SMART TURNOUT
以前このブログでも紹介したNATO STRAP。
当時はイタリアのファッション業界人の間でも人気でしたが、
今は現地でもすっかり定着した感じで、
最近は日本でもかなり見かけるようになりました。
ある時計ベルトのサイトでは累計で2万本以上も売れているようで、
洋服や気分にあわせてストラップをすぐに交換できて、
手持ちの時計の雰囲気を簡単に変えることができるのが
人気の理由なのかもしれません。
私もちょこちょこ買い足して、気がつけば7本。
これだけ買っても金額はクロコダイルのストラップ1本以下。(笑)
少ない投資で色々楽しめるのもNATO STRAPの良いところです。
これだけ持っていても、気に入った色柄があると買い足したくなるものです。
昨年の6月、PITTI UOMOに出店していた英国のアクセサリーメーカー
”SMART TURNOUT” のブースで見つけたこのNATO STRAP。
サックスブルーにブラウンというコンビネーションがかなり刺さり、
スタッフに問い合わせたところ、
2015年春夏の新色のサンプルだと言うこと。
すぐにでも欲しかったのですが、
春夏まで待つことに。
今年に入ってネットで何度かチェックしていたのですが、
なかなか見つからず、
先日あるサイトでやっと見つけ即購入。
値段は送料込で¥3,672-。
因みに、このストライプは、
”Oxford Old Rugbeians” という名称が付いています。
正式な英国のクラブストライプのようです。
作りは軍用企画をクリアーしているので、
一般的なNATOタイプのストラップよりかなりしっかりとしています。
今日早速付けてみました。
ブラウンのジャケットにシャンブレーシャツ、ジレもブラウンだったので
今日のコーディネートには、かなりいい感じのアクセントになりました。
手首にアクセサリーを付けない私にとって、
時計は唯一のアクセサリーです。
これからの季節は時計が目立つシーズンなので、
こんな感じのベルトは私にとって遊べるアクセサリーという感覚です。
因みに、SMART TURNOUTのNATO STRAPはBEAMSでも展開していますが、
担当者に確認したところ、この色は展開予定がないとのことなので、
私が購入したサイトをご紹介します。
http://www.chronoworld.jp/item/1118.html
ご興味のある方は、こちらでどうぞ。
そして、他のカラーはBEAMSのONLINEでも購入できます。
http://shop.beams.co.jp/_search/search_result.html?p_ptype=0&dord=60&p_keyv3=SMART+TURNOUT
こちらもチェックしてみてください。
春夏は時計が目立つシーズン。
有名ブランドの時計でアピールするのもいいですが、
こんなストラップで遊んでみるのも
さりげなくセンスをアピールする良い機会だと思います。
今日から原宿のインターナショナルギャラリーで始まった
PERSOLのトランクショー。
通常日本で展開していないモデルを含め圧巻のバリエーション。
私も早速チェックしてきました。
5月10日まで開催しています。
ご興味のある方は、是非ご来店ください。
http://www.beams.co.jp/labels/detail/international-gallery-beams/7490
どうしても欲しくて3色買い
昨年買いそびれ、どうしても欲しかった靴が先月再入荷したので、
早速購入しました。
その靴がコレです。
”PARABOOTのADONIS”のネイビーカーフです。
以前このブログでもご紹介した、このフレンチローファー。
ライトブラウンとグレーの2色を持っていたのですが、
昨年ネイビーを購入しようと思った時には既に遅く、
マイサイズが完売。
今シーズン必ず購入すべき靴として、
買い物リストに入れていました。
因みに、以前この靴を紹介したブログはこちらです。
http://ameblo.jp/beams-class/entry-11759912512.html
私は秋冬コートを着る時期はローファーは履かないので、
ローファーを履くのは春から秋にかけての3シーズン。
特に夏場は出番が増えます。
最近のトレンドは、細身のパンツにボリュームのある靴というバランスなので、
この靴のように適度にボリュームのあるローファーは、
まさに今の気分です。
一昨年このローファーに出会ってから、
そのフォルムと履き心地の良さにすっかりハマってしまった私。
今シーズンはブルーがトレンドなので、
ブルーのコーディネートに取り入れる意味でも
今シーズンなくてはならない靴でした。
全身ブルーのコーディネートだけでなく、
ホワイトパンツに合せるのも今年の気分。
ホワイトパンツにネイビーのローファーを合せるのも
今シーズンらしいコーディネートです。
今シーズンはネイビーのパンツやブラウンのパンツが注目されていますが、
ホワイトパンツは夏の定番なので、
こんな感じでコーディネートすれば、
今までお持ちのホワイトパンツが、
昨年とは、また違ったイメージで履くことができると思います。
ということで、新しモノ好きの私、
早速ネイビーパンツと合わせて履きました。
ですが、今日は上半身がほぼ上の画像と同じだったので、
自分的にはネイビーの分量が多すぎて大失敗。
次回は少しコーディネートを変えます。
実は、このADONIS。
ダークブラウンのカーフがコレクションにありません。
今の色の傾向だと、濃茶のカーフは必須かなと思います。
コードバンの設定もあるのですが、
某ブランドと同じく、いつレザーが入荷するか分からない状況。
でもやっぱり欲しい4色目。(笑)
気に入ってしまうと同じモデルで何色も揃えてしまうう私。
20代の頃はALDENのタッセルにハマって、
やはり4色買いしました。
今は屋根裏で眠っていますが・・・。
来年の春夏に向けてフランス人相手にごねますか。
イタリア人やイギリス人よりもかなり手ごわいですが・・・。
ネイビーパンツ
秋冬ではかなり穿いていたネイビーのパンツ。
3月までは秋冬モノを穿き続けていたのですが、
さすがに4月に入って気温もあがり、
そろそろ春モノを新調するタイミング。
予約したブランドのネイビーパンツがなかなか入荷しないので、
何かすぐに穿けるものがないかとBEAMS Fで探していると、
サイズが揃っているあるパンツが目につき早速試着。
そのパンツは、
INCOTEX のカジュアルライン ”SLACKS” のネイビーチノ。
このインコテックスの”スラックス”のラインは、
元々数年前まで展開し当時かなり人気があった
”RED” のラインを継承しています。
レッドの頃はあまり体形に合わなかったので、
そのイメージがあってスラックスも敬遠していたのですが
完全な食わず嫌い…
試着してみると股上も適度な浅さで、
腰回りも細すぎず穿きやすい。
シルエットはスリムフィットとスーパースリムの中間くらいで
まさにオトナが快適に穿けるスリムフィット。
試着だけのはずが、思わずスタッフに ”丈を合わせて” と言って
即購入。(笑)
完全にノーマークでした。
最近購入したパンツではC+と同じくらい自分の体形に合います。
私がパンツを選ぶポイントはブランドで選ぶのではなく、
自分の体形に合うかどうか。
そういった意味では、このインコテックスのスラックスは、
買うべきパンツでした。
因みに、このスラックス。
こんなアイコンが付いています。
ですが・・・
私にとっては必要ないので外して穿きます。(笑)
そして、更にもう一本購入したパンツがコレです。
”SIVIGLIA” のネイビーツイルのファイブポケット。
デニムやホワイトデニムで完全にシビリアにハマってしまった私。
かなりスリムなシルエットながら穿き心地がよく、
脚も細く見えるのがシビリアの特徴。
前シーズン買いそびれたので、
今シーズン ネイビーツイルのファイブポケットは
必ず購入しようと思っていました。
濃いデニムでも良いのでは?
と思われる方も多いと思います。
個人的にもカジュアルなジャケットにファイブポケットというコーディネートは好きですが、
鏡で見るとなにか頑張っている感じで似合わない・・・
その ”頑張っている感じ” に見えるというのが
自分にとって一番好ましくないので、
デニムより上品に見えるネイビーのツイルの方が
ジャケットに合わせた時に普通のパンツに見えることもあり、
最も自分の体形に合っているシビリアのファイブポケットで
ネイビーツイルを選びました。
今回購入したこの2本のパンツ。
今シーズン新調したこの2着と合わせようと思っています。
どちらもカジュアルなテイストのジャケットなので、
この2本はベストマッチング。
これにデニスラがあれば、
ネイビー系のコーディネートはひと通り完成します。
あとはブラウンパンツですが、
以前購入したメトリコが一本あるので、
初回入荷で即完売してしまった
C+のブラウンツイルの再入荷を待っています。
ホワイトやオフホワイトやベージュはたくさん持っているので、
これだけあれば、今シーズンのバリエーションは充分かなと思います。
既に定番となった感のあるネイビーパンツ。
この2本は個人的にもお勧めです。
ご興味のある方は是非店舗でご試着してみてください。
MEN’S EX 連載 5月号
5月号の特集は、”世界のファッショニスタ 100傑”
是非ご覧ください。
私の連載、”中村達也の今、買いのアイテム”
今回のテーマは ”ブラウンパンツ” です。
今年の春夏のトレンドカラーはネイビーやブルーですが、
それに次ぐトレンドカラーがブラウンです。
様々なアイテムで今シーズンはブラウン カラーが見られますが、
パンツに関しても濃いベージュやブラウンが確実に増えています。
昨年の6月のPITTIやミラノのショールームでも
ブラウンのパンツが積極的に打ち出されていました。
ブラウンのパンツが多くのサプライヤーから提案されていました。
トレンドに敏感なイタリアの業界人たちも
ブラウンパンツに注目しています。
ご覧のように、すでにPITTIの会場でも
ブラウンパンツを穿いているコーディネートを
多く見かけました。
そして、このブラウンパンツは、
次の秋冬でも注目されています。
ご覧のように、今年の1月のPITTIでも
ブラウンパンツを穿いた人たちが多く見られました。
このブラウンパンツの流行は、イタリアではリバイバルと言えます。
90年代に英国調がファッションのトレンドとなり、
イタリアのクラシックな服も英国調がトレンドとなりました。
当時、パンツの素材もモールスキンやコーデュロイという
英国調の素材がトレンドだったので、
それらの素材にダークブラウンという組み合わせがイタリアでは定番でした。
パンツだけでなく、あらゆるアイテムで
”イタリア人はダークブラウンを必ずオーダーする”
と言われた時代でした。
まあ、イタリア人にとっては、
昔から ”AZZURRO E MARRONE” と言われるように、
ブルーとブラウンは永遠の定番と言えるので、
ブルーが流行れば必然的にブラウンが流行るというのも頷けます。
ここ数年は発色の良いキレイな色がトレンドだったこともあり、
春夏にブラウン はそれほど見られなかったのですが、
今シーズンは春夏でも落ち着いたトーンがトレンドなので、
それもブラウンパンツが注目される一つの要因だと思います。
コーディネートは特に難しいことはありません。
本誌で紹介されているように、
ベージュやオフホワイトなどと合わせて、
同系色でまとめるのが最も基本的なコーディネートですが、
ブルーとの相性も良いので、
ネイビーやブルーのジャケットと合わせても良いでしょう。
そして、今シーズントレンドのインディゴとの相性も良いので、
皆さんがお持ちのシャンブレーやデニムのシャツと合わせても良いと思います。
因みに、私もBEAMSのウェブサイトで
こんなブラウンパンツのコーディネートを紹介しています。
こちらは MEN’S EXの連載と連動したコンテンツとなっています。
モデルがイマイチですが、動画もありますので、
こちらも是非ご覧ください。
http://www.beams.co.jp/pickup/detail/4723
ということで、今シーズンはブラウンパンツがお勧めなのですが、
実は、入荷当初から予想以上の人気で、
現在品薄状態・・・
本誌にも掲載されている PT01とC+のブラウンパンツが
今月から来月にかけて入荷します。
詳細は店舗にお問い合わせください。
実は、私も完全に出遅れて買いそびれましたので、
予約を入れております・・・
今シーズンの必須アイテムなのに、
オーダーが少なすぎるとバイヤーに小言を言いました。(笑)
昨年カラーパンツを合わせていたこのコーディネートも
今シーズンはブラウンパンツが気分です。
ブラウンパンツ無しには今シーズンのコーディネートは成り立たないので、
しばらく辛抱します。
皆さん、本当に申し訳ございません。
今シーズンのネイビージャケット
おそらく誰でも1着は持っているネイビージャケット。
春夏シーズンであれば、ホップサックやリネンをミックスした生地がベーシックですが、
今シーズンはネイビージャケットにも、ちょっとした変化が見られます。
BEAMSの顧客の皆さんは、もう気付いているかもしれませんが、
今シーズンBEAMSで展開しているネイビージャケットは、
昨年までとは、少し毛色の違うネイビージャケットのバリエーションが増えています。
ご覧のように、今シーズンはジャガードやスラブやワッフルなど、
組織に変化があって、表面に特徴のあるネイビージャケットの
バリエーションがかなり増えています。
今シーズンはブルーがトレンドなので、
ネイビーやブルーのジャケットは外せないアイテムですが、
ベーシックなネイビージャケットだと、
どうしてもカタい印象に見えがちなので、
このような見た目でハッキリと印象の違うネイビージャケットは
今シーズンのマストアイテムと言って良いでしょう。
昨年の6月のPITTIやミラノのショールームでも
このように生地に特徴のあるネイビージャケットが多く見られました。
ご覧のように、多くのブランドが組織に変化のあるネイビージャケットを展開し、
生地のコレクションの中にも、このような生地のバリエーションが増えていることを見ても
今シーズンの明確なトレンドであることは間違いありません。
読者の皆さんの中には 「仕事で着られるの?」
と思われている方も多いと思います。
確かに、どちらかと言えばカジュアルなテイストに見えるので、
グレーのトロピカルウールのスラックスとは相性が良いとは言えません。
反面、コットンのパンツとの相性は良いので、
皆さんがお持ちのコットンパンツとのコーディネートは
特に難しいことはないでしょう。
タイドアップする場合は、あまり組織が大きくない生地を選び、
シャツもオックスフォードやジーロイングレーゼのような表面感のある
生地を合わせると良いと思います。
もちろん、シャンブレーやデニムのシャツとの相性も良いので、
特に新しいアイテムを買い足さなくてもコーディネートできると思います。
そして、今シーズントレンドの全身ブルーのコーディネートにも
ジャケットの組織が見た目に変化をもたらすので、
最適なネイビージャケットと言えるでしょう。
今シーズン、ネイビージャケットを新調しようとお考えの方は、
是非このような組織に変化のあるネイビージャケットにチャレンジしてみてください。
実は私も欲しいネイビージャケットがあるのですが、
それ以上に欲しい靴があり、
どちらを買おうか悩んでいます。
ジャケットか靴か・・・
購入したらまたご報告します。
その前に断捨離しないと。(笑)
東京は桜が満開です。
昨日、私も家の近くの桜の名所でウオーキングしながら花見をしてきました。
もちろん、ワンマイルウェアで。
とても皆さんにお見せできないほどの手抜きコーデ・・・
なので、LOOPWHEELERのパーカとASPESIのダウンベストだけチラッと。(笑)
やっぱり LOOPWHEELER のスェットパーカはいいですね。
コレを超えるモノは、いまのところありません。
ワンマイル ウェア
家でくつろぐ服は、できるだけ楽ちんでリラックスできる服がいいですが、
いざ近所に買い物に行くとなると、そのまま出かけられる服は限られます。
近所のコンビニやスーパーに行くのも着替えないといけないというのが、
洋服屋としてのプライド?
私も以前はルームウェアからデニムに穿き替えて出かけていましたが、
昨年このパンツを購入してから、
ルームウェアのまま近所に出かけることが多くなりました。
そのパンツが、以前このブログでもご紹介したCIRCOROのジャージパンツ。
このパンツを購入する前は、リブ付のスエットパンツが流行っていました。
BEAMSでもオリジナルのスェットパンツが良く売れていて、
ヒットアイテムになっていたのですが、
体育会系スェットパンツ世代?の私はどうしても抵抗があって、
なかなか手が出せませんでした。
そんな時に展示会でこのチルコロのジャージパンツを見つけ、
入荷してすぐに購入して実際に穿いてみると
スリムフィットのパンツと同じシルエットでありながら
長時間履いていても型崩れもなく、
昨年の春夏はすっかりハマり、
ヘビーローテーションで穿いていました。
そして、今年はこんなジャージパンツも展開しています。
”SOLIDO” のジャージパンツ。
以前からかなり人気があるというのは知っていたのですが、
諸般の事情があり展開を控えてきました。
その問題もクリアーになったので、
今シーズンから本格的に展開を始めたのですが、
コレがなかなかの優れモノ。
度詰め天竺という、かなり目が詰まったジャージ素材を使っているので、
シルエットがとてもキレイで型崩れもなく、
もちろんストレッチがきいているのでノンストレス。
メーカーの担当の方からは、リピーターがかなり多いという話は聞いていたのですが、
実際に試着してみると、このパンツにハマってしまう人が多いというのも頷けます。
ディティールは普通のパンツと変わりません。
ベルトループが付いていますが、
内側にはドローコードが通っているので、
ベルト無しでも穿くことができます。
オトナのジャージパンツは、
”普通のパンツのように見える”
というのが重要なポイントです。
ということで、このパンツ購入しました。
ルームウェアのまま近所に着て行ける服を
”ワンマイルウェア” と言いますが、
このソリードのジャージパンツは、
まさに、オトナのワンマイルウェアの条件を
全て満たしているパンツ と言えます。
そして、もう一本購入しようと思っているジャージパンツがあります。
初回入荷分が一瞬で完売したこのパンツ。
”CIRCORO” のインディゴのジャージパンツ。
もうすぐ追加分が入荷するので予約を入れました。
シルエットは昨年購入したものと変わらないので、
このインディゴのタイプは今シーズン
どうしても欲しいワンマイルウェアです。
しかし・・・
予約を入れようと思ったら、
追加分もすでにマイサイズはキャンセル待ち・・・
予約を入れつつ、購入できなかった場合は、
代わりに購入するものまで決めています。
BRILLA オリジナルのインディゴ風のジャージパンツ。
コレもシルエットが綺麗でとても穿きやすいです。
値段もインポートブランドと比べると値ごろ感があります。
私の場合ジャージパンツはワンマイルウェアとしてだけでなく、
海外出張の時の必需品でもあります。
機内でくつろぐ時や、ホテルで朝食を食べに行くときなど、
楽ちんですが、だらしなく見えないジャージパンツは本当に便利です。
最近はリブ付のスェットも含めて街でも結構見かけるようになりました。
カジュアル系のファッション誌でもジャージパンツのコーディネートを
紹介するページが増えています。
コーディネートに関しては、また別の機会に
私が実際に穿いたコーディネートをお見せしようと思います。
若い人たちだけでなく、私のような50過ぎのオッサンが穿いても
だらしなく見えないと言うことを証明するために。(笑)
これからの季節、ショーツを穿く人が徐々に増えていきますが、
オトナの人たちには、こんなシルエットのキレイなジャージパンツを
穿いて欲しいと思います。
ご興味のある方は、是非ご試着してみてください。
お洒落な雨合羽?
この時期に着るアウターはカジュアルもドレスも迷います。
さずがに3月中を過ぎると洋服屋としては秋冬物を着る訳にもいかず、
かといって、3シーズン着られるようなアウターをそれほど持っていないので、
コーディネートがワンパターンになりがちです。
そんなこともあり、以前から欲しかったカジュアルなアウターを先日購入しました。
”K-WAY” のナイロンパーカ。
それも2色買い。(笑)
K-WAY というブランドを初めて聞いたという方も多いと思いますが、
ブランドの詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
http://shop.beams.co.jp/shop/beamsf/goods.html?did=15938242
このケーウェイのパーカ。
実は数年前から展開したいと思っていたのですが、
なかなかルートが見つからず、
やっと日本に正式な代理店ができたこともあり、
今シーズンから展開することができました。
ケーウェイは数年前からイタリアで人気が沸騰し、
直営店もイタリア国内で何軒もできているのですが、
シーズンに入ると、どこも品薄状態。
有名セレクトショップでも扱われていますが、
入荷するとすぐに完売してしまうほどの人気です。
過去にもASPESIやWOOLRICHなど、
イタリアでは知らない人がいない程人気のあるブランドなのに、
日本ではあまり知られていないというブランドがありましたが、
ケーウェイは、まさにそのようなブランドと言って良いでしょう。
今イタリアでファッションに興味のある人であれば、
ケーウェイを知らない人はいません。
その中でも、このパーカはブランドを象徴するモデルとして、
歴史的なヒットを記録しているモデルです。
このパーカ、いくらイタリアで爆発的な人気があるとしても
コーディネートが浮かばないという方も多いと思います。
実際に私のfacebookのコメントにも
コーディネートに関する質問がありましたが、
簡単に言ってしまえば、”カジュアルなコーディネートであればご自由にどうぞ”
と言うくらい特に決まりごとはなく、現地でも皆自由なコーディネートで着ています。
敢えて言うならば、”艶っぽいイタリアンカジュアル” 的なコーディネートには向きません。
それでもイメージがわかない方は、
ウチのイケメンのコーディネートを参考にしてください。
こんな感じで、デニムやチノパンにスニーカーというような、
カジュアルなコーディネートで自由に着こなせることが、
このパーカーが人気の理由なので、
私も完全に休日のカジュアル用のアウターとして購入しました。
今年の1月のPITTIの会場でも、
ケーウェイのアウターを身に着けた人をかなり見かけました。
ご覧のように、既にイタリアでケーウェイは、
メジャーなブランドとして認識されているので、
定番以外のアウターもかなり人気があります。
BEAMSでも秋冬は更にバリエーションを広げて展開予定です。
ご期待ください。
ということで・・・
私も日曜日に早速ブラウンを着て二子玉川へ行きました。(笑)
シャツはBORZONELLAのデニムウェスタン。
パンツはJACOB COHENのベージュのファイブポケット。
なんてことのない合わせですが、
それでもなんとなくサマになるのが、
このパーカーの良いところです。
ファッションに興味のない方には、
”ただのナイロンの雨合羽”。
興味のある方には”お洒落なレインウェア”。
いずれにしてもイタリアで大人気なのは間違いありません。
ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着ください。
因みに私、あまりにも気に入ったのでベージュも購入しようか迷っています。
1着でネクタイ1本の値段なので、3色買いもありかなと・・・
久々のリングヂャケット
久しぶりにオリジナルのジャケットを購入しました。
BEAMSのオリジナルレーベル ”BRILLA per il gusto” のジャケット。
ここ数年、生地のチョイスからモデリングまで関わっているのですが、
実はブリッラのジャケットを購入するのは初めてです。
理由は、ブリッラを始めた当初、
年齢層の高いお客様をターゲットとしていたので、
ドロップ6に近い緩いシェイプだったこともあり、
自分の体形に合わなかったというのが理由です。
ここ数年は、年齢層の高いお客様もタイトに着たいという方が増え、
店舗からの要望もあり、徐々にフィッティングをタイトにしてきたことで
私の体形にもフィットするようになり、
今シーズン初めて購入してみました。
購入したのはこの2着。
イタリアの ”LUIGI RICCERI” の生地を使っています。
この生地メーカーを使うのは初めてですが、
生地の展示会で見たときからかなり刺さっていたので、
絶対にオーダーしようと決めていました。
かなり太番手の糸を使っているので、
見た目もタッチもまさにサマーツイードです。
1㎝くらいのかなり大きめのハウンドトゥースで、
ブルーがインディゴのようなトーンなので、
2トーンですが柄がかなり目立ち、インパクトがあります。
素材感、柄の大きさ、ブルーのトーン、
全てが気にいりました。
素材は麻が92%にナイロンが8%混紡してあります。
ナイロンが8%混紡してあることで、
麻の素材感を活かしながら皺になりにくいという
メリットがあります。
もう一着は濃いめのベージュのサマーツイード。
イタリアの ”FERLA” の生地を使っています。
フェルラは、ここ数年イタリアのジャケット生地をメーカーで
最も人気のある生地メーカーです。
皆さんが知っている著名なブランドは,
ほぼ全て、このフェルラの生地をコレクションに入れています。
BEAMSが展開しているブランドでも
予約で完売したり、入荷早々に完売してしまうようなジャケットは、
このフェルラの生地を使っているケースが多いです。
この生地を選んだ理由は、上の拡大画像でもわかると思いますが、
変形のギンガムチェックのような複雑な織と柄、
濃いめのベージュと生成りの2トーンからなる絶妙なトーンが決め手でした。
素材はシルクが83%、コットンが17%なので、
シルクの上品な光沢があるのも、
この生地を選んだポイントです。
ブリッラのジャケットの特徴は襟にあります。
ゴージが高めで、襟幅 9cmと太めの襟です。
最近は細めのラペルが多かったので、
見慣れないとかなり存在感があります。
でも、実は太いラペルのジャケットが着たいという気分が
ブリッラのジャケットを選らんポイントでもあります。
最近はBEAMSで展開しているブランドでも
襟幅を少し太くモディファイしているブランドが数社ありますが、
個人的にも少し太めの襟が気になっています。
胸ポケットにも特徴があります。
箱ポケットの幅が内側に比べて外側が太くなっています。
これもブリッラのジャケットやスーツの特徴で、
ナポリのサルトのように、どこのサルトで仕立てたかわかるような
特徴のあるディティールを敢えて入れています。
ですが・・・、 これに関しては過去にショップスタッフから
普通のバルカポケットにしてほしいという声もありましたが、
却下しました。(笑)
ブリッラのジャケットやスーツは、
敢えて特徴のあるディティールやシルエットで
個性を表現することをポリシーにしているので、
クリーンで端正なBEAMS Fのオリジナルと比べると
濃い味付け?が重要であると考えています。
そして、このブリッラのジャケットとスーツは、
リングヂャケットで作られています。
私がオリジナルの企画に携わり始めた20数年前、
初めて一緒に仕事をしたのがリングヂャケット。
その当時担当だったのが現社長の福島さん。
そして、今でも毎シーズンの修正ミーティングには
社長である福島さんがモデリストと一緒に同席しています。
福島さん、これからも厳しい注文しますので、
今までと変わらぬ妥協なきモノづくり、
よろしくお願いします。(笑)
久しぶりに着たリングヂャケット製のジャケット。
数年前に比べて更に進化しています。
BRILLAのジャケットやスーツを着たことのない方は、
是非一度ご試着してみてください。
かなり濃い口ですが・・・(笑)
MEN'S EX 4月号 連載
私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
今回のテーマは ”同系色柄のブルージャケット” です。
ここ数シーズン柄モノのジャケットと言えば、
多色づかいのカラフルなジャケットがポピュラーでした。
今シーズンはネイビーやブルーがトレンドカラーと言うこともあり、
ブルー系のワントーンでまとめた柄のジャケットが、
トレンドとして様々なブランドから提案されています。
PITTI UOMOやミラノショールームでも
多くのブランドがブルー系のトーンの
柄ジャケットを打ち出していました。
ご覧のように、ジャガードやチェック、ストライプ、プリントなど、
ブルーの同系色でまとめた様々な柄のジャケットが
積極的に打ち出されていたことを見ても
今シーズンの明確なトレンドであることがわかります。
コーディネートは本誌でも解説している通り、
全身をブルー系でまとめるコーディネートが新鮮です。
シャツはデニムやシャンブレーとの相性も抜群なので、
皆さんがお持ちのシャツと合わるだけで、
今シーズンらしいVゾーンになると思います。
合わせるパンツは、あまりコントラストを付けないのが
今シーズンらしいコーディネート。
ネイビーやデニムスラックスと合わせるのが気分ですが、
ブルー系以外の定番的なパンツを合わせる場合は、
少し濃いめのベージュのパンツを合わせると良いでしょう。
ホワイトパンツを合わせる場合は、
こんなコーディネートがお勧めです。
上半身をなるべくブルーのトーンでまとめ、
シューズもネイビーにするなど、
できるだけブルーの分量を増やすと
今シーズンらしいコーディネートになります。
と言うことで・・・
私もブルーの柄ジャケットを購入しました。
色々悩みましたが、今シーズンの1着目はコレにしました。
今シーズンBEAMSでもブルー系の柄ジャケットは
オリジナル、インポートともに色々なバリエーションで展開しています。
ご興味のある方は是非ご試着してみてください。
そして、「もう昨年まで着ていた多色使いのチェックジャケットは着れないの?」
と思われる方も多いと思いますが、
そんなことはありません。
ただ、少し合わせるアイテムの色やトーンが変わっています。
それについては、また別の機会に書きたいと思います。
BEAMSのオフィシャルサイトで新しい連載がスタートしました。
このMEN'S EXの連載をより詳しく解説するページです。
早速ERNESTOのストライプジャケットを着て登場しています。(笑)
動画もありますので、是非ご覧ください。
http://www.beams.co.jp/pickup/detail/4533
前立ての付いたシャツ
お気づきの方も多いと思いますが、
BEAMSの今年の春夏のカジュアルシャツは、
前立ての付いたシャツのバリエーションが増えています。
ボルゾネッラやジャンネットポルトフィーノ、チットラグジュアリー等、
デニムやシャンブレーのシャツを中心に、
前立ての付いたシャツを多く展開しています。
もしかすると、そんなディティールの変化に気づかないまま
お買い上げいただいているお客様も多いのではないかと思います。
私がバイイングの仕事を始めた90年代前半の頃は、
ドレスシャツもカジュアルシャツも前立ての付いたシャツの方が
ポピュラーでした。
その後、いわゆるクラシコイタリアブームが起き、
イタリア的なテイストのドレススタイルが流行する中で、
エレガントな雰囲気を強く演出することが求めら、
ドレスシャツの前立てが無い仕様が一般的になりました。
そして、カジュアルシャツもその流れの中で、
ドレスシャツと同じく前立てが無い仕様が一般的となり、
今に至ります。
ここ数年、イタリアのドレスクロージングもカジュアル化が進み、
カジュアルなシャツもテーラードジャケットに合わせるだけでなく、
ジャージジャケットやニットジャケットやジレと合わせたり、
パンツもデニムのファイブポケットと合わる事がポピュラーになったりと、
コーディネートの幅もかなり広がりました。
その中で、ドレスシャツの流れを汲む
前立ての無いカジュアルシャツのディティールにも
少し変化が見られるようになりました。
現地でも既に昨年あたりから
前立ての付いたシャツを着た人達が増えています。
ご覧のように、ノータイのスポーティーなスタイルに
前立ての付いたシャツを合わせた人達がPITTIでもよく見られました。
多くのシャツブランドが前立ての付いたシャツを展開する中、
ルイジボレッリもデニムやインディゴ系のシャツを中心に
前立ての付いたシャツを打ち出していました。
ブランドによって様々ですが、2.5cm~3.5cmと、
以前と比べて前立ての幅が細くなっているのが今の流れです。
と言うことで、私も最近ジャケットスタイルには
前立ての付いたシャツをよく着ています。
ボルゾネッラは上前だけでなく、
下前にも前立てが付いています。
このシャツはジャンネットポルトフィーノのシャンブレー。
前立ての幅は2.5㎝でかなり細めです。
数年前に購入したオリアンのシャンブレー。
当時はまだ太い前立てが主流だったので、
4㎝幅の前立てが付いています。
今見ると、ちょっと古い感じがします。(笑)
このように、最近はデニムやシャンブレー系のシャツで、
前立ての付いたシャツをよく着ています。
このブログでも何度か触れていますが、
最近は全身を艶っぽいイタリアンテイストでまとめるのではなく、
コーディネートのどこかにアメリカや英国のテイストを入れて、
イタリア的な艶を抑えることがコーディネートのポイントになっています。
そう言った意味では、アメリカ的なテイストを感じさせる
前立ての付いたシャツが増えていることは、
自然な流れであると思います。
クラシックな服は大きな変化がないぶん、
小さな変化を捉えていくことが重要です。
そして、その小さな変化を取り入れることによって、
コーディネートを新鮮に見せることができます。
このシャツの前立ても小さな変化ですが、
実際に前立ての無いシャツを同じコーディネートで比較してみると
随分違う印象に見えることに気付くと思います。
全身艶っぽいイタリアンみたいなスタイルは古いという話、
実例はたくさんあるので、お見せしたいところですが、
諸事情があり、お見せできません。(笑)
例えば、スナップにやたらと出ている
ショップオーナーのアノ方とか・・・
我々だけでなくイタリア人の間でも
かなり痛いとされています。
すみません。
今日はこの辺でご勘弁ください。(笑)
B.R.CHANNEL FASHION Q&A 更新しました。
今回のテーマは、”良いスーツの選び方”です。
時間が許せば一時間は語れる話ですが、
着心地に関わる基本的なことについて
コメントしました。
是非ご覧ください。
B.R.CHANNEL
http://www.bronline.jp/feature_entry/?entry=146