「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -333ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。










                 はななどき
 記憶なぞ屑屋にはらう花菜時              掌

                               











◆菜の花・花菜・花菜風・花菜漬(はななづけ)


アブラナ科の二年草。

アブラナの花。

花は黄色で四弁である。

種から種油を精製し、その粕(油粕)は肥料となる。

葉は食用にし、葉や茎のついた蕾を漬物にする。


春の季語。












  
 菜種梅雨わたくしはひとつの廃墟           掌













◆菜種梅雨

三月下旬から四月にかけて、

菜の花の盛りのころ降る長雨。


春の季語。


どこかの歳時記に載っています(笑)。

























塚田佳男

              塚田佳男(HPより)



日本歌曲の第一人者・塚田佳男先生による
歌手とピアニストのための公開講座。

私が俳句を書いていることはご存知なので、
「金子兜太さんと吉行和子さんの対談を読んだよ」
とレッスンの前にちょっとお話しを。


今回は「笛の音のする里へ行こうよ」
萩原朔太郎 詩、
石渡日出夫 曲

と「夜店の唄」
西沢 爽 詞
中田喜直 曲

の二曲。

朔太郎の詩は

  笛の音のする里へ行かうよ
                    

俥に乗つてはしつて行くとき

野原も 山も ばうばうとして霞んでみえる

柳は風にふきながされ

燕も 歌も ひよ鳥も かすみの中に消えさる


ああ 俥のはしる轍を透して

ふしぎな ばうばくたる景色を行手にみる

その風光は遠くひらいて

さびしく憂鬱な笛の音を吹き鳴らす

ひとのしのびて耐へがたい情緒である


このへんてこなる方角をさして行け 

春の朧な 柳のかげで 歌も燕もふきながされ

わたしの俥やさんはいつしんですよ



そして「夜店の唄」は昨年末のFMで
塚田先生が紹介していた曲。
「いつも山本さんは現代曲を歌っているので、
珍しいね」と先生。

昭和30年代ころ、なつかしい光景。
(こういうの苦手です)
あえてチャレンジなのですが・・・

緻密なレッスン、
とても充実の時間。





















河津桜





河津桜、

北関東の前橋でも見られます(笑)。


前橋市で河津桜が見られるところは

市之坪公園、

元総社みろく緑地公園、

利根川河川敷の3箇所。


家から一番近い市之坪公園は満開。

鳥の鳴き声が聞えて、

風は冷たいものの、

あでやかな花花をめでて。



河津桜Ⅱ

              画像は「花図鑑」より




◆こちらのブログによると、鳥は目白だとか。
  http://blog.goo.ne.jp/gunma-daisuki/e/a0af61f6ee0879d761e5d27c4453d4e4

















    
        サラマンドル
   三月の火喰獣を腑分けせよ               掌




「人間に火をあたえるな」

そうゼウスは言った。

プロメテウスは背いた。

プロメテウスは捕らえら、拷問された。

それは、

岩に縛りつけられられ、内臓を鷲に喰われるという。

日ごと夜ごと、

再生する内臓を喰われた。



                       ふふふ・・・



プロメテウスの火は不味い。

そんな理屈のまざったものは不純というもの。

舌にざらつく。

 
                       幾億劫になるか。




火はわたしが与えた。

このわたしがだ。

ポンペイをみよ。

目のまえで抱き合った情人どもが燃える。

逸楽の

愛欲の

淫欲のまま


                      ふふふ・・・



それが火というもの。

わ・た・し



<火>




なに、

火喰獣・サラマンドルだと

ふん、愚か者め

喰らうているのではないッ

燃え尽きてしまえ

そんな輩

息を吹きかけるだけ

火種ほどもいらない


                       ふふふ・・







瓦礫のなか、

ドクター・Gは立つ。

彼が解体した<もの・ブツ>が

足許に

転がる。

























       サラマンドル
  三月の火喰鳥を腑分けせよ                 掌













◆三月


仲春にあたる。

春の季語。


春は名のみの・・・、でしょうか。























    ザイン  
  <存在>とやなべて魂魄華やぎぬ              掌

  














 










  
  山河魂魄うすべにいろに眠れかし           掌











◆「魂魄」、無季の句になります。






















蠟梅 満開

               (ウキペディア)




蠟梅、近くのお宅でいまが満開。

俳句の季語では冬。

早い蠟梅は12月から開花、

立春くらいまでと言われる。

ところがこの気候のためか、

良い香りとともに、

まさに見ごろ。



蠟梅 一輪
 
               蠟梅(季節の花より)




◆ウキペディアではこのように。

ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅〔カラウメ〕、

Chimonanthus praecox)は、

クスノキ目・ロウバイ科・ロウバイ属に属する

広葉の落葉低木の一つである。

早生種では12月頃に、晩生種でも2月にかけて

半透明でにぶいツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲く。















金閣寺




オペラ「金閣寺」、NHK-BSで放映され、

それを録画で観た。


2015年12月5日、溝口を小森輝彦。

わたしは6日の宮本益光で観たので、

生ではないものの、

両バリトンを聴くことができたのが、うれしい。


田尾下、演出の構成、構築の緻密さ、

小森の陰影のある声、

厚みのある合唱・アンサンブル、

下野の指揮のもとのオーケストラ、素晴らしい。


このオペラを日本で上演でき、

観ることができたことは奇跡的といってもいい、かと。


ブログはこちら
  http://ameblo.jp/bashouza/entry-12104145385.html