銀杏散る・いちょうちる | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身熱もてはらはらほろほろ散る銀杏             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆銀杏散る・銀杏落葉

 


街路樹は銀杏がもっとも多く、


神社や寺の境内には巨木が多い。


秋、黄金色に黄葉した姿も美しいが、


その落葉も美しい。


秋すでに散り始めるが、


冬の降霜期に入るとその数を増し、


やがてすっかり葉をふるい落とし、


街路や境内は黄金色のじゅうたんでも


敷きつめたようになる。


      森澄雄 「日本大歳時記」