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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほつほつとたましいたたく冬の雨              掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆冬の雨・寒の雨



冬の雨は暗くわびしいが、寒気はゆるむ。


寒の雨は寒中の雨のこと。



冬の季語。

 

 

夕方から雨が降りはじめました。

 

しずかにしずかに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

降りそそぐオリオンの一滴は 流離               掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敷きつめよシリウス星星青むまで             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆冬の星・冬星(ふゆぼし)・寒星(かんせい)

 

凍星(いてぼし)・荒星(あらぼし)・星冴ゆる

 

寒昴・冬北斗・オリオン・冬の太白(たいはく)



冬は大気が澄みきって、


星がいちばん美しい季節である。



冬の季語。


◆シリウス(天狼星)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9
                               ウキペディア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」

先日、再放送がありました。

こちらでもう一度。

2018年5月、シャンゼリゼ劇場で上演されています。


「オルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice)』は、

クリストフ・ヴィリバルト・グルック
(Christoph Willibald Gluck/1714年-1787年)の

作曲したオペラです。

 

 

オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」

先日、再放送がありました。

こちらでもう一度。

2018年5月、シャンゼリゼ劇場で上演されています。


「オルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice)』は、

クリストフ・ヴィリバルト・グルック
(Christoph Willibald Gluck/1714年-1787年)の

作曲したオペラです。


この当時のバロック・オペラでの

カストラート(去勢し、女声の高音をたもち、胸声の強い)の声が

どれほど愛好されていたことか、と思います。

いまではその役はメゾソプラノ、カウンターテナー、

バリトンということもあります。


このオペラでの「オルフェオ」は

フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー) 、

輝かしい高音、容姿や演技はさすが。

成人男性でのあの<声>、

わかっていても造形の妙としかいいようのないような・・・


「エウリディーチェ」はパトリシア・プティボン。

現代物もよく歌うソプラノ、じつにチャーミングです。


この2人の冥界からの<道行き>が素晴らしい。

オルフェオがエウリディーチェを

死から取り戻すための辛い試練、

それがかえって<愛>を信じられない、妻はと嘆く。

そのこころの微妙な心理の動き、

そのドラマティックなこと。

あのグルックの音楽でこんなに

納得して聴けたのは初めてのこと。

ここでのアリア「われはエウリディーチェを失えり」の

なんと痛切であることか。


演出はカナダのロバート・カーセン。

現代風に置き換えてじつにシンプルで、

バロックオペラに新しい風を吹き込んだよう。

オーケストラもバロック楽器による

<イ・バロッキスティ>

指 揮のディエゴ・ファソリスが熱い。


美術は舞台一面の土砂がひかれ、

衣装は喪服の黒のスーツ、

女性は黒のワンピース。

現代的な装いでもなんの違和感もない。

それがこの土砂の灰色とで、

モノトーンの舞台が効果的。

照明も無彩色で暗いライティング、

陰影が美しい。

合唱は様式的な動きもあって、

ギリシャ劇のコロスのよう。


オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」を

とっても愉しんで観劇できた公演。



オルフェオ:フィリップ・ジャルスキー

エウリディーチェ:パトリシア・プティボン

アモーレ:エメケ・バラート ほか


<指 揮>ディエゴ・ファソリス

<演 出>ロバート・カーセン

<合 唱>フランス放送合唱団

<管弦楽>イ・バロッキスティ

収録:2018年5月28・31日 シャンゼリゼ劇場(パリ)


◆「エウリディーテェを失えり」 ジャロウスキー
   https://www.youtube.com/watch?v=Z8dIevs0VlU



 (画像はネットからお借りしました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表紙

 

 

 

 

萩原恭次郎、生誕120年記念展、

ただいま前橋文学館での催されています。

その図録、これも充実の一冊です。



 ノンブルの不思議    萩原朔美
 
 十字街の群集と自転車に乗るj恭次郎   野本聡

 恭次郎 見開きの再定義   鈴木一平

 文体と本体   大原大二郎



恭次郎の詩・時代の変遷を次に。

 Ⅰ 抒情詩の時代

 Ⅱ 『死刑宣告』まで

 Ⅲ 『断片』まで

 Ⅳ 「もうろくづきん」以後

 

 

 

 

裏表紙                   

 

 

 

図版も多く、恭次郎の詩集はもとより、

村山知義らtpの「マヴォ」、

「クロポトキンを中心にした芸術の研究」

恭次郎の個人誌。自身がガリ版で出版、

かかわった詩誌が網羅されています。


「マヴォ」の表紙・コラージュ作品は

今見ても斬新です。

 

 

 

 

 

ひらくと恭次郎の顔




もういちど展示をじっくり観にゆきたい♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「孤児の処置」

村山知義の戯曲作品をリーディングシアターで観ました。


現在の企画展「萩原恭次郎生誕120年記念展」のイベントです。


恭次郎と村山は創作上で互いに深く関係しあっていたとのこと。

恭次郎の第一詩集『死刑宣告』に

村山らの前衛的な写真が挿入されており、

この戯曲「孤児の処置」の中に

登場人物が「最近の詩人の詩」として

恭次郎の詩「何物も無し!進むのみ!」を

絶叫するシーンも。


この村山作品を観るのは初めて。

まさに村山戯曲と出会った!


演出:荒井正人

音楽:荒木聡志

出演:手島実優、荒瀬知美、雨宮潤、生方保光、

    中村ひろみ、村山友果、萩原朔美、芽部


この公演の前後に芽部による朗読、

「萩原恭次郎に捧げる行進詩」が

前橋文学館内、朔太郎橋で催されました。



やなぎみわ(美術家・演出家)

荒井正人(演出家)

萩原朔美

さらにこの三人によるアフタートーク。

密度の濃い充実の時間。

MAEBASIは熱い♪


萩原恭次郎「何物も無し!進むのみ!」展は

2020年1月26日(月)まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダルトン・ボールドウィン(左)&ジェラール・スゼー(バリトン)右と

 

 

 

 

ピアニスト ダルトン・ボールドウィン氏が

2019年12月12日に他界されました。

88歳のお誕生日12月29日をめのまえにして。


先月、二期会フランス歌曲研究会で

歌い手、ピアニストにレッスンされていた姿が

まだまなうらにくっきりと・・・


スゼーとのフォーレを聴き、

偲びたいと思っています。

 

 

◆ボールドウィン先生 @二期会フランス歌曲研究会

https://ameblo.jp/bashouza/entry-12544437683.html

 

 

◆ピアニスト ダルトン・ボールドウィンと声楽の師滝沢三重子先生のこと

https://ameblo.jp/bashouza/entry-12544772435.html

 

 

 

 

◆新聞
  https://www.francemusique.fr/actualite-musicale/mort-du-pianiste-dalton-baldwin-figure-des-accompagnateurs-79513?fbclid=IwAR2LGbgO_4ql5XjPYUF28u8MeMgDFNWDdNRXyeuM9VBmwIIicrefIWanp1Y

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何物も無し! 進むのみ!」

今前橋文学館で開催されている

萩原恭次郎生誕120年記念展。

 

 


この展示そのものが<作品>のよう。

その動画、群馬TVでありました。

youtubeにアップされていますので、どうぞ。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=IQi91DTRm10&feature=emb_logo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=2X3dJELNFGA&feature=emb_logo






今年の夏2019年の

英国グラインドボーン音楽祭(Glyndebourne Festival Opera)

モーツァルトの人気オペラ「魔笛 (The Magic Flute)」

カナダの演出家バルブ&ドゥセーによる演出です。


20世紀初めの老舗ホテルという時代設定。

ザラストロは料理長、夜の女王は女主人。

ちょっと身構えました(笑)が、

よく考えられた舞台美術、演出でした。

<声>で圧倒するのではなく、

じつに舞台美術・演技が作り込まれて、

アンサンブルが見ものでした。

ザラストロ:B.シェラットのバスが印象に残ります。


こちらにたっぷり画像がありますので、どうぞ。

 https://m-festival.biz/introduce/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%A5%AD2019-%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%B3-%E9%AD%94%E7%AC%9B



<出 演>
ザラストロ:ブリンドリー・シェラット [Brindley Sherratt]

タミーノ:デイヴィッド・ポルティーヨ [David Portillo]

夜の女王:カロリーネ・ヴェッテグレン [Caroline Wettergreen]

パミーナ(夜の女王の娘):ソフィア・フォミナ [Sofia Fomina]

パパゲーノ:ビヨルン・ビュルガー [Björn Bürger]

パパゲーナ:アリソン・ローズ [Alison Rose]


<合 唱> グラインドボーン合唱団

<管弦楽> エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団

<指 揮> ライアン・ウィグルスワース [Ryan Wigglesworth]

<演出・美術・衣装> バルブ&ドゥセー [Barbe & Doucet]


収録:2019年8月4日 グラインドボーン音楽祭歌劇場(イギリス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身熱もてはらはらほろほろ散る銀杏             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆銀杏散る・銀杏落葉

 


街路樹は銀杏がもっとも多く、


神社や寺の境内には巨木が多い。


秋、黄金色に黄葉した姿も美しいが、


その落葉も美しい。


秋すでに散り始めるが、


冬の降霜期に入るとその数を増し、


やがてすっかり葉をふるい落とし、


街路や境内は黄金色のじゅうたんでも


敷きつめたようになる。


      森澄雄 「日本大歳時記」