枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2022年11月25日は、「教育子育て委員協議会」に控室から聞き耳を立てておりました。
今後の中学校給食の持続可能なあり方、生徒にとって望ましい給食のあり方の検討を進めるにあたり、多方面から様々な意見を聴くため令和3年(2021 年)11 月に設置した「枚方市中学校給食のあり方懇話会」において、有識者やPTA、学校関係者からいただいたご意見や、児童・生徒・保護者を対象に、令和4年(2022 年)7月に実施した「中学校給食に関するアンケート調査」の結果、令和4年(2022 年)9月に実施した「今後の中学校給食に関する方針(素案)」についてのパブリックコメントの結果等を踏まえ、今後の中学校給食に関する方針(案)をとりまとめた。
令和4年8月に作成した「今後の中学校給食に関する方針(素案)」への市民からの意見募集としてパブリックコメントを実施した。
- 意見募集期間:令和4年9月1日(木)〜9月20日(火)
- 意見提出者数:126人(ウェブ123人、意見提出用紙2人、メール1人)
- 意見数:328件
意見提出者126人中、92人が「全員給食が望ましい」という意見、11人が「選択制が望ましい」という意見でした。また、提供方式に関する意見件数をみると、食缶方式を希望する意見が53件、ランチボックス方式を希望する意見は15件という結果でした。
そのほか、「全員給食が良いと思う理由」や「食缶方式・ランチボックスのそれぞれの良いと思う理由」「現行の中学校給食の課題」「学校における課題」などについての意見がありました。
パブリックコメントの結果では、全員給食が望ましいとの意見が多い状況、アンケート結果では児童生徒は選択制が望ましいとの意見が多くを占めている。
多くの子どもたちの「選択制がよい」というアンケート結果をしっかりと受け止め、対応していくためにも、どういった給食が望まれるのか、また、とくに中学校においては栄養・食育の大切さや学校給食が果たす役割について、子どもたちの理解が深まるよう、新たな取り組みも含め、必要性の説明などを進めていく。
具体的には、市内中学校、もしくは、公募による中学生のプロジェクトチームで、様々な課題に取り組む中、中学校の全員給食についても取り扱い、(仮)テーマ「なぜ、全員給食?中学校給食をみんなが大好きになる方法を探れ!」を設定し、中学生自身が探求、市内小中学校への発信、フィードバックの取りまとめまでを行います。教育委員会事務局は、事務局内に公民連携を活用したワーキングチームを立ち上げ、本プロジェクトを下支えする。
本プロジェクトに取り組むことで、中学生には、自分たちの考えが「本物」になることの喜びと「本物」にするための難しさを体感させることができ、自分と社会との繋がりを意識し、教育委員会事務局としては、中学生という若い視点からのアイディアを施策に取り入れることができ、施策の幅を広げることに繋がる。
第一学校給食共同調理場の一部改修及び新たな給食センターの整備
■センター方式の採用について
「集中的な衛生管理及び高度な衛生管理体制が期待できる」「自校方式の調理場より整備期間・コストを圧縮できる」など
国が策定した「多様なPPP/PFI手法導入を最優先的に検討するための指針」に基づき、PFI手法導入について優先的に、庁内委員会等で第一次・第二次検討を行った結果、第三次検討としてPFI事業の可能性調査を実施したい
- イニシャルコスト:約27億円(PFIにかかる割賦償還分含む)
可能性調査等委託、第一共調設計工事、配膳室設計工事、新共同調理場整備、備品購入等 - 全員給食実施後のランニングコスト:約 7.2 億円/年(扶助費の推移を含んだ場合 8.3 億円/年)
<現行の選択制ランチボックス方式 3.5 億円/年>(扶助費の推移を含んだ場合 4.1 億円/年)
PFI事業の可能性調査を実施するほか、財源や整備用地等、第一学校給食共同調理場の一部改修及び改修中の選択制給食の代替措置、学校との調整などの課題を検討
令和4年 (2022年) |
12月 | 今後の中学校給食に関する方針策定 実施計画等の策定 PFI事業の可能性調査に係る債務負担行為の設定の提案(12 月議会) |
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令和5年度 (2023年度) |
【PFI事業】可能性調査の実施 【中学校・第一学校給食共同調理場】先行導入校での全員給食実施に向けた調整 |
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令和6年度 (2024年度) |
【PFI事業】事業者選定、調理場設計・建設 【中学校・第一学校給食共同調理場】第一学校給食共同調理場設計・改修、配膳室設計 |
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令和7年度 (2025年度) |
【中学校・第一学校給食共同調理場】配膳室改修、開設準備、先行導入校で全員給食実施 | ||
令和8年度 (2026年度) |
全員給食の実施 |
食べる側である生徒の意見が一番尊重されるべき!
豊かな社会・豊かな食を目指すという学校全体の合意、社会的合意が根本に必要ではないか
今後の枚方市の支援教育については、令和4年(2022年)8月26日および9月14日の教育子育て委員協議会でのご協議をはじめとした市議会からのご意見、保護者からのご要望等を踏まえ、9月22日に教育委員会において、「今後の枚方市の支援教育について」決定した。
このことについて改めて、保護者説明会を地域ごとに実施し、開催状況や今後の取り組みについて報告する。
(仮称)枚方市支援教育充実検討委員会・幹事会(庁内委員会)【案】
- 設置目的
支援教育について検討するため - 委員会
学校教育部長、総合教育部長、市長公室長、総合政策部長、子ども未来部長、健康福祉部長、福祉事務所長 - 幹事会
児童生徒支援課長、教育政策課長、教職員課長、教育指導課長、人権政策室課長、企画課長、財政課長、子ども青少年政策課長、公立保育幼稚園課長、母子保健課長、障害支援課長
※令和5年1月頃に第1回幹事会を開催予定
・(仮称)枚方市支援教育充実審議会【案】
- 設置目的:
支援教育の質の向上方策について検討を行う。 - 構成定数:
15名以内 - 委嘱期間:
令和5年(2023年)4月1日より令和7年(2025年)3月31日 - 委員の候補者選定(案)
(1) 学識経験を有する者(医学・心理学・福祉学・教育学の専門家等)
(2) 枚方市立小中学校の代表者(校長、支援教育コーディネーター)
(3) 枚方市立小中学校保護者の代表者(枚方市PTA協議会または学校に推薦依頼)
※令和5年(2023年)3月(仮称)枚方市支援教育充実審議会設置に係る条例改正案提出予定
令和4年(2022年) | 12月 | 障害のある児童生徒のすべての所属学級を決定 | |
令和5年(2023年) | 1月 | 支援学級、通級指導教室の設置数の決定 | |
3月 | 通級指導教室 環境整備事業の実施 | ||
(仮称)枚方市支援教育充実審議会設置に係る条例改正案提出 | |||
4月 | 全中学校と小学校のモデル校に自校通級指導教室を設置 | ||
特別支援教育支援員の配置及び研修 | |||
(仮称)枚方市支援教育充実審議会 審議開始 |
今回の協議会では7つの案件について、それぞれ熱心な議論がありました。子どもの声を大切に扱ってほしいとともに、大人が子どもにレッテルを貼り、その資質や能力を抑え込んでしまうことのない社会を目指したいと特に思っています。一人ひとりの子どもを笑顔する!それが未来の枚方の笑顔をつくる!という思いを強くしました。