さて、リーガエスパニョーラ第10節、バルセロナ×セルタがカンプ・ノウで行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、アドリアーノ
MF:ブスケツ、シャビ、イニエスタ、セスク
FW:ビジャ、メッシ、ペドロ
となりました。
前節に続いてアタッカーはMVPそろい踏みです。中盤にはブスケツ、シャビ、セスク、イニエスタが入り、最終ラインは珍しく3バックとなりました。
この試合前に、シャビのアストゥリアス皇太子賞、メッシのゴールデンシューのお披露目がありました。そして子供が生まれたばかりのメッシ。今日はきっといつも以上に点を取りたいところでしょう。
3-1。
20分、ペドロのクロスに走り込んで合わせたのはアドリアーノ。3バックなはずのアルバとアドリアーノが、むしろ4バックの時よりも前にポジションを取っていた際の得点でした。
23分、セルタはいい形でボールを奪ってショートカウンター。サイドのスペースがこれでもかというくらい空いていた所を綺麗についた攻撃でした。バルデスも一度はシュートストップしますが、こぼれ球を押し込みました。
25分、ビジャのテクニカルなヒールパスにイニエスタが抜け出し、得意の緩急をつけたドリブルで1人はずしてのクロス。合わせたのはビジャでした。
前半の終盤に怪我をしたアドリアーノに代わって、アウベスが入ります。アドリアーノは今シーズンに一度やっている右内転筋の怪我のようです。
セルタの最終ラインのミスをついたメッシがキーパーと一対一のチャンスに持ち込みますが、セルタゴールキーパーのハビ・バラスの粘りもあり、少し時間がかかってしまいます。そしてセルタディフェンスが戻ってくる中でもなかなかボールを奪われずにキープするメッシは、まるでウイイレのようでしたよ。
後半、セスクに代わってバルトラが入り、4バックの布陣となります。
60分、前半の得点時のように、またビジャがヒールで上手く流し、アルバが抜け出してそのままスピードに乗ってキーパーもはずしてゴール。正直なところビジャからのラストパスは完全なるオフサイドでした。久しぶりにあからさまなオフサイドの誤審ゴールを見ましたよ。
78分、ビジャに代わってアレクシスが入ります。
イニエスタのクロスが少しずれたところを足を伸ばしてトラップしたメッシ。その後、セルタディフェンスと接触して右膝を痛めます。メッシは最後までプレーしましたが、試合終了後もその右膝を気にしていました。ちょっと心配ですよね。
このままスコアは動かずバルセロナは3-1で勝利しました。
メッシ包囲網。
セルタはメッシにやられまいと、中央を固めてスペースを潰していましたね。セルタの4バックは間隔が非常に詰まったコンパクトなものでしたよ。メッシに限らずですが、バイタルエリアでボールを受けるシーンあまり見られませんでした。しかしそれによってサイドにスペースが出来て、バルサの2得点が生まれたという形でした。
メッシはちょっと不完全燃焼と言ったところでしょうか。バルサの選手達もメッシに取らせようとしていましたが、今日は得点までは至りませんでした。
安定のビジャ。
ビジャが怪我で戻って来てから順調にコンディションを上げて来ている印象ですね。安定して先発の座をつかみ、出場時間も徐々に延びてきています。自身のコンディションもさることながら、周りとの連携においても良くなって来ていますね。得点シーンが顕著ですが、左サイドでイニエスタ、アルバらと攻撃の起点を作っていました。ビジャは裏を狙う生粋のストライカーという感じがしますが、その面も持ちつつ、ここへ来てバルサの今のサッカーにフィットするプレーを見せていると思います。逆にアレクシスは現状では少し周りとの連携のスムーズさに欠けているのかなと思います。
相変わらすディフェンスに難のあるバルセロナですが、今日も勝ち点3を積み上げました。セルタはいいディフェンスブロックを形成していましたし、ラッキーゴールの3点目がなければ最後までわからない展開になったかも知れません。今日は運が良かったですね。
アドリアーノが心配です…。
さて、リーガエスパニョーラ第9節、ラージョ・バジェカーノ×バルセロナがラージョのホーム、バジェカスにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、ブスケツ、アドリアーノ、モントーヤ
MF:ソング、シャビ、セスク
FW:ビジャ、メッシ、ペドロ
マスチェラーノが出場停止ということで、センターバックはブスケツとアドリアーノが組みます。ブスケツは代表でもペップバルサでもセンターバックもやっているとはいえ、今シーズンのバルセロナのセンターバックはもう何が何だか分かりません。
そしてアタッカー陣は今シーズン初めてメッシ、ビジャ、ペドロのMVPそろい踏みです!
先制点はビジャ!
セスクからスルーパス、ビジャがダイアゴナルに走りこんで決めました。高いラージョのディフェンスラインの裏をつきましたよ。やはりビジャは決定力がありますね。今シーズンで先発出場した試合でのゴールは初めてらしく、レギュラー定着に大きなアピールになりましたね。
前半はこのままスコアは動きませんでした。バルセロナのボール支配率は52パーセントと、あまり見られない試合展開でしたね。ラージョのディフェンスラインが非常に高くコンパクトでバルサはいつものショートパスによるポゼッションサッカーは出来ていませんでしたが、慌てること無く落ち着いた試合展開だったと思います。ラージョは攻撃的に来ましたが、アドリアーノのスピードを生かしたカバリングがみられるなど、守備面でも安定していました。
お手本。
後半開始から3分、バルセロナは自陣左サイドの密集地帯をショートパスつないで抜け出し、メッシから右サイドのペドロへサイドチェンジ。ペドロが持ち込み体を張って、さらに大外を回り込むモントーヤへ。深いところからモントーヤがメッシへマイナスのクロスを上げ、メッシが叩き込みました。コンパクトに守るラージョに対してお手本の様な攻撃を展開しました。モントーヤもマイナスの位置でフリーになっていたメッシを良く見ていましたね。メッシの決定力はさすが。
後半10分ほどでビジャに代わってアレクシスが入ります。ラージョはサイドバックに代えてフォワードの選手を入れるなど、点を取られてもコンパクトにラインを保って攻撃を仕掛けるという信念は変えない姿勢です。そんな中で少しバルサよりな判定が気になりました。データ的にも今シーズンのラージョは判定に泣かされている部分が多いようです。そして判定に暴言を吐いたのか、ラージョのパコ・ヘメス監督が退席処分になってしまいます。
終盤に連続得点。
78分、深い位置のスローインからの流れで抜け出したアルバからシャビへマイナスのクロス。シャビが落ち着いてコースを狙って流し込みました。
80分、ペドロのクロスにフリーのセスクが綺麗に合わせました。セスクの前でアレクシスがディフェンスを引き付けて、上手くおとりとなりました。
余裕な試合展開となったバルセロナは選手交代。アルバに代わってバルトラが入ります。バルトラがセンターに入りアドリアーノが左に出ました。そしてシャビに代わってジョナタン・ドス・サントスが入ります。ジョナタンは今シーズン初出場。
89分、セスクが裏へ軽く浮き球のパス。これに反応したメッシがドリブルしてキーパーを外してゴール。奪ってからの速い攻撃でした。
0-5。
後半にさらに攻撃的になったラージョに対して裏を狙いやすくなったバルセロナ。チャンスを逃さず決定力を見せつけましたね。ラージョもシュートまで行くところは見られましたが、崩してシュートというシーンは少なく、単発の攻撃だったのと、精度が少し足りなかったですね。
最終的なボール支配率はバルサ55パーセントとなりました。これは見慣れたバルサの数字ではないですが、ラージョのディフェンスラインは高く、かなりコンパクトな中でのプレーとなったので納得な数字です。バルセロナの選手達の、その密集地帯でのボールコントロールの質の高さが見応えがありました。とくに今日の2点目の崩しは、奪ったところの流れから最後のメッシのシュートまで全てが素晴らしかったですね。
さて、チャンピオンズリーググループG、バルセロナ×セルティックがバルセロナのホーム、カンプノウで行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス、
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、マルク・バルトラ、アルバ
MF:ソング、シャビ、イニエスタ、
FW:ペドロ、メッシ、サンチェス。
センターバックはバルトラとマスチェラーノ。ブスケツは以前のベンフィカ戦で一発退場となり、出場停止処分。これは納得出来ませんでした。バルセロナは異議申し立てを行うと発表していましたね。というわけで、スタンドでアウベス、プジョル、ブスケツが私服で並んで観戦している姿が見られました。
ワンチャンスを生かすセルティック。
前半開始直後からバルサの時間が続きます。セルティックはほとんどチャンスなし。セルティックは引き気味で、タマ際もそんなに激しく来るという感じではありませんでした。
バルセロナが試合を支配していた中で、セルティックがワンチャンスをモノにします。右サイドで得たフリーキックをゲルキオス・サマラスが合わせて先制。発表ではサマラスの得点ということになっていましたが、実際はマスチェラーノのオウンゴールでしたね。何にしても、今のバルセロナのセットプレーに対する守備は不安そのもの。
見事な崩し。
前半終了間際、メッシからイニエスタの足下へ、鋭いパスが入ります。これをイニエスタがシャビへダイレクトで落として、ディフェンスを振り切って走り込みます。そしてシャビからもう一度イニエスタが受けて、右足で流し込みました。とても狭いところ、密集地帯のペナルティーエリア内の中央を見事に崩しました。トップスピードで走り込む選手、ハイスピードのパス、ダイレクトパス、あの狭い中でこれだけの質の高いプレーを見られてとても興奮しました。バルセロナでしか見られない素晴らしいプレーの連続でしたね。
後半は、セルティックの方もカウンターだけでなく、ボールを保持して攻撃するシーンが見られました。しかし決定的なシーンはバルセロナの方が多かったですね。中盤から終盤にかけてはバルサの猛攻が見られました。勝ち点3を取りに行くバルセロナと、このまま引き分けで終わりたいセルティックと言った様相でした。バルサはペドロに代えてテージョ、アレクシスに代えてビジャを投入します。かなり引いて集中して守る相手にバルセロナはなかなか得点出来ません。セルティックのゴールキーパー、フレイザー・フォースターの好セーブも何度かありました。
まさに終了間際。
90分のビジャのシュートはポストにはじかれ、もうダメかと思った後半アディショナルタイム、ついにバルサは勝ち越します。アドリアーノのクロスに左サイドから走り込んだジョルディ・アルバが押し込みゴール。アディショナルタイムが4分取られたこの試合のほとんどラストのプレーだったと思います。ついに訪れた、劇的なゴールでした。
バルセロナは先制されながらもホームでしっかり勝ち点3をもぎ取りました。なんだか最近、劇的な勝利という表現がぴったりな試合が多い気がしますね。怪我人が重なる中で守備の不安が拭いされないですが、このまま、取られても取り返すサッカーを見られることを期待しています!(若干心臓に悪いけど。)
バルセロナの先発は、
GK:バルデス、
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、マルク・バルトラ、アルバ
MF:ソング、シャビ、イニエスタ、
FW:ペドロ、メッシ、サンチェス。
センターバックはバルトラとマスチェラーノ。ブスケツは以前のベンフィカ戦で一発退場となり、出場停止処分。これは納得出来ませんでした。バルセロナは異議申し立てを行うと発表していましたね。というわけで、スタンドでアウベス、プジョル、ブスケツが私服で並んで観戦している姿が見られました。
ワンチャンスを生かすセルティック。
前半開始直後からバルサの時間が続きます。セルティックはほとんどチャンスなし。セルティックは引き気味で、タマ際もそんなに激しく来るという感じではありませんでした。
バルセロナが試合を支配していた中で、セルティックがワンチャンスをモノにします。右サイドで得たフリーキックをゲルキオス・サマラスが合わせて先制。発表ではサマラスの得点ということになっていましたが、実際はマスチェラーノのオウンゴールでしたね。何にしても、今のバルセロナのセットプレーに対する守備は不安そのもの。
見事な崩し。
前半終了間際、メッシからイニエスタの足下へ、鋭いパスが入ります。これをイニエスタがシャビへダイレクトで落として、ディフェンスを振り切って走り込みます。そしてシャビからもう一度イニエスタが受けて、右足で流し込みました。とても狭いところ、密集地帯のペナルティーエリア内の中央を見事に崩しました。トップスピードで走り込む選手、ハイスピードのパス、ダイレクトパス、あの狭い中でこれだけの質の高いプレーを見られてとても興奮しました。バルセロナでしか見られない素晴らしいプレーの連続でしたね。
後半は、セルティックの方もカウンターだけでなく、ボールを保持して攻撃するシーンが見られました。しかし決定的なシーンはバルセロナの方が多かったですね。中盤から終盤にかけてはバルサの猛攻が見られました。勝ち点3を取りに行くバルセロナと、このまま引き分けで終わりたいセルティックと言った様相でした。バルサはペドロに代えてテージョ、アレクシスに代えてビジャを投入します。かなり引いて集中して守る相手にバルセロナはなかなか得点出来ません。セルティックのゴールキーパー、フレイザー・フォースターの好セーブも何度かありました。
まさに終了間際。
90分のビジャのシュートはポストにはじかれ、もうダメかと思った後半アディショナルタイム、ついにバルサは勝ち越します。アドリアーノのクロスに左サイドから走り込んだジョルディ・アルバが押し込みゴール。アディショナルタイムが4分取られたこの試合のほとんどラストのプレーだったと思います。ついに訪れた、劇的なゴールでした。
バルセロナは先制されながらもホームでしっかり勝ち点3をもぎ取りました。なんだか最近、劇的な勝利という表現がぴったりな試合が多い気がしますね。怪我人が重なる中で守備の不安が拭いされないですが、このまま、取られても取り返すサッカーを見られることを期待しています!(若干心臓に悪いけど。)
さて、リーガエスパニョーラ第8節、デポルティーボ・ラコルーニャ×バルセロナがデポルのホーム、リアソールにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ソング、モントーヤ
MF:ブスケツ、セスク、イニエスタ
FW:ビジャ、メッシ、テージョ
となりました。
ビジャが今シーズン2試合目となる先発出場。最近注目となっているセンターバックは、マスチェラーノとソングになりました。ブスケツをセンターバックにするスペイン代表とは違い、ビラノバ監督はブスケツをピボーテで使いたい、というところが見えますね。
開始20分と経たず0-3。
セスクのスルーパスからジョルディ・アルバで鮮やかな先制点。セスクの速い縦パスを上手くコントロールして抜け出し、キーパーとの1対1も落ち着いていました。まだ開始3分と経っていませんでした。
7分、イニエスタが粘って繋いだところを、メッシが逆サイドでフリーのテージョへパス。テージョは上手く相手を引き付け切り返し、右足で叩き込みました。
17分、セスクとメッシの縦関係からの得点。セスクがバイタルエリアでボールを受けメッシへヒールパス。メッシが左足の力強いシュート。バルサは早くも0-3とします。中央をいとも簡単に崩しました。
試合開始から頻繁にセスクがディフェンスラインと中盤の間でボールを受けていました。メッシと前後しながらの関係性が非常によかったです。
デポルに2点。
25分、PKでデポルが1点返します。マスチェラーノのスライディングはペナルティーエリアの内か外か、非常に微妙な判定でした。思えばここからこの試合は始まったような気がします。
36分、コーナーキックのこぼれ球をアレックスが押し込み追加点。よく抑えたスピードのあるシュートは、ほぼ正面だったバルデスの手をはじきゴールネットへ。バルサに1点差に詰め寄ります。
セスクとメッシ。
バルサは横パスばかりで縦に入らなくなり、なかなかチャンスが掴めなくなってきます。デポルの時間となり嫌な空気が流れます。
しかし42分、セスクからメッシのホットラインで得点が生まれます。セスクはボールを受けると右足アウトサイドで技ありスルーパス。メッシが走り込み右足でサイドネットに突き刺しました。デポルも人数はそろっていた所だったんですが、この2人で切り崩しました。セスクの素晴らしいスルーパスと、それを感じて走り込んでいたメッシの関係性はバルセロナの大きな武器ですね。
後半開始直後の失点、マスチェラーノ退場。
後半開始直後にデポルがいい位置でフリーキックを得ます。ピッツィがこれを直接決めてデポルがまた1点差に詰め寄ります。バルデスも触ったんですが、非常に素晴らしいシュートでした。
その2分後にバルセロナにさらに悪いニュース。マスチェラーノが2枚目のイエローカードを受けて退場に。リキに肘が当たったのが故意であったという判定でしょうか。厳しい。この退場によって、ビジャに代わってアドリアーノが入ります。アドリアーノは前節のクラシコ同様センターバックへ。ソングとアドリアーノのセンターバック…。
その後、テージョに代わってペドロ。そしてセスクに代わってシャビが入ります。バルサが10人になったこともあり、こう着状態となっていた試合をシャビがコントロールし始めます。
メッシハットトリック!
シャビから何気なく出たショートパスを受け、後ろから来た相手をいなしてドリブル開始。そのまま1人で持ち込み、左足でゴール!メッシの個人技で今一度突き放します。
すぐにオウンゴールで1点差。
メッシのハットトリックで終わる試合だと思いきや、ジョルディ・アルバがオウンゴール。ちょっと何がしたかったのか分かりませんでした。まあクリアミスということになるんでしょうが、技ありループシュートになってしまいしたよ。
4-5。
序盤の3連発で上手く崩して得点していたので、今日は6点ぐらい取れそうだなーなんて思っていたんですが。こんな試合になるとは全く想像できませんでした。デポルはPKで得点した後は、いいディフェンスブロックを形成していたように思います。ピボーテの2人が上手く中盤のスペースを消していて、セスクがいいポジションでボールを受ける回数が減っていました。そんな中でもセスクとメッシで崩したバルセロナの4点目のゴールは見事だったと思います。
バルセロナはなかなか見たことの無い大量失点となったわけですが、特別誰が悪かったという様なところはなかったように思います。バルデスはPK、FK、オウンゴールの3失点はしょうがないかなと。10人となったバルセロナでセンターバックに入ったアドリアーノですが、つなぎのところでは冷静な状況判断で、単純にパスではなく上手くいなして持ち上がるというシーンもあり、頼もしさがありました。
4-5という、数字だけを見ると打ち合いだったという様な見方が出来ると思いますが、打ち合いを制したというよりは、何か気持ちの悪いものを振り払って振り払って手にした勝利だったように思います。またサッカーの面白さの一端を見れた気がしました。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ソング、モントーヤ
MF:ブスケツ、セスク、イニエスタ
FW:ビジャ、メッシ、テージョ
となりました。
ビジャが今シーズン2試合目となる先発出場。最近注目となっているセンターバックは、マスチェラーノとソングになりました。ブスケツをセンターバックにするスペイン代表とは違い、ビラノバ監督はブスケツをピボーテで使いたい、というところが見えますね。
開始20分と経たず0-3。
セスクのスルーパスからジョルディ・アルバで鮮やかな先制点。セスクの速い縦パスを上手くコントロールして抜け出し、キーパーとの1対1も落ち着いていました。まだ開始3分と経っていませんでした。
7分、イニエスタが粘って繋いだところを、メッシが逆サイドでフリーのテージョへパス。テージョは上手く相手を引き付け切り返し、右足で叩き込みました。
17分、セスクとメッシの縦関係からの得点。セスクがバイタルエリアでボールを受けメッシへヒールパス。メッシが左足の力強いシュート。バルサは早くも0-3とします。中央をいとも簡単に崩しました。
試合開始から頻繁にセスクがディフェンスラインと中盤の間でボールを受けていました。メッシと前後しながらの関係性が非常によかったです。
デポルに2点。
25分、PKでデポルが1点返します。マスチェラーノのスライディングはペナルティーエリアの内か外か、非常に微妙な判定でした。思えばここからこの試合は始まったような気がします。
36分、コーナーキックのこぼれ球をアレックスが押し込み追加点。よく抑えたスピードのあるシュートは、ほぼ正面だったバルデスの手をはじきゴールネットへ。バルサに1点差に詰め寄ります。
セスクとメッシ。
バルサは横パスばかりで縦に入らなくなり、なかなかチャンスが掴めなくなってきます。デポルの時間となり嫌な空気が流れます。
しかし42分、セスクからメッシのホットラインで得点が生まれます。セスクはボールを受けると右足アウトサイドで技ありスルーパス。メッシが走り込み右足でサイドネットに突き刺しました。デポルも人数はそろっていた所だったんですが、この2人で切り崩しました。セスクの素晴らしいスルーパスと、それを感じて走り込んでいたメッシの関係性はバルセロナの大きな武器ですね。
後半開始直後の失点、マスチェラーノ退場。
後半開始直後にデポルがいい位置でフリーキックを得ます。ピッツィがこれを直接決めてデポルがまた1点差に詰め寄ります。バルデスも触ったんですが、非常に素晴らしいシュートでした。
その2分後にバルセロナにさらに悪いニュース。マスチェラーノが2枚目のイエローカードを受けて退場に。リキに肘が当たったのが故意であったという判定でしょうか。厳しい。この退場によって、ビジャに代わってアドリアーノが入ります。アドリアーノは前節のクラシコ同様センターバックへ。ソングとアドリアーノのセンターバック…。
その後、テージョに代わってペドロ。そしてセスクに代わってシャビが入ります。バルサが10人になったこともあり、こう着状態となっていた試合をシャビがコントロールし始めます。
メッシハットトリック!
シャビから何気なく出たショートパスを受け、後ろから来た相手をいなしてドリブル開始。そのまま1人で持ち込み、左足でゴール!メッシの個人技で今一度突き放します。
すぐにオウンゴールで1点差。
メッシのハットトリックで終わる試合だと思いきや、ジョルディ・アルバがオウンゴール。ちょっと何がしたかったのか分かりませんでした。まあクリアミスということになるんでしょうが、技ありループシュートになってしまいしたよ。
4-5。
序盤の3連発で上手く崩して得点していたので、今日は6点ぐらい取れそうだなーなんて思っていたんですが。こんな試合になるとは全く想像できませんでした。デポルはPKで得点した後は、いいディフェンスブロックを形成していたように思います。ピボーテの2人が上手く中盤のスペースを消していて、セスクがいいポジションでボールを受ける回数が減っていました。そんな中でもセスクとメッシで崩したバルセロナの4点目のゴールは見事だったと思います。
バルセロナはなかなか見たことの無い大量失点となったわけですが、特別誰が悪かったという様なところはなかったように思います。バルデスはPK、FK、オウンゴールの3失点はしょうがないかなと。10人となったバルセロナでセンターバックに入ったアドリアーノですが、つなぎのところでは冷静な状況判断で、単純にパスではなく上手くいなして持ち上がるというシーンもあり、頼もしさがありました。
4-5という、数字だけを見ると打ち合いだったという様な見方が出来ると思いますが、打ち合いを制したというよりは、何か気持ちの悪いものを振り払って振り払って手にした勝利だったように思います。またサッカーの面白さの一端を見れた気がしました。
親善試合のブラジル×日本が行われましたが、スタメンから本田がワントップに入るかたちとなった日本代表は、4-0と完敗でした。完全なる誤審でラミレスの得点が取り消されたのを入れるとすれば、5-0です。端的にいうと、個の力の差、決定力の差といったところでしょう。
試合巧者ブラジル。
前半立ち上がりのブラジルのエンジンがかかる前までは、日本が意図するサッカー、選手同士の距離感が近くショートパスで崩してくかたちが見られました。しかしながら、ブラジルの得点後はとにかくブラジルの試合巧者ぶりが際立っていましたね。奪ってからのカウンターの縦への速さ、前線でポジションチェンジを繰り返し、穴を見つけるとスピードアップする攻撃、その中でカカのドリブルなどの個の能力で変化をつけ、捕まえづらい攻めを構築するなど、さすがサッカー大国といったプレーが見られましたよ。よく言われる「サッカーを知っている」というヤツですね。
後半、トップ下に入った中村が乾と交代すると、香川がトップ下にずれるかたちになりました。これにより、本田と香川の関係が少し良くなった時間もありました。しかし、効果的に攻撃が出来たと言えるシーンはあまり無かったように思います。何と言うか迫力がなく、優等生的な攻撃。ブラジルにとって怖いゾーンから外ではパスはまわせるけども・・・です。その中で本田は頑張っていたように思います。このレベルでもボールはわりと収まるし、低い位置でですがボールの受け方がいいシーンもみられました。
動けよザック。
親善試合でもあるし、貴重なヨーロッパ遠征での強豪国との対戦ということで、もっと色んな選手を使ってみてもいいのではないかと思いました。正直負け試合なのは後半速い段階で分かっていたことですし(まあ前半からか)、ブラジルが4点目をとってからどんどん選手交代をしていた時に、日本が全く動かないのはとても歯がゆいところでした。さすがに宮市はあの試合内容であの時間帯に入れられても何も出来ないですよね。
今回のヨーロッパ遠征は日本代表にとって貴重な経験となったと思いますし、これからの日本代表のチームとしてのレベルアップに期待したいですね。
試合巧者ブラジル。
前半立ち上がりのブラジルのエンジンがかかる前までは、日本が意図するサッカー、選手同士の距離感が近くショートパスで崩してくかたちが見られました。しかしながら、ブラジルの得点後はとにかくブラジルの試合巧者ぶりが際立っていましたね。奪ってからのカウンターの縦への速さ、前線でポジションチェンジを繰り返し、穴を見つけるとスピードアップする攻撃、その中でカカのドリブルなどの個の能力で変化をつけ、捕まえづらい攻めを構築するなど、さすがサッカー大国といったプレーが見られましたよ。よく言われる「サッカーを知っている」というヤツですね。
後半、トップ下に入った中村が乾と交代すると、香川がトップ下にずれるかたちになりました。これにより、本田と香川の関係が少し良くなった時間もありました。しかし、効果的に攻撃が出来たと言えるシーンはあまり無かったように思います。何と言うか迫力がなく、優等生的な攻撃。ブラジルにとって怖いゾーンから外ではパスはまわせるけども・・・です。その中で本田は頑張っていたように思います。このレベルでもボールはわりと収まるし、低い位置でですがボールの受け方がいいシーンもみられました。
動けよザック。
親善試合でもあるし、貴重なヨーロッパ遠征での強豪国との対戦ということで、もっと色んな選手を使ってみてもいいのではないかと思いました。正直負け試合なのは後半速い段階で分かっていたことですし(まあ前半からか)、ブラジルが4点目をとってからどんどん選手交代をしていた時に、日本が全く動かないのはとても歯がゆいところでした。さすがに宮市はあの試合内容であの時間帯に入れられても何も出来ないですよね。
今回のヨーロッパ遠征は日本代表にとって貴重な経験となったと思いますし、これからの日本代表のチームとしてのレベルアップに期待したいですね。
さて、ワールドカップヨーロッパ予選グループI、スペイン×フランスがアトレティコマドリードのホームスタジアム、エスタディオ・ビセンテ・カルデロンで行われましたよ。
この試合はなんと地上波のTBSで放送されました。ヨーロッパ予選の中で注目の一戦であることは間違いないとはいえ、地上波で生放送されるというのはなかなか驚きですね。これからも、たとえ予選だったとしても注目の一戦ならば地上波でもどんどん放送して欲しいものです。
スペインの先発は、
GK:カシージャス
DF:ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ラモス、セルヒオ・ブスケツ、アルベロア
MF:シャビ・アロンソ、シャビ・エルナンデス、イニエスタ
FW:ペドロ、セスク、ダビド・シルバ
となりました。
ピケ、プジョルがいないセンターバックですが、ブスケツが入りましたね。
攻撃面ではユーロ2012でも機能していたゼロトップといったところでしょうか。
中盤に人数をかけて中央をコンパクトに守るフランス。それに対しスペインはややサイドから、特に左サイドのイニエスタ、アルバを中心としてチャンスにつなげていきます。アルバがバルセロナでプレーしているときよりも、少しだけのびのびしてる様な気がするのは気のせいでしょうか。縦への突破がキレていましたよ。
再三攻めた左サイドで得たコーナーキックから、ラモスがフリーでヘディング。これはポストにはじかれますが、こぼれ球の折り返しを押し込み先制。一度は外して落ち込んでいたところに運良くボールが転がってきました。
セスクのPK失敗や、フランス、メネズの得点がオフサイドになるなど、動きのある展開となりましたが、前半はこのまま1-0でスペイン。
後半、フランスが選手交代から前に仕掛けるようになり、試合は動き出します。中盤に少しスペースが生まれ、お互いに攻め合うかたちになります。特にフランスは左サイドのリベリがポイントとなっていい攻撃が生まれだしました。だんだんとスペインの方はパスミスが重なり、ポゼッション出来なくなっていきました。
そして、後半アディショナルタイム、ベンゼマに代わって入ったジルーが大金星の同点ゴール。ボールキープをして時間を稼ぐスペインのミスをついて攻撃につなげ、リベリのピンポイントクロスから得点は生まれました。おそらく時間的にラストプレーだったと思います。素晴らしいゴールでした。スペインは後半、ミスから攻撃されていた部分が目立っていたので、そこからついに得点されてしまったというところですね。
負傷交代の2人。
注目の一戦は勝ち点1を分け合うかたちとなりました。
スペインは前半10分足らずで交代したシルバ、後半にはアルベロアと試合の流れを作っていきたい段階でアクシデントで選手交代をするしかなかったのが残念でしたね。結果的には、負傷したアルベロアに代わって入ったフアンフランのミスからフランスに得点をゆるしてしまいました。
逆にフランスは負傷したベンゼマに代わって入ったジルーが得点を上げました。
なんだか因果なものですね。
この試合はなんと地上波のTBSで放送されました。ヨーロッパ予選の中で注目の一戦であることは間違いないとはいえ、地上波で生放送されるというのはなかなか驚きですね。これからも、たとえ予選だったとしても注目の一戦ならば地上波でもどんどん放送して欲しいものです。
スペインの先発は、
GK:カシージャス
DF:ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ラモス、セルヒオ・ブスケツ、アルベロア
MF:シャビ・アロンソ、シャビ・エルナンデス、イニエスタ
FW:ペドロ、セスク、ダビド・シルバ
となりました。
ピケ、プジョルがいないセンターバックですが、ブスケツが入りましたね。
攻撃面ではユーロ2012でも機能していたゼロトップといったところでしょうか。
中盤に人数をかけて中央をコンパクトに守るフランス。それに対しスペインはややサイドから、特に左サイドのイニエスタ、アルバを中心としてチャンスにつなげていきます。アルバがバルセロナでプレーしているときよりも、少しだけのびのびしてる様な気がするのは気のせいでしょうか。縦への突破がキレていましたよ。
再三攻めた左サイドで得たコーナーキックから、ラモスがフリーでヘディング。これはポストにはじかれますが、こぼれ球の折り返しを押し込み先制。一度は外して落ち込んでいたところに運良くボールが転がってきました。
セスクのPK失敗や、フランス、メネズの得点がオフサイドになるなど、動きのある展開となりましたが、前半はこのまま1-0でスペイン。
後半、フランスが選手交代から前に仕掛けるようになり、試合は動き出します。中盤に少しスペースが生まれ、お互いに攻め合うかたちになります。特にフランスは左サイドのリベリがポイントとなっていい攻撃が生まれだしました。だんだんとスペインの方はパスミスが重なり、ポゼッション出来なくなっていきました。
そして、後半アディショナルタイム、ベンゼマに代わって入ったジルーが大金星の同点ゴール。ボールキープをして時間を稼ぐスペインのミスをついて攻撃につなげ、リベリのピンポイントクロスから得点は生まれました。おそらく時間的にラストプレーだったと思います。素晴らしいゴールでした。スペインは後半、ミスから攻撃されていた部分が目立っていたので、そこからついに得点されてしまったというところですね。
負傷交代の2人。
注目の一戦は勝ち点1を分け合うかたちとなりました。
スペインは前半10分足らずで交代したシルバ、後半にはアルベロアと試合の流れを作っていきたい段階でアクシデントで選手交代をするしかなかったのが残念でしたね。結果的には、負傷したアルベロアに代わって入ったフアンフランのミスからフランスに得点をゆるしてしまいました。
逆にフランスは負傷したベンゼマに代わって入ったジルーが得点を上げました。
なんだか因果なものですね。
さて、日本代表のヨーロッパ遠征の国際親善試合、フランス戦がフランス・パリ郊外のスタッド・ドゥ・フランス(サンドニ)にておこなわれましたよ。
日本代表にとっては非常に貴重な経験が出来る今回の遠征ですが、本田、岡崎、前田という最近ではレギュラーに定着している選手が怪我の為に出場できないというのが残念なところです。
特に、本田不在というのがかなり大きいマイナスですが、フランス相手にどういったサッカーが出来るのか注目です。
フランスは序盤から先制点を取りに来ます。ボールさばきはシンプルで判断がとても早く、日本はまったく捕まえられていませんでした。サイドからの攻撃でもすんなりとクロスをあげますが、しっかりと中にターゲットとなる選手がいるというのが大きいですね。それほど前がかりの攻撃を終始しかけていました。そして数的不利な状況でも質の高いパスでシュートまで行くシーンがあり、見応えがありました、特に、左に入ったベンゼマが好プレイの連続でしたよ。
ただ、シュートのところで精彩をかいていました。試合前に雨が降ったようで、緩くなっているピッチが最後の最後で影響していたのでしょうか、シュートを大きく噴かしてしまうシーンが何度がありました。海外トップクラスではほぼ見られない様な感じでしたね。
ベンゼマのフリーキックを川島が好セーブ、というシーンもありましたが、全体的には日本が守ったというよりは、フランスが外し続けた前半でした。
後半ではスタートからメンバーチェンジがあり、交代枠が6つもある親善試合らしく、いろいろと選手の組み合わせを試すという様相のフランス。それに対し前半で何も出来なかった日本は、前半とメンバーを代えず。まだこのメンバーで何もしていない、ということでしょうか。
後半序盤では前半同様に防戦一方となる日本でしたが、香川が中央、相手ディフェンスラインと中盤の間でボールを受けられる様になってくると、徐々に日本も攻撃し始めます。左サイドの長友の突破なども出始めます。しかし決定的と言えるシーンまではいたりませんでした。
フランスは後半途中からリベリが入ると個人技で魅せます。日本のディフェンダーを2人の間を割って抜き去り、シュートまで行くシーンがありました。速さと共に体の強さも見せつけました。
川島のビッグセーブ後。
41分、ジルーのシュートを川島がビッグセーブ。このシュートは正直入ったと思いましたが、本当に素晴らしいセービングでしたね。その後のバルブエナのシュートもしのいだ直後のフランスのコーナーキックから、日本のカウンター。
今野が中央をドリブルで持ち上がり、終了間際とは思えないランニングをみせて右サイドでフリーとなった長友へ。その長友の折り返しを香川が泥臭く押し込み、日本先制。なんとも鮮やかなカウンターでした。長友シュート打たないのかよ!と、一瞬思ったんですが香川が倒れ込みながらも上手く押し込みましたよ。
というわけで、0-1で日本はフランスに初勝利しました!
今日の前半の日本の何も出来なさ加減はなかなかのものでしたが、それ以上にこの内容で勝てたということが衝撃的でしたね。後半に入ってから、ボールを保持出来る場面も出て来たとはいえ、後半の内容だけで見てもフランスの方が勝っていたと思います。
個人的には、前半のフランスの、シンプルでも質が高くてゴールまで直接的な攻撃が見られたのと、劇的な日本のカウンターでの得点が見られて、非常にエンターテイメント性の高い試合だったので大満足でした。次の親善試合ブラジル戦も大注目ですね!
日本代表にとっては非常に貴重な経験が出来る今回の遠征ですが、本田、岡崎、前田という最近ではレギュラーに定着している選手が怪我の為に出場できないというのが残念なところです。
特に、本田不在というのがかなり大きいマイナスですが、フランス相手にどういったサッカーが出来るのか注目です。
フランスは序盤から先制点を取りに来ます。ボールさばきはシンプルで判断がとても早く、日本はまったく捕まえられていませんでした。サイドからの攻撃でもすんなりとクロスをあげますが、しっかりと中にターゲットとなる選手がいるというのが大きいですね。それほど前がかりの攻撃を終始しかけていました。そして数的不利な状況でも質の高いパスでシュートまで行くシーンがあり、見応えがありました、特に、左に入ったベンゼマが好プレイの連続でしたよ。
ただ、シュートのところで精彩をかいていました。試合前に雨が降ったようで、緩くなっているピッチが最後の最後で影響していたのでしょうか、シュートを大きく噴かしてしまうシーンが何度がありました。海外トップクラスではほぼ見られない様な感じでしたね。
ベンゼマのフリーキックを川島が好セーブ、というシーンもありましたが、全体的には日本が守ったというよりは、フランスが外し続けた前半でした。
後半ではスタートからメンバーチェンジがあり、交代枠が6つもある親善試合らしく、いろいろと選手の組み合わせを試すという様相のフランス。それに対し前半で何も出来なかった日本は、前半とメンバーを代えず。まだこのメンバーで何もしていない、ということでしょうか。
後半序盤では前半同様に防戦一方となる日本でしたが、香川が中央、相手ディフェンスラインと中盤の間でボールを受けられる様になってくると、徐々に日本も攻撃し始めます。左サイドの長友の突破なども出始めます。しかし決定的と言えるシーンまではいたりませんでした。
フランスは後半途中からリベリが入ると個人技で魅せます。日本のディフェンダーを2人の間を割って抜き去り、シュートまで行くシーンがありました。速さと共に体の強さも見せつけました。
川島のビッグセーブ後。
41分、ジルーのシュートを川島がビッグセーブ。このシュートは正直入ったと思いましたが、本当に素晴らしいセービングでしたね。その後のバルブエナのシュートもしのいだ直後のフランスのコーナーキックから、日本のカウンター。
今野が中央をドリブルで持ち上がり、終了間際とは思えないランニングをみせて右サイドでフリーとなった長友へ。その長友の折り返しを香川が泥臭く押し込み、日本先制。なんとも鮮やかなカウンターでした。長友シュート打たないのかよ!と、一瞬思ったんですが香川が倒れ込みながらも上手く押し込みましたよ。
というわけで、0-1で日本はフランスに初勝利しました!
今日の前半の日本の何も出来なさ加減はなかなかのものでしたが、それ以上にこの内容で勝てたということが衝撃的でしたね。後半に入ってから、ボールを保持出来る場面も出て来たとはいえ、後半の内容だけで見てもフランスの方が勝っていたと思います。
個人的には、前半のフランスの、シンプルでも質が高くてゴールまで直接的な攻撃が見られたのと、劇的な日本のカウンターでの得点が見られて、非常にエンターテイメント性の高い試合だったので大満足でした。次の親善試合ブラジル戦も大注目ですね!
さて、伝統の一戦、クラシコがカンプノウで行われましたよ。
バルセロナはピケ、プジョルのいない心配のディフェンスラインの穴を誰が埋めるのかが注目でしたが、驚きのセンターバックコンビとなりました。
驚きのスターティングメンバー。
DF:アウベス、マスチェラーノ、アドリアーノ、アルバ
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。メンバーだけ発表された段階では、3バックで行くのではという予想もありました。
アドリアーノ、センターバック。
マスチェラーノとセンターバックを組むのはなんと、アドリアーノでした。これはちょっと、誰も予想していなかったことではないでしょうか。まったくもって心配です。高さがある選手がブスケツ以外いないですよ。
セスク、イニエスタ、シャビがそろって先発なのはここ最近なかった気がします。攻撃面で非常に注目ですね。
レアル先制。
クリスティアーノ・ロナウドがクラシコ5試合連続ゴールとなる先制点を上げました。序盤に多く見られたバルサの左サイドをついた攻撃からの流れで、ベンゼマのポストプレーによるアシストから生まれたゴールでしたが、あまり角度のないところからニアを抜いた強烈なシュートでした。さすがの決定力ですね。
ダニエウ・アウベス、怪我。
前半27分という割と速い時間帯でアウベスが怪我によって交代してしまいます。悔しそうなアウベス。これ以上ディフェンスラインに怪我人が増えると、もはや笑ってしまうほど厳しい状況になりそうなバルセロナですが、どういった怪我なのか事実関係は分かりませんでした。
代わってモントーヤが入ります。
メッシ!
前半30分、ペドロのクロスがこぼれ、混戦となったところをメッシが叩き込みました。
この後バルセロナは前線のポジションが流動的になり、ボールを保持出来るようになってきました。
前半は1-1。
レアルが序盤はいい形で入りました。コンパクトに守ってバルセロナにポゼッションさせず、シンプルに効果的に攻撃していました。前線の守備から連動していて、素晴らしかったですね。攻撃ではベンゼマ、ロナウドがいい流れでボールをうけていましたね。バルセロナは2点取られてもおかしくなかったですよ。
バルセロナはアウベスの怪我での交代というアクシデントに見舞われながら、メッシの得点後はポジショニングが流動的になり、シャビがボールを触りだすと、いつものポゼッションサッカーに近づいてきましたね。スタートは左アタッカーに入ったイニエスタが特に動いていました。アレクシス、テージョなどがアタッカーに入るのとは全然違うところですよね。左の前線のゾーンにはイニエスタ、アルバ、セスク、そしてシャビなども入って来ていました。
ポゼッションして前がかりになったところでボールを失ってしまった時には、ブスケツがいち早くレアルのカウンターの芽を摘んでいたのが印象的でした。これはかなり大きかったのではないかとおもいますよ。
メッシ!!
前半15分、メッシが倒されて得たフリーキックを自ら直接決めて今日2点目。
スーペルコパでのクラシコでもフリーキックを直接決めたメッシ。やはり今シーズンのメッシのフリーキックは注目です。
後半序盤もなかなかいい攻撃が出来ていなかったバルセロナをメッシがまた救いました。
この後セスクに代わってアレクシスが入ります。
アレクシスは献身的に走り、前線で裏を狙う動きなど、後半のなかなか動きの見られなかったバルセロナに、攻撃でのアクセントとなるいいプレーをしていたと思います。
エジルからロナウド。
後半20分、エジルのスルーパスにロナウドが走り込み、ロナウドも今日2点目を上げます。エジルの素晴らしいパスから、の綺麗なゴールでした。
バルセロナの急造センターバックのところが突かれてしまいましたね。エジルは今シーズンで一番いいプレーをみせていたのではないかと思います。
終盤のビッグチャンス。
終盤は中盤のスペースが空く中でバルセロナがチャンスを作り出していました。今シーズンのバルセロナの全得点のうち、終盤の得点の割合が多いというデータがあるようで、ポゼッションにより相手チームの体力を削っているということがあるんだと思います。終盤のレアルの中盤は疲れが見られましたね。そこへカカーやエッシェンが交代して入りましたが、あまり変化は見られなかったように思います。
そんな中でバルサらしい細かい繋ぎの中からのモントーヤのシュート、ペドロが抜け出しての左足のシュートなど最後の最後までチャンスがあったのが得点に結びつかなかったのが悔やまれます。
試合は2-2の引き分けとなりました。
モウリーニョの3年目。
2010/2011シーズンのモウリーニョ初めてのクラシコでは、バルセロナのサッカーに合わせず、自分達のサッカーを曲げずに挑んだレアルでしたが、バルセロナの前に5-0と大敗。この試合のことは僕の中では、まだ大きな衝撃として残っています。
その後、モウリーニョはペペをアンカーに持ってくるなど、あの手この手を使ってバルサ対策をしてきました。
しかしモウリーニョ3年目のシーズンとなる今日のクラシコでは、バルセロナのサッカーに合わせず、調子の上がって来たそのままのレアルのサッカーをしていたと思います。そして内容でもバルセロナと互角に渡り合い、レアルはとてもいいサッカーを見せたと思いました。
まあ、今日のバルセロナは確実にベストメンバーではありませんが、今後のクラシコがさらに楽しみになる今日の一戦でした。
バルセロナはピケ、プジョルのいない心配のディフェンスラインの穴を誰が埋めるのかが注目でしたが、驚きのセンターバックコンビとなりました。
驚きのスターティングメンバー。
DF:アウベス、マスチェラーノ、アドリアーノ、アルバ
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。メンバーだけ発表された段階では、3バックで行くのではという予想もありました。
アドリアーノ、センターバック。
マスチェラーノとセンターバックを組むのはなんと、アドリアーノでした。これはちょっと、誰も予想していなかったことではないでしょうか。まったくもって心配です。高さがある選手がブスケツ以外いないですよ。
セスク、イニエスタ、シャビがそろって先発なのはここ最近なかった気がします。攻撃面で非常に注目ですね。
レアル先制。
クリスティアーノ・ロナウドがクラシコ5試合連続ゴールとなる先制点を上げました。序盤に多く見られたバルサの左サイドをついた攻撃からの流れで、ベンゼマのポストプレーによるアシストから生まれたゴールでしたが、あまり角度のないところからニアを抜いた強烈なシュートでした。さすがの決定力ですね。
ダニエウ・アウベス、怪我。
前半27分という割と速い時間帯でアウベスが怪我によって交代してしまいます。悔しそうなアウベス。これ以上ディフェンスラインに怪我人が増えると、もはや笑ってしまうほど厳しい状況になりそうなバルセロナですが、どういった怪我なのか事実関係は分かりませんでした。
代わってモントーヤが入ります。
メッシ!
前半30分、ペドロのクロスがこぼれ、混戦となったところをメッシが叩き込みました。
この後バルセロナは前線のポジションが流動的になり、ボールを保持出来るようになってきました。
前半は1-1。
レアルが序盤はいい形で入りました。コンパクトに守ってバルセロナにポゼッションさせず、シンプルに効果的に攻撃していました。前線の守備から連動していて、素晴らしかったですね。攻撃ではベンゼマ、ロナウドがいい流れでボールをうけていましたね。バルセロナは2点取られてもおかしくなかったですよ。
バルセロナはアウベスの怪我での交代というアクシデントに見舞われながら、メッシの得点後はポジショニングが流動的になり、シャビがボールを触りだすと、いつものポゼッションサッカーに近づいてきましたね。スタートは左アタッカーに入ったイニエスタが特に動いていました。アレクシス、テージョなどがアタッカーに入るのとは全然違うところですよね。左の前線のゾーンにはイニエスタ、アルバ、セスク、そしてシャビなども入って来ていました。
ポゼッションして前がかりになったところでボールを失ってしまった時には、ブスケツがいち早くレアルのカウンターの芽を摘んでいたのが印象的でした。これはかなり大きかったのではないかとおもいますよ。
メッシ!!
前半15分、メッシが倒されて得たフリーキックを自ら直接決めて今日2点目。
スーペルコパでのクラシコでもフリーキックを直接決めたメッシ。やはり今シーズンのメッシのフリーキックは注目です。
後半序盤もなかなかいい攻撃が出来ていなかったバルセロナをメッシがまた救いました。
この後セスクに代わってアレクシスが入ります。
アレクシスは献身的に走り、前線で裏を狙う動きなど、後半のなかなか動きの見られなかったバルセロナに、攻撃でのアクセントとなるいいプレーをしていたと思います。
エジルからロナウド。
後半20分、エジルのスルーパスにロナウドが走り込み、ロナウドも今日2点目を上げます。エジルの素晴らしいパスから、の綺麗なゴールでした。
バルセロナの急造センターバックのところが突かれてしまいましたね。エジルは今シーズンで一番いいプレーをみせていたのではないかと思います。
終盤のビッグチャンス。
終盤は中盤のスペースが空く中でバルセロナがチャンスを作り出していました。今シーズンのバルセロナの全得点のうち、終盤の得点の割合が多いというデータがあるようで、ポゼッションにより相手チームの体力を削っているということがあるんだと思います。終盤のレアルの中盤は疲れが見られましたね。そこへカカーやエッシェンが交代して入りましたが、あまり変化は見られなかったように思います。
そんな中でバルサらしい細かい繋ぎの中からのモントーヤのシュート、ペドロが抜け出しての左足のシュートなど最後の最後までチャンスがあったのが得点に結びつかなかったのが悔やまれます。
試合は2-2の引き分けとなりました。
モウリーニョの3年目。
2010/2011シーズンのモウリーニョ初めてのクラシコでは、バルセロナのサッカーに合わせず、自分達のサッカーを曲げずに挑んだレアルでしたが、バルセロナの前に5-0と大敗。この試合のことは僕の中では、まだ大きな衝撃として残っています。
その後、モウリーニョはペペをアンカーに持ってくるなど、あの手この手を使ってバルサ対策をしてきました。
しかしモウリーニョ3年目のシーズンとなる今日のクラシコでは、バルセロナのサッカーに合わせず、調子の上がって来たそのままのレアルのサッカーをしていたと思います。そして内容でもバルセロナと互角に渡り合い、レアルはとてもいいサッカーを見せたと思いました。
まあ、今日のバルセロナは確実にベストメンバーではありませんが、今後のクラシコがさらに楽しみになる今日の一戦でした。
さて、チャンピオンズリーググループG、ベンフィカ×バルセロナがベンフィカのホーム、エスタディオ・ダ・ルスにて行われましたよ。
あの苦しい試合となったセビージャ戦から中二日、バルセロナはあの試合とほぼ同じメンバー、現状のベストメンバーで臨みます。
プジョルが怪我から復帰したので、セビージャ戦でセンターバックに入ったソングのところにはプジョルがスタメンで入りました!
メッシ2アシスト。
6分にアレクシス、56分にセスクが得点を上げ、0-2でバルセロナは勝利しました。
この2得点ともアシストしたのはメッシでした。
6分の先制点では左サイドからシュート性のクロスをあげ、アレクシスの得点をお膳立て。触れれば1点という様な見事なクロスボールでした。
そして、圧巻だったのがセスクへのアシストをした2点目。メッシがドリブル突破で相手ディフェンダー5人の注意を引き、左サイドへ走り込んでいたセスクへスルーパス。セスクは落ち着いてニアサイドに蹴り込みました。
メッシが相手陣内の真ん中当たりからのドリブルで、しかもトップスピードでドリブルできるとそれだけで大きなチャンスになりますよね。
真ん中で相手ディフェンターを引きつけるのでサイドから走り込んできたセスクはフリー、さらに言うと大外にいたアレクシスもどフリーでした。
いいときのバルセロナの得点パターンの一つですよね。
イニエスタ復帰。
のこり20分程、セスクに代わってイニエスタが入りました。
クラシコ前のイニエスタの復帰は非常に大きいですよね。出場時間はそんなに長くはありませんでしたが、怪我をする前の無双だったイニエスタのまま戻って来てくれた様な気がしますよ。短い間ながらもセスクとは違う点、ドリブルというところで魅せてくれたシーンもありました。
プジョルが怪我。
コーナーキックの接触でプジョルが怪我をしてしまいます。そのままプジョルはソングと交代。
飛び込んだあとの着地の際に肩から落ちてしまい、立ち上がれずそのまま担架で運ばれました。かなり痛がっていたように見えたのですが、心配です。クラシコには…
ブスケツ一発レッド。
終盤いらだつベンフィカはかなりハードにタマ際を当たりに来て、中二日のバルセロナの選手たちが心配でしょうがなかったですよ。
その後ブスケツが一発レッドで退場。うーん不可抗力のようにも見えましたが、ちょっと事実関係は分かりませんでした。
終盤になってかなり荒れ模様の試合となってしまいました。
今日のバルセロナはショートパスの繋ぎがよく、特に後半はほぼ試合を支配していました。ティトバルサになってからロングパスが多用されるようになったという話がありますが、この試合ではショートパスで攻撃の糸口を探っていくような攻めが中心でしたね。
今日はメッシが相手を引き付けて空いたところへ、というような攻撃での得点も生まれましたし、今度は、中央で細かく繋いで逆サイド、という様な得点も見たいですね。
あの苦しい試合となったセビージャ戦から中二日、バルセロナはあの試合とほぼ同じメンバー、現状のベストメンバーで臨みます。
プジョルが怪我から復帰したので、セビージャ戦でセンターバックに入ったソングのところにはプジョルがスタメンで入りました!
メッシ2アシスト。
6分にアレクシス、56分にセスクが得点を上げ、0-2でバルセロナは勝利しました。
この2得点ともアシストしたのはメッシでした。
6分の先制点では左サイドからシュート性のクロスをあげ、アレクシスの得点をお膳立て。触れれば1点という様な見事なクロスボールでした。
そして、圧巻だったのがセスクへのアシストをした2点目。メッシがドリブル突破で相手ディフェンダー5人の注意を引き、左サイドへ走り込んでいたセスクへスルーパス。セスクは落ち着いてニアサイドに蹴り込みました。
メッシが相手陣内の真ん中当たりからのドリブルで、しかもトップスピードでドリブルできるとそれだけで大きなチャンスになりますよね。
真ん中で相手ディフェンターを引きつけるのでサイドから走り込んできたセスクはフリー、さらに言うと大外にいたアレクシスもどフリーでした。
いいときのバルセロナの得点パターンの一つですよね。
イニエスタ復帰。
のこり20分程、セスクに代わってイニエスタが入りました。
クラシコ前のイニエスタの復帰は非常に大きいですよね。出場時間はそんなに長くはありませんでしたが、怪我をする前の無双だったイニエスタのまま戻って来てくれた様な気がしますよ。短い間ながらもセスクとは違う点、ドリブルというところで魅せてくれたシーンもありました。
プジョルが怪我。
コーナーキックの接触でプジョルが怪我をしてしまいます。そのままプジョルはソングと交代。
飛び込んだあとの着地の際に肩から落ちてしまい、立ち上がれずそのまま担架で運ばれました。かなり痛がっていたように見えたのですが、心配です。クラシコには…
ブスケツ一発レッド。
終盤いらだつベンフィカはかなりハードにタマ際を当たりに来て、中二日のバルセロナの選手たちが心配でしょうがなかったですよ。
その後ブスケツが一発レッドで退場。うーん不可抗力のようにも見えましたが、ちょっと事実関係は分かりませんでした。
終盤になってかなり荒れ模様の試合となってしまいました。
今日のバルセロナはショートパスの繋ぎがよく、特に後半はほぼ試合を支配していました。ティトバルサになってからロングパスが多用されるようになったという話がありますが、この試合ではショートパスで攻撃の糸口を探っていくような攻めが中心でしたね。
今日はメッシが相手を引き付けて空いたところへ、というような攻撃での得点も生まれましたし、今度は、中央で細かく繋いで逆サイド、という様な得点も見たいですね。
さて、リーガエスパニョーラ第6節セビージャ×バルセロナがセビージャのホーム、ラモンサンチェスピスファンで行われましたよ。
今シーズンはここまで負けなしで好調のセビージャ。レアル戦では前半から全力で走り、主導権を握って開始早々に先制してそのまま勝ちきるという試合をみせました。
試合開始直後のあのサンチェスピスファンの雰囲気はもの凄いものがありましたよ。
ということで、キックオフから目のはなせない一戦です。バルセロナは受け身に回らずにショートパスでいなして、落ち着いて自分たちのサッカーに持っていってほしいところです。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:ジョルディ・アルバ、マスチェラーノ、ソング、ダニエウ・アウベス
MF:セルヒオ・ブスケツ、シャビ、セスク、
FW:アレクシス、メッシ、ペドロ
となりました。
今日も本職のセンターバックがいないのが気になるところ。ピケとプジョルには早く戻って来て欲しいものですね。
試合開始直後は予想に反してセビージャはゆっくり入り、まずは守備から、という態勢。
それに対し、今日はダイレクトがよく入り、パスのテンポがいいバルセロナ。
特にブスケツが上手くはたいていたのが印象的でした。ダイレクトで簡単に角度をかえるパスが効果的に見えました。そういえばこういうプレーがこれまでは少なかったように思いましたよ。
13分にワンツーから三人目の動きでシュートまで行くシーンが見られました。久しぶりに見られた、中央を綺麗に崩すお手本のようなプレーでした。
25分、セビージャ右サイドの攻撃。ミドルシュートがディフェンスにあたり、こぼれ球が綺麗に左サイドのトロホウスキへとわたります。これをトロホウスキがファーサイドへ狙いすました強烈なシュートを叩き込み、セビージャ先制。
後半開始早々、セビージャが高い位置でのパスカットから、ネグレドが抜け出します。
ソングの寄せをものともせず、落ち着いてループシュートを放ち、セビージャ追加点。
セビージャのピボーテ、メデルの素晴らしい読みのパスカットと、ネグレドの強さと上手さが光りました。
52分、中央の攻めからのこぼれ球をセスクがダイレクトで左足を振り抜き、バルセロナは1点を返します。
セスクは今シーズン初ゴール。
71分、ボールと関係ないところでセスクに頭突きをしたメデルが一発退場。体当たりのようにも見えました。10人になってしまうセビージャ。
バルセロナはアレクシスに代えてテージョ、ブスケツに代えてチアゴ・アルカンタラが入ります。
続いてアウベスに代えてビジャが入ります。
残り10分、前がかりになって攻めるバルセロナ。
88分、メッシからのパスを受けたセスクが今日2点目の同点弾!
かなりスペースの無いところ、メッシの素晴らしいパスとセスクの見事な決定力でした。
アディショナルタイムの93分、メッシとのワンツーからビジャが勝ち越しゴール!
セビージャディフェンスのスライディングを受けますが、上手くコントロールして左足で振り抜きました。
決めた後のビジャは笑顔ではなく、ほっとした様な表情でした。イケメンでした。
劇的な幕切れ、3-2でバルセロナの逆転勝利です!
謎のレフェリング。
今日の審判の判定は両チームとも納得のいくようなものでは無かったように思います。
前半はメッシが後ろから倒されたものを取らないなど、全体的にセビージャよりでしたが、後半は明らかにバルセロナよりだったように思います。
メデルの退場は大きかったですね。正直厳しい判定です。カードを出すのなら、双方イエローの喧嘩両成敗が妥当なのではと思いました。
その後のセスクの同点弾は直前のプレーでチアゴにハンドがありましたが、それを取らず、セビージャの選手は一瞬足が止まってしまいました。これに抗議したセビージャのミチェル監督は退席処分。
サッカーにこういうことはつきものですが、セビージャとしては辛いところですよね。
それは取るけどあれは取らない、なんだか不必要にレフェリングに目がいってしまう試合でした。
セビージャは右サイドのヘスース・ナバスの縦への突破を中心として、シンプルなカウンターでバルセロナを苦しめましたね。ネグレドも好調の様で、随所に体の強さが見られました。
シンプルでもかなり怖さのある攻撃を作り出していました。
今シーズンはファルカオが絶好調なアトレティコと共に、リーガを盛り上げる存在になりそうです。
バルセロナは前節に続いてかなり苦しみましたが、勝負強さをみせてくれました。
序盤は不調がささやかれながらも、アシストなど結果を残して来たセスクですが、今日は得点という形で結果を出しました。イニエスタがそろそろ戻ってくるというところでのレギュラー争いにおいて、大きなアピールになりましたね。決定力という面では、イニエスタよりセスクの方があると思うので、そのセスクが得点を取って活躍するのは嬉しいものです。
そしてビジャの勝ち越しゴールは感動ものでした。
前節、メッシとの言い争いがニュースに取り上げられたビジャ。当然試合中にはよくあることだろうし、ピックアップされ過ぎなきらいもあると思います。しかし、言い争った直後に交代してしまったし、やっぱり少しだけ気になっていました。
そのビジャが劇的な逆転ゴールを決めたので、僕は思わずガッツポーズをとってしまいましたよ。
怪我から帰って来てはすぐにゴールを決め、そして途中出場から苦しい試合を勝利へと導くゴールを決める。もってる男ですね。次節クラシコでのゴールに期待です!