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欧州株式市場サマリー(12/30)

ロイターより抜粋


FT100種総合株価指数(ロンドン) <.FTSE>
 終値      4392.68(+ 73.33)
前営業日終値   4319.35(+102.76)
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クセトラDAX指数(フランクフルト) <.DAX>
 終値      4810.20(+105.34)
前営業日終値   4704.86(+ 75.48)
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CAC40種平均指数(パリ) <.FCHI>
 終値      3217.13(+86.41)
前営業日終値   3130.72(+14.51)
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 <ロンドン株式市場> 続伸。薄商いとなる中、商品(コモディティ)株のほかディフ
ェンシブ銘柄である医薬品株が上昇した。
 この日も年末に向けて薄商い。出来高は4億2700万株だった。31日は午後零時
半までの短縮取引となる。
 キャピタル・スプレッズの営業部門を統括するアンガス・キャンベル氏は「現在の株価
を踏まえれば、2009年は5年後を見据えた値ごろ感からの買いが入る機会となるかも
しれない。しかし」と指摘。ただ株価がさらに下落すると考える向きが少数派ながらも依
然存在する、と述べた。
 石油株が上昇を主導しBP <BP.L> 、ロイヤル・ダッチ・シェル <RDSb.L> 、ガスのBGグ
ループ <BG.L> 、タロー・オイル <TLW.L> が1.1─3.7%高となった。
 鉱山株も買われた。BHPビリトン <BLT.L> 、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
(ENRC) <ENRC.L> 、アングロ・アメリカン <AAL.L> 、エクストラータ <XTA.L> 、ベダン
タ・リソーシズ <VED.L> 、アントファガスタ <ANTO.L> が1.1─5%高だった。
 医薬品株も上昇。グラクソ・スミスクライン <GSK.L> が2.4%、シャイア <SHP.L> が
1.8%それぞれ上げた。
 銀行株も概して堅調。HSBC <HSBA.L> が2.2%高となった。
 一方HBOS <HBOS.L> は2.3%下げた。HBOSの年金信託基金がロイズTSB
<LLOY.L> による買収の延期を求める可能性があると報じた。

 <欧州株式市場> 続伸。通信・医薬品といったディフェンシブ銘柄の上げが主導した。
 FTSEユーロファースト300種指数 <.FTEU3> は14.10ポイント(1.74%)
高の824.47。一方、2008年全体では約46%の下落となる見通し。
 DJユーロSTOXX50種指数 <.STOXX50E> は63.18ポイント(2.65%)高
の2451.48。
 ドイツのクセトラDAX指数 <.GDAXI> は年間では約40%安と、20年前に指数の算出
が始まって以降2番目に大幅な下げとなった。
 通信セクターがFTSEユーロファースト指数を支援。BTグループ <BT.L> 、ボーダフ
ォン <VOD.L> 、ケーブル&ワイヤレス(C&W) <CW.L> 、スイスコム が0.7―
4.5%上昇した。
 医薬品銘柄も買い優勢だった。グラクソ・スミスクライン <GSK.L> が2.4%高、ノバ
ルティス が1%高となった。シャイア・ファーマスーティカルズ <SHP.L> も
1.8%高。
 独半導体メーカー、インフィニオン は16%超高。
 エネルギー株ではBP <BP.L> 、ロイヤル・ダッチ・シェル <RDSa.L> 、BGグループ
<BG.L> 、タローオイル <TLW.L> が1.1―3.7%上昇した。
 米財務省が自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) <GM.N > 系の金融会社GMACへの
50億ドルの公的資金注入のほか、GMにもGMACの銀行持ち株会社への移行を支援す
る資金として最大10億ドルを融資する方針を示したことが、自動車株を支援。BMW
、ダイムラー 、ルノー などが上昇した。

                           [東京 31日 ロイター]

米国株式市場サマリー(12/30)

ロイターより抜粋


ダウ工業株30種(ドル) <.DJI>
     終値       8668.39(+184.46)
     始値       8487.51
     高値       8675.24
     安値       8487.51
   前営業日終値   8483.93(‐31.62)
ダウ輸送株20種      3438.64 (+103.97)
ダウ公共株15種      363.83 (+5.25)
NYSE出来高概算     9.54億株
   値上がり(銘柄)   2548
   値下がり(銘柄)   591
   変わらず        68
S&P総合500種 <.SPX>
     終値       890.64(+21.22)
     始値       870.58
     高値       891.12
     安値       870.58
ナスダック総合 <.IXIC>
     終値       1550.70(+40.38)
     始値       1521.18
     高値       1550.70
     安値       1517.26
フィラデルフィア半導体株指数 <.SOXX>     211.26 (+9.31)
シカゴ日経平均先物3月限(ドル建て) 終値 9070 (+240)
シカゴ日経平均先物3月限(円建て) 終値 8955 (+125)
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 急反発。米政府が自動車産業への救済支援を拡大したことを受け、米議会が今後も引き
続き景気対策を講じるとの見方が強まった。
 米政府は29日、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) <GM.N > 系の金融会社GMA
Cに対し50億ドルの公的資金を注入すると発表。GMACのシニア優先株(配当利回り
8%)を50億ドル取得する。GMACの銀行持ち株会社への移行を支援するための資金
としてGMに最大10億ドルを融資することも明らかにした。

 GMは5.6%高。フォード・モーター <F.N > は3.2%上昇した。
 ライデックス・インベストメンツのトレーディング・ディレクター、スティーブ・サッ
クス氏は「GMACのニュースが相場を大きくけん引した。政府は過去数カ月間あらゆる
措置を講じると表明してきており、オバマ次期政権の誕生とその後数週間にかけて対策が
さらに打ち出される可能性がある」と述べた。
 キャッシュ保有が比較的多いとみられる大型ハイテク株に買いが入り、ナスダック指数
を押し上げた。ワイヤレス半導体のクアルコム <QCOM.O > は2.5%高。ソフトウエアのオ
ラクル <ORCL.O > は3.5%高。ダウ銘柄ではIBM <IBM.N > が2.8%上昇した。
 30日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、ダウ・ケミカル <DOW.N > がクウ
ェート政府から合弁事業の計画を撤回すると通告されたにもかかわらず、ライバルのロー
ム・アンド・ハース(R&H) <ROH.N > 買収完了を目指していると伝えた。R&Hは
11.9%高と急騰。ダウ・ケミカルは1.5%高。

 ※記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。

                          [東京 31日 ロイター]

甲子園への遺言

先日再放送を観たドラマ「フルスイング」

原作本「甲子園への遺言」を手に入れました。


bigmokaruのブログ-甲子園への遺言

「フルスイング」が高校教師になったところを中心に

物語が構成されていましたが、

「甲子園への遺言」は、かなり丁寧に高畠氏の

幼少の頃から人生の軌跡を追い、

高校教師についての記述はわずかでした。


ドラマは、原作本を下敷きにはしていますが、

かなり異なった視点で作られていたんですね。


だからと言ってこの本が面白くないわけではありません。

一人の野球少年が様々運命に翻弄されながらも

大好きな野球を通して人々に誠実に接していた姿が

描かれています。




高畠氏は、持ち前の根気で野球に打ち込み

バッティングの才能を開花させたが、

甲子園に出場することもかなわず。

中央大学に進学するまでは

世間の注目を集めることは無かった。


大学では早々レギュラーに昇格して活躍し、

卒業後は社会人野球(日鉱日立)へと進む。


社会人野球でもいきなり4番をまかされ

選抜社会人野球大会で、日鉱日立の

全国初制覇に貢献した。


その後ドラフト会議において高畠氏は、

南海ホークスに指名されプロ入りを果たす。


当時南海ホークスには、

捕手兼打撃コーチとして野村克也氏が

在籍していた。


力まかせと根性論に支配された

当時のプロ野球界において

南海ホークスは一風変わった球団だった。

南海では、当時の球団では珍しく専属のスコアラーがおり、

データを基にした近代的な野球を実践していた(いわゆるID野球)。

この事が、高畠氏のその後の人生に大きく影響を与えることになる。


しかし、期待されて入ったプロ野球の世界だが、

高畠氏は練習中の肩への怪我で

1年目から試練を迎える事となる。


皮肉な事にプロに入る前には

大きな怪我をしたことがなかった高畠氏だが、

憧れのプロになった途端に致命的な怪我を

抱えることとなった。


結局高畠氏は、この怪我が原因で

5年で現役生活を切り上げ、

28歳で打撃コーチに就任する。


実績も無い若いコーチとして就任した時の心境を

そして、長年コーチ業をしていた時の信条を

高畠氏は亡くなる3ヶ月前の講演で語っています。


「私はコーチになる時、よーし褒めまくってやろう、

選手を褒めて褒めて褒めまくってやろうと

思ったんですよ」


「プロ野球に入ってくる人間は、

必ずどこかにいいところがある。

人より優れたところがなければ

プロには入ってこられません。

だから私は、人より優れているその部分を

徹底して褒めようと思いました。

以降30年、私は一度も選手を怒らずに通してきました。

その方が選手ははるかに成長するからです。

だから、私のコーチ時代というのは、

本当に選手を褒めまくった30年だったと思います」


厳しい上下関係と有無をいわせぬ断定的な

指導が当たり前のプロ野球の世界で、

高畠氏は他のコーチとは全く異なるコーチング方法を採った。

高畠氏が多くの選手から慕われ、

師と仰がれたのは、卓抜した技術論と指導力があったから

だけではない。

このコーチング法と人柄によるところが大きかった。


「技術的なことで、その選手のバッティングに、

ある欠点があったとします。

しかし、ピッチャーがボールをリリースするところから、

バッターのミートポイントまで

距離はわずか約15メートルほどしかありません。

その短い距離をボールは0.4秒前後でやって来ます。

しかもプロの威力のあるボールが、

その間に沈んだり、食い込んできたり、

逃げていったりするんです。

そしてボール球は見逃し、

ストライクは打たなければならない。

プロ野球はそういう世界です。

その中で体が覚えてしまっている欠点を直そうとしたって

直るものではありません。

ああだこうだ、とコーチが言ったって直らないんです。

無駄な努力です。

コーチも直らない事がわかっていて、

パフォーマンスでやっているだけですよ。

自分は仕事をしているということを、

上にアピールしたいですからね。

だから長所を伸ばすんです。

欠点を直すのではなく、その選手が

他の選手より優れているところを

伸ばすことが重要なんです」


「最後は、精神的なもので勝負が決まるんです。

結局、その選手が生き残れるかどうかを決める最大の要素は、

精神力なんです。

たとえば、東京ドームとナゴヤドーム、福岡ドームを比べると、

左中間・右中間の深さが12メートルも違う。

東京ドームはそれだけ膨らみがなく、

狭いんですね。

つまり、東京ドームではホームランだった当たりが、

ナゴヤや福岡では、フェンス際で捕られてしまう。

それが原因でどんどんスランプになっていく選手がいる。

しかし、ここで落ち込んでそのままの選手は、そこまでなんです。

”よーし負けないぞ”という気持ちで、

もう一丁もう一丁と立ち向かう選手でなければ、

一流選手にはなれません。

そういう気持ちをつくりにはどうしたらいいんだと思って、

大学で心理学の勉強を始めたんです」

そして、心理学を学んだことが、

高畠氏を高校教師へと進ませることになる。


「心理学やカウンセリングの勉強をしていても、

正直、プロの選手達に役に立つことが

なかなか出てきませんでした。

そのかわり、子供達の教育に役立ちそうなヒントが

一杯出てきました。

自分の心の中に、子供達の生きる力を与える仕事が

できないだろうかという気持ちが芽生えてきたのです。

頑張ればきっと望みがかなうということを教えてやりたい、

という気持ちが次第に強くなっていったんです」


毎日1時間仕事の後でも教員試験の勉強を続け、

4年後にやっと終了した高畠氏は、

友人の口利きで筑紫台高校に教育実習に行き、

同校で自分が果たせなかった甲子園への道を

再び目指すことになったのです。


才能のある野球少年を一から教える事ができたら、

きっと素晴らしい選手を育てられる。

そう希望に燃えていた高畠氏ですが、

残念ながらその夢をかなえることはできませんでした。


しかし、高畠氏の教えを受けた多くの生徒が

影響を受けたことは紛れも無い事実です。

わずか一年の教師生活がこれほどの反響を生んでいるのは、

その証拠でしょう。

高畠氏の多くの教え子がプロの世界にはいますので、

その人のなかから高畠氏と同じ志を持った人が

出てくるかもしれません。


最後に高畠氏が言っていた

成長できる人の条件を紹介したいと思います。


伸びる人の共通点


1.素直であること

2.好奇心旺盛であること

3.忍耐力があり、あきらめないこと

4.準備を怠らないこと

5.几帳面であること

6.気配りができること

7.夢を持ち、目標を高く設定することができること