● 続:こんな風にレッスンしたことありますか?
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
アテールで立つということは
ただ立つわけではない
ということについて書きました。
今日はタンデュについて。
タンデュでも
汗が出なければならない。
習い始めは。
立ってるだけでも疲れる〜
というバレエの立ち方からの
タンデュ。
軸脚も背中も保ったまま
動脚のカカトからめくり出す
タンデュ。
どれだけ
自分の中で
拮抗を感じているか?
床の抵抗は?
動かしてはならないところを
動かさずに行うと
どれだけタンデュは出しにくいか?
まさか
サクッと出していないよね?
画像出典:Leningrad's Ballet
John Gregory / Alexander Ukladnikov 著
もうね、本気。本気で伸ばすんです。
宿題をコツコツ続け
足裏がジワジワ活性化して
きているメンバー。
『ポジションにただ立つ』
エクササイズに続き
両手バーで1番からのタンデュ。
♢♢♢
もう汗が出ています。
♢♢♢
まだタンデュ右左1回しか
やってない
いえ、そんなものです
というか、そうあるべき
ただ立つだけで大変なのに
タンデュがどれだけ
普通モードの身体を
バレエ仕様に変えるものか。
ベリベリベリっと
音がするほどですよ。
そりゃ〜、
プロのダンサーが
毎朝タンデュひとつで
そんな大変な思いはしていません。
その後リハーサルもあれば
本番もあるわけで…
でも、いつかは
必ず通った道なんですよ。
身体をバレエ仕様に変える道
それを毎日、
難易度を上げながら
8年間もやるわけですから
プロになれた頃には
サクサクやっているように
見えるわけです。
このプロ・ダンサーが
『いつか通ったはずの道』
をなくして
まだ序盤のタンデュを
サクサクやっても
プロのそれとは
全く内容の違うものです。
動きの質というか、
動きの意味が違う。
このダンサー達が
『いつか通ったはずの道』は
大体は子供時代なわけですが
大人からでも
通る意味は
充分にあります。
0を1にするような作業です。
基礎が有るか無いか
ということです。
バレエを踊りたいか
踊りたくないか。
本物に近づきたいか
そうでないか。
今日も良い1日を
マスク着用、入館時の検温と手指の消毒を
お願いしています。