看板商品のシリコンウェハ需給悪化懸念でSUMCO
(3436)や信越化学(4063)の株価が下がっている。
確かに日銀の企業物価指数や経産省の鉱工業生産のデータを
みるとその傾向が見られ、株価もそれにつられるような格好と
なっている。
では空売りすべきか。
実はこの判断が難しい。貸借倍率のチャートを見るとつい
最近ピークを打った形となっている。(会社四季報CD-ROM参照)
これがなかなかの曲者で過去の同チャートをみるとピークを
打った一ヵ月後には必ず株価は上がっている。
最近の例として07年3月ごろにこのピークが表れて翌月の
月足は陽線となっている。
このころはDRAM価格下落につられての株価下落で、今回の
パターンに似ていなくも無い。
少なくとも今後のトレンドは下落で、目先の需給は上昇なのかも
しれない。