初心者同志 -27ページ目

【夢で逢えたら】全放送完全レビュー。①

今から19年前、【夢で逢えたら】、というお笑い番組が存在した。

ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、野沢直子、清水ミチコ、という

レギュラーメンバー6名によって、土曜日の夜11時30分から放送されていた、

30分間のコント番組である。


この【夢で逢えたら】は、当時の番組をまったく知らない人でも、なんとなく

名前くらいは聞いたことがある、という程度には知られている番組であるかも知れない。

たとえば、放送当時に、決して真剣に見ていたわけではない人でも、何故か

「あれは面白い番組だったね」と、口を揃えるようにして語られることも多い。

ネット上ではよく、”伝説的なコント番組”、なんて呼ばれることもあるようだ。


そこには、あのダウンタウン、ウッチャンナンチャンという2組のお笑いコンビが、

一緒になってやっていた、もう2度と実現することがないような番組だから、

という意味合いがあるのかも知れないし、過去1度もビデオ化やDVD化などが

されていないことも、そんな、”伝説”と呼ばれることに、拍車をかけているのかも知れない。


確かに、過去に放送されていた、名だたるお笑い番組が、次々とDVD化

されるようになっている現在の状況を思うと、なぜ、【夢で逢えたら】だけが、

と思うのも理解できる。


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しかし、当時の番組の出演者であるウッチャンナンチャンの内村光良は、

やはり、当時の構成作家の一人でもあった、高須光聖との対談の中で、


「夢で逢えたらは、再放送もDVD化も、このまましないほうがいいと思う」


と語っている。


その言葉の真意として、「そのほうが、伝説感が残るから」、と

自ら少し茶化すようにして語っているが、この何気ない言葉には、じつは

もう少し深い意味が込められているようにも思える。


それについて語る前に、まず、この、【夢で逢えたら】という番組が、

いったいどんな番組であったのか、ということから簡単に説明してみたい。


たとえば、【夢で逢えたら】第1回の視聴率は16.8%だったという。

これは、深夜番組の1回目の視聴率としては、異例中の異例といえる数字だった。

放送当初、まだ開始から半年と経っていないときに読者プレゼントを実施

したところ、6万通という膨大な量のハガキが送られてきたことがあったり、

番組内で出演者たちが演奏した曲をそのまま収録したCDがヒットしたり、

番組本であるキャラクターブックが想像以上の売れ行きをした為に一時、

一部の本屋さんからは完全に姿を消したりしたこともあった。

番組後半は、視聴率がずっと20%を前後していて、当時ゴールデンタイムに

放送されていたあらゆるバラエティ番組と肩を並べるほどの人気を得てもいた。


出演者たちは、のちにこの番組のことを訊かれると、口を揃えるように、


「出演者の6人が奇跡的なバランスだった」


と、よく語っている。

台本を読んだ時点で、言葉で確認しあわなくても、このコントは誰が前に出て、

誰が後ろにひくのか、ということは、みんな最初からわかっていた、と言い、

番組後期は、カメラリハーサルを一切やることなく本番に入っていたという。

理由は、このメンバーでやる限り、もう必要なかったから。


これらのことから、【夢で逢えたら】という番組は、わずか30分の深夜番組

であったにも関わらず、放送当時から非常に高い人気と、注目度を集め、

また、それに違わない内容と、完成度も保ち続けていた番組だった、という

ことが言えるかも知れない。


しかし、当時番組の新人ADを務めており、後にダウンタウンの

【ごっつええ感じ】の立ち上げから携わったり、【笑う犬の生活】のディレクターを

務めるなどした小松純也は、あるインタビューの中で【夢で逢えたら】

対して、こんなことを語っている。


「決して、放送された全部が面白いコントとは思わなかった」


そして、続けて、こうも言っている。


ただ、出演者がだんだん馴染んでくると、愛が生まれてくる。

愛をもって見ていると、番組は面白くなっていく。

視聴者はその愛をもって、みんなこの番組を見ていた。


つまりこれは、【夢で逢えたら】がただ面白いコントを放送していただけの

番組ではなかった、と言っているように思える。


では、ここで語られている、”番組への愛”とは、なんだったのだろうか。

これには、当時の時代背景を知る必要があるようだ。



【夢で逢えたら】全放送完全レビュー。② につづく。

祈りの海。

ちょっとだけ、想像してみる。


今よりずっと、ずっと、遠い先にある、まだ見ぬ、私たちの未来。


科学は発達し、研究は飛躍的に進み、世界中に存在していた

ありとあらゆる謎が、次々と解明されだしている。


・・・・・・きっとそれは、いつか訪れる、間違いない世界だ。


かつて私たち人間は、絶え間ない進化をつづけ、ついには生き物

としての頂点に立ち、世界中のあらゆる秘密を貪欲に説き明かしてきた。


にも関わらず、今、この瞬間にも、最先端の研究所や、世界の各地では、

〝治療方法の存在しない病〟が発見され、〝解明できない謎〟が存在

しつづけている。


今では人間を形成する全ての遺伝子を解明しようと、人の全DNA

解析まで進められているような、この時代であるというのに。


宇宙にいける乗り物を開発し、そこに人が住めるステーションまでが

建設されようとしているというのに。


さらに、もう少しだけ、想像してみる。


未来の世界より、さらにずっと先にある世界。


人はあらゆる病気を、過去には〝不治の病〟なんて呼ばれていた

ものも含め、その全てをついに克服し、


「治せない病気なんて、この世界にはない」


なんて言われる日が、訪れている。


その世界では誰もが自分の寿命がやってくる瞬間まで、幸せに

健康に生きられる世界が訪れている。


たとえ、体内の一部が正常に機能しなくなっても、その代わりとなる

臓器やパーツがすぐに用意される。

拒否反応を示すことがなく、移植される本人の体に完璧になじむ、

完璧な代用品だ。


・・・・・・きっと、いつかはそんな日が来るはずだ。


でも、ふと思う。


そんな未来の世界。

そこで生きている人は、いったい何者だろうか?と。


【 祈りの海 】

著 グレッグ・イーガン 2000年発刊


〝自分が、自分自身である理由とは何か〟というテーマは、

これまでにも様々な作品、物語の中で扱われてきた。


たとえば、それは、こんな話だ。


記憶喪失の男性が、その記憶を取り戻すことがないまま、やがて、

新しい自分の生活をはじめる。

好きな女性ができる。結婚し、子供が産まれる。幸せな家庭を築き、

なんの不安もない、最高の人生を送る。

年老い、死を目前としたとき、しかし、ふと、男の記憶が蘇る。


実は、自分はすでに結婚をしていて、家族があったことを思い出す。

ひどい男で、妻をいつも殴り、子供を苦しめ、自分は好き放題の

生活を送っていたことを思い出す。

男は、最低の人間だった。

男は全てを思い出した。

自分がどんな人間だったのかも。

そして、彼は寿命を終えて亡くなった。


彼は、何者だったのだろうか。


グレッグ・イーガンの【祈りの海】は、まさにそんなテーマを、

SFの世界で一貫して問い続けるという、傑作中の傑作短編集だ。


収録されているのは全11編で、たとえば最初の作品、【貸し金庫】は、

そんなテーマを直球で取り上げている作品の1つ。


朝、起きて目を覚ます度に、別の人間の人格の中に入って

しまっている男が、自分はいったい何者なのか、を追い求める物語だ。

物心ついた頃から、目を覚ます度に別の人間、別の名前に

なっていた彼が、ただ唯一願うのは、

〝死ぬまで自分のものでありつづける名前〟を手に入れること。


毎日、たった1日限定で他人の人生を生きつづける男の視点で

描かれていく世界は怖いくらいの現実感に溢れていて、思わず、

「もし自分が、この男性の立場になったら・・・・・・」

と考えずにはいられなくなる。


2番目に収録されている作品、【キュティー】は、どうしても自分の

子供が欲しい!と願った1人の独身男性が、その世界ではすでに

合法とされている、自分の生殖細胞から作られる擬似赤ん坊を、

実際に自ら出産(!)して、手に入れる物語。


生まれたときから遺伝子の一部が改変されていて、4歳を迎えると

同時に必ず死を迎えるようにプログラムされているキューティーは、

自分で立ち上がって歩くことも、言葉を喋るようになることも、決してない。


まさに赤ん坊を育てる疑似体験をするためだけの存在で、

これのどこが合法なんだろう?と、今の私たちの感覚だと考えてしまい

そうになる。


しかし、冷静に考えると、言葉が話せないし、立ち上がらない、

生意気なことを口にする青年になることもなければ、毎回学校の

成績を気にする必要もなく、でも、楽しいときには笑い、お腹がすけば

食べ物を欲しがり、泣き、手足をバタつかせ、のどをゴロゴロさせ、

疲れればスヤスヤと眠り、そして必ず、死を迎える。


そんな存在を、今の私たちは、動物のペットという形で手に入れ、

大切に可愛がっていることに、ふと、気づく。


ただ「欲しい」という思いのみで、愛し合った夫婦の間に生まれた、

本当の子供とはまったく別のなにかを、代用品のように育てるという

行為は、果たしてどんな意味をもたらすのか。

この【キューティー】は最後に、とても残酷な問いかけを読者にして

終わる。


他にも、お腹のなかにいる子供を、食品添加物や、世の中にある

汚染物質などの影響から守るために、母親の胎盤の機能を強化する

研究をしていた施設が爆破され、その犯人を探し出す過程で、

完璧な機能がもたらす完璧な未来の姿に気づき、それが正しいのか

と苦悩する1人の捜査官の物語、【繭】


完璧なセキュリティに守られ、現在も、そして将来的にも、絶対に

誘拐されることなどありえない愛する妻の、本当に誘拐されたか

のような、とてもリアルなビデオフォンが送られてきて、身代金を

要求され、予想外な決断をする男の物語、【誘拐】


生まれたときから、その人間が体験してきたこと、触れたもの、

見たものなどを完璧に記憶してコピーしつづける宝石を脳に埋めて

暮らし、やがて脳細胞がどんどん減少を始めて機能を低下させる前に

脳の機能をすべてその宝石に任せてしまうのが当たり前となっている

世界で、そんなことをしても、その後の自分も、変わらず自分自身だと

いえるのだろうか、と悩む1人の少年の物語、【ぼくになることを】



大抵の場合、短編集というのは、いくつかの秀作が収録されるものの、

手放しには褒められないような作品も、いくつか混ざっているのが普通

だったりするのだけど、でも、この、【祈りの海】は違う。


全ての作品のテーマは一貫していて、しかもどれも最高に面白くて、ドキドキする。


巻末の解説ページで、【パラサイト・イブ】を書いたことでも有名な、

瀬名秀明が冒頭、いきなり書いている。


「圧倒されて、すぐに言葉が出てこない」


それはきっと、この本を読んだ全ての人の想いと、重なる言葉になる。


Greg Egan


【 祈りの海 】  (ハヤカワ文庫SF) / ◇グレッグ イーガン

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これは、作品を批評するものでも、お勧めするものでもありません。

あくまでもご紹介をすることに、努めています。

もし、興味をもたれた方は、周りの友人を頼る、試読できるショップや図書館を利用する等で、

まず、ご自身の評価をされてみることを、強くお勧めします。 ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

王さまハンター。

【王さま日誌】

*第26章 34項*


そのとき私が振りかざしたツルギは、迷いのない1つの意思となって突き進み、

そして、ついに怪物の体を深く貫いたのだった。

甲高い断末魔をあげながら、怪物が静かに大地に倒れていく。


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私の手に残ったのは、多大なる徒労感と、そして、何モノにも替えがたい充足感であった。

私は、ついに勝利したのだ。


お久しぶりでございます、王さまです。


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さて、前フリがながくなりましたが。イャンクック討伐、成功いたしました。

そこで今回は、ワタシの華麗な戦いぶりでも、振り返ってみることに致しましょう。


ま、自慢するわけではないのですが、非常に簡単な相手でありました。


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あまりに手ごたえがないので、面白みに欠けたくらいでしたね、ハハハ。


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まあ、ちょっと、相手を見誤っていたのかも知れません。


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もう少し、いい勝負になるのかな、と思っていたのですが・・・・・・。


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きっと私が、強すぎたのでしょう!

まあ、そこは、ほら、王さまですからね、ワタシ・・・・・・て、あ、あれ。


ああっ、これは映しちゃいけないほうの画像ぉっっ!

い、以上!王さまハンターでした!


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ここまで見て下さった皆様、本当にありがとうございました。

ちょっと気になる日々 1。

どちらかといえば、新しい情報というものに、

とても疎い人間なので、ネットを見ることについて

私は、ずっと、少し臆病だった。


この世界では、情報が消費されてしまうのが、とても早い。

昨日までは最新情報だったことも、今日にはもう、すでに遠い過去になっている。


言い訳じゃないけれど、つまり、これが私の精一杯、てことなのだ。


というわけで、私にとっての、「ここ最近」

ちょっと気になる記事や、商品を一気にまとめてみる。


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極上のお昼寝、座布団3枚分のごろ寝ふとん、くつろぎケット

京都の旅館の注文から生まれたというお昼寝用のふとん。

表地は、敢えて、ちょっとごわごわした感じの、麻布をチョイス。

暑い夏に、涼しくお昼寝・・・・・・ああっ、なんて憧れるシチュエーション。


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泳ぎながら音楽を聴ける、携帯プレイヤー(アイリバー)  

企画したのは、日本水泳界を騒がせた、あの、英スピード社。

内蔵フラッシュメモリーは1ギガバイト。

1年前に紹介した大好きなゲーム、「フォーエバーブルー」 が現実のものに。


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ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣(任天堂)  

スーパーファミコンで発売されたときに、パーフェクトクリアするまで遊びました。

キャラクターデザインが士郎正宗になった理由を、とりあえず聞きたいぞ。

世界のマーケットを意識した結果かも知れない。


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CGアーティスト KAGUYA 【かぐや姫】  -竹取物語より- (画像ページ)  

話はズレますが、月周回衛星の「かぐや」は、 燃料が切れると、

月に落下して、活動を終えるのだとか。

月に帰ることで終わるから、「かぐや」。

ということまで考えた上で名づけたのなら、日本人って、

結構やるじゃないか、と思います。


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噛んだ瞬間!ジェットスプラッシュ! クロレッツアイス(キャドバリー・ジャパン)  

アイス、という名前なのに、その正体はガム。

年間400万個売れれば大ヒットといわれるガム市場で、

わずか4ヶ月で1500万個を販売したらしい、大ヒット商品。

中に液体の入っているガム、て、なんだか子供のころの

駄菓子を思い出して、しみじみ。


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なんという ちょきんりょくじゃ! 貯金伝説 バンクエスト(タカラトミー)

なっ なんとっ!! 1かげつで 10000えんも ちょきんしたことがあるのか!

うーむ、いつかやるに違いない、とは思ったけど・・・・・・。

100円の貯金は、ゲーム内では100ゴールドに換算。

登場アイテムは180種類以上で、1万2千ゴールドの

「ステルスボーガン」から、10ゴールドの「せいどうのたて」までと、多種多彩。
貯金できる金額は、全部500円玉の場合で、5万円。

実は、世界で最も楽しむのにお金がかかるゲーム、かも知れない。


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オレ・・・おかしいくらいオマエをあいしてる。 イケメンバンク(バンダイ)  

世の中にはお金を使わせるイケメンも多いけど、

これはお金を貯めさせてくれるやさしい、イケメン。

でも、貯めるには商品をを買わないといけないからやっぱり、お金がいる。

意外としたたかな、イケメン。


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世界最大のシャワーヘッド レインシャワージャンボ(グローエジャパン)  

直径40センチ。

ヘッド表面の穴は252個。

豪雨の中、裸で立ち尽くしているような感覚、なのかなあ。

価格はついては、見なかったことに。


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暑い夏を、どう快適に過ごすか、そればかり考えてしまう。

そして、基本的に夏は休みがなくて、ほぼ仕事で終わることに

気づく、うっうっうっ・・・・・・。


夏の怖い体験。

夏。

夏といえば、怖い話。


今回は、じっさいに私が体験した、こんな話。


深夜、人の気配がまったくしない薄暗い道を、仕事帰りに歩いていた

ときのこと。

私は怖いのが特別に苦手ではないけれど、

決して得意というわけでもないので、少し緊張して歩いていた。


そこは、いつも帰りに通る道だったけれど、いつも誰もいなくて、

いつも街灯がわずかにあるだけの、暗い道だった。


そんな通りだったから、きっと、その時なにが起きていたとしても、

怖かったとは、思う。

突然人が飛びだしてきただけでも、犬に吼えられただけでも、


「うわぃっ」


と、思わず声を上げて驚くくらいは、していただろうと思う。


で、そのときは、女性の悲鳴だった。


さて、想像してみて欲しい。

自分以外に誰ひとりいない、静かな深夜の道で、突然、女性の悲鳴を

聞いた場合の自分の気持ちを。


それは、どれだけ控えめに表現しても、家に帰ってみたら、

家ごと誰かに持ち去られていて空き地以外、何も残っていなかった!

というくらいの驚愕と恐ろしさだった。


しかも、そのあと、1人の女性が早足で現れて、その後ろに4人の男性が

歩いているのが見えたときの恐怖といったら。


女性は、私の方へと歩いてくる。

4人の男性も、私の方へと歩いてくる。


近づいてくる。

どんどん、近づいてくる。



・・・・・・さて、あたなら、どうする?


これは、私がじっさいに体験した話。

じっさいに体験した、恐怖の話。


今からちょうど1年まえにも、【こんなこと】 や、【あんなこと】 を、

書いたけれど、今回もそんな、自分の恐怖体験の1つだ。


さて、ついにお互いの顔がはっきりとわるくらいまで、

近づいた私と女性。


そのあと、実際にどうなったのかというと・・・・・・。


それは、また、いつか機会があれば。