >一番上(市長、町長)が理解し責任を引き受けるか。

 

マイナンバーについては都城方式を地元の自治体でも導入している。

 

 

 

 

 

 

 

フェーン現象:

台風の影響で北陸・東北地方ではフェーン現象で高温になり40度を超える場所もあったとか。この現象を高校化学で考えてみた。

 

台風が運んだ湿った空気が山脈で押し上げられ気温・気圧の低下により凝結して太平洋側に大雨を降らし、山越えし乾燥した空気が日本海側の斜面を駆け下りる。空気中に水分が沢山含まれると水の比熱は高いので温まりにくいが、日本海側の乾燥した空気は斜面を駆け下りる間に太陽熱で温められ、同じ熱量でも水分がない分温度が上がりやすい。これがフェーン現象の理由。

 

 

 

幼児バス置き去り事件:

また痛ましい事件が起こってしまった。去年も確か福岡で起こった事故。

https://news.yahoo.co.jp/articles/104132a63099f4f3ea77460ea39a2235af03184e

 

まず思うのは、これはマニュアルの欠如を含む《システムの問題》ではないかと。園児6人の確認に職員が2人いても出来なかったのは外部者から見ると不思議に思われるかもしれないが、実はこうした事は十分起こりうる。そしてそれを《補完するのがマニュアル》だ。

 

ワイドショーの出演者の中には「気が付かないなんて、ありえない」と怒ってみせるが、多分に演技か、あるはこうした実経験がないからだろう。無茶苦茶忙しかったり、何か別の事を考えていたりすると、記憶が飛んだり意識がないまま行動する事はよくある事。

 

そこで必要なのが、何も考えなくても(あるいは、何も考えられなくても)機械的に行う事で事故を防ぐマニュアル。ここでは乗車した園児と、登校した園児のリストを比較する単純な1枚の表があれば防げた事故。例えばしたような表。

 

 

ニュースを聞くと少なくとも2回は確認するチャンスはあったように思う。確認マニュアル表を作ってみた。ポイントは3つの記載を別々の責任者が記入する事。《連帯責任は無責任》というのが経験則。

 

こうした確認表は現役時代、失敗が許されない重要なイベント、例えば入試だとか、CBT、OSCEの際によく利用した。特にOSCEだと毎年試験状況が変化し《予想外の事態》が起こりやすい。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12708157116.html

 

 

 

 

 

日本の弱点:

ウクライナ危機に対し対岸の火事と考えてはならないと思う。サハリンの天然ガスに未練を持つのは間違いだと思う。経済封鎖でロシアを衰退させるのは年単位の時間が掛かるが、それに成功できれば得るものは極めて大きい。特に世界に現状変更を行おうとする国に対する良い「みせしめ」を示すことになる。

 

この点に関して日本のエネルギー資源問題を取り上げ、それを理由にサハリン権益を捨てるべきではないという意見があるが、短絡的だと思う。確かに日本の最大の弱点はエネルギー。しかし風力と海流力発電ではこれまでほとんど努力していない。これらは潜在発電力の僅か(風力1%、海流ゼロ)しか実用化出来ていない。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12751031697.html

 

これらは再生可能エネルギー。しかも要求される技術は原子力ほどではない。コストにしても何時も此処で議論するが、不思議なほど日本は高コストで、何故か不思議なことにどれも原発のコスト付近で足踏みする

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12751031843.html

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12639269093.html

 

「そうではないよ」という意見があれば反論希望。

 

 

 

 

 

『曼荼羅の人』上

陳舜臣著、たちばな出版、2003年初版。

 

危険な書。初日に180ページほど一気に読んでしまう。気分転換に読む書として選んだのだが、余りにも面白いので時間を忘れてしまう。タイマーを設定して読まないといけないみたいだ。

 

題材も題材、何しろ空海の話だ。しかも陳氏は小説と言いつつもそんじょそこらの歴史家が敵わない程の知識の持ち主。題材も文献に拠って進めるので読者も歴史書を読んでいるのか、小説なのか途中でわからなくなる。

 

杭州の西に天目山というのがあるらしい。後で調べてみよう。p42 この舞台は小説=虚構の部分だが、きっと何かしらの意味があるに違いない。

 

空海が24歳の時に書いたという『三教指帰』があるが、道教にも深い造詣があったことが、この物語に道士の脇役が重要な働きをする背景となる。p63

 

4章目に「断章」というのがある。これはこの小説のどの部分が虚構で、どこが史実に基づいているかを解説する部分。著者は「日本後紀」や空海の「御遺告」食い違いを挙げた上で、この小説にどちらを録ったかを解説する。

 

初めて知ったこととして不空三蔵は幼少の頃にすでに唐に来ていたらしい。金剛智の没後、師の遺志を継いでセイロンに渡り真言の秘典を集め唐に(帰国)したらしい。p102 おそらくこの頃にはインドでの仏教は衰退期に入っていたのではないかと想像する。

 

玄奘三蔵の場合も、空海の場合も、そして初めてそのことに私自身気がついた道元の場合も、その地での仏教の衰退が彼らが周囲の多大な支援を受けて帰国が可能になった理由だと考えている。以前、以下のように述べたことがある。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12710154911.html

 

『玄奘の師、シーラバドラ(戒賢)。空海の師、恵果。そして道元の師、天童如浄。時代は違うが全て仏教の衰退を感じた者たち。

玄奘の時代、既にインドでは仏教の衰退が進みヒンズー教が拡がっていた。恵果の場合は道教の興隆、天童如浄は国そのものの衰退、そして遠くにきく北方異民族の足音。彼らは仏教の未来を優秀な弟子にかけた。

戒賢は果てしなく遠い東の地、中国。恵果と天童如浄は海の向こうにあるという日本に、それ故、沢山の経典と便宜を彼ら若い弟子に惜しみなく与え、仏教の未来を未知の新天地にかけたのではないか?という事』

 

空海が長安に行くとき、運河を北上するが、淮河と黄河は高度差がある。それゆえ運河=渠を遡る。この時は人の歩行と変わらない程度のスピードなので途中で船から降りて運河沿いの名所に訪問した可能性があるらしい。p128 このことは円仁の旅行記からも窺える点。

 

上記と関連するが、運河の水は黄河から流れる。つまり黄土が堆積するので浚渫が必要。これは冬季に行われた。その間春まで運河は閉鎖された。同時にこのことは黄河から肥沃な土砂が淮河周辺の農地に川の水を引き込めば肥料が得られることになるので違法に農民が運河の土手から川の水を引き込んだらしい。p136 こうした点にも言及できるのが著者が並の作家ではない点。

 

曼荼羅的配置として、盧舎那仏の東西に東方薬師如来、西方千手観音があるらしい。これが東、下野の下野薬師寺。西、筑紫の観音寺が相当する。p174

本の内容とは関係ないが良い言葉として記録しておく。著者は現在の広州にある大雲寺=法性寺にあるという呵梨勒(訶梨勒)の木に継いて、空海にその見たこともない樹について以下のように語らせている。

『名前だけ知っても、何にもなりません。けれども、名前を知らなければ、それを知ろうという気も起こらないでしょう』p179