サンダル作り
最近なんだかテンション低くて、5月病だな~等と思っていたら、卒業した生徒さんからもやる気がでなくて。。。なんてメールが来ました。やる気は浮き沈みがありますね。私は仕事に追われて、目の前の仕事を片付けることで精一杯なので、浮きし沈みはプライベート・ライフの方に来るのだけれど、今月見たDVD3本が全部暗いフランス映画で、なんだか気分がどんより。その後生徒さんに借りた”GOLDEN EGGS”のDVD見たら、少し元気が出てきて、『笑い』は大切だな~と。今週は久しぶりに、友人達と新宿の大好きな焼き鳥屋”鳥修”へ行って、お腹の筋肉がつる程笑いました。一緒にいた3人全員が、私の5倍はテンションが高く改めて彼らの凄さに驚いたけれども、悩みも笑いに変えて自虐ギャグに突っ走ってましたが、笑うと本当に元気が出ますね。大切だわ~。ね、こぼちゃん。
お教室の授業中もそうね。やってもやっても、上手く糸が作れなかったり、ヒールの積み上げが全然平らにならなかったりって状況を長時間やっていると、イライラしてくると思うのですが、周りで他の生徒さん達が自分の失敗談などで笑わせてくれたりすると、ちょっとイライラも軽減すると思うし、ま、のんびり何度でもやっていこう!って気持ちになってくれている(ような気がします)。『私は出来ない』じゃなく、『今は人の倍時間が掛かるけれど、その分、習得した後は誰よりも上手くなっているはず!』って思ってくださいね。実際、1足目で何本もオールを折って、糸も何回も切れて、積み上げも数ヶ月要して。。。なんて生徒さんが1足目で得た教訓&経験を生かして、2足目はちゃっちゃかと手際よく綺麗に作れている人いますもの。努力は必ず、報われますからね。自虐ギャグで乗り切りましょう~。
さて、先週私が作ったサンダルを数名の生徒さんが『作りたい!』と言って下さって、簡単だから是非是非。あれこれと試行錯誤しながら1日で作れちゃったので、すぐ出来ますよ。見た目も安っぽくなく、ちょっと自信作。今回はとにかく返りの良い底材って事にこだわり、しっかりしているのに、柔らかい革底を使いました。履き心地もかなり良いですし、厚手の革を使ってライニングなしですので、ミシンも要らない。家でもナイフと底とアッパーを縫い付ける為の糸、縫い針、ポンチと少々のエバグリップで出来てしまいます。たまに息抜きで簡単な物を作るのは楽しいですし、手抜きでなく簡単!ってのはいいですよね。
サンダル作りの注意点は、まず返りの良い底材であること。ジョイントをしっかり締めること。サンダルのソールから親指や小指が出ているのって、絶対アウトです。幾らペディキュアで指先を綺麗にしていても、あれは見苦しいく、指にも危険です。ハイ・インステップも押さえられるように、踵にストラップがあるか、足首にストラップをつけるかして、ヒールがパカパカとならないようにすること。夏に女性が駅の階段などでミュール系のサンダル履いて、バタンバタンとたてる音ほど醜い音はない。あの音を聞くと、本当に気分がゲンナリする。最近はヒールがパカパカしないように、靴の上からつけるゴムが販売されていますが(お弁当箱のゴムみたいなの)、アイデアは良いですが、色気なし。『足に合っていない靴を買っちゃった~』を公言して歩いているようなもんですね。夏の靴はパカパカさせない!をモットーに靴選びしてくださいませ。高いヒールを我慢して履いて美しく見せたがったりするくせに、指の出たサンダルをパカパカいわせたりする様な人は、化粧はばっちりなのに、きっとお風呂で耳の後ろを洗わない人だ!なんて思ったりして。。。。
マイケル・センプル氏の木型講習
5月30日(土)はお休みです。どうぞ宜しくお願いいたします。
6月5日(金)のクラスもお休みです。この日はJohn Lobbのラスト・メーカーのセンプル氏が木型講習の講師としてイギリスから来て下さいます。内容は、木型の原型であるソリッドを削る事を教えて頂きます。参加者は木工用のヤスリをなるべく持参して下さい。それから、ドラフトを持っている人はドラフトも忘れずに!!
実際に削る参加者の他に、聴講のみの参加もできますので、聴講のみ希望の生徒さんはご連絡ください。参加者は今週で締め切りましたので、申し訳ございませんが今回参加できない生徒さんは次回に宜しくです。
センプル氏も今回でこBWSの講師3回目。毎回、違う内容の講座を行おうとしてメールでやり取りしているのですが、なかなか短時間で教えたいことを詰め込むのは難しいですね。でも、毎回センプル氏の手先のしなやかさ、仕事人としての手の動きなどを見るだけでも大変勉強になるかと思います。やっぱり20年近く木型を毎日毎日削っている人の”手の動き”は惚れ惚れします。手で考えているということが今回は見れると思いますので、乞うご期待!本当に、木型職人達は仕事中にフット・ボールの話題で熱弁してても、手は綺麗に動いていますからね(笑)。私も早くそんな風になりたいものです。
ガムテープと思考力
1足靴を作り上げると、2足目からはかなり『ものづくり思考力』がついて来るな~と面白く生徒さん達を観察しているのですが、『ものづくり思考力』とは簡単に言うと、目的の形を形成する為に必要な工夫の事です。たとえば、ヒールに11ミリのタックスを打ち込む時、ハンマーの柄を長めに持って、ハンマーの重さに任せてタックス目掛けて振り下ろすと一発で綺麗に打ち込めます。また、木型にアッパーを釣り込んだあと、心材などを木型の形に整える時は、ハンマーの柄を短く持って、木型のラインに滑らせるように打つと綺麗に形が形成されます。この、ハンマーの柄のどの辺りを持てば、自分のしたい作業が目標どおりに出来るかを察知する能力を私は『ものづくり思考力』と呼んでいます。工具の持ち方一つで、仕上がりが変わるってことに気付き始めるのがだいたい2足目から。でも、普段から洋服やバックや日曜大工など行っている人は、1足目からちゃんと目的を達成できる工具の持ち方や、考え方が結構出来ています。手の動きに無駄がなく、『ここを平らに削ってね。』と言われると、”ただ削る”人と、”平らに削る”人がいて、”ものづくり思考力”のある人は”削る”と”平ら”のどちらに重きが置かれているかが分かっている。全ての工程が次の工程へ続く大事な作業だと言うことが、1足靴を作り終わると分かってきます。これが分かると、ものづくりがどんどん楽しさを増していきます。そして、考え方もどんどん深くなってくように思います。
今日は、すくい縫いの時に針の先を口にくわえたくない!という人がいて、『でも、糸を床に落としておいて、縫うたびに針先を探していると、時間がもったいなく効率が悪いよ!』と言うと、ガムテープを粘着部分を外側になるようにクルンと巻いて、ひざ先に張って、そのガムテープに針先をくっつけながら縫い始めた。それも手馴れた手つきで、針先がガムテープにくっつくので面白くって笑いながら眺めてたのですが、そういう意外なアイデアも『ものづくり思考力』のなせる技だな~と(笑)。
出し縫いをする時に、やたらとAWL(オウル)を深く入れて穴を大きくして縫ってた人が、『こうすると、針がとおり易くて縫いやすいです!』と言ってて、隣の人が『なんか、それじゃダメなような気がする。。。ね、ユキさん?』というので感心しましたが、そうです、それではダメです。縫いやすいのは確かですが、”目的”が何かが抜けています。目的は”しっかりとソールとウェルトを縫いつける”です。穴の中で糸が動いてしまったりしたら、縫い目も乱れるし、穴に対して糸が弱い。穴の隙間から雨などが入ってしまっては耐水&耐久性が弱くなる。だから、糸の太さより若干小さい穴を開けて、糸がタイトに入り、力を入れて糸を引く位でないと、穴がしっかり埋まらないし、縫い目も綺麗に揃いにくい。
そういう、小さなことの積み重ねで”クオリティー”は生まれてきます。良い革を使って、縫い目が乱れていないのが”クオリティーの高い靴”ではないと思います。一つ一つの工程ごとに、最善がつくされているか否かが重要です。ですから、一つ一つの工程について、どこまで突きつめて考えられる”思考力”を身につけられるかが、大切だと思うのです。糸を1本縒るにしても、耐久性&耐水性があって縫い目が曲がらない糸を作るにはどうすればよいのか?履き込んだ後もクッション性を保てるようにするにはどの位のフィラーを入れればよいのか?しっかりと土踏まずを支える為にはどの位までSTIFFNER(月型)を入れればよいのか?どの位スカイビングをすれば、滑らかなラインが出せるのか?一つ一つ『何の為に行っているのか。どのような目的でこの工程はあるのか。』を考えていきましょう。一つの工程について、どれだけの失敗例と成功例を知っているかってのも大切ですね。
今日は底付けが終わって、木型を抜いて、やっと履ける!!と喜んでいた生徒さんの靴の中から、なんと25ミリの長い釘が足先から堂々と突っ立っていて、『どうやったらこのような事態が起きるのか?』と、摩訶不思議な出来事に、生徒さん達がその靴の中を見るために行列を作りましたが(笑)、しっかりと抜かねばならぬ釘は抜かないと。それから、釘は打つべき所に打たないと。。。この25ミリの釘は釘の頭がインソールの下にあるので抜けないし、足先の角なので釘きりが入らず、初めての出来事に私も四苦八苦しました。色んなことがあるものだ。。。
失敗は成功へ向かう道しるべ。めげずに頑張ろう!
P.S. TV放送はまた来週へ延期しました。毎週毎週楽しみにしてくださっている皆様、スミマセンが気長にお待ち下さいませ。
サンダル
暑い日々が始まりましたね。そろそろ、サンダルの用意が必要です。今年は落ち着いたブルーの厚手の革を自分のサンダル用に購入したので、サクサクっとサンダル作りをしたいのですが、できるかな?毎年、自分用の靴を普段の製法外で工夫を凝らして作ってみるのですが、どうも完成までにはいたりません。年々頭が固くなっているような気がします。自分で言うのもなんですが、アイデアは良いと思うのですが、サクサクっと作るとやはり見た目がチープ。線がしっかり出なかったり、一体何がしたい靴なんだ?と手芸レベルの靴になり、”味”だけの靴ってのは満足感がない。ハンド・ソーンの靴の靴としての完成度の高さにしみじみ。。。って、敗北感で普段の仕事に戻るのですが(笑)、新しいサンダルが欲しい!!。セレクトショップなどで数万円のサンダル見ると、『こんなのちょちょっと数千円で作れるじゃん!』等と思うのですが、そのちょっちょとが、難しい。。。。(笑)。自分の靴を作れる時間があるって事は素晴らしいですよ。生徒さん達が最近次々に自分の靴を完成させているので、『いいな~』と指をくわえて見つめています。今年はブルーのサンダル!!絶対履くぞ!!
時々、靴作りに疲れや倦怠期を迎えた生徒さん達が、普段の靴作りの合間にサンダル作りやベビーシューズ作りをして、気分をリフレッシュしていますが、サンダル作りたい人、この時期どうでしょうね。夏までに間に合いそうですよ。と、私と一緒にサンダル作りを研究する人を勧誘しつつ(笑)暑さに負けず靴作り頑張りましょう!
サンダル履く時に大切なのが綺麗なつるつるした”かかと”。リフレクソロジーのプロから、足の悩みなど相談しながら楽しめると思います。講師の七海さんとは足全般について色々と話すことが多いいのですが、リフレクソロジーもなかなか興味深いです。興味のある方、サンダルと共に夏を待っている方、日曜教室で足の角質ケアをいたしましょう。 まだ募集してます!!是非是非。
七転び八起き
この間古株の生徒さんと話していて、このお教室でとっても多くの人達と”靴作り”を通して知り合いました~。と言っていましたが、私もです。1,2足靴って去っていく人、飛び立っていく人、新たに靴作りと出会う人、学習に来る人、日常の一部にすっかり組み込まれている人などなど、様々です。事務仕事の苦手な私は、どの位の人達が今までこの教室に訪れているのか、定かではありませんが(。。。。。)三桁なことは確かです。(どんぶり勘定だな。。。)かなり突飛な人や、かなりユニークな人にも、全然うろたえずにウェルカムできるのは、数をこなした結果か?(笑)
皆さん”靴を作る”という同じ目的で、お教室に通って下さっていますが、それぞれの思いは様々です。『足に合う靴を履いたことがない!』との悩みから、『自分で作っちゃおう!』と思い立った人。他の学校やお教室で靴作りを学んだが、カリキュラムから外れて、苦手な部分を強化したい!という方や、他の製法での靴の工房を営んでいるが、違った製法も学びたい!という方、『ハンド・ソーンって、一体どうなってるの?』との疑問から通い始めた方、『とにかく英国靴大好き!』という方、『何か趣味を持ちたいと思っていて、靴好きだし。。。』という方、『靴屋へ行くと必ず靴を買ってしまい、靴中毒を治す為。。。』という方(笑)、などなど、全部を紹介するの大変!って位様々。だから、それぞれの思いのそれぞれの靴が出来上がりますね。みんな違うものね。違うことって、素敵なことだと思います。
古株さんに懐かしい人達の近況聞かれて、ブログに載せてたと思ってたが載せるのうっかりしていた(今頃。。。遅くなってごめんなさい。。。)、大場さんのブログ読んで相変わらず楽しそうだな!と、嬉しくなりました。彼女は以前、教室に通ってくれていましたが、一つ一つ丁寧に考え考え靴を作っていました。工房を立ち上げて、地に足がついているようです。目がくりくりしてて、小柄で可愛らしいので”子リスちゃん”とあだ名をつけていましたが、話し方も目標もしっかりしていて、素敵な人です。彼女の作る靴もブログも人柄が出ていますね。工房の雰囲気もいい感じね。(人の工房が何故かいつも羨ましい。。。)
こちら→http://www.hans-abo.com/HansABO/HansABO.html
生徒さんから、たびたび悩み相談を受けますが、人はそれぞれ性格や環境や考えが違うので一概に『こうすべき!』などとは、相談されても私は言えません。教室では私の靴作りのやり方を教えていますが、別にフランチャイルズにしたい訳でもありませんし(笑)、私の考えを押し付けるつもりもありません。ましてや、生き方なんてどれが正解!なんてないのだから、もし、『私がこうやったのだから、あなたもこうしなさい』なんて傲慢な事言われたら、グレちゃいますよね(笑)。。それぞれの人にはそれぞれの靴作りがあると思います。自分の靴作りを作っていけば良いと思うのです。そして、その靴に共感を持ってくれる人達の輪が広がってゆくのだと思います。とりあえず、悩みの答えって必ず自分の中にあると思いますので、靴を作って手で考えて、答えを探っていければいいね。
”靴作り”をするのに必要な気持ちって、『物を作るのが好き!』『靴が好き!』ってだけで充分で、靴作りを仕事にしたい!って思っている人も、基本はこの気持ちだと思う。自分の手を動かしていれば、自分が作りたい物、したい事も、自ずと見えてくるのではないでしょうか?別に”かしこまった”思想だとか、いりませんよね(笑)。大切なのは、『好きな事を楽しむ!!』ってことでしょ。やっぱり。
この数日『七転び八起き』って言葉が面白いな~と思って、靴を作りながら意味をあれこれ考えております。
7回転んだら、7回起き上がれば良いはずだけれど、なぜ八起き? 7回も転べば8回目は転ばずとも起き上がれるスキルが身につくのか。。。でも物理的に。。。(笑)。気構えはこの位粘り強く生きれたらいいですね。でも、七回も転ばずに、3回位で原因を見つけて転ばないように解決したいですけれど(笑)。
清志郎さん
無事、12時間耐久靴作りは終了。は~。
今朝はやる気満々でワークショップに到着し、とりあえずパソコンを立ち上げたら、大好きな忌野清志郎さんの悲しいニュースを見て、ちょっと涙がツーと頬をつたった。最近も頑張ってテレビに出たり、ライブをしてたのに、本当に残念です。小学生の時からの大ファンで、初めてRCサクセションのレコードを聴いた時、『歌ってこんなに自由に歌っていいんだ!』って衝撃を受けた。”烏合の衆”とか、小学生の私にもとても共感できたし、歌い方も歌詞もそれまで聞いたことのない歌だった。それからも、ずーと反原発を歌にしたり、レコード発売禁止なんてこともされながら、自分の意思を貫き通した。とてつもなく、かっこいい大人だった。オーティス・レディングを紹介してくれたのも清志郎だった。メンフィスに憧れたのも、サザン・ソウルに入れ込んでレコード・マニアになったのも、元を辿れば清志郎だった。かなり影響を受けた人だ。感謝の気持ちでいっぱいです。ご冥福を祈ります。
http://www.youtube.com/watch?v=xurggFBiCH0
http://www.youtube.com/watch?v=yfK3KLT9TwU&feature=related
そんな、悲しい気分で12時間耐久でしたが、参加者とワイワイ過ごし、あっという間の12時間。だいぶやつれた人もいましたが、今回は結構皆さん作業が進み、『あっと言う間だな~』と声が出てたので、来年はやはり、24時間耐久にしましょうか。。。ただ、ね、作業を12時間続けることは私にとってたいしたことない。普段は14時間とか16時間労働ってのもしょっちゅうだから。でも、人に12時間教えるってのは、かなり疲れる。皆が違う工程で作業をしていて、あっちで木型、こっちでパターン、そっちで底付け。。。って、私の頭の中はテンヤワンヤの状況。良く頑張ったよ『私』って感じです(笑)。でも、参加者は達成感の清々しい笑顔で帰宅していったので、嬉しかったです。
オープン・ワークショップなど、普段から開放できる場所があると良いのに。。。と思いました。いつか。。。。
明日は、やっと休みが取れる!気分転換します!RCサクセションのレコードを久しぶりに堪能しよう!っと。
P.S TVの放送は5月16日(土)朝9時前後に変更しましたって!
足と靴
今週はBWS内で、一番足に問題を抱えているお二人が金曜日の昼のクラスに来ていたので、お互いに採寸し合って貰いましたが、Kさんはハイ・アーチの外反母趾で、舟状骨が奇形で、しかもこの骨を骨折したことがあるという、とても痛い話を沢山持っているお方。Mさんはハイ・アーチでかなり進んだ外反母趾で足の体質がスポンジのようで、絞りが15ミリ以上もあるお方。お二方とも、靴選びにはまだまだ奮闘していて、早く足に合う木型を作って、足を楽にしてあげたい。。。。と切に思います。
Kさんは足の問題で色々な病院へも行って、足底板を作ってもらったり、靴を作ってもらったりと今までもしているのですが、なかなか良い具合に足に馴染むことがなく、彼女はコードウェーナーズ・カレッジ出身で、靴の勉強もしてきているので、より納得がいかないようです。とてもお洒落さんというのも、靴になかなか納得しない要因でもありますが。。彼女とは、以前から足と靴について沢山話し合っていて、そろそろ自分で作った木型の仮縫いが仕上がりそうですので、フィッティングが楽しみです。この木型で、彼女が納得できるものであると、本当に良いのですが。
足の疾患と靴の関わりについて、外科医の方とも色々とお話していますが、『足専門のお医者さんってどうして少ないのでしょうね?』と聞くと、『足だけの経営は難しいでしょうね。。。』とのこと。私から見ると、お医者さんに見てもらうべき足の人達って本当に多いと思うのですが、『何で皆病院へ行かないのだろう。。。?』と生徒さん達に言ったら、『外反母趾などは、みんな自分のせいだと思っていますからね。高いヒールの靴を履いていたから。。。とか、きつくて痛い靴を、デザインが気に入って履いてたから。。。とか、自分が悪いのだ。。。と。』
なんだか、気持ちは分かる気がする。でも、外反母趾だと保険も利くし、少しでも足についての知識を教えて貰うことで、足の痛みも軽減でき、靴選びも変わり、意識も変わると思います。Kさんのように、自分で納得できる靴作りを始めるのも良し。木型から作る靴屋で靴をオーダーするも、もちろん良し!!。足と靴の関わりをもっと深刻に考える人が増えるといいな。だって、一日中、足の痛みと戦っているなんて、なにか意味があるのでしょうか?
人間の自立の第一歩は、2本の足で直立することから始まると思うのです。親に抱っこして貰わずに、自分で立って生活することから。しっかりと立ち、歩行すると言うことは、”自立の象徴”だと思います。しっかりと地に足のついた生活をする為にも、足と靴の関係は大切です。
そんな訳で、一人でも多くの人がしっかりと歩行が出来る、気に入ったデザインの靴を履けるように、一人でも多くの人が、しっかりとした靴が作れるようになる為に、明日BWSでは12時間耐久靴作りを開催です!!12時間で、どの位参加者の作業が進むかしら?5クラスから様々な生徒さんが集まって来ますので、情報交換などもしつつ、私にダメ出しをされながら、朝10時から夜10時まで気合を入れていきましょう!
なんて。。。無理やりのこじつけッぽいですが、、、(笑)このイベントは、普段お仕事の都合でなかなかお教室に来れなかったり、振り替えが出来ない人をメインに開催しています。とりあえず、私は無給ですので1年に一回にして頂きたいのですが(笑)、参加希望者が毎回多いので、次回からは毎年しっかりと日にちを決めて計画的に行おうと思います。生徒さん達には三ヶ月に1回は開催して欲しい。。。と要望も出ていますが、それは却下です。(笑)
2本の手で、2本の足の為に
結局GW中もお教室あります。5月の予定は5月30日(土)は申し訳ございませんが、お休みです。
今週は慌しく、なぜ慌しいかは5月9日(土)朝9時前後 読売テレビ or 日本テレビ を見ていただければ分かるかも知れません。う~ん。
そろそろ、イギリスから工具が届く予定です。今回は少し多めに人気商品を入荷いたしましたので、注文時に申し込み忘れた方で欲しいものがあればお伝えください。今回は円高の為、前回よりかなりお得です!!工具によっては3千円近く安くなっててびっくりしました。前回、注文したのに手違いで手に入らなかったWさん!結果的にはラッキーでしたよ!
さて、この2週間”採寸レッスン”を行っておりますが、まだまだ”足”に対する興味は尽きず、積極的にお互いの足を測るあっている人達もいますが、まだまだやりましょう。一体、人はどんな足をしているのか、どんな特徴があるのかを見極められるようになるのが、木型作りの第一歩。そして、足の特徴と採寸表を元に木型を形成することが目的ですので、平面の採寸表を元にどのように木型として立体化していくかをしっかり学びましょう。
採寸は測ろうと思えば、何十、何百と測れる場所がありますが、それをどのように生かすのか、生かせるのか、を考えないとね。足と歩行を考えた上で、どのメジャメントが必要なのか。これは、各々の靴の作り方や経験でも違ってくるので面白いですよ。私の採寸方法も年々微妙に変わってきています。今までは気にしていなかった部分の必要性に気付いたり、土踏まず部のカーブの沿わせ方も足の体質によって変えるべきである事に気付いたり。足首からハイ・インステップにかけてのラインの流れを気をつけてみるようにもなった。木型の底部はかなり経験を積まないといじれない場所なのですが、緊張せずにいじれるようになったし(笑)。
日々悩み、日々チャレンジしながら、経験を蓄積してより良いフィッティングを実現していくことの喜びは、埋蔵金を発掘した時の喜びと同じかしら?(いや、違うか 笑) 今より良い方法がきっとある!と信じて、昨日より今日は良い仕事、今日より明日は良い仕事をしていきたいです。
靴作りは、立体の足から平面の採寸表を作り、平面の採寸表から立体の木型を作り、立体の木型から平面の型紙を作り、平面の型紙から半立体のアッパーを作り、それを立体の靴に仕上げる。2次元と3次元を行ったり来たり。これも一人で全工程を行うから味わえる楽しみですね。
もちろん、一人で全工程を行う利点は”楽しみ”だけではなく、靴作りは一つ一つの工程が繋がっていますので、釣り込みをする時、木型がどのようなラインであれば釣込みが綺麗に行くのか?底付けが上手くいくのか?型紙は?と、自分で行った作業を振り返って即、改良できる点。それから、責任転嫁が出来ない点。全責任が自分に掛かっているというのは、潔い。怖いけれど、言い訳ばかり上手くなるようでは成長しないものね。その他は、製作者の意見の違いがなく、イメージの取り方が単一な為靴全体のバランスがまとまり易いので、”ハウス・スタイル”を持たなくても良い。これって、とっても自由なこと。だって、どのお客様にも似合う”ラウンド”とか”スクウェア”等はない。Aさんには似合ったからって、Bさんに似合うとは限らない。Aさんの足の形には”これだ!”って言うのを見つけて、その木型に合ったアッパーのデザイン、そのアッパーに合った底付けがあるから。
これらも結局は、みーんな手で行うから可能なことです。一人の人間の”2本の手”が出来ることは図り知れない可能性が秘められていますからね。
2本の手で、2本の足の為に。日々勉強。日々研究。日々進化。
P.S. 12時間耐久靴作り は私からお知らせがなかった方は参加できますので、宜しくです。残念ながら今回漏れてしまった方、来年は優先しますのでどうぞご了承の程を。。。
続々と完成
今週は靴が仕上がった生徒さん2名。二人共とても良い笑顔で、感嘆の深いため息と共に達成感を味わっていました。Tさんは、途中途中で挫折を繰り返し、私は『途中でやめてしまいそうな予感。。。』と時々思っていましたが、頑張りぬいて素朴で可愛らしい靴に仕上げました。フィッティングも良く、ヘビロテになりそうな靴ですね。『ビスポーク靴の価格がどうして数十万円するかって事がよく分かり、この労力を考えたら安い!と思いました。』と言って帰宅されましたが、本当に良く頑張った!途中でベビーシューズ作りもやってみたい!ということで、息抜きに布で作るベビーシューズ作りを教えたら、作り続けていて、すっかり物にしHPも立ち上げて頑張っています。こちら→http://homepage3.nifty.com/jukku/index.html 今度”日曜教室”でTさんに講師をしていただきましょうね。(参加者募集)
それから、BWSのダンディーことU君も1足目を仕上げて、本当に嬉しそうだった。今日はソールを顔が映る位にピッカピカに仕上げ、木型を抜いて大きな笑顔。靴を履いてさらに大きな笑顔になりました。こちらもフィッティングも良く、今まで感じたことのないフィット感に『うわー凄い!』を連呼していましたね。2足目への意欲も益々熱が入ったようです。早速明日から履こう!と楽しみにしてたら、周りの人から『明日は雨ですよ』って言われて、とてもがっかりしていましたが、皆に『家の中で履けばいいじゃん!』と言われていて、結構皆さん家の中で履いているらしく、びっくりしました。西洋かぶれも程ほどに!(笑)
今月は靴を仕上げた生徒さんが多く、皆とても嬉しそうで楽しかった。まだ、来週に仕上がり予定の生徒さんも数人おりますので、私もワクワクです。作る途中途中も新しい発見とチャレンジで楽しいですが、やっぱり完成品を自分で履くってのは言葉では言えない達成感と満足感と喜びがありますね。あ、それと多くの反省点!この反省も次の靴作りに繋がる原動力になりますので、失敗が大きかった方が学びも多く、考え方も深く、手先も慎重になって成長する良い糧になります。真剣にチャレンジしたことって必ず何か収穫をもたらすものですね。
金曜日の昼のクラスでは、久々に私の宇宙哲学と精神論、人間が出すエネルギーと守護霊(笑)について話しましたが(タダの雑談だけど。。。変な新興宗教ではありません!笑)、思いっきり何かに熱中したり、心からの喜びを感じたりして出したエネルギーってのは必ず自分に帰ってきて、自分の周りにどんどん同じ情熱を持った人達が集まり、自分のエネルギーもまたどんどん広がっていきます。『運』なんてものは誰でも同じだけ持っていると思うのですが、その『運』をどのように生かすかは、その人の出すエネルギーの質によると思いますので、純粋に素直に真摯に物事に取り組み、質の高いエネルギーの輪を広げて、輪全体が高度に飛躍してゆくことが出来るのだと思います。人間の可能性は宇宙と同じように際限がなく限界がない。この世はなんて素晴らしいのでしょう!物づくりもこの世のもの。純粋に素直に真摯に突き詰めていけば際限がなく限界がない。生きている限り、突き詰めてゆけるものに出会うことが出来た人間は本当に幸せです。全て自分が行うことは自分の人生に点として残り、後ろを振り向くとちゃんと繋がりのある線として足跡を残します。曲がっていても、やたらと長くても、全体を見た時に美しい曲線を残したいですね。私は温かさを感じる滑らかな曲線を描きたいです。その前に、現在製作中の木型を美しい曲線で作らなきゃ!(笑)
本日は教室が終わった後、近場に出張で意欲ギンギンでペドーシストの先生とお客様と足と靴についてワイワイ盛り上がり、本当に幾らでも話が尽きません。今日のフィッティングを見る限り、とても良い靴に仕上がりそうです。足の疾患について今年は意欲的に学んでいるのですが、楽しくってしょうがない。足と靴の関係性は本当に奥深く、完璧というのがない分、開拓の余地が非常に多いので足の専門家の方の知識と、靴専門の知識とアイデアで幾らでも可能性が広がって、脳もフル回転できワクワクした気持ちが物凄く湧き上がって前回のブログでの愚痴なんてどこかに飛んで行ってしまいました(笑)。あー早く作り終わった靴が見たい!早く履いて頂きたい!物凄く楽しみです。
今週は生徒さんが足の解剖の書籍を紹介してくれて、昨夜からずーと飽きることなく見ているのですが、人間の足を形成している骨と筋と靭帯が見た目は複雑なのですが、理にかなっていると言うか構造的には意外と分かり易く、頭にすっと入って来るので、一つ一つの骨を見ていって歩行の様子を頭で想像しながら考えると、よくもまーこんなに完璧な構造だこと!と、人体の神秘にため息が出ます。最近はすっかり”人体マニア”と化してきていますが、お教室でも足の骨について興味をそそられて来た人達も増え、沢山の情報や素晴らしい書籍が舞い込んできて、とても良いインプットが出来ています。インプットしたものを自分の中で消化し、しっかりとした形としてアウトプットしていきたいです。あ~靴作りはなんて楽しいのでしょう!たまらないですね。(笑)
GW前に。。
明日、4月24日(金)11時~のクラスはお休みです。このクラスの方は15時からのクラスに参加できますので、ご都合の良い方は明日お会いしましょう!その他のクラスは通常通りですので、宜しくお願いいたします。
ふ~今週はスケジュールが過酷で、昨日もベットに入ったらなんだかお腹がすいてて、あれ?っと思ったら夕飯食べてなかった。ゴールデン・ウィークはなるべくお休み取りたいです。出来ればチベットあたりで、夜空いっぱいの星空なんか見上げられたら最高です。ちなみに私の隣にはジュード・ロウかジョージ・クルー二ーがいたら特上の最高です!!なんて妄想する位、旅に出たい!今日はお客様のイタリア旅行のお話を聞かせて頂き、そういえば私は全然旅していないな~と。旅に出れるのはいつの事やら。。。。
今月、不動産屋さんから、もうすぐワークショップの3年目の更新ですよ~とお知らせがきました。もう3年にもなるのね。3年前はとりあえず、お教室も注文靴屋も3年間全力投球で頑張るぞ!と経営不振も赤字もなく、生徒さん達にもお客様達にもとても恵まれて、あっという間でした。こうやって、毎日色々な人と出会い、色々な足の靴を作り、背中を丸めて仕事に取り組んで、しわしわの白髪頭のおばあさんになっていったら幸せなんでしょうけれど、たまには、足の事も靴の事も考えないで、勝手の分からぬ異国の地で非日常を味わってみたいです。ゴールデン・ウィークは旅行には行けないけれど、映画も見たいの沢山あるし、美術館や博物館にも行きたいし、友達と朝まで飲むってのもいいな~。GWまで全力投球は続く。。。。
ま、こんな愚痴はどうでも良いとして(笑)、ちょっと生徒さんのパターンとクロージングの理解度があまり宜しくないので、また資料を作成しますね。パターンは1足分作っただけでは理解するのは難しいですね。昔、作った資料がどこかにあるはずなので、探しておきます。(どこにあるかは現在神のみぞ知る)
クロージングもミシンの動かし方はだいぶ理解してきたようですが、まだ真っ直ぐに縫うのが苦手な人も多いです。スカイビングの厚さが均等でないと、縫い目が乱れて真っ直ぐにならないし、そもそも単純に真っ直ぐ縫えない人は、ただただ練習あるのみ!それから、ミシンに通す糸の道順を分かり易く写真にとってミシンに貼り付けておいたので、もう一度確かめてみて下さい。靴用のミシンってかなりシンプルな構造なので、糸の通りがちょっと違うだけで針が飛んだり、糸がつったりします。それから、針と糸の番手の組み合わせが合ってないとと縫い目が飛んだりしますので、こちらの表もミシンに張っておきました。こちらは印刷しませんので、皆さんノートに書き写してね。家でパターン強化したい人は、木型を片足分貸し出して宿題だしますので、家で特訓してみて下さい。そういえば、最近は宿題をおねだりする生徒があまりいないな。私がGWにゆっくりしている間、生徒の皆さんは私の分も頑張りましょう。(愚痴の後は八つ当たりか?)笑