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アトリウム クレディセゾンの完全子会社化 2

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3月28日

一昨日の続きです。

一時は不動産担保ローン業界では一人勝ちのような時もあり、

積極的に不動産担保ローンをやっていたわけですが、

このような積極的なときでも、それなりに審査はちゃんとやっていた印象が、

少なくとも私のアトリウムとの接点では印象に残っています。

 

クレジットカード大手のクレディセゾンは25日、09年3月期連結業績見通しを下方修正し、純損益が550億円の赤字になると発表した。1月の前回予想は235億円の黒字だった。不動産事業を手がける東証1部上場の子会社アトリウムの業績悪化が主な原因。債務の株式化などを柱とする再建策も同日発表した。

 不動産市況の悪化で、アトリウムが手がけていた不動産流動化事業が低迷。不動産融資の保証事業でも、保証先の不動産会社が返済不能に陥るケースが相次ぎ、代位弁済額が急激に膨らんだ。このためアトリウムは09年2月期決算で1028億円の純損失に転落し、550億円の債務超過に陥る見通しになった。

 クレディセゾンは同日、アトリウムに対する総額約2100億円の金融支援策を発表。アトリウムの有利子負債のうち約1500億円分の支払いを肩代わりするほか、債務の株式化で約600億円分の有利子負債を圧縮したうえで、完全子会社化する。

 巨額損失の原因となった不動産融資の保証事業や大口の不動産投資事業からの撤退も決定。希望退職の募集で正社員440人のうち100人程度を削減する。アトリウムの高橋剛毅社長は5月の株主総会にあわせて引責辞任する。後任には宮内秀機専務が就任する。

 宮内秀機氏(みやうち・ひでき)新田高校卒。1962年緑屋(現クレディセゾン)。常務などを経て、2007年6月から専務。65歳。愛媛県出身。高橋剛毅社長は退任。5月28日就任。

 

ただこの会社の発展と破綻へのスピードはまさしく超特急です。

そもそもアトリウムが積極的過ぎるのではないかと思われる話が耳に入ってきたのが、

2006年の3月にジャスダックに上場した頃からで、

同年12月には東証一部になり翌年の確か春だったと思いますが、

本社を池袋から内幸町に移転した頃にはバブルを絵に描いたような会社になっていた印象があります。

とにかく東証一部に上場してからわずか2年で、550億円の債務超過を作り、

上場廃止を決めることになったのですから、この会社の経営者は何をしていたんだと思います。

まあ、いま次々潰れた上場不動産会社の上場から破綻までの期間を調べてみると、

大差ないのかなと思っていましたが・・・・・
 

アーバンコーポレイション 02年3月東証一部上場⇒08年8月破綻  6年5ヶ月

・パシフィックホールディングス 04年11月東証一部上場⇒09年3月破綻  4年4ヶ月

・日本総合地所  03年3月東証一部上場⇒09年3月破綻  6年

・ダイナシティ  01年12月店頭公開(現ジャスダック)⇒08年10月破綻  6年10ヶ月

・レイコフ  05年5月ヘラクレス上場⇒08年6月破綻  3年1ヶ月

・創建ホームズ  06年2月東証一部上場⇒08年8月破綻  2年6ヶ月

・ランドコム  07年12月東証二部上場⇒08年10月  10ヶ月

・スルガコーポレーション  95年東証2部上場⇒08年6月

 

思いつく倒産した上場不動産会社の上場から破綻までの期間を見ると、

ランドコムの倒産スピードには負けますが、

アトリウムの上場して巨額の資金を得てから破綻するまでの2年と言うのは、

メチャクチャ速いスピードで驚いてしまいます。

こんなスピードで破綻しようとしても、よほどひどい経営をしないとこんな惨状にはならないはず、

現社長や役員は一体何をしていたのかと言いたくなります。

もっと言えば、親会社のクレディセゾンも今頃何をのん気に処理しているのかと思いませんか?

こんな馬鹿な社長や役員を早く退任させて、刷新しなければならないのに、

なぜこんなひどい状況になるまで放置していたのか、なんかしにくいことがあったんじゃないかと、

私みたいなへそ曲がりは疑ってしまいますね。

 

このブログでも書きましたが、

アトリウムが公然とコーポレートガバナンスも何もあったものじゃないと報じられたのは、

1月の新聞記事に載った、社長が自宅取得のために、本来は融資保証しかしないのに、

自分にアトリウムから直接融資をして不動産評価が下がり、

損害が発生しているとすっぱ抜かれた時からで、

さらには社員も融資保証の見返りにキックバックを取っていたことも明らかになり、

とても上場会社の体をなしていないとやっと親会社のクレディセゾンが本気になって、

処理をし始めたような印象を持っています。

   

今となっては書けますが、この会社の社員でキックバックを受けていた社員は他にもいて、

ずいぶん儲けたんじゃないかと、出身のノンバンクの社員からも噂されている社員もいたし、

私の知っている範囲でも、驚くような過剰融資を知っています。

また、とにかく胡散臭い有名物件の融資のレンダーにこの会社の名前が数多く見られるし、

はっきり言ってこの会社は馬鹿な社長と、社長を諌められない弱虫の役員と、

会社の利益よりも自分の利益を優先する社員がやりたい放題した結果でなければ、

いくらなんでも2年で東証一部から一気に破綻状況になって、

上場廃止になるなんて常識では考えられません。

 

でも、推測で書くことではないけれど、

現社長は退任した後も、こんなに損害をかけているのにも拘らず顧問に残るようで、

不思議な位厚遇をされるように思い、

これは切れないなんか理由があるように私は感じます。

先ほども書いたように、ノトーリアスな意味の有名物件には良く絡んでいるし、

北海道の原野みたいなところに、とてもまともな経営判断で決断したとは思えない案件もあるようで

何らか叩けば事件性のあるようなことが絡んでいる気がムンムンしますね。

本当にこのような普通の頭なら融資保証したり投資するはずもない案件がごろごろしているようなので、

今後の展開によっては事件性があるのかもしれないと思います。

でなけりゃ、東証一部の資金力のある会社が、いくらなんでもこんなスピードでぶっ潰れないと思います。

 

ともかく、この会社の融資保証による不動産担保ローンを重宝した利用客は多く、

決して社会的に意義のなかった会社ではありません。

何がこの会社を狂わしたのか、本当に興味を持ってしまいます・・・・・・

 

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こんな世論調査に騙されたくない・・・


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3月27日

私が偏向しているのかもしれませんが、

今回の民主党の小沢代表の秘書逮捕から起訴、そして小沢代表の続投問題で、

新聞の世論調査の結果がどうもインチキ臭く感じてなりません。

例えば今日も次のような記事です。

 

小沢代表「辞任を」66% 共同通信が世論調査

 共同通信社が25、26両日に実施した全国緊急電話世論調査で、民主党の小沢一郎代表が西松建設巨額献金事件で公設第一秘書が起訴された後も続投を表明したことに関し「代表を辞めるべきだ」との回答が66.6%に達し、「代表を続けてよい」の28.9%を大きく上回った。

 事件に関する小沢氏の説明についても「納得できなかった」が79.7%で、「納得できた」は12.0%にとどまった。麻生内閣の支持率は23.7%と、今月7、8両日実施の前回調査より7.7ポイント上昇。不支持率は7.3ポイント減の63.5%。

 

もしこの世論調査が真っ当なものであるのなら、

日本は今の官僚主導の自民党政治から脱却することは諦めた方が良いのではないかと思ってしまいます。

少し時間軸を小沢代表の秘書が逮捕される前に戻してほしいのですが、

麻生政権は度重なるドジでどうしようもない状況になっていたし、

麻生首相云々ではなく、自民党政治ではこの先、日本を良くすることはできないと言う流れが、

完璧に定着していたと思います。

もう官僚と自民党の癒着政治がこの先続くとは多くの人が思わなかったし、

希望しなかったと思われた矢先、今の閉塞感いっぱいの政治から考えれば、

どうでも良いようなくだらないことで、

政権交代の可能性ある野党第一党の代表の秘書を逮捕した検察を見て、

正直なところ、誰がなんて言ったって、この逮捕は政権交代の流れを混乱させるために仕組まれたことと、

普通の思考能力ある人なら考えたと思うのですが、これは間違いでしょうか・・・・

少なくとも私の周辺では、かなりの数の人に聞いても、ほぼ同じ印象を持っている人が多く、

ここで民主党の支持が下がること自体、本当なら、言いたくないけど日本の国民は馬鹿だと思います。

こんな騙されやすい国民だから、国民のために政治をしない自民党なんかの長期政権を容認したわけで、

日本は政治が最大のリスク、どうしようもない政治家と言う前に、

国民のレベルがその程度なのだから仕方ないと思ったほうが良いのかもしれないと思いました。

別に小沢代表の支持者でも何でもありませんが、

現実的に政治家と付き合った経験からしても、

今の政治家で、お金の問題で偉そうに言える政治家は、

少なくとも自民党や民主党ではなかなかお目にかかれないのに、

秘書が政治資金収支報告書虚偽記載で逮捕されたぐらいで、

内輪もめする民主党なんかあほらしくて見てられないし、

こんな世論調査だって、国民を舐めるなよ!と言いたくなります。

ここまで情報操作をして自民党政権を守ってそれでも報道機関と言えるのかと言いたくなります。

私は世論調査なんか、対象や質問の仕方でどのようにも結果を出せると思っていて、

確かに小沢さんのイメージは清新でもないし、感じ悪いと思う人がいるのも理解できますし、

特に女性に人気がないのも判る気がしますが、

でもこの世論調査の結果が本当なら、正直かなりがっかりです。

世論調査だって、今回の捜査は国策操作と思いますか?とか、

今回の強制捜査と政権及び自民党の関係をどう思いますか?ぐらいのことをやらないんですかね。

私の周りが変なのかもしれませんが、今回このことで、

小沢代表が辞任しなければならないなんて考える人は皆無です。

最初はまさか政治資金収支報告書虚偽記載程度の嫌疑で逮捕されたとは思っていなかったので、

秘書逮捕の直後は、政権交代のためにはともかく辞任したほうが良いとも思いましたが、

ここまで状況が分かれば辞任なんかしてはいけないと思います。

闘わなきゃ、野党とは言えないし、こんなことまでして権力の座にいたい自民党なんか、

一日も早く与党から引き摺り下ろして欲しいと思います。

何はともあれ、今の政治体制が変わらない限り、日本の将来は暗いと思うし、

国民は良いことがないと思っています。

できれば、こんな世論調査などに騙されないようにしたいと私は思いました。

でも、民主党もどうしようもないから、嫌に・・・・・しょぼん

 

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アトリウム クレディセゾンの完全子会社化

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3月26日

一世風靡して、セゾンの子会社からジャスダック⇒東証一部と短期間に成長した、

不動産会社アトリウムが巨額の債務超過に陥り、

8月1日付でクレディセゾンの完全子会社になることが昨日決まったようです。

まずは記事をどうぞ。

  

クレディセゾン<8253.T>は25日、同社の連結子会社であるアトリウム<8993.T>を8月1日付で株式交換により完全子会社化すると発表した。アトリウム1株に対し、クレディセゾン0.13株を割り当てる。アトリウムは7月28日に上場廃止になる予定。

 クレディセゾンは、アトリウムの債務を引き受け、アトリウムに対する金銭債権を現物出資(デッド・エクイティ・スワップ)するかたちでの第三者割当増資などの金融支援も行う。

 アトリウムは不動産取引の流動性低下などを背景に、2009年2月期末時点で連結で約550億円の債務超過となる見込みとなり、2008年度通期についても業績予想の下方修正を行った。これを受けて、同社の完全子会社化で抜本的な事業構造改革を断行することにしたという。

 

この会社は単なる不動産会社と言うよりは、

親会社のクレディセゾンの不動産担保ローンの保証会社としての側面もあり、

私が知っている範囲では、この部分の事業でも大幅な損失を蒙ったと思います。

 

かなり親しく付き合っていたので思うのですが、メチャクチャな融資保証をし捲くっていたのかと言えば、

普通の数億円までの案件を持ち込んだ時はけっこうちゃんとしていた記憶があります。

でも、現在聞いてみると、上場不動産会社等中堅以上の会社の大型案件の場合、

何でこんな馬鹿な融資保証をしたのかと言う案件も多く、

弊社も関わった案件では、よく見積もっても30億ぐらいしかならない物件に、

50億円以上の融資保証をしている案件が2件ありましたね。

この物件のように収益が上がっているものならまだしも、

原野のような物件に巨額の融資保証もしているようで、

なにがこんなメチャクチャな事業展開をさせてしまったのか、けっこう疑問に思います。

本当にアトリウムは上場してから一気に大きくなって、

短期間に債務超過の会社に成り下がった、実に短期で崩壊したジェットコースターのような会社です。

 

でも、これも特定されてはいけないから詳しくは書けませんが、

今某外資系ファンドの資金を取り扱う外資のスタッフのお手伝いで、

再生資金を必要とする上場不動産会社等と接点を持つことが多いのですが、

その現場で分かる不動産会社の実態は想像よりはるかにひどく、

とにもかくにも現金が枯渇していて、金融機関への元金や利払いはもちろん、

ゼネコンへの支払いができず工事が止まっている物件や、

完工したにもかかわらずゼネコンに支払いができていないケースが本当に多いですね。

 

アトリウムはここまでひどくはないかもしれませんが、

クレディセゾンにとっては重たい荷物になってしまったものです。

今回の子会社化も、クレディセゾン自身の意志もあったでしょうが、

クレディセゾンのメインバンクである、

みずほコーポレート銀行の意志が強く働いたのではないかと思います。

   

このあたりは憶測の話としてお読みいただきたいのですが、

確か昨年の春頃からだったと思いますが、

クレディセゾンとORIXは経営統合のような話が持ち上がっていて、

この時問題になっていたのがこのアトリウムの存在でした。

この頃からアトリウムの窮状はけっこう有名になっていて、

クレディセゾンとORIXの話がスムーズに行かなくなったと聞いて、

正直なところ秋には経営破たんするのではないかと思っていました。

この頃は破産することになったSFCGも同じような破綻の噂があったから、

両方とも期末の3月を迎えて処理されることが決まったわけです。

 

アトリウムはSFCGなどと比較するのは失礼な真っ当な会社ですが、

このブログでも先日書いたように、社長が自宅取得のためにアトリウムから融資を受けて、

損害を与えていることが新聞にすっぱ抜かれたり、

営業社員が融資保証の見返りにキックバックを受けていたことがやはり新聞にすっぱ抜かれたり、

やはり不動産バブルで浮かれ、放漫経営をした会社であることは間違いがありませんし、

特にアトリウムの社長は超ワンマンで社内でも超恐れられていた存在で、

この弊害が社長への不正融資につながったのかもしれず、

このようなことが明るみにでて、自浄能力がアトリウムにはないと判断されたことが、

今回のクレディセゾンへの完全子会社化になったのだと思います。

 

不動産会社で破綻する会社を見ていると、上場会社にしろ中堅の会社にしても、

そのほとんどが社長の個人商店に毛の生えた程度の会社が多く、

取り扱う商品の額が大きいだけで大企業のような体裁になっているだけの会社が実に多いですね。

この話も何度も書いていることですが、自分も同じ失敗をしているので自戒の意味を込めて書けば、

ワンマンの社長が持ちなれないお金を持った油断と、

一時の成功体験が未来永劫続くと大きな勘違いをした結果が、

昨年以降破綻し捲くる不動産会社の原因であることは間違いないと思います。

 

それから、もう一つは金融機関、特に銀行にも大きな問題があると思います。

この件についてはまた日を改めて書きたいと思っています。

 

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