今回は日本を代表する優良企業であり、買い安心感No1で
あろう、あのトヨタがひょっとしたら長期でやられるかもしれ
ない話をしようと思います。
ご存知トヨタのハイブリッドカーは国内外問わず高い評価を
得ていますが、やはりと言うべきかここにきてその牙城を脅か
しかねない競争相手が出てきました。
その名もテスラ・モーターズ
http://www.teslamotors.com/
かのシリコンバレー発祥のベンチャー企業で電気自動車を製造販売
する会社です。
同社が販売する車はハイブリッドとは違い100%電気モーターで
走る車で、ハイブリッドに対し技術的な面で優位な点は次の二つ
1:構造がシンプル
ハイブリッドはエンジンとモーターを併用してその分複雑。
機械設計の観点から言えばこんな複雑な代物はイケマセン
トヨタだからこそ力技で世に出せたのでしょう。
それに対して電気自動車は本当に単純な構造です。
あのミニ四駆をそのまま大きくしたようなモノと言っても過言
ではありません。普及率が高まれば日曜大工の延長線で組立・
改造を楽しむファンも出てくるでしょう。
2:エネルギー効率が良い
ハイブリッド車は燃費が良いなどと言われていますが、本来
ガソリンが持つエネルギーのうち何%を走行に使っているか
ご存知ですか。 答えは 30%
残りの70%は空気中に捨てているのです。
地球温暖化でCO2削減が叫ばれていますが、こうした廃熱の
問題が語られていないのはかなり矛盾を感じます。
ちなみにあの原発も30%位です。大半の熱は海に捨てています
この熱で近海の生態系が崩れていると言う指摘もあるくらいです
対する電気自動車は80%くらいでしょうか。もっといいかも
しれません。
ここまで書いて、「あのトヨタだったらすぐにより良い電気自動車を
作れるさ」と突っ込みを入れようとしたアナタ!
甘いです。確かに純粋に技術的な面では追い越すことは可能でしょう
でも考えてみてください。トヨタはエンジンを開発している会社でも
あります。もし純粋な電気自動車を作るとなるとエンジンが不要となり
ます。こうなると今まで築いてきた膨大なエンジンの経営資源を捨て去
らなくなくてはなりません。簡単にできるでしょうか。昨日の友が今日
の敵となってしまうのです。これだけ環境問題が深刻になるとエンジン
技術に固執する理由も少なくなります。
それにもう一つトヨタには不利な点があります。
テスラ・モーターズは実際に車を作るにあたり、コアとなる部分を自社に
持ち、他の技術、製造を他社に任すビジネスモデルを取っているということ
です。
例えば、自社はモーターやバッテリーの技術開発だけに特化して車体の
デザイン、製造はあのロータスに任すと言った具合です。
こうなるとパソコンのデル社みたいなビジネスモデルの構築は可能となる
のでコストパフォーマンスの高いクルマ作りか可能となってくるわけです
実際にテスラ社のHPをみると、かなりいいデザインで気になるお値段は約
1000万円だそうです。レクサスと変わりないですね。
お気づきの通り、ここまで来るとかなり身軽なバランスシートで経営を行える
のでぐっと経営効率は高まり、トヨタより良くなるかもしれないというわけ
です。
トヨタはカンバン方式があるとはいえ、ほぼデザインから製造販売まで一貫
して垂直統合的なモノづくりしているがゆえに急激な経営環境の変化には弱いの
かもしれません。
ちなみにテスラ・モーターズ社は2009年ごろにIPOを目指している
そうです割安だったら買ってみようかな。