リーガ第8節:デポルティーボ・ラコルーニャ×バルセロナ セスクとメッシ。 | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

 さて、リーガエスパニョーラ第8節、デポルティーボ・ラコルーニャ×バルセロナがデポルのホーム、リアソールにて行われましたよ。
 バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ソング、モントーヤ
MF:ブスケツ、セスク、イニエスタ
FW:ビジャ、メッシ、テージョ
となりました。
 ビジャが今シーズン2試合目となる先発出場。最近注目となっているセンターバックは、マスチェラーノとソングになりました。ブスケツをセンターバックにするスペイン代表とは違い、ビラノバ監督はブスケツをピボーテで使いたい、というところが見えますね。


開始20分と経たず0-3。
 セスクのスルーパスからジョルディ・アルバで鮮やかな先制点。セスクの速い縦パスを上手くコントロールして抜け出し、キーパーとの1対1も落ち着いていました。まだ開始3分と経っていませんでした。
 7分、イニエスタが粘って繋いだところを、メッシが逆サイドでフリーのテージョへパス。テージョは上手く相手を引き付け切り返し、右足で叩き込みました。
 17分、セスクとメッシの縦関係からの得点。セスクがバイタルエリアでボールを受けメッシへヒールパス。メッシが左足の力強いシュート。バルサは早くも0-3とします。中央をいとも簡単に崩しました。
 試合開始から頻繁にセスクがディフェンスラインと中盤の間でボールを受けていました。メッシと前後しながらの関係性が非常によかったです。
  
デポルに2点。
 25分、PKでデポルが1点返します。マスチェラーノのスライディングはペナルティーエリアの内か外か、非常に微妙な判定でした。思えばここからこの試合は始まったような気がします。
 36分、コーナーキックのこぼれ球をアレックスが押し込み追加点。よく抑えたスピードのあるシュートは、ほぼ正面だったバルデスの手をはじきゴールネットへ。バルサに1点差に詰め寄ります。

セスクとメッシ。
 バルサは横パスばかりで縦に入らなくなり、なかなかチャンスが掴めなくなってきます。デポルの時間となり嫌な空気が流れます。
 しかし42分、セスクからメッシのホットラインで得点が生まれます。セスクはボールを受けると右足アウトサイドで技ありスルーパス。メッシが走り込み右足でサイドネットに突き刺しました。デポルも人数はそろっていた所だったんですが、この2人で切り崩しました。セスクの素晴らしいスルーパスと、それを感じて走り込んでいたメッシの関係性はバルセロナの大きな武器ですね。


後半開始直後の失点、マスチェラーノ退場。
 後半開始直後にデポルがいい位置でフリーキックを得ます。ピッツィがこれを直接決めてデポルがまた1点差に詰め寄ります。バルデスも触ったんですが、非常に素晴らしいシュートでした。
 その2分後にバルセロナにさらに悪いニュース。マスチェラーノが2枚目のイエローカードを受けて退場に。リキに肘が当たったのが故意であったという判定でしょうか。厳しい。この退場によって、ビジャに代わってアドリアーノが入ります。アドリアーノは前節のクラシコ同様センターバックへ。ソングとアドリアーノのセンターバック…。
 その後、テージョに代わってペドロ。そしてセスクに代わってシャビが入ります。バルサが10人になったこともあり、こう着状態となっていた試合をシャビがコントロールし始めます。

メッシハットトリック!
 シャビから何気なく出たショートパスを受け、後ろから来た相手をいなしてドリブル開始。そのまま1人で持ち込み、左足でゴール!メッシの個人技で今一度突き放します。

すぐにオウンゴールで1点差。
メッシのハットトリックで終わる試合だと思いきや、ジョルディ・アルバがオウンゴール。ちょっと何がしたかったのか分かりませんでした。まあクリアミスということになるんでしょうが、技ありループシュートになってしまいしたよ。



4-5。
 序盤の3連発で上手く崩して得点していたので、今日は6点ぐらい取れそうだなーなんて思っていたんですが。こんな試合になるとは全く想像できませんでした。デポルはPKで得点した後は、いいディフェンスブロックを形成していたように思います。ピボーテの2人が上手く中盤のスペースを消していて、セスクがいいポジションでボールを受ける回数が減っていました。そんな中でもセスクとメッシで崩したバルセロナの4点目のゴールは見事だったと思います。
 バルセロナはなかなか見たことの無い大量失点となったわけですが、特別誰が悪かったという様なところはなかったように思います。バルデスはPK、FK、オウンゴールの3失点はしょうがないかなと。10人となったバルセロナでセンターバックに入ったアドリアーノですが、つなぎのところでは冷静な状況判断で、単純にパスではなく上手くいなして持ち上がるというシーンもあり、頼もしさがありました。
 4-5という、数字だけを見ると打ち合いだったという様な見方が出来ると思いますが、打ち合いを制したというよりは、何か気持ちの悪いものを振り払って振り払って手にした勝利だったように思います。またサッカーの面白さの一端を見れた気がしました。