"Ask Me Why"
Writers :credited Lennon-McCartney ( by John Lennon)
Artist : The Beatles
Recorded : Monday1962/11/26, EMI Studios
Released : singleB Friday,1963/01/11 A-side"Please Please Me"
1963/03/22 「Please Please Me」A面 6曲目
2009/09/09 Please Please Me [Remastered]
2013/11/11 「The Beatles on Air Live at BBC Volume2」Disc1
1963/09/3 録音『Pop Go The Beatles』(1963年9月24日放送回)用
2022年12月30日 訂正
<歌詞和訳>"Ask Me Why" 邦題 "アスク・ミー・ホワイ"
僕に どうしてって尋ねて
[Verse 1]
I love you,
Cause you tell me things I want to know
And it's true that it really only goes to show
That I know that I-I-I-I should never, never, never be blue
僕が君を大好きな
理由は 僕が知りたがっている事を 君が僕に話してくれるからだよ
そして それは実際には証明できない事だけど 本当なんだ
僕が 絶対 絶対 絶対に ブルーにならないだろうって事 それがわかるんだ
[Verse 2]
Now you're mine,
My happiness still makes me cry
And in time you'll understand the reasons why
If I cry it's not because I'm sad
But you're the only love that I've ever had
今 君は僕のもので
僕は幸せにもかかわらず 僕に涙を流させる
そして いつか 君はその理由がなぜかわかるだろう
僕が泣くときはいつも悲しくなっている というわけではない
とにかく 君は (僕が)今まで経験した事がない はじめての恋人なんだ
[Bridge]
I can't believe it's happened to me
I can't conceive of anymore misery
こんな事が僕に起こったなんて信じられない
今は 不幸でないなんて考えられない
[Chorus]
Ask me why
I'll say I love you and I'm always thinking of you
僕に どうしてって尋ねて
僕は言うだろう 君を愛している そして 僕はいつも君の事を考えている
[Verse 3]
I love you,
Cause you tell me things I want to know,
And it's true that it really only goes to show
That I know that I-I-I-I should never, never, never be blue
僕が君を大好きな
理由は 僕が知りたがっている事を 君が僕に話してくれるからだよ
そして それは実際には証明できない事だけど 本当なんだ
僕が 絶対 絶対 絶対に ブルーにならないだろうって事 それがわかるんだ
[Chorus]
Ask me why
I'll say I love you and I'm always thinking of you
僕に どうしてって尋ねて
僕は言うだろう 君を愛している そして 僕はいつも君の事を考えている
[Bridge]
I can't believe it's happened to me
I can't conceive of anymore misery
こんな事が僕に起こったなんて信じられない
今は 不幸でないなんて考えられない
[Outro]
Ask me why
I'll say I love you and I'm always thinking of you
You you
僕に どうしてって尋ねて
僕は言うだろう 君を愛しているんだ そして 僕はいつも君の事を思っているんだ
君を 君を
ask : 尋ねる、質問する、する、(…を)尋ねる、依頼する、求める、請う、頼む、(人に)頼む、招待する
why : (疑問副詞) なぜ、どうして、どういう理由で、なんのために、…との(理由)、…する理由
love : 〔人を〕愛する、〔人に〕愛情を抱く. 〔人に〕性的な関心[欲望]を抱く. 〔~に〕愛着を抱く、〔~に〕強い関心がある、〔~に〕ほれ込む. 〔人を〕抱き締める、〔人を〕愛撫する. 〈やや古〉〔人と〕セックスする. 〔~が〕大好きである. 〔~を〕大いに[心から]楽しむ. 〔~を〕したいと強く思う. ~が必要である、~で育つ
cause : (結果を生み出す)原因、理由、根拠、正当な理由、主張、主義、…運動、訴訟(事件) tell : 告げる、話す、語る、言う、述べる、(…を)告げる、伝える、(…と)言う、知らせる、
and : (話題・質問を導入して)そして;それから;それでit's true : 本当だよ、本当だ
really only : 例文 really only suitable for
《be ~》実際には~にしか適して[向いて]いない
go to show : 証明となる、(言おうとしていることが)よくわかる、まさによく証明されている
That I know : 例文 That, I know. それはわかってるshould …であろう、…するぞ、…しましょうか(と言う)、…すべきである、するのが当然だ、したほうがいい、…すべきであった(のにしなかった)、…する(のは、とは)、…する(ように) never : いまだかつて…ない、一度も…しない、決して…ない、一つも…ない、まさか…ではあるまい、…でない、
never : 決して[絶対に]~ない
mine : 私のもの、私の家族、私の
my : [動名詞や動作を表わす名詞の意味上の主語として] 私は,私が.例文 Heavy rain prevented my going out. 豪雨で私は外出できなかったhappiness : 幸福、満足、喜び、幸運、幸せ、(表現などの)巧妙、適切
still : [接続詞的に] それにもかかわらず.
例文 He has his faults. Still, I love him. 彼は欠点はあるが, それでも私は好きだ.
makes me cry : 例文 make someone cry (人)を泣かせる[に涙を流させる]
in time : 時間内に、間に合って、いつかは、そのうちに、時がたてば、やがて、行く行くは、そうこうするうちに
will : …だろう、…でしょう、…するつもりである、…しようと思う、…するつもりですか、…してくれませんか、…しませんか、…してくださる、(…しようと)欲する、(あくまでも)…しようとする
understand : 理解する、意味を知る、(…が)わかる、言うことを理解する、通じている、明るい、知っている、気持ちがわかる、わかる、聞いて知っている
reasons : 理由、わけ、動機、(…の)理由、道理、理屈、理性、思考力、判断力、分別
reason why : 〈なぜ…かという〉理由
if : もしも…ならば、…とすれば、たとえ…としても、…ではあるが、…としても、…の時はいつでも、…かどうか
because : なぜなら、というのは、(なぜなら)…だから(である)、…だから、…なので、…だからといって(…ない)、…ということ
sad : 悲しい、悲しそうな、(…に)悲しくて、悲しんで、(人を)悲しませる、悲しむべき、哀れな、(嘆かわしいほど)ひどい、けしからぬ、話にならない
but : (話の流れを変えて)それより,とにかく;しかしながら
only : 唯一の、たったの、ただ一つの、二つとない、最良の、最適の
only : ただ[たった]~だけ、~だけである、~しか…しない、つい~、たった~、~になって初めて[やっと・ようやく]
love : 愛、愛情、恋、恋愛、いとしい人、恋人、情事、セックス、愛着、愛好
〈英話〉〔女性に対する親しい呼びかけ語の〕君
ever : かつて、いつか、これまでに、かつて(…することがない)、決して(…ない)、いずれ、これまで、今まで、いつも、常に
have : (物的所有・所持の意味で) 持っている、(…を)持っている、所有する、身につけている、もっている、与えられている、(ある関係を表わして)もっている、いる、(…が)ある、置いている
have : 〈感情・考えなどを〉(心に)抱いている.〈…を〉経験する,〈事故などに〉あう
believe : 信じる、言うことを信じる、(…を)正しいと思う、思う、確か思う
it's : it has の短縮形
happen : 起こる、生じる、(…に)起こる、降りかかる、偶然する、たまたま(…で)ある、偶然(…に)出くわす、(…を)見つける、偶然いる
conceive : [通例否定文で] 〔…を〕想像する,思うconceive of : ~を思い付く、~を考える
anymore : 今は、もはや(…ない、しない)
misery : みじめさ、悲惨、(精神的・肉体的な)苦痛、苦しみ、苦悩、(数々の)苦難、不幸、不平家、ぐちを言う人
think of : …のことを考える、…のことを想像する、…のことを考えてみる、夢想する、…を思い出す、を思いつく、…を言い出す、…のことを(…と)考える、みなす
参考辞書 Weblio、英辞郎
妄想爆発です
Wikipediaによると、
「アスク・ミー・ホワイ」は、1962年初頭にレノンによって作曲された楽曲
とあります。
[Verse 1]
「I love you, Cause you tell me things I want to know」
(僕が君を大好きな理由は 僕が知りたがっている事を 君が僕に話してくれるからだよ)
では、以下の事を想像しました。
ジョンは1957年秋、リヴァプールアートカレッジに入学しました。ジョンの前妻シンシアも同じ学校で同学年でした。初めて二人が会った時、ジョンは18才、シンシアは19才でした。
ジョンは卑猥な言葉言ったり、辛辣な言葉で人に嫌な思いさせる、手に負えない不良少年を演じていましたが、シンシアは思いやりのある家庭で育ち、身なりもきちんとしていて、とても純粋でした。ジョンとは、まるで正反対です。シンシアはジョンがこわくて半年間、そばに近づけなかったそうです。
そんな二人がお互いを意識し始め言葉を交わすようになった時に、「シンシアが、ジョンの知らない事・知りたかった事を、ジョンに優しく話してあげたのだ」と妄想しました。ジョンはそんなシンシアが大好きになったのだと思いました
[Verse 1]の
「That I know that I-I-I-I should never, never, never be blue」(僕が 絶対 絶対 絶対に ブルーにならないだろうって事、それがわかるんだ)と、
[Bridge]の
「I can't conceive of anymore misery」(今は 不幸ではないなんて考えられない)は、
ジョンの母ジュリアが、1958年7月15日、非番の警察官が運転する車にはねられて亡くなり、悲しみで落ち込んでいた時期の事を言っているのだと思いました。ブルーにならないだろうと思えたり、今はみじでめないと考えられるのは、シンシアの献身的な支えがあったからだと思いました
2022年12月30日に、「misery」の訳を「みじめ」から「不幸」に変更しました。
[Verse 2]
「Now you're mine, My happiness still makes me cry. And in time you'll understand the reasons why. If I cry it's not because I'm sad」
(今君は僕のもので 僕は幸せにもかかわらず 僕に涙を流させる、そしていつか その理由がなぜか君はわかるだろう、僕が泣くときはいつも悲しくなっている というわけではない)
シンシアと付き合うようになり、自分の彼女になって幸せなはずなのに、シンシアはジョンに涙を流させる。ジョンは「君は、その理由をいつかわかるだろう」と言っています。
[Chorus]で、
「Ask me why. I'll say I love you and I'm always thinking of you」
(僕にどうしてって尋ねて。僕は言うだろう 君を愛している そして 僕はいつも君の事を考えている)
「僕に、泣いているのはどうしてって聞いて」とジョンはシンシアに言い、「シンシアの事を愛しているんだよ、ずっと君の事を考えてしまうんだ」と答えています。
でもその答えは、[Verse 2]で言っていた
「 And in time you'll understand the reasons why. 」
(そして いつか 君はその理由がなぜかわかるだろう)の泣いている理由ではないと思いました。「in time」(いつか)と、未来をさしているからです。
その理由 シングルのA面B面
今思えば、"Please Please Me"もシンシアとの事を歌っているのではないかと想像できます
ジョンが思う愛し方を、シンシアがしてくれないので、「there's always rain in my heart」(僕の心はいつでも雨なんだ)と、泣いていました。
A面"Please Please Me"の続きが、B面の"Ask Me Why"なのではないでしょうか
「I do all the pleasing with you」(僕は 喜ばせる事のすべてを君にするよ)
"Please Please Me"で、ジョンは「シンシアが喜ぶ事なら、なんでもしてあげたいほど」愛しているのだと思います。そしてシンシアにも同じように愛してほしかった
でもシンシアからは、そんな愛をもらえなくて、"Please Please Me"でも"Ask Me Why"でも泣いているのだと思いました
"Ask Me Why"の[Verse 2]は、
ジョンは、シンシアと付き合えたから嬉しくて泣いているのではなく、
もっとシンシアに愛してほしかったから泣き、
「シンシアが本当に人を愛する事を知った時=in time(いつかは)、僕が泣いていた理由がわかるだろう」と歌っている気がしました切ないですね
ジョンは洋子さんに出会い、シンシアとは別れる事になりましたが、
10代にシンシアと出会い、シンシアに支えられ辛い時期を乗り越え、その時の気持ちを"Ask Me Why"で歌ったとしたら
ジョンの青春を"Ask Me Why"から感じる事ができますね。
なかなか外を出歩く事ができなかったシンシア。優しい声で、自分のために歌ってくれている"Ask Me Why"を聴いた時、とても嬉しかったと思います
「1stシングル ポールの作詞」「19thシングル ポール&ジョンの作詞」
シングルのA面B面の繋がりを思うと、
[1stシングル]
A面"Love Me Do"で、
「Love me do. Whoa love me do」(僕を愛してよ、待って僕を愛してよ)と
拒絶された彼女に出した手紙が、B面の"P.S. I Love You"だったと妄想すると楽しいですね。
[19thシングル]
A面"Get Back"で、ポールが洋子さんに「きみがかつて所属していた所へ戻ってくれ」と歌い、
B面"Don't Let Me Down"で、ジョンは洋子さんの素晴らしさを伝え、「お願いだよ、僕を失望させないでくれ」と、ポール達に歌う。
シングルのA面B面には、繋がりを感じます