● 私のバレエ、なんかヘン…の正体
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市のバレエ・ベーシック三井です。
私のバレエ、なんかヘン
ピルエットができない
アラベスクが上がらない…
といった具体的なお悩みに加え
なんかヘン
という漠然としたお悩みも
大人のバレエに共通し
よく聞きます。
この
なんかヘン
の正体こそ
に書いた
拮抗の無さ
あるいは
張り合いの無さ
だと思います。
バレエで一方向のみ
というのはないんですよ。
ルルヴェやポアントに立てば
縦だけでなく
必ず横の引っ張り合いもある。
タンデュ横からデガジェに
足を上げようと思ったら
甲は上がりたいけど
つま先は床に残っていたい。
下ろそうと思ったら
甲は空中に残っていたいけど
つま先は床を目指したい。
プリエは
①膝を横に張り合いたいけど
背骨は上下に伸びていたい。
②膝はむしろ後ろ方向に向けるけど
骨盤は前に張り出していたい。
③膝は開いて行きたいけど
肋骨は中央に集めておきたい。
プリエで見てみると⇧
①上下
②前後
③左右
全てありますからね。
写真出典:アレグラ・ケント著
『ダンサーズ ダイエットブック』
だから立体的に見えるんですね。
これらの引っ張り合いがないと
文字通り張り合いがなく
平面的でメリハリがない。
これが
なんかヘンの正体かと思われます。
クラシックなので
そこまで複雑ではないですよ。
フォーサイスなんて
軸が9本あると言いますから。
なんかヘン、と感じたら
そのポーズ、動きの中の
①上下
②前後
③左右
の張り合いを
探してみてください。
水晶のように
クリアになり
どこを直せば
ヘンではなくなるか
見えてくると思いますよ。
今日も澄みきった1日を
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