初心者同志 -122ページ目

休戦。

家庭用ゲーム機初のオンラインRPG、「PSO」が発売される!

怖いもの知らずな私は、そのゲームを迷うことなく予約すると、

それより少しあとに送られてきた 一枚の先行体験版お試しディスクを、

「無料」という甘い言葉にも誘われて、開始したのだった。

この辺りのことは、テーマの「オンラインゲーム」の過去の記事を参考にしてよね。

で、なんとかゲームを開始したんだけど、そんなオンランインゲーム初心者な私には、

早速、厳しい試練が待っていたんだよ・・・・・・。





一番最初に現れた、一番弱いはずの敵のエネミーにアッサリと負けた私は、

リベンジを誓って、もう一度最初の地点から再スタートした。


で、最初のときちょっと気になってはいたんだけど、

フィールド上にあまりに無造作に落ちている大きなボックス。

近づいてみると、どうやらこれも攻撃できるみたいだ。


早速攻撃をして破壊してみると、中から色々なアイテムが出てきた。

体力を回復するアイテムだったり、運がいいと新しい武器だったり。


このゲーム、ある地点から先への道は、

出てくる敵を倒さない限り、進めないようになっているようなんだけど、

最初からいける範囲の中だけでも、このボックスが結構、

あちこちに転がっている。


うーん、これはいいぞ。


ということで、早速、敵からはひたすら逃げながら、箱だけ壊して回ってみると、

出てくる出てくる、初めて見る名前のアイテムの数々。


その中でも私の目をひいたのが、明らかにキャラクターが最初から

持っていたものとは違うらしい、新しい強そうな武器。

それを実際に装備してみると、なんとキャラクターが持っていた武器も

そのまま画面のなかで新しいものに変化した。


それは、さっきまで持ってた頼りなさそうな剣の姿からは一変、

その幅は武器を持つキャラクターの胴体くらいある両刃の剣で、

長さもほとんど身長と変わらない、ほとんど規格外といっていいような巨大な武器だった。


うっ、かっこいい。


さっきまでの”いかにも新米”という見た目はすでに消え、

その姿は一気に”歴戦の勇者”にステップアップ。

一度、ためしに振ってみると、ブオォン、と、いかにも重々しい剣圧を感じさせる、

頼もしい音がした。


おおっ、いいぞ、すごく強そう。

これなら、さっきの敵エネミーも簡単に倒せるかも知れない。


それで早速、こっちにやってきた、さっき完敗したクマのような姿をした敵のエネミーに、

私は挨拶代わりの武器を振りおろした。

さっきまでの失態を一気に挽回する、強烈無比な必殺の一撃!

となるはずだったんだけど、なぜか剣は敵エネミーのはるか前を通過、

さっきの威厳ある音だけを残して、見事なまでの空振り攻撃。


うっ、当たらない・・・・・・。

さっきの高揚した気持もどこへやら。

私は反転、その背中を敵エネミーにガシガシと叩かれて

ドンドンと体力が減っていく中を、なんとかスタート地点まで必死の思いで避難したのだった。


わーん、なんだか見たことあるよ、この場面!

まったく、さっきから成長してないじゃないかーっ!



save data


実はこのゲーム、使う武器によって見た目だけでなく、

操作方法までが変化するらしくて、

最初に持っていた武器さえまともに使えていなかった私に

新しい武器なんて使いこなせるわけもなく、

逆にさっきよりも大きなダメージを受けるスキを与えるばかりになっていたのだ。


それで、また何度目かのスタート地点に戻ってきてしまった私だったのだけど、

ふと気がつくと、あんなにたくさんあったハズの

体力を回復するアイテムも、スッカリ底をついている。


私の周りは木立が生え並び、晴れやかな光が差していて、

今すぐにでもピックニックを始めたくなりそうな景色だっていうのに、

実際の心境は、ほとんど遭難しかけの登山者。


オンラインゲーム体験を始めてみて数十分。

最初のあのドキドキとした高揚感はすっかりと消えて、

私は完全に行き詰った思いで途方にくれてしまったのだった。


うっ、うっ、う・・・・・・。


角煮Ⅲ。

私はお酒をほとんど飲まないから、

仲のいい友達たちと食事へ行くと、ほぼ食べる専門。


普段はどんどん酔っていく友達を、一人、ほとんど素面で見ているのが

結構楽しくて、そんなに問題はないんだけど、

でも、それも飲む人間の酔いの深さによるなぁ、としみじみ思ってしまった。


あるとき、そんな席で、ここにいる自分たちだけでキャンプに行こう、

という話がでた。

一人がテントを持っている、と言い出したのがきっかけだった。

で、それぞれが持っているアウトドア用品を挙げはじめてみたら、

これは、ここにいる人間だけで、かなり立派なキャンプができるんじゃないか!?

ということになったのだ。


そこまでは、悪くなかった。

うん、なかなか楽しそうでもあるしさ。

まあ、実際にやることはなくても、もし本当にできたら、なんて想像しあって

会話するのも盛り上がるもんな。


でも、酔った人間の勢いって、恐ろしいんだぜ。

なんと、それがただのその場の話にはならなくて、本当に実現してしまったんだ・・・・・・。


実際にみんながそれぞれにキャンプ用品を持ちよって集合した当日。

並んだ数々の道具をみると、おや、意外と悪くない。

テントは最新のもので全員で寝ても充分余裕のあるような大きなものだったし、

中には夜はみんな花火しよう、なんて、どっさりそれを買い込んでる者もいた。

正直、話がでてきた場所が場所だっただけに、最初は心配だったんだけど、

結構みんな、本気で楽しむ気みたいだ。


なんて、少しでも思った私が甘かった。


よく見渡してみると、明らかに足りないものがある。

私たちが出発するのは朝。

帰りは明日の昼の予定だ。

ということは、その間の食事は全て自分たちで賄わなければいけないはずだよ。

なのに、誰も食材を買ってきてないんだよっ!

あるのは飲み物くらい。

それも、アルコールばかり。


私がそれを言うと、みんなは私の顔をちょっと切なそうな目で見返してきた。

な、なんだよお・・・・・・。


「だって、そういうのは作る人間が買ってこないとさ」

「そうそう、ヘンなもの買ってきちゃったら逆に迷惑だろ?」


で、みんなの視線が私の足元に集中。


「君が用意したそれは、なんて道具だっけ?」


ぐっ・・・・・・。

ああ、そうだよ!

みんながそれぞれに持ち寄ったキャンプ用品の中で、

私が持ってきたのは確かに「料理道具一式」だよ!

どうせ、誰も用意してないだろうと思ってな、ちくしょうめっ!


「飯盒」だって用意したよ!

これでハンゴウ、て読むんだよ。

飯盒で焦がさないようにご飯炊くのって、結構難しいんだぜ・・・・・・。

知ってるんだ、私は。

小学生のとき、よくやってたからさ、キャンプ・・・・・・。


で、結局そのキャンプの間中、私は食事係をすることになって、

なんだか野獣たちのなかに放り込まれた、甲斐甲斐しい召使いみたいに、

みんなの面倒を見て回ることになったのだった。


うっうっう・・・・・・。



EGG 01


煮汁がほとんどなくなったところで半熟ゆで卵を加える。

そして弱火で卵に少し色がつく程度までコトコト煮れば、

特製の豚肉と卵の角煮はこれで完成。


夏場の食欲があまりわかない時期はこれをもう一工夫。

それはまた次回に。

特等席。

夜、ずっと遅い時間。
その小さな体にはあまりにも広すぎるような道路の

いちばん真ん中に座り込んで、道が続いているその先を、

ただ見つめつづけている一匹のネコに会ったことがある。


白と黒のぶち模様をした、どこにでもいそうなネコ。
野良ネコのようだった。


私が近づいていっても、逃げるどころか、警戒する素振りも見せない。
興味がわいて私は、その隣に並んで、一緒になって座ってみた。


そこは昼の間にはそれなりに車の往来も、人通りもある道路だった。
時計の針は深夜2時を回っていた。
本格的な夏も近い季節。
日が昇っていた頃の蒸し暑さをわずかに残した、ぬるま湯のような空気が漂っている。
私は仕事を終わらせて、帰り道だった。


古びて荒れたコンクリートの道路はヒンヤリと冷たくて気持よかった。
ネコはわずかに私を見、満足すると、またすぐに道路へ視線を戻した。


「いたければ、ご自由にどうぞ」


とでも、いうように。
よほど興味深いことが、この道の先にはあるようだった。


何を見ていたんだろう。
今もよく考える。
そのネコは一週間ほどずっとその道路に現れて、
まったく同じ場所に座りつづけ、同じようにその道路を見続けていた。


そして、ある時から見なくなった。
私も見かけるたびに何度か一緒になって並んで座ってみたけれど、
結局そのネコが見ているものを見ることはできなかった。


たしか、野良ネコにもしっかりとした縄張り意識があるのだ、
と小さいころ、本で読んだことがある。



neco yami

自分の縄張りに少しでも入ろうとするネコがいると、
その縄張りの持ち主であるネコがすぐにそれを察知してやってきて、
追い出してしまうらしい。


野良ネコなんて、みんな自由に好き勝手な場所で暮らしているものだと
思っていた私は、それを読んでちょっと驚いた記憶がある。

ということは、私たちの住んでいる街も、実はネコたちにとっては

目には見えない境界線によってすべて区切られていて、
棲み分けがしっかりとされてしまっているのかも知れない。


それで、ちょっと思ったんだ。


あのネコは、もしかしたら人の目には見ることのできないその境界線を
見ていたんじゃないだろうか。
道路の先にある、自分には入ることが許されない場所を。


だとしたら、そこには何があるんだろう。

あのネコは、生まれながらの野良ネコではなかったんだと思う。
僅かながらだけど、気品というか、自尊心のようなものを持っているように感じたから。
あんなにも人に対して警戒心を持たない野良ネコというのも、それなら理解できそうだ。


もしかしたら、もう入ることができないその境界線の先には、
あのネコが、元々、飼われていた家があるんじゃないだろうか。
もう戻ることのできない境界線の中にある我が家を思って、
ネコはあの場所に座り続けていたんじゃないだろうか。
そんなふうに思う私は、ちょっと感傷的過ぎるだろうか。


友人にそのことを話すと、なんだか変に同情されてしまった。


「つまり、自分の縄張りを主張するネコにさえも、お前は相手されなかったんだなあ。
そろそろ、お前も、道路じゃなくて自分自身見つめようよ・・・・・」


む・・・・・・。

でもさ。
それだけの価値はある場面に、自分では遭遇したのだと思うんだけどなあ・・・・・・。



ブログ。

私は文章を書くことも、それを続けることも苦手だ。


そんな私が、こうしてブログを書き始めたのは、

既に一足先に始めていた、何人かの友人から薦められたからだった。


興味はあったんだけど、でも、あまり自信がなかった。

書いても面白くない文章しか載せられないかも知れないし、

あきてしまって、すぐ更新が滞ってしまいそうな気もした。

で、少し考えて、そんな友人たちには一切知らせず、

ナイショでこっそりと書き始めたのだった。


まだ、このアメブログに書くよりも前の、別のブログでのことだ。


初めてのブログ体験。


で、書くことに慣れてきてから初めて知らせようと思っていたんだ。

なんだ、やってたのかぁ、て驚かせようと思ってさ。

どんなことでも、いきなりやってすぐうまくいく人なんて、そういないものだよ。

予備知識もなしに突然始めても、そんな人は泣きをみるだけ。
やっぱり何事も経験してみないとね。

頭がいいなあ、わっはっは。
ほんと、我ながらいいアイデア!

・・・・・・と、思っていたらあっ!
いざ決意して始めてみて数日、

ふと、そのブログのホームのお知らせに目をやった私。
ブログ運営中断のお知らせぇ?

な、なんだよこれぇ・
しかもこのお知らせ、決して最新のものではなくて、実はずっと以前に
発表されていたらしい。
誰だよ!予備知識もなしに始めても、泣きを見るだけだっていったのは!

うっ、うっ、う。

しかも、ある程度は形になってから報告しようと、知らせるべき友達にも
内緒にしていたせいで、そのことを忠告してくれる人もいなくて、
更にこの事実を知るのが遅れたのだった・

うっ、うっ、う・・・・・・。

これって、自業自得てことだったのかなあ。


そのとき、というのが、ようやく順調に書くことには慣れてきていたときで、

あと、問題は続けることだ!なんて、思っていたところだっただけに

余計にその「中断」という事実が私を落ち込ませたのだった。


とはいえ、ここまで来て途中でやめるなんて、やっぱり格好わるいよ。

だから、せっかくだから運営が停止するギリギリまで書こうと

そのときは決意したんだけど、意地の悪い友人は、

そうそう、黙ってても何しても、中断の日はもうそこなんだしな」


とかいってきてさ・・・・・・。

私だって別に好きで中断する直前から始めたわけじゃないぞお!
中断のほうから私の所にやってきたんだい・

そんなわけで、決して得意ではないブログの更新だけど、

こうして新しい場所に移籍してきてからもなんとなく意地になって

書いてしまうのは、やっぱり自分の注意不足だったあのときの事実を、

どうしても認めたくないせいなのだろうか。

うーん、そうなのかも知れないなあ。


というわけで、私にとっては未知な期間だった長い長い一ヶ月。

来月からはもう少し余裕を持って書けたらいいんだけど・・・・・・。


さあ、どうなることだろう。

一人。

友達と楽しく騒いだあと、

仕事の終わり、

朝のけだるい空気に中、ベッドで静かに目を覚ましたとき、


私は痛烈に一人でいたくなる。


一人で過ごす、何をするわけでもない、無駄な時間が私は好きだ。


どの場所にも誰かの言葉があふれ、

何をするにもあらゆるマニュアルであふれたこの世界では、

すでにあるものの真似をしていくだけでも、充分に生きていくことができる。


そこに紛れて、自分でも気づかないうちに、

その中にたくさんある何かの一つになるのが、私はきっと、怖いのだと思う。


それで、何かを終えた後や、何かが始まる瞬間に、

私は一人になってみたくなるんだ。


誰かと同じではない自分になりたい。


たとえ、絶対的な、揺らぐことのない正解がすぐ目の前にあって、

自分以外のすべての人間がそれを受け入れているとしても。


時には、心から、これしかないという結論を持ったのが、

自分自身であったとしても。


そんな自分さえも疑い、笑い飛ばせる一人の人間になりたい。


ときどき、一人でいる、なんでもない無駄な時間、

そんな自分になった私を想像してみる。


うーん・・・・・・。

まだまだおぼろげで、とても具体的とはいえない姿だけど、

なんだか悪くない気がするんだ。