ファイナンスにおけるプレゼンで一番大切なこと
最近は銀行融資が難しいこともあって、
直接金融で資金調達を考えないといけない局面も増えていると思います。
特に融資ではなく、出資(エクイティ)や社債で調達を考えるケースでは、
財務内容とともに、事業内容や事業計画が重要になることが多く、
今日は事業内容や事業計画のプレゼンにとって何が大切なのかを少しお話したいと思います。
なによりも重要なポイントは、分りやすいということです。
投資家、特に事業会社や個人にプレゼンする時は、この点は重要で、
長時間の説明や膨大な枚数の事業計画がないと、
・どんな事業をしているのか?
・他者と比べて差別化ポイントは何か?
・将来性はあるのか?
などが分らないようでは、まず投資家からお金を引き出すことは難しいですね。
ですから、膨大なページの業計画書よりは、
よくできた1枚のサマリーの方がはるかに効果的です。
だからエクイティをする投資家を探して欲しいと言う依頼があった場合は、
シンプルで分りやすい説明を私ができるかどうかは重要で、
投資家サイドに説明しやすいかどうか、
また短時間の説明でも魅力を感じてもらえるかどうかは本当に重要で、
だらだらと電話で長時間話さないと分らないようなケースや、
膨大な量の事業計画書を元に説明しないと分りにくいようでは、
99%投資家の興味を引くことはできません。
特に事業内容が専門的な知識がないと理解しにくいような場合は、
噛み砕いて、本当に分りやすい言葉で、しかもシンプルな説明でないと、
投資家は面倒くさくなって、真剣に検討してくれず、
ひどいケースでは投資家が居眠りをすることもありましたね。
投資家が興味があるのは、極端に言えば次のポイントだけだと思います。
1.同業他社と比較して差別化できているかどうか?何が強みか?弱みは?
2.事業の具現性は?
3.事業の継続性は?安全性は?
4.投資した場合のメリットは何か?
5.投資した場合のリスクは何か?
ですから投資家は、この5つのポイントを理解して有利だと思えば投資したくなるでしょうし、
有利と思えないケースはもちろんですが、理解できなければ投資をすることはありません。
特に忙しい投資家だと、長時間説明を受けたり調べたりすること自体、
投資不適確と思っているケースが多いから、
シンプルで分りやすいプレゼンやサマリーがとても重要であるとご認識いただきたいと思います。
そして、分りやすいプレゼン、あるいは分りやすいサマリーを作るためには、
資金を受ける会社の経営者自身の頭の中がすっきりと整理されていないと難しいと思います。
経営者自身が、イマイチ自社の経営に迷っていたり、
自社の将来図を具体的にイメージできていないと、
あたり前ですが、投資家にも分りやすく魅力的な説明はできません。
私は事業計画作成の専門家でも何でもありませんが、
投資家を探すような依頼はけっこう来るので、
よく投資家サイドに経営者に代わって説明をすることがあります。
その時の経験から考えると、結局のところ、先ほど書いた5つのポイントを、
いかに分りやすく説明し、魅力的な投資と思わせるかどうかが、
成功の可否につながると思います。
このことは、銀行融資でも必要な時があります。
特に高額なプロパー融資を検討してもらうような場合、
財務内容はもちろん重要ですが、融資の保全を考える上で、
少なくとも融資する期間についての、審査している会社の動向は重要です。
本当に融資しても回収が可能なのかどうかは、
当然ながら行内調整でも重要なポイントになりますから、
融資担当者は顧客から長々と分りにくい説明を受け、よく理解できない時は、
自分も上司や審査部などにうまく説明することができないと考え、
ものすごく気持ちが引いてしまうし、行内調整が上手くできず融資がNGになるケースも多いと思います。
ともかくファイナンスのプレゼンや事業計画書において重要なことは、
シンプルで分りやすいことだと理解していただきたいと思います。
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銀行融資のポイント 意思の明確化
お客様の銀行融資のお手伝いをしていると、
原因不明でお客様と連絡の取れなくなるケースが時々あります。
今回もやっと某メガバンクが保証協会の保証も取れることになったので、
融資の申し込みをして欲しいと言う段階になり、
今までうるさいほど、進捗を聞いてきていたその会社の社長なのに、
なぜか急に多忙との理由で、何度も銀行とのアポイントをキャンセルし、
連絡をしても連絡が取れなくなってしまったのです。
今回は弊社と業務提携をする同業者に委託した案件でしたので、
私は直接この社長と会ったことはないのですが、
音信不通になって、その社長の意志が分からず困っているところです。
と言いますのは、弊社の相談役が取ってきた案件ですので、
散々動いてくれた同業者にも悪いのですが、
それ以上に、このまま放置すると、この顧客にも悪い影響が出てしまうからなのです。
どのような影響が出るのかと言うと、
今後、この会社が今回打診した同じ銀行の他の支店や部署に融資の申し込みをしても、
現在打診している支店や部署の扱いと登録されていて、
かなりの確率で申し込みを受け付けてくれない可能性が高くなるからです。
と言って、不義理した元の支店や部署に持っていっても、
意思を明確にしないで、ドタキャンしたり音信普通になった会社に対して、
良い感情、良い評価を持つ訳がなく、結局のところ、
この銀行とは将来にわたり取引がしにくくなってしまいます。
まあ、このように意志をはっきりしないような社長は、
事業においても上手くいっていないケースが多いのは偶然じゃありませんし、
悪影響が出たら出たで、自分が悪いと思わず、弊社が悪いぐらいのことを言いがちなので、
本当に困ったものだと思う半面、悪いけどアホだと思いますね。
銀行取引だけでなく他のことでも、他人に依頼だけするだけして、
理由もなく音信不通になるような不義理をする社長が周囲から信頼される訳もなく、
世間を狭く生きていく人の事業が発展しにくいのは当然です。
説教じみたことを書くわけではないけれど、世間は狭いから気を付けたいものだと思います。
最後に、資金調達のお手伝いをしていて、このように途中で音信普通になる理由は、
いろいろ考えることができます。
弊社などに支払うアレンジメントフィーが勿体無くなったかも知れませんし、
社内で融資自体に反対の声が大きくなったのかもしれませんし、
他のところで資金調達ができたのかもしれません。
でも理由の如何は問わず、ともかく不要になればなったで、
不要になったと言ってもらえば、銀行にも話をすれば分かることで、
理由も言わずに、音信普通になったのでは、銀行にも話のしようがありません。
銀行は我々が思う以上に、音信不通になり放置されることを嫌がる傾向があるので、
くれぐれも、打診したけれど、その銀行の融資が不要になった時、
ほったらかして置けばそのうち忘れるだろうと言うような対応だけは止した方が良いと思いますよ。
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たまには正論の与謝野馨前官房長官と自民党の3大お邪魔虫
与謝野馨前官房長官は、歌人与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫で、
頭の古い道路族ではないし、一番権力をもつ財務省のOBでもなく、
落選した時は衛星放送で番組も持ち、なかなか良い話もしていたし、
自民党では数少ない良識の人かと思っていました。
ところが、国家財政の建て直しには、まず消費税アップが必要と主張し、
特別会計の埋蔵金問題や改革には、まったく聞く耳を持たないような言動を繰り返すので、
与謝野氏には大きく失望してしまっていました。
しかしながら、次の記事を読んで、この人まだ評価できる部分があると思いました。
まずは、次の記事をお読みください。
自民党の与謝野馨前官房長官は13日、テレビ朝日の番組で、日銀総裁人事をめぐる混乱に関し「人事の責任は政権、与党にある。どんなに民主党が幼い政党であっても、そのせいにしてはいけない」と述べた。
福田康夫首相が先の党首討論で、日銀の正副総裁候補4人を相次ぎ不同意とした民主党の対応について「権力の乱用」と批判したことに苦言を呈した形。
与謝野氏は党首討論のやりとりについて「もうちょっと次元の高いことを話すかと思ったが、約束を守ってくれなかったとかいう話で、レベルが低い」と指摘。政府が日銀総裁候補として、元財務事務次官に続き元大蔵事務次官を提示したことに「驚いた」と疑問を投げ掛けた。
同時に、福田首相を支える立場の町村信孝官房長官や伊吹文明自民党幹事長らを念頭に「官邸や執行部が意を尽くしていない。首相が携帯片手に『いいのか悪いのか』と電話しているのはかわいそうだ」と批判した。
特別会計と消費税アップの話では失望しましたが、
記事の中の与謝野氏の発言は正論で、まったくその通りだと思います。
私は、安倍さんや麻生さんと比較すると、はるかに福田首相を支持していましたが、
本当に与謝野氏も指摘するこの間の党首討論は情けなかったですね。
福田さんはただ感情のまま、ヒステリーをおこして小沢さんに恨み言を言っているだけで、
何があったかは知りませんが、一国の総理大臣の公の場での発言としては、
情けない限りだと私は感じました。
新聞の中には財務当局出身の中央銀行総裁は珍しくないと、
頓珍漢なことを書いているところもありますが、
他国で日本みたいな官僚が一番権力を持つおかしな国はありますか?
まったく財務当局のポジションが違う他国と比較して、
財務省あるいは大蔵省出身者と言うだけで反対する民主党はおかしい!無責任!と批判する、
新聞社こそ、アホで不見識としか言いようがないと思っています。
まさにこの問題、つまり官僚主導の政治体制打破、改革の一環として、
民主党が、日銀総裁の椅子を、
財務・大蔵の事務次官の天下りポストの一つにしてはいけないと言っているのに、
記事の中で与謝野氏も言っている、
『政府が日銀総裁候補として、元財務事務次官に続き元大蔵事務次官を提示したことに「驚いた」と疑問を投げ掛けた。 』は当然な話です。
それなのに、日銀の正副総裁候補4人を相次ぎ不同意とした民主党の対応について、
「権力の乱用」と批判したことに苦言を呈した福田さんこそ、
理解力のない人、いやもっと言えば財務省に弱い人なんだと言う印象を与え、
私は200%福田首相を支持できないと思いました。
本当にそこまで財務省の出身者にこだわる福田首相は見苦しかったです。
今一番、日本が直面している大きな課題は、
IMFにも指摘されていますが、
本当に、真剣に財政の改革を行うことだと思います。
それは、国民の生活と安全を脅かす社会保障の減額や、
国民負担をいっそう高める消費税アップによって、
一般会計のプライマリーバランスを均衡させるようなことではなく、
特別会計を含めた日本の財政の中で、抜本的に必要な歳出と無駄な支出を洗い出して、
改革していかないと国民にとっても、極めて住み難い国になるし、
極めて不効率な官僚が関わる組織や権益に多額のお金が流れるようなことでは、
日本の国力は落ち、将来はないものになってしまう懸念があります。
こんな中、その原因である官僚支配の構造を早急に改革していかないといけない時に、
その組織を温存していくようなことを、確信犯か、そうでないかは別として、
推進していくような首相にこの国は任せられないと本当に感じました。
この意味で、今日の与謝野氏の記事は、動機は不明ですが、まったく正しいと思いました。
だから逆に、なぜ特別会計と消費税問題で、あのような不明な売国奴のような発言をするのか、
私にはよく理解できません。
別の日に改めて書きたいと思っていますが、
記事の中にもある町村官房長官、伊吹自民党幹事長の二人は胸糞悪い政治家ですね。
二人とも、人を馬鹿にしたような目とあの薄ら笑いは、国民を馬鹿にしているようで大嫌いですね。
こんな二人を、一番重要なポスト、しかも一番国民の目に付きやすい役割に、
任命した福田さんはドジだったと思います。
それから、もう一人、胸糞悪い政治家がいます、
それは、弁護士出身のくせに、官僚応援団としか思えない谷垣自民党政調会長です。
この人も消費税アップ原理主義者で、官僚改革なんかまったく無視のような言動が多く、
私は町村官房長官、伊吹自民党幹事長、谷垣自民党政調会長の3人の政治家を、
現政権下に於ける自民党の3大お邪魔虫と認知しているところです。
福田さんもよくもまあ、こんな時代遅れで不明な政治家を要職に就けたもので、
これじゃ短命になっても当然かもしれませんね。
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