リーガ第10節:バルセロナ×セルタ 安定のビジャ。 | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

 さて、リーガエスパニョーラ第10節、バルセロナ×セルタがカンプ・ノウで行われましたよ。
バルセロナの先発は、 
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、アドリアーノ
MF:ブスケツ、シャビ、イニエスタ、セスク
FW:ビジャ、メッシ、ペドロ
となりました。
 前節に続いてアタッカーはMVPそろい踏みです。中盤にはブスケツ、シャビ、セスク、イニエスタが入り、最終ラインは珍しく3バックとなりました。
 この試合前に、シャビのアストゥリアス皇太子賞、メッシのゴールデンシューのお披露目がありました。そして子供が生まれたばかりのメッシ。今日はきっといつも以上に点を取りたいところでしょう。

3-1。
 20分、ペドロのクロスに走り込んで合わせたのはアドリアーノ。3バックなはずのアルバとアドリアーノが、むしろ4バックの時よりも前にポジションを取っていた際の得点でした。
 23分、セルタはいい形でボールを奪ってショートカウンター。サイドのスペースがこれでもかというくらい空いていた所を綺麗についた攻撃でした。バルデスも一度はシュートストップしますが、こぼれ球を押し込みました。
 25分、ビジャのテクニカルなヒールパスにイニエスタが抜け出し、得意の緩急をつけたドリブルで1人はずしてのクロス。合わせたのはビジャでした。
 前半の終盤に怪我をしたアドリアーノに代わって、アウベスが入ります。アドリアーノは今シーズンに一度やっている右内転筋の怪我のようです。
 セルタの最終ラインのミスをついたメッシがキーパーと一対一のチャンスに持ち込みますが、セルタゴールキーパーのハビ・バラスの粘りもあり、少し時間がかかってしまいます。そしてセルタディフェンスが戻ってくる中でもなかなかボールを奪われずにキープするメッシは、まるでウイイレのようでしたよ。
 
 後半、セスクに代わってバルトラが入り、4バックの布陣となります。
 60分、前半の得点時のように、またビジャがヒールで上手く流し、アルバが抜け出してそのままスピードに乗ってキーパーもはずしてゴール。正直なところビジャからのラストパスは完全なるオフサイドでした。久しぶりにあからさまなオフサイドの誤審ゴールを見ましたよ。
 78分、ビジャに代わってアレクシスが入ります。
 イニエスタのクロスが少しずれたところを足を伸ばしてトラップしたメッシ。その後、セルタディフェンスと接触して右膝を痛めます。メッシは最後までプレーしましたが、試合終了後もその右膝を気にしていました。ちょっと心配ですよね。
 このままスコアは動かずバルセロナは3-1で勝利しました。

 
メッシ包囲網。
 セルタはメッシにやられまいと、中央を固めてスペースを潰していましたね。セルタの4バックは間隔が非常に詰まったコンパクトなものでしたよ。メッシに限らずですが、バイタルエリアでボールを受けるシーンあまり見られませんでした。しかしそれによってサイドにスペースが出来て、バルサの2得点が生まれたという形でした。
 メッシはちょっと不完全燃焼と言ったところでしょうか。バルサの選手達もメッシに取らせようとしていましたが、今日は得点までは至りませんでした。


安定のビジャ。
 ビジャが怪我で戻って来てから順調にコンディションを上げて来ている印象ですね。安定して先発の座をつかみ、出場時間も徐々に延びてきています。自身のコンディションもさることながら、周りとの連携においても良くなって来ていますね。得点シーンが顕著ですが、左サイドでイニエスタ、アルバらと攻撃の起点を作っていました。ビジャは裏を狙う生粋のストライカーという感じがしますが、その面も持ちつつ、ここへ来てバルサの今のサッカーにフィットするプレーを見せていると思います。逆にアレクシスは現状では少し周りとの連携のスムーズさに欠けているのかなと思います。


 相変わらすディフェンスに難のあるバルセロナですが、今日も勝ち点3を積み上げました。セルタはいいディフェンスブロックを形成していましたし、ラッキーゴールの3点目がなければ最後までわからない展開になったかも知れません。今日は運が良かったですね。
アドリアーノが心配です…。