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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

門井慶喜『銀河鉄道の父』講談社 2017

 

 

宮沢賢治はいかにして宮沢賢治となったか。

 

賢治の父の視点から描かれる<賢治>。

 

岩手県花巻に生まれた賢治。

 

明治29年(1896年)~昭和8年(1933年)

 

その長くない生涯に

 

いまでも読み継がれる多くの詩や童話を書き紡ぐ。

 

 

 

◆本の紹介

 

賢治は東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、

長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、

賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、

創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、

このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、

決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、

父・政次郎の視点から描く。直木賞受賞作品。

 

 

装丁:川上成夫・川崎稔子

 

装画:民野宏之

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『広島原爆写真集』小松健一・新藤健一編

 

8月6日、81年前の広島がここに。

 

再掲いたします。

 

 

 

原爆投下直前から、エノラ・ゲイからの広島市街

あのきのこ雲、

直後の生々しい「ひろしま」が

記録されて、ここに写真集となりました。

図書館にも置いてあると思います。

どうぞ、手に取って、ご覧ください。


 

『広島原爆写真集』 勉誠出版 2015年刊

小松健一・新藤健一編


「81年前、8月6日8時15分、広島―

未公開写真も含めた398点が、

人類史上かつてない惨劇を克明に語り伝える。

決して忘れてはならない恐怖と悲しみの記憶」

 

本の紹介にある言葉です。


【本書の特色】
1.『決定版 広島原爆写真集』『決定版 長崎原爆写真集』ともに
初公開作品を含み、合計で800点近い写真を収録。

2.配列順は、撮影された年月日順を原則とし、
 時間の経過とともにその後の推移をたどることができる。

3.写真キャプションは日本語と英語を併記し、
 多くの人に理解できるようにした。

4.巻末に、広島と長崎をともに撮影した林重男と松本栄一の対談
 「原爆を撮った男たち」を収めるほか、
 撮影者・撮影当時の様子を詳述した解説を付す」。



◆著者について

「反核・写真運動」
核兵器の廃絶と非核三原則の厳守を求め、
ジャンルを超えた写真家、写真評論家、写真業界の代表など
552名の呼びかけにより、1982年に発足。
広島・長崎を撮影した原爆写真の収集、ネガの複製保存、
出版物の刊行、展示などの活動を行っている。


◆ 小松健一(こまつ・けんいち)
1953年岡山県生まれ。
世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族を
ライフワークに地球巡礼をしている。
また、日本人の近現代の文学、作家の原風景を切り口にして
日本人の暮らしと風土、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続けている。

公益社団法人日本写真家協会会員、協同組合日本写真家ユニオン会員。

主な著書に、『ヒマラヤ古寺巡礼』
(インデックスコミュニケーションズ、2005年、日本写真協会賞年度賞)、
『雲上の神々―ムスタン・ドルパ』
(冬青社、1999年、第2回藤本四八写真文化賞)など。

 

 

◆小松健一オフィシャルサイト
  http://www.kenichikomatsu.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前橋よいとこ糸の町 8月5日は灰の町

 

「前橋空襲と復興資料館」

 

 

戦後80年 2025年という節目の年に、

 

「前橋空襲を風化させない」と昨年4月28日に開館。

 

 

<戦争体験者が減少する中、

 

戦争体験の記録(資料の収集・保存)と

 

戦争体験の継承(展示)そして

 

亡くなった人たちに思いをはせ、常に考える場>と。

 

 

展示は6のコーナーからなっています。

 

1 会館までの歩み

 

2 資料でみる戦争とくらし

 

3 前橋空襲

 

4 復興

 

5 慰霊

 

6 図書室(町田文庫)

 

 

戦地から家族への何通もの手紙、

 

突き刺さって。

 

よくこの資料が残された、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北村薫『語り女たち』新潮社 2004

 

 

北村薫の<ものがたり>17編。

 

潮騒の響く部屋で、聴くさまざまな話。

 

それは<声>で届けられる。

 

そのかすかに幻想的で、

 

懐かしい(体験したことはないのに・・・)。

 

 

 

装画:謡口早苗

 

装丁:新潮社装丁室

 

 

 

◆本の紹介

 

海辺の街に小部屋を借りて、

潮騒の響く窓辺に寝椅子を引き寄せ横になり、

訪れた女の話を聞く

 

――さまざまな女が男に自分の体験を語り始める。

緑の虫を飲みこんだという女、

不眠症の画家の展覧会での出来事、

詩集で結ばれた熱い恋心、

「ラスク様」がいた教室の風景。

水虎の一族との恋愛

 

……微熱をはらんだその声に聴きいるうちに、

からだごと異空間へ運ばれてしまう、色とりどりの17話。

 

 

 

 

単行本『語り女たち』新潮社 2004

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         青蜥蜴円柱より太陽出づ        掌 

 

エンタシス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八月の鯨はひかり渦となり          掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百合が

そこここのお庭に、

華麗に咲いています。

 

 

その凛とした姿、

その濃密な香、

この酷暑に立ち向かうよう。

 

 

 

 

 







これは、カサブランカ。

 

鉢植えで咲いています。

 

好きで、いま飾っています♪


百合は日本、中国が宝庫。

江戸時代からさまざまな品種をつくってきた、とのこと。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆川博子『双頭のバビロン』創元社 2012

 

ユリアン、ゲオルグこの接合されていた双子が分離され、

 

プラハ・ベルリン・ハリウッド・上海を舞台に

 

策謀、暴力の渦巻く、濃密な物語。

 

 

542ぺ-ジ、2段組みの大著、

 

その時間空間の巧みなこと、

 

一気に読んでしまう!?

 

 

 

◆本の紹介

 

爛熟と頽廃の世紀末ウィーン。

オーストリア貴族の血を引く双子は、

ある秘密のため、引き離されて育てられた。

ゲオルクは名家の跡取りとして陸軍学校へ行くが、

決闘騒ぎを起こし放逐されたあげく、新大陸へ渡る。

 

一方、存在を抹消されたその半身ユリアンは、

ボヘミアの〈芸術家の家〉で

謎の少年ツヴェンゲルと共に高度な教育を受けて育つ。

 

アメリカで映画制作に足を踏み入れ、

成功に向け邁進するゲオルクの前にちらつく半身の影。

 

廃城で静かに暮らすユリアンに保護者から課される謎の“実験”。

 

交錯しては離れていく二人の運命は、それぞれの戦場へと導かれてゆく。

 

動乱の1920年代、野心と欲望が狂奔するハリウッドと、

鴉片と悪徳が蔓延する上海。

二大魔都を舞台に繰り広げられる、壮麗な運命譚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金子兜太「海程(かいてい)」の

 

後続誌は「海原(かいげん)」です。

 

「海原」の同人の句(ほぼ1000句)から20句を選び、

 

三句を鑑賞します。

 

「海原」7月号にその3が掲載されて♪

 

 

 

鑑賞した三句はこちら

 

冬鳥のこぼれるように湧くように     川田由美子

 

全身で時雨に打たれていたい夜      松井麻容子

 

きらら若水飛んで弾けて蝶生るる    村上友子