娘の英語の関わり方について、過去に記事↓にしてきました。
・英語教育1:小〜中高時代
・英語教育2:大学1,2年生時代
今回は、これまでの娘の短期留学の経験、英語の各種検定の履歴を振り返ってみたいと思います。
注*留学費用は、渡航費・滞在費(食費等)で、ざっくりな金額となります。中高は記憶が曖昧なので参考程度で…汗。
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短期留学 等
中高時代
■ 中3 夏:イギリス 語学研修 (2週間強)
→ 費用:約60万円?
→ イギリスの語学学校に入り、ヨーロッパやアジア圏の生徒と共にレベル別クラスに分かれ、英語の授業を受ける。午後にはレクリエーション等あり。ホームステイ。学校の教員が1名同行。
→ 娘の中高は留学を推奨しており、短期長期共に様々な留学が用意されていました。娘は学校のものから選択。料金が格安な外部のものを利用する人もあり。娘の代は、学年の半分は留学を経験したと思われます。
注:大学に提出する「調査書」には、中学の留学履歴を記載する箇所がないため、高校で留学したほうが良い場合もあります。
■ 高1 春:アメリカ 模擬国連 等 (1週間)
→ 費用:約20万円?(補助あり)
→ 中3後半に希望したメンバーで米国での模擬国連大会に出場。米国英語教員1名同行。世界の優秀な生徒が集うなか、大勢の前で発言できたことは良い経験となりました。(ペアを組んだ帰国生の友人が優秀でホント有り難かった!)
他に、大学見学、NY観光。
→ 議題の準備があるため半年前には参加者が決定。娘は参加が決まってから毎日かかさずオンライン英会話をし、飛躍的にスピーキング力を伸ばしました。
大学時代
■ 大1 夏:マレーシア「マラヤ大学」オンライン (3週間)
→ 費用:2万円 (オンラインなので格安)
→ コロナ禍もありオンラインでの学習。3週間 8:30〜17:30まであり。語学習得目的ではなく教養の授業を行う。4種類の授業のうち、自分の好きな授業を3つ選択。政治や国際関連、メディア社会、ジェンダー論、映画研究があり。娘は「ジェンダー論」を学びたくてこの留学を選択しました。
→ バディの方と語り合い、親睦を深める時間がありました。マレーシアの文化にも触れることができ、この時間が一番楽しかったようです。
→ 大学3年生の夏休みにマレーシアを訪れ、バディの方とリアルで会うことが出来ました!(このときに、オンライン留学も意味があったんだ!と思いました)
・大1 夏:マラヤ大学 オンライン留学の様子
・大3 夏:実際にマラヤ大学を訪れたときの様子
■ 大2 夏:アメリカ「モンタナ大学」(2週間)
→ 費用:約40万円 (GPAにより大学より補助8万あり)
→ モンタナ学生と共に自然や環境を学ぶ、国立公園訪問、フィールドワーク等、理系寄りのプログラム。英語習得目的ではなく、現地での活動で予定がビッシリ。米国人教員1名同行。ホテルに宿泊&1日ホームステイ。
→ ただ、娘は現地でコロナに罹患し、6日間ホテルに隔離され、郊外でのフィールドワークが体験できず…(涙)。
とはいえ、現地の病院に行き、自分で症状を説明したりするのはなかなかない経験だったのかも。日本ではまだマスク生活を強いられている状態であったのに、アメリカでは病院の職員たちが誰もマスクをしていないことに驚いたようです…。
・大2 夏:モンタナ大学 短期留学の様子
*このとき参加した仲間とは今でもすごく仲が良く、友に恵まれました。
■ 大3 春:アメリカ 大学院 研究室インターン (5週間)
→ 費用:0円 (渡航費・滞在費・食費は無料)
*理工系学生のリーダー育成のため、米国企業から支援を受け全面無料
→ 米国の大学院 宇宙物理学研究室に所属し、研究体験をする。最終日には、研究成果を発表。
研修後は、ヒューストンに移動し、NASA見学、企業の研究施設訪問 等々あり。
→ 休日の自由行動では、NYにて、ブロードウェイ鑑賞、メトロポリタン美術館、ハードロックカフェ等。他にも、フィラデルフィア美術館等にも訪れました。
・大3 春:米国 大学院での様子
感想
中高時代には「大学になったら長期留学をしたい!」と望んでいましたが、現段階では短期ばかりとなりました。
というのも、物理系の場合「必修科目が詰まっており勉強が大変」「海外大より進度が早く単位互換ができない」ということで、長期だと留年確定となることが判明。
そのため、長期希望なら、学部時代はしっかりと学び、4年生後期or院進後に、研究留学をするのが最も良いとのことでした。
*ちなみに、文系の場合は、留年なしで1年間の長期留学が可能です。
しかしながら…
実は、今では、娘は長期留学への憧れ?のようなものがなくなり、別段、長期留学を希望しなくなりました…
短期留学で、自分の英語力が大丈夫だと確信できたことと、今は自大学で好きな分野を学べているので、長期留学の意味が感じられないのでしょうね。とはいえ、(研究等で)海外にはバンバン行きたいようですけどね。
中高時代には、短期留学って意味あるの?と思うこともありましたが、語学習得が目的ではなく、海外経験を積み自信を持つことや、英語への意欲を増すことが目的かな、と思いました。
*実際、娘も英語習得は留学ではなく、学校の授業等で得ているので…。
これから留学を考えている方も、ホップステップジャンプというかんじで、まずは短期留学を経験してみると良いかもしれません。
英語の各種検定 履歴
■ 英検
英検は中学入学後から受検し始めました。
2級までは、ひとつひとつ…等の一般的な参考書を使用。
準1級は、英検用単語帳すらも利用せず対策ゼロで取得しました。
・中1:5級→4級→3級
・中2:準2級
・中3:2級
・高2:準1級 (CBT)
→ 娘の中高では、2級を取得すると、TOEFLの授業が無料で受講できるということで、早めに取らせたかった、というのもあり、2級までは急ぎました。他に、短期留学前に2級は取得しておきたい、という思いもありました。(多少なりとも英語でコミュニケートできる状態で行って欲しかった)
→ 高1になると、学校と予備校の勉強・部活等の活動で手一杯となり、「英検の勉強をする時間はない、英検って意味あるわけ?」と全くやる気ナシとなりました…高1のとき対策なしで受検し落ちています
高2になると、大学受験で必要と判明し、やっと前向きに。結局、対策全くなしで準1を受検しましたが、ぶじ合格できました。
*高1の頃は、早く準1を!と親のほうが焦っていたけれど、このときに、時が来れば対策ゼロでも取れるんだ…と思いました。
■ TOEFL ITP
大学などでレベル分け等で使用する団体向け。ペーパーテスト。
Reading・Listening・Grammar(文法)の3技能
→ 大学1年生 5月と11月の2度受験。(1年生は全員受験必須)
→ 大学の教育プログラム「グローバル人材育成の教育プログラム」の認定に「ITP550以上(or iBT80以上)」が必要でした。これは
1年次5月で取得できました。
注: ITPスコアは、留学や院試では使えません。(英検も同じく)
■ TOEFL iBT
留学に使用する個人向け。パソコンでのテスト。
Reading・Listening・Speaking・Writing の4技能
→ 大学1年生春、2年生春の2度受験。
→ 米国大学院 短期留学に、iBT90以上が必要なため受験。結果80台でしたが、ぶじ合格できました。
→ 院試のとき、iBTスコアを提出させられる場合もあります。
*iBTは、2023年8月から試験時間や内容が一部変わりました。
感想
大学受験に英検が必要であるなら、高2に準1級を取得できるペースを目指すのがいいかな、と思います。
大学入学以降は、TOEFLやTOEICに移行し、英検は必要なくなります。そのため、お金や労力をかけてまで、英検に拘らなくともよいと思いました。
あんなに英検英検言われたのは何かの策略かと思うくらい…。
英検 準1級を取得したら、その次は TOEFL iBTの勉強にうつると良いと思います。
TOEFL iBTは、留学のみならず、院試でスコア提出が必須の場合もあるので、大学1〜2年次には受験を経験しておくと良いかもしれません。(留学や大学院に行かない方はTOEICかな…)
一般的な学生の場合、TOEFL iBTで足を引っ張るのはSpeakingです。これはすぐには身につかないので、Speakingに関しては、高校のときから対策をしておいたほうが良いと思いました。
英語の勉強法
娘は英語は学校での勉強が主で、予備校等には通いませでした。
その中高時代に「英語を伸ばすためには何をすれば良いか?」を娘に聞いてみました。
・英語のCDを聴き込み、シャドーイングをする
→ 英語の教科書「ニュートレジャー」にCDが付いているので、これを聴き込む。シャドーイングをする。このCDを完璧に習得するまで何度も回す。
・多読 (洋書を読む)
→ 多読の方法というのはネットに情報があるのでそれを参考にすると良い。
・オンライン英会話
→ 娘は「DMM (ネイティブコース)」を利用。様々なオンライン英会話がお試しできるので、自分の目的にあったものを利用すると良い。