たとえ話で
こんにちは。
法律や制度を勉強する中で、モノの例えとして「アメリカは機会が平等の国」や「中国では儒教の国」等という表現が使われています。
よくあるたとえ話でその国の国民性をイメージすることができます。
モノを調べるときでも「海外の事例」という表現が使われます。
それはそれで結構なことですが、法律や制度は「日本人は●●だから」という言葉が前面に出て欲しいと思います。
私が思うに、我々日本人にはそういう原理性というか思想性があまりないように思います。
やっぱり島国だから、特に異文化に触れることも無いまま時間を過ごしてきたからなのでしょうか。
はっきりしたことは分かりませんが、やはり「日本人というのは●●だから~の制度が良い」という表現が前向きのような気がします。
かなり個人的な意見ですが。
第166回通常国会が召 集
こんにちは。
今日から第166回通常国会が召集されました。
会期は6月23日までの150日間です。
今日は、衆参両院の本会議で議席指定などが行われ、参院本会議では、国民投票法案を審議する憲法調査特別委員会の設置が与党などの賛成多数で決まりました。
今国会の焦点は
①政治と金の問題
②国民投票法案の審議
③格差問題について
のようです。
塩崎官房長官は政府案として90本の法案を審議する予定のようですが、必要に応じて絞込みをするようです。
また、国会の延長がなければ7月22日に参院選の投票・開票が行われる予定です。(公職選挙法に基づく)
みなさんの大半は支持する政党はないと思いますが、権利の行使という意味で投票には行った方が良いと思います。
現勢力は以下の通りです。
【衆院】自民党306▽民主党・無所属クラブ113▽公明党31▽共産党9▽社民党・市民連合7▽国民新党・無所属の会5
無所属9
【参院】自民党111▽民主党・新緑風会82▽公明党24▽共産党9▽社民党・護憲連合6▽国民新党4▽無所属4▽欠員2
幕末についてその3
こんにちは。
久々に幕末についてコメントです。
明治維新の中で多く活躍した志士達は主に薩摩・長州・土佐の三藩でした。
彼らの特徴は以下の通りです。
薩摩:武士の教育制度に『郷中』という中学校程度の寺子屋がありました。
この学校は『頭(かしら)』という塾長のような存在があり、武士の中でも石高は抜きにして選出されていました。風潮として、この郷中における頭は絶対的存在で郷中の生徒は皆『頭』の言うことを聞いて育ちました。また、彼らは『策士=政治家』が多く、少々のことでは挫けずに目標達成のために頭のいうことは絶対無二で、どんな手を使ってもやり遂げるという気質がありました。
長州:藩主が勉強に熱心で、勉強する者には比較的寛大でした。
また、藩政は比較的尊皇攘夷の傾向があり、密かに志士達の援助を行っていたほどです。この他、長州藩の大半は理屈好きが多く、何をするにも理由をつけてから行動することが多かったようです。
しかし、この藩は比較的『激情派』が多く、理屈を好むくせに感情で突っ走るきらいがありました。
土佐:士農工商の『士』が武士と郷士の2層構造を有しており、とかく身分に拘る藩でした。
藩主が絶対的存在で、志士達は二重構造と藩主の目をかいくぐりながら尊皇攘夷を目指していました。この藩はとかく『頑固な』気質の人間が多かったように思えます。『異骨相(いごっそう)』などと呼ばれる所以です。
また、郷士には自由な気質がありややも緊張する場面が多い時代でも大胆な行動をする志士が多く存在しました。
すったもんだの果てに、明治政府は長州派と薩摩派に分かれましたが、主として長州藩が政治の中枢に居座りました。
例えば、陸軍は長州閥が創設し、海軍は薩摩・土佐系が創設しました。日清戦争や太平洋戦争においても上記の藩が持つ特徴が色濃く残り、戦争の結果は皆さんの知るところです。陸軍は2.16事件や満州国の創設等、比較的理屈をつけて行動していたことから、長州藩の性質を受け継いでいるようでした。
尤も、私の私的な考えですが。このように、大まかではありますが人間にはその土地の風土や気質をどこかで脈々と受け継いでいるような気がします。
よく、『海に近い人間は気性の激しい人間が多い』とされていますが、その類の話ということです。
今現在、薩長土の人を揶揄しているわけではありません。
念のため。
選挙結果と愛知県知事選
こんにちは。
昨日の3選挙を受けて、新聞各紙では以下のコメントが目立ちました。
・官製談合等による官僚不信
・民主候補者の不在
・自民支持率の下落
愛媛や山梨は現職や自民党の争いに終始しましたが、宮崎県知事選は無党派層の潜在的な力を見せつけたように思います。
愛媛では楠橋氏が現職から票を奪えずに最下位であったこと、山梨も現職が破れたこと等から、少なくとも候補者本人に魅力がないと選挙に勝てないということだと思います。![]()
また、新聞各社の支持政党を見ても相変わらず無党派層が第一党です。
東氏は政治不信の宮崎県県民に向かって「誰がやっても同じなら、僕にやらせてください」と言い、無党派層を動かして当初の不利な立場から当選に至りました。![]()
理由や背景はどうあれ、候補者の努力次第で勝敗が決まるようなご時世だと思います。
候補者には、それ相応の魅力が必要のようです。
なお、先週末に愛知県の知事選挙の告示がありました。
各党は国政選挙並みに頑張りますが、愛知県のためにふさわしい方が当選されることを望みます。
大きな争点は特に無いと思いますが、与野党が推薦候補者を出し、プレ統一選と参院選の様相を呈しています。
【愛知県】
・選挙の背景
知事汚職による出直し選挙
・候補者
神田真秋 55歳 知事 現 (自公推薦)
石田好弘 52歳 元犬山市長 無新(民社国民推薦)
阿部精六 67歳 元県労連議長 無新(共推薦)
告示は18日で2月4日に投票・開票です。
宮崎・山梨・愛媛県知事選挙の結果
こんにちは。
知事選挙の結果が出ました。
【宮崎県】![]()
・選挙の背景
知事汚職による出直し選挙
・候補者(提出順,(%)は投票率)
そのまんま東 49歳 タレント 無新 266,807票 44.4(%)
津島忠勝 61歳 党件委員長 共新 14,358票 2.4(%)
川村秀三郎 57歳 元林野庁長官 無新 195,124票 32.5(%)
持永哲志 46歳 元経済産省課長 無新 120,825票 20.1(%)(自公推薦)
武田信弘 52歳 元高校教諭 無新 3,574票 0.6(%)
・結果(有権者 932,127人 投票率 64.85%)
中盤まで川村氏が有利でしたが、追い上げで東氏が勝利しました。結果から見ると大差がついたようです。
自公推薦の持永氏は12万票と従来の自公層からの獲得が困難でした。民主は県連レベルで川村氏を応援しており、自公VS民主は『一応』民主に軍配が上がったようです。
この結果だけでは判定は困難ですが、無党派層を多く取り込んだ東氏の勝利であったことは間違いないと思います。
【山梨県】![]()
・選挙の背景
任期満了に伴う選挙
・候補者(提出順,(%)は投票率)
横内正明 64歳 元衆議院議員 無新 235,383票 51.1(%)
山本栄彦 71歳 知事 無現 187,955票 40.8(%)
石原秀文 63歳 元県議 共新 24,203票 5.3(%)
金子望 61歳 美術館主宰 無新 13,315票 2.9(%)
・結果(有権者 702,744人 投票率 66.23%)
選挙戦を通じて横内氏が有利な展開に。事前予想と概ね同じと言っても良いと思います。郵政反対の堀内氏が山本氏(現職)を応援し、現内閣(郵政賛成派)は横内氏を応援しました。
ここの選挙は自民党のコップの中の争いであったため、夏に行われる参院選でも自民が有利になることが想定されます。
【愛媛県】![]()
・選挙の背景
任期満了に伴う選挙
・候補者(提出順)
加戸守行 72歳 知事 現職 328,640票 64.4(%) (自公社推薦)
和田宰 54歳 元学校教諭 無新 95,368票 18.7(%) 共推薦
楠橋康弘 38歳 元県議 無新 86,124票 16.9(%)
・結果(有権者 1,203,708人 投票率 43.12%)
現職の圧倒的勝利でした。個人的には楠橋氏に頑張ってもらいたかったところです。
国土形成計画
こんにちは。
少子高齢化に伴い、社会資本整備を見直した法律についてコメントです。
我が国の社会資本整備は高度成長期にみられるようなモノを作る社会にみられる量の時代から質の時代へ変わろうとしています。
また、人口減少に伴う地方の中心市街地の空洞化および過疎化、東アジア経済圏の急速な台頭に伴い、これらの諸国との緊密な連携が必要となっています。
これらのことから、我が国は国土の質の向上による成熟した社会の時代を迎えることとなります。![]()
法律においては、国土総合開発法を抜本的に見直し、成熟社会のビジョンを示した『国土形成計画法』が平成17年に成立しました。
ポイントは以下のとおりです。
【国と地方の協働によるビジョンづくり】![]()
国土形成計画は『全国計画』と『広域地方計画』で成立しています。
全国計画(閣議決定:国の責務の明確化)
・国による明確な国土および国民生活の姿の提示
広域地方計画(国土交通大臣決定:国と地方の協働)
・ブロック単位の地方ごとに、国と都道府県が適切な役割分担の下、相互に連携・協力して策定
なお、全国計画は都道府県と指定都市、広域計画は市町村が計画の策定を提案できるものとしています。
【開発中心からの転換】![]()
基本理念は以下のとおりです。
・景観、環境を含めた国土の質的向上
・有限な資源の利用と保全
・フローの拡大に加え、ストックの活用
・海洋利用・国際協調
・利便性の向上に加え、国民生活の安全、安心、安定の確保
・地域の自立的発展を可能とする国土の形成
その他の法律改正![]()
国土利用計画法の一部改正を行う他、広域地方計画制度の創設に伴い、首都圏整備法、近畿圏整備法及び中部圏開発整備法の一部改正により各大都市圏の整備に関する計画を整理するとともに、東北開発促進法、九州地方開発促進法、四国地方開発促進法、北陸地方開発促進法及び中国地方開発促進法を廃止する。
知事選挙について
こんにちは。
知事選挙についてコメントです。
1/4告示21日投票開票
【宮崎県】![]()
・選挙の背景
知事汚職による出直し選挙
・候補者(提出順)
そのまんま東 49歳 タレント 無新
津島忠勝 61歳 党件委員長 共新
川村秀三郎 57歳 元林野庁長官 無新
持永哲志 46歳 元経済産省課長 無新(自公推薦)
武田信弘 52歳 元高校教諭 無新
・情勢
川村氏が有利。続いて東氏が肉薄。ここは、自民党が復党した元自民議員を時期衆院候補にして、
落選中の議員が知事選に出馬したことから、「たまたま」自民党の推薦をうけることができなかった
川村氏が有利な展開に。最近は○○団体が推薦したからといって、直接票に結びつくかどうかは左記の経緯から言っても微妙だと思います。
残すところあと1週間ですが、自民党や公明党の組織票がどこまで巧を奏すかは不透明でだと思います。
民主は県連レベルで川村氏を応援。3割が態度未定者。
【山梨県】![]()
・選挙の背景
任期満了に伴う選挙
・候補者(提出順)
横内正明 64歳 元衆議院議員 無新
山本栄彦 71歳 知事 無現
石原秀文 63歳 元県議 共新
金子望 61歳 美術館主宰 無新
・情勢
横内氏有利。続いて山本氏が追随。自民党復党組みの争いです。横内氏が現内閣派で山本氏が郵政組みです。
民主は県連レベルで山本氏を応援。3割が態度未定者。
【愛媛県】![]()
・選挙の背景
任期満了に伴う選挙
・候補者(提出順)
加戸守行 72歳 知事 現職(自公推薦)
和田宰 54歳 元学校教諭 無新 共推薦
楠橋康弘 38歳 元県議 無新
・情勢
現職の加戸氏が大きくリード。有権者全体から満遍なく指示を得ています。楠橋は今治市出身で、どちらかというと保守系だと思います。
今回の立候補の意図がもっと先にあると思います。ここはある程度の成果が必要だと思います。
また、同県は圧倒的に保守系の地盤です。
いずれも、保守系が強い県の知事選挙なので民主党が台頭しづらい状況です。個人的には、なんでもかんでも候補者を立てるのではなく、暫くは『勝ちに行く』選挙のみを行えばよいと思います。
参院選にピークを持っていけば良いのですから。
その他、投票率や支持政党の割合も気になります。
少子高齢化と社会資本3
こんにちは。
昨日の続きです。
【既存ストックの有効活用】![]()
(1)現状
既存ストックの有効活用の特徴は、維持管理と新設の中間である改良再生ということにあります。そこで、ICの追加や交差点の立体化が推進されています。
(2)課題
しかしながら、都心部の渋滞は依然深刻な問題を抱えていることからICの追加が求められていますが、コストが係ることから容易に着手することができません。また、立体交差点の建設においては景観の阻害が指摘されています。このようなことから既存ストックの有効活用は本格的に進んでいないといえます。
(3)今後の方向性
そこで、ETC専用のスマートICの追加を行うことによってより効果的な交通流対策を実施することが可能になります。また、立体交差点の建設に当たっては住民と一体になって景観に配慮した取り組みを行うことで、近隣住民の理解を得た事業の実施が可能になります。
【維持管理手法の確立】![]()
(1)現状
我が国の社会資本の大半は高度成長期に作られたものです。特に、トンネルや橋梁の大半が腐食の進行により今後10年後から20年後にかけて根本的な補修や架け替えを必要とする時期を迎えます。そこで、LCC(ライフサイクルコスト)の最小化、劣化予測技術、耐荷力評価手法およびモニタリングシステムの開発が進んでいます。
(2)課題
しかしながら、技術開発におけるデータの蓄積が不十分であることが指摘され、早急なこれらの技術開発が望まれている。また、モニタリングシステムにおいても都市部や地方部或いは沿岸域や山間部等、地域によって社会資本が異なるため多面性を持ったモニタリングシステムが求められています。
(3)今後の方向性
LCC最小化のデータおよび劣化予測データの蓄積を積極的に行うとともに、より精度の高いかつ多様性に富んだ予測技術の開発が必要です。また、最適な管理手法を構築するために戦略的にいくつかの社会条件を設定して複数のモデルケースを試行的に実施し、地域の状況に応じたモニタリングシステムを構築するとともに、ガイドラインの作成が必要であると考えられます。
少子高齢化2(社会資本整備への対策)
こんにちは。
今日は少子高齢化とに伴う社会資本整備への対策です。
【事業の重点化】
国・地方自治体の財政状況が逼迫する中で、今後の公共事業は重要度・優先度の高いものから実施していく必要があります。
特に、事業に対して新規採択時・再評価・事後評価の3段階で評価を行い、事業の必要性の低いものは中断、もしくは中止することが望ましいと思われます。
【政策のチェック】
平成15年10月に閣議決定した社会資本整備重点計画にあるように、事業のみならず政策そのものを評価する仕組みが必要です。具体的には、政策アセスメント・政策チェックアップ・政策レビューの3段階で評価を行い、必要性・効率性・有効性を評価し、政策の達成度を十分に把握するよう努めることが重要です。
明日以降、【既存ストックの有効活用】【維持管理手法の確立】【コストの改善】【高齢者対策】【その他法令等】についてコメントします。
少子高齢化1
こんにちは。
今日は、日本の社会構造についてコメントします。
我が国は、現在GDP(国内総生産)約500兆円よりも多くの800兆円を超える財政赤字を抱え、他の先進国にも例を見ない深刻な財政危機に陥っています。また、出生率の低下や平均寿命の伸び等により、2006年をピークに人口が減少傾向を示し、30年後には65歳以上の割合が30%を超える(3人に1人が65歳以上)少子高齢化社会の到来が予測されています。![]()
つまり、『限られた予算と少ない人口(働き手)の社会』になります。![]()
こうした中、今後必要となるキーワードに①質が高い②効率的③維持管理が挙げられます。
また、少子高齢化そのものを解消すべき対策も求められています。
社会分野別でみると、以下の課題があると思われます。
【社会資本整備】![]()
・事業実施の重点化
・実施状況のチェック
・既存ストックの有効活用
・維持管理手法の確立(ライフサイクルコストへの配慮)
【社会設計】![]()
・社会保障(年金制度・医療保険制度)の見直し
・労働力の縮小
【少子高齢化の解消】![]()
・出生率増加の対策
次回以降、上記の問題について、現状と課題および今後の方向性をコメントしたいと思います。